平屋はメリットもあればデメリットもありますが、とても工夫を凝らして自由な発想で建築ができる家のカタチでもあります。40坪の面積で平屋一戸建てを建てようと考えている方へ。さまざまな間取りの事例をご紹介します。ファミリーからカップル、そして高齢の方まで。好みに合わせた間取りができますよ!
そもそも40坪って?どのくらいの広さ?
40坪の説明。
出典: www.iida-ecovillage.co.jp
日本では、敷地面積や土地面積を図る際に、「坪」という単位を使いますよね。そして不動産屋さんでは必ず「20坪」「40坪」などの数字を目にされるはずです。この坪という単位は日本特有の図り方で、土地面積を示す際に使用されます。
1坪はだいたい3.3平方メートルです。簡単にいえば、1坪=たたみ2畳分くらいだと考えて下さい。そして、人ひとりが住むために必要な坪数は「9坪」だと言われています。つまり、4人家族で住むなら、「4人×9坪=36坪程度」が理想です。36坪といっても、4人で生活するには十分な広さの家が建ちます。平屋の36坪でも、かなりの広さです。
出典: www.aqura.co.jp
では、40坪はどれくらいの広さなのでしょうか?イメージとしては、130平方メートル程度。たたみ80畳程度の広さです。40坪程度の家を建てようと思ったら、二世帯住宅でもない限りかなり敷地を持て余します。駐車場スペースや庭、デッキ、バルコニーなどを設けてもさらにスペースが余るでしょう。大家族でもない限り、4人家族であれば平屋で十分なスペースです。
都心では、40坪の家など確保が難しいと言われています。ダイニングとリビングを足して20畳設け、更に趣味の部屋、書斎部屋などを作ることも可能です。都心部ではなかなか確保するのが難しいですし、これだけの面積があれば自由な間取りで家を建てることができます。
タイプ別の間取り例
リビングダイニングが広いタイプ
出典: makiharateruhisa.com
20畳のリビング・ダイニングを設けたとしても、まだスペースが有り余るほどの平屋を建てることができます。バス・トイレ、収納スペース、玄関も広く取ることができるでしょう。
もし20畳ものリビングダイニングスペースを取るようでしたら、部屋の形は真四角ではなく、横長のカタチを取りましょう。そうすると、ダイニングとリビングにしっかり分離できて、ダイニングでは食事をとり、リビングではくつろぐという生活導線ができあがります。
出典: dot.asahi.com
さらに、キッチンを対面式にすることで縦長のリビングダイニングをキッチンから丸ごと眺めることができます。食事と居間を眺めながら、ひろびろとしたゆとりある間取りが完成するでしょう。
リビングダイニングを広く取るのであれば、南向きの窓をかまえ、開放感あふれる作りにしましょう。更に、平屋なら天井を高くすることができます。小さなロフトを作って収納スペースにしたり、リビングにはウォークインクローゼットなどを設けるのも良いですね。
寝室とリビングがつながるタイプ
出典: juutakudesign.com
もし寝室とリビングをつなげるような間取りにしたいという方は、1つだけ注意してほしいことがあります。リビングと寝室をつなげてしまって、更にリビングを通らなければバス・トイレに行くことができないという間取りは、将来的に困るかもしれません。
出典: www.toto.co.jp
もし子供が大きくなったら?思春期の女の子であれば、わざわざリビングを通って寝室に行かなければいけないのは嫌でしょうし、ご両親も気が抜けません。寝室からリビングへ行けるドアと、廊下に出ることができるドアを2つ用意しておくと心配もありませんね。
また、リビングと寝室からは、水場が近いようにしておくと便利です。トイレや洗面室が近いと、移動も楽ですしどんなご家庭でも安心です。
書斎や趣味の部屋を作るタイプ
出典: www.takara-f.jp
寝室やLDKはこじんまりとしていても、しっかり書斎や趣味の部屋を持ちたいと考える方は多いでしょう。平屋であれば、4畳から8畳程度の書斎、趣味の部屋が理想です。
パソコンを触ったり、本を読むなら丁度良い広さです。更に、寝室の奥まったところにある洋室ならもっと落ち着ける空間を作ることができます。
注意点としては、窓を意識したいところ。平屋の場合は天井の自由がききますから、天窓を作ったり、思い切ってアトリエにバルコニーを設けるという間取りもステキです。主婦のガーデニングの趣味を楽しんだり、お友達を招いて裁縫などをするのも楽しそうですね。
平屋で、40坪という好条件を生かして、様々な間取りを考えてみましょう。最近はくるくると回るらせん階段を作り、その上にちょっとしたロフトスペースを設けるなど、おしゃれな間取りもたくさんあります。「秘密基地」みたいな子供心に返った気持ちで、新鮮な間取りになりそうですね。
開放感あふれるL型の間取り
出典: profile.ne.jp
40坪という広さで、4LDKの部屋を作るとしたら、間取りによっては生活導線が長くなってしまいます。プライベートな空間造りは大切ですが、生活導線が長いと、家の中での行動さえも面倒に感じてしまうケースがあります。
平屋の場合は、全員が利用する浴室、洗面室、トイレを中心にして間取りを配置します。リビングも共有空間ですが、プライベートな空間と対照的に配置すれば、生活導線も短くなります。そこでおすすめな間取りが、L型の間取りです。
出典: ie-maga.jp
18畳ほどあるリビングは吹き抜け天井で、開放感があふれる作り。そして部屋に明るい光を取り入れながら、ロフトスペースで収納を確保。洋室または和室を1つと、ダイニングキッチン、そして反対側の角には寝室。プライベートな空間と共有スペースをしっかりわけて、生活導線を短くした間取りです。
平屋でもL型にするだけで、平屋特有の生活導線の長さを解消することができます。L字の奥まった部分は駐車スペースにしたり。縁側を作って庭にするのも良いですね。遊び心満載で、開放感あふれる間取りが作れるタイプです。
高齢者向け介護タイプ
出典: www.mandai-home.com
平屋で40畳、もしくは二階建て40畳なら二世帯住宅も楽々建てることができる広さです。高齢の夫婦2人には少し広すぎる感じもありますが、在宅介護を踏まえた二世帯住宅なら満足のいく間取りを作ることができるでしょう。
リビングダイニングは12畳、そして高めの机と低い机が置けるようにL字にスペースを取り、その奥にキッチンを設けます。そしてとなりには和室、すぐ横に玄関、そして寝室の横にトイレとバスルームを作ります。和室での生活も、寝室での生活でもトイレや風呂場が近いようにすることがポイント。
出典: www.sph-fukui.com
高齢者向けの間取りを考えると、いかに生活導線を短くするか?がポイントとなります。玄関は西または東に配置し、玄関からすぐにリビング、そして周辺を囲うように寝室とトイレなどコンパクトな平屋が理想です。
動きやすさを重視して、各室間のアクセスがしやすいように部屋の出入り口を設けましょう。家族の気配をどこにいても感じられるように。介護や高齢者の方のことを考えたタイプです。
暮らし方で決める間取り例
カップル向け
出典: e-smile-m.co.jp
カップル向けな間取りといえば、「回遊性」を考えたいところ。各部屋の出入り口を2方向に向けて設けて、動きやすく使いやすい部屋はいかがでしょうか。リビングを中心として各部屋にアクセスできるので、使い勝手もよくカップルにはぴったりの間取りです。
将来結婚して子供が生まれた時にも、その使い勝手の良さを実感されることでしょう。浴室は南側に配置して、明るい空間で入浴ができるように。そして来客用として和室を設け、南側はウッドデッキなどを作ると子供を遊ばせるには最適です。
出典: www.diywood.org
ウッドデッキは、リビングダイニングに明るさをもたらしてくれます。同時に、開放感もあるのでママさんになった時にも、女性の方は家事が楽だと感じることでしょう。
キッチンは音とにおいが気になるところ。そこで、リビングにほど近く、開放的な窓を設置できる場所に考えましょう。出入り口が多いので、片方のドアにはカギを設けるなどの配慮も必要です。プライバシーを考え、一人になれる空間造りも考えておかないといけませんね。
おしゃれ女子向け
出典: www.soho-tokyo.com
おしゃれ女子には、40畳の平屋はちょっと広すぎますよね。でも、家族と暮らす、将来旦那さんと暮らす、目的は様々でしょう。そんな時に周囲の方から「おしゃれだね!」と思われるような、おしゃれ女子の間取りを考えてみましょう。
まず、トイレは二か所に設けましょう。「二階建てじゃないんだから、トイレは1つで良いでしょ?」と思うところですが、おしゃれ女子としては来客があった時に、一か所にあるトイレに集中して入ることができますか?できませんよね。
出典: happy-trendy.com
玄関の近くに来客用のトイレを設け、そしてお風呂場の横には家族または自分専用のトイレを設けましょう。風水的にも、トイレは2つあっても問題はありません。子供が生まれたり、家族が増えるとどうしても「トイレ渋滞」あります。どうやったらスムーズに生活できるか?を考えると、トイレは2つあるととても便利です。
そして、おしゃれ女子としては入浴タイムをしっかり楽しみたいところです。そこで、お風呂は天井を高くして、天窓を作り開放感あふれる作りにしてはいかがでしょうか。天窓は、自動で開くシステムを導入し、浴槽は1.25畳以上取りましょう。
ファミリー向け
出典: www.kurashiki-chintai.jp
平屋40坪で、ファミリー向けの間取りといえばやっぱり、回遊性が大切です。子供は走り回りますし、主婦はバタバタ忙しいですし、パパは帰宅してしっかりくつろぎたいところでしょう。
それなら、寝室は10畳でゆとりを持って、子供部屋は最低でも2部屋、和室と書斎を作り、LDKは最低でも18畳。これだけ贅沢を行っても、40坪なら叶う間取りです!生活導線としては、中心をキッチンにして、キッチンの前に玄関、ウッドデッキが横にあり目の前がリビングダイニング、そしてその隣に子供部屋を2つ用意し、一番奥の部屋に寝室を設けます。
出典: ai-kensetsu.com
回遊性があり、家族がみんなで生活しやすい間取りです。各部屋の移動はスムーズになるように考え、プラスアルファで掃除導線が短くて済むようなメリットある間取りを考えてみましょう。ついでに、18畳以上あるリビングダイニングは天井が広いと良いですね。子供たちがどれだけ騒いでも、ボールでポンポン遊んだりしても心配いらないような、ステキな間取りができると良いですね。
間取り、レイアウトを上手にするコツ、ポイント
ポイント1: メリとハリをつける
出典: www.daieikensetsu.com
一番あってはならないのが、「各家族がひとりひとり部屋にこもること」です。特にファミリーがそうですが、コミュニケーションができない家は避けたいところ。
間取りによっては、部屋が奥まったところにあり、リビングに集う習慣がないから引きこもりになってしまったというお子様もいらっしゃいます。食事をする、くつろぐといった共有スペースは、しっかり考えなければいけません。
出典: www.th-kitakantou.jp
たとえば、リビングとダイニングをつなげること。リビングには階段がありロフトがついているなど。同じ家にいて、どこにいても家族の気配が感じられるような温かい間取りが理想です。
ポイント2: 明るさ
出典: www.eikohsha.biz
明るさはとても大切。間取りを考えるうえで一番に考えなければいけないポイントでもあります。明るさを考えるコツとしては、大きな窓があれば良い、というわけではありません。直射日光にこだわらなくても、ウッドデッキがあれば明るさが反射して室内を明るく照らしてくれます。
もしこれから家を建てるのであれば、明るさを考えながら、実際に建った時のシミュレーションをしてください。窓の大きさは?太陽が昇る位置は?周辺の住宅の高さは?明るさ1つで、気分も変わるものですよ。
ポイント3: 風の流れ
出典: www.kobaken.info
ちょっとしたことで人の気分は変わるものです。たとえば、ジメっとした空気が流れていても窓を開けて新鮮な風を取り入れるだけで、気持ちはスッキリします。
風抜けはとても大切です。明るさと同じくらい大切ですが、最近は窓を開けなくても生活ができる、と勧めるハウスメーカーもあります。窓が対角にあるか?風がしっかりと入ってくる場所に窓があるか?
平屋というポイントを生かして、天窓をつけて風を取り入れるのも良いですね。
ポイント4: 収納量
出典: www.ii-ie2.net
収納スペースにこだわる方もいれば、全くこだわらない方もいらっしゃいます。ですが、「物」は消費物でもあり、「溜まっていくもの」でもあります。これから増えるもの、しっかり収めるスペースはありますか?
普段は使わない物なんて、すぐに処分してしまう!という方は少ないでしょう。使わない物でも、押し入れに置いているという方は多いのではないでしょうか。雑誌や新聞、学校でもらったプリント、今はもう聞かないCD、めったに履かない靴、めったに着ない服。
収納スペースの場所、ではなく、収納量を意識したスペース作りをしましょう。普段使わないものをしっかりしまって、必要な時に取り出せるような間取りの工夫があれば文句なしです。
ポイント5: プライバシーはしっかり
出典: www.art-deco.jp
これは、家族間でのプライバシーのことではなく、来客や訪問客からのプライバシーのことです。玄関からはリビングが丸見え、キッチンが丸見えなど。音と視線に関してのプライバシーを考えなければいけません。
音に関しては、トイレの音が玄関まで聞こえないか?寝室に玄関先の騒音が聞こえないか?などです。実際にその間取りで住んでいることをシミュレーションして、困ることはないか考えてみましょう。
出典: www.iida-ecovillage.co.jp
日本では、敷地面積や土地面積を図る際に、「坪」という単位を使いますよね。そして不動産屋さんでは必ず「20坪」「40坪」などの数字を目にされるはずです。この坪という単位は日本特有の図り方で、土地面積を示す際に使用されます。
1坪はだいたい3.3平方メートルです。簡単にいえば、1坪=たたみ2畳分くらいだと考えて下さい。そして、人ひとりが住むために必要な坪数は「9坪」だと言われています。つまり、4人家族で住むなら、「4人×9坪=36坪程度」が理想です。36坪といっても、4人で生活するには十分な広さの家が建ちます。平屋の36坪でも、かなりの広さです。
出典: www.aqura.co.jp
では、40坪はどれくらいの広さなのでしょうか?イメージとしては、130平方メートル程度。たたみ80畳程度の広さです。40坪程度の家を建てようと思ったら、二世帯住宅でもない限りかなり敷地を持て余します。駐車場スペースや庭、デッキ、バルコニーなどを設けてもさらにスペースが余るでしょう。大家族でもない限り、4人家族であれば平屋で十分なスペースです。
都心では、40坪の家など確保が難しいと言われています。ダイニングとリビングを足して20畳設け、更に趣味の部屋、書斎部屋などを作ることも可能です。都心部ではなかなか確保するのが難しいですし、これだけの面積があれば自由な間取りで家を建てることができます。
出典: makiharateruhisa.com
20畳のリビング・ダイニングを設けたとしても、まだスペースが有り余るほどの平屋を建てることができます。バス・トイレ、収納スペース、玄関も広く取ることができるでしょう。
もし20畳ものリビングダイニングスペースを取るようでしたら、部屋の形は真四角ではなく、横長のカタチを取りましょう。そうすると、ダイニングとリビングにしっかり分離できて、ダイニングでは食事をとり、リビングではくつろぐという生活導線ができあがります。
出典: dot.asahi.com
さらに、キッチンを対面式にすることで縦長のリビングダイニングをキッチンから丸ごと眺めることができます。食事と居間を眺めながら、ひろびろとしたゆとりある間取りが完成するでしょう。
リビングダイニングを広く取るのであれば、南向きの窓をかまえ、開放感あふれる作りにしましょう。更に、平屋なら天井を高くすることができます。小さなロフトを作って収納スペースにしたり、リビングにはウォークインクローゼットなどを設けるのも良いですね。
出典: juutakudesign.com
もし寝室とリビングをつなげるような間取りにしたいという方は、1つだけ注意してほしいことがあります。リビングと寝室をつなげてしまって、更にリビングを通らなければバス・トイレに行くことができないという間取りは、将来的に困るかもしれません。
出典: www.toto.co.jp
もし子供が大きくなったら?思春期の女の子であれば、わざわざリビングを通って寝室に行かなければいけないのは嫌でしょうし、ご両親も気が抜けません。寝室からリビングへ行けるドアと、廊下に出ることができるドアを2つ用意しておくと心配もありませんね。
また、リビングと寝室からは、水場が近いようにしておくと便利です。トイレや洗面室が近いと、移動も楽ですしどんなご家庭でも安心です。
出典: www.takara-f.jp
寝室やLDKはこじんまりとしていても、しっかり書斎や趣味の部屋を持ちたいと考える方は多いでしょう。平屋であれば、4畳から8畳程度の書斎、趣味の部屋が理想です。
パソコンを触ったり、本を読むなら丁度良い広さです。更に、寝室の奥まったところにある洋室ならもっと落ち着ける空間を作ることができます。
注意点としては、窓を意識したいところ。平屋の場合は天井の自由がききますから、天窓を作ったり、思い切ってアトリエにバルコニーを設けるという間取りもステキです。主婦のガーデニングの趣味を楽しんだり、お友達を招いて裁縫などをするのも楽しそうですね。
平屋で、40坪という好条件を生かして、様々な間取りを考えてみましょう。最近はくるくると回るらせん階段を作り、その上にちょっとしたロフトスペースを設けるなど、おしゃれな間取りもたくさんあります。「秘密基地」みたいな子供心に返った気持ちで、新鮮な間取りになりそうですね。
出典: profile.ne.jp
40坪という広さで、4LDKの部屋を作るとしたら、間取りによっては生活導線が長くなってしまいます。プライベートな空間造りは大切ですが、生活導線が長いと、家の中での行動さえも面倒に感じてしまうケースがあります。
平屋の場合は、全員が利用する浴室、洗面室、トイレを中心にして間取りを配置します。リビングも共有空間ですが、プライベートな空間と対照的に配置すれば、生活導線も短くなります。そこでおすすめな間取りが、L型の間取りです。
出典: ie-maga.jp
18畳ほどあるリビングは吹き抜け天井で、開放感があふれる作り。そして部屋に明るい光を取り入れながら、ロフトスペースで収納を確保。洋室または和室を1つと、ダイニングキッチン、そして反対側の角には寝室。プライベートな空間と共有スペースをしっかりわけて、生活導線を短くした間取りです。
平屋でもL型にするだけで、平屋特有の生活導線の長さを解消することができます。L字の奥まった部分は駐車スペースにしたり。縁側を作って庭にするのも良いですね。遊び心満載で、開放感あふれる間取りが作れるタイプです。
出典: www.mandai-home.com
平屋で40畳、もしくは二階建て40畳なら二世帯住宅も楽々建てることができる広さです。高齢の夫婦2人には少し広すぎる感じもありますが、在宅介護を踏まえた二世帯住宅なら満足のいく間取りを作ることができるでしょう。
リビングダイニングは12畳、そして高めの机と低い机が置けるようにL字にスペースを取り、その奥にキッチンを設けます。そしてとなりには和室、すぐ横に玄関、そして寝室の横にトイレとバスルームを作ります。和室での生活も、寝室での生活でもトイレや風呂場が近いようにすることがポイント。
出典: www.sph-fukui.com
高齢者向けの間取りを考えると、いかに生活導線を短くするか?がポイントとなります。玄関は西または東に配置し、玄関からすぐにリビング、そして周辺を囲うように寝室とトイレなどコンパクトな平屋が理想です。
動きやすさを重視して、各室間のアクセスがしやすいように部屋の出入り口を設けましょう。家族の気配をどこにいても感じられるように。介護や高齢者の方のことを考えたタイプです。
出典: e-smile-m.co.jp
カップル向けな間取りといえば、「回遊性」を考えたいところ。各部屋の出入り口を2方向に向けて設けて、動きやすく使いやすい部屋はいかがでしょうか。リビングを中心として各部屋にアクセスできるので、使い勝手もよくカップルにはぴったりの間取りです。
将来結婚して子供が生まれた時にも、その使い勝手の良さを実感されることでしょう。浴室は南側に配置して、明るい空間で入浴ができるように。そして来客用として和室を設け、南側はウッドデッキなどを作ると子供を遊ばせるには最適です。
出典: www.diywood.org
ウッドデッキは、リビングダイニングに明るさをもたらしてくれます。同時に、開放感もあるのでママさんになった時にも、女性の方は家事が楽だと感じることでしょう。
キッチンは音とにおいが気になるところ。そこで、リビングにほど近く、開放的な窓を設置できる場所に考えましょう。出入り口が多いので、片方のドアにはカギを設けるなどの配慮も必要です。プライバシーを考え、一人になれる空間造りも考えておかないといけませんね。
出典: www.soho-tokyo.com
おしゃれ女子には、40畳の平屋はちょっと広すぎますよね。でも、家族と暮らす、将来旦那さんと暮らす、目的は様々でしょう。そんな時に周囲の方から「おしゃれだね!」と思われるような、おしゃれ女子の間取りを考えてみましょう。
まず、トイレは二か所に設けましょう。「二階建てじゃないんだから、トイレは1つで良いでしょ?」と思うところですが、おしゃれ女子としては来客があった時に、一か所にあるトイレに集中して入ることができますか?できませんよね。
出典: happy-trendy.com
玄関の近くに来客用のトイレを設け、そしてお風呂場の横には家族または自分専用のトイレを設けましょう。風水的にも、トイレは2つあっても問題はありません。子供が生まれたり、家族が増えるとどうしても「トイレ渋滞」あります。どうやったらスムーズに生活できるか?を考えると、トイレは2つあるととても便利です。
そして、おしゃれ女子としては入浴タイムをしっかり楽しみたいところです。そこで、お風呂は天井を高くして、天窓を作り開放感あふれる作りにしてはいかがでしょうか。天窓は、自動で開くシステムを導入し、浴槽は1.25畳以上取りましょう。
出典: www.kurashiki-chintai.jp
平屋40坪で、ファミリー向けの間取りといえばやっぱり、回遊性が大切です。子供は走り回りますし、主婦はバタバタ忙しいですし、パパは帰宅してしっかりくつろぎたいところでしょう。
それなら、寝室は10畳でゆとりを持って、子供部屋は最低でも2部屋、和室と書斎を作り、LDKは最低でも18畳。これだけ贅沢を行っても、40坪なら叶う間取りです!生活導線としては、中心をキッチンにして、キッチンの前に玄関、ウッドデッキが横にあり目の前がリビングダイニング、そしてその隣に子供部屋を2つ用意し、一番奥の部屋に寝室を設けます。
出典: ai-kensetsu.com
回遊性があり、家族がみんなで生活しやすい間取りです。各部屋の移動はスムーズになるように考え、プラスアルファで掃除導線が短くて済むようなメリットある間取りを考えてみましょう。ついでに、18畳以上あるリビングダイニングは天井が広いと良いですね。子供たちがどれだけ騒いでも、ボールでポンポン遊んだりしても心配いらないような、ステキな間取りができると良いですね。
出典: www.daieikensetsu.com
一番あってはならないのが、「各家族がひとりひとり部屋にこもること」です。特にファミリーがそうですが、コミュニケーションができない家は避けたいところ。
間取りによっては、部屋が奥まったところにあり、リビングに集う習慣がないから引きこもりになってしまったというお子様もいらっしゃいます。食事をする、くつろぐといった共有スペースは、しっかり考えなければいけません。
出典: www.th-kitakantou.jp
たとえば、リビングとダイニングをつなげること。リビングには階段がありロフトがついているなど。同じ家にいて、どこにいても家族の気配が感じられるような温かい間取りが理想です。
出典: www.eikohsha.biz
明るさはとても大切。間取りを考えるうえで一番に考えなければいけないポイントでもあります。明るさを考えるコツとしては、大きな窓があれば良い、というわけではありません。直射日光にこだわらなくても、ウッドデッキがあれば明るさが反射して室内を明るく照らしてくれます。
もしこれから家を建てるのであれば、明るさを考えながら、実際に建った時のシミュレーションをしてください。窓の大きさは?太陽が昇る位置は?周辺の住宅の高さは?明るさ1つで、気分も変わるものですよ。
出典: www.kobaken.info
ちょっとしたことで人の気分は変わるものです。たとえば、ジメっとした空気が流れていても窓を開けて新鮮な風を取り入れるだけで、気持ちはスッキリします。
風抜けはとても大切です。明るさと同じくらい大切ですが、最近は窓を開けなくても生活ができる、と勧めるハウスメーカーもあります。窓が対角にあるか?風がしっかりと入ってくる場所に窓があるか?
平屋というポイントを生かして、天窓をつけて風を取り入れるのも良いですね。
出典: www.ii-ie2.net
収納スペースにこだわる方もいれば、全くこだわらない方もいらっしゃいます。ですが、「物」は消費物でもあり、「溜まっていくもの」でもあります。これから増えるもの、しっかり収めるスペースはありますか?
普段は使わない物なんて、すぐに処分してしまう!という方は少ないでしょう。使わない物でも、押し入れに置いているという方は多いのではないでしょうか。雑誌や新聞、学校でもらったプリント、今はもう聞かないCD、めったに履かない靴、めったに着ない服。
収納スペースの場所、ではなく、収納量を意識したスペース作りをしましょう。普段使わないものをしっかりしまって、必要な時に取り出せるような間取りの工夫があれば文句なしです。
出典: www.art-deco.jp
これは、家族間でのプライバシーのことではなく、来客や訪問客からのプライバシーのことです。玄関からはリビングが丸見え、キッチンが丸見えなど。音と視線に関してのプライバシーを考えなければいけません。
音に関しては、トイレの音が玄関まで聞こえないか?寝室に玄関先の騒音が聞こえないか?などです。実際にその間取りで住んでいることをシミュレーションして、困ることはないか考えてみましょう。
コツ・ポイント
40坪の平屋一戸建て間取りは、よゆうを持った間取りにすることができます。ゆとりある生活が可能。趣味のための部屋だったり、廊下や玄関の広さなども自由に決めることができます。廊下や玄関が広ければ、将来高齢になった時に、車イスや杖を使うなどの場合でも安心です。バリアフリーの観点を取り入れ、ゆとりある間取りを実現しましょう。