キムワイプってなに？コレを使うと日常生活も便利になる！？

キムワイプという言葉をはじめて聞く方も多いと思いますが、キムワイプとはパルプ製のティッシュのようなものを言います。このキムワイプはウエス（油や汚れを除去するシート）として使われるもので、多くは科学実験に使われる器具の清掃に利用されています。

同じパルプから作られるティッシュペーパーと比べると、キムワイプは厚みがあり毛羽立つこともないので強くこすっても繊維が崩れることなく器具を清掃することができます。しかも不純物を一切含んでいない製品なので、人間の目に見えない汚れや不純物を取り除くことができ、デリケートな科学実験をより確実なものとするためにも欠かせないアイテムなんです。

このキムワイプは理系の大学での研究室などでよく活躍してくれるものですが、ひそかに本来の使い方以外の活用で学生さんに人気があるのだとか。

しかもこのキムワイプは国内でしか手に入れることができないうえに、製造も日本製紙クレシアでのみ行われているので国内でもなかなかお目にかかる機会も少ないです。そんなキムワイプの性質や機能性を知れば、あなたも虜になってしまうかもしれませんよ♪

キムワイプは日本製紙クレシアで製造、販売されている製品ですが、どんな経緯で誕生したのでしょうか？

まず最初に日本製紙クレシアが設立されたのが高度経済成長期の1963年で、当初はアメリカから日本に入ってきたばかりのトイレットペーパーの製造、販売を行いましたがなかなか国内ではなじまなかったのだとか。実は今は普通に使われているトイレットペーパーを、日本で最初に製品化したのはこの日本製紙クレシアなんです。

販売当初は売れ行きも少なかったトイレットペーパーは、同メーカーでテレビCMや雑誌の広告などで活用方法を紹介するようになり徐々に国民に馴染んでいきます。

そして1966年、一気に活発化した生産業のために産業用のウエスを開発します。この産業用のウエスは「JKワイパー」と呼ばれ、その吸水性の高さから自動車製造工場やガソリンスタンドといった場所で使われるようになりJKワイパーはキムワイプの前身となりました。

キムワイプは、JKワイパーが発売されてから3年後の1969年に登場します。JKワイパーの次世代商品として誕生したキムワイプは、より丈夫な作りにしており研究機関や医療機関にも使われるようになります。そしてキムワイプは発売以来、現在でもさまざまな機関で多くの活躍をしており姉妹品などを次々と開発して商品展開を広げています。

キムワイプの特徴として箱のデザインがあげられます。キムワイプの箱のデザインはグリーン系のとホワイトのシンプルな組み合わせのものに商品名のロゴが入ったものですが、このデザインがレトロ感があってかわいいと女性に人気なんです。

中にはキムワイプを使い切った空箱をうまく駆使して、おしゃれにリメイクしてしまう方もいるようです。

キムワイプはティッシュペーパーに比べると厚みがあり、丈夫なつくりになっているのが特徴です。そのため、清掃の過程で力強くこすることができるので何かと重宝します。

トイレットペーパーといった素材は、仕様上水に溶ける性質がありますが、キムワイプは水に溶けることがないので、水や洗剤をしみこませて清掃や洗浄を行うことができます。これだけ聞くと年末大掃除にも活用できそうですよね♪

キムワイプは上記でもご紹介した水に溶けない上に、吸水力が高いのが特徴です。洗剤やエタノールなどをたっぷりしみこませて、清掃したりするのにも活躍してくれるのでティシュペーパーなどで対象を拭き取るよりもキムワイプを使ったほうがよりきれいにふき取ることができます。

キムワイプは力強くこすっても毛羽立たないので、拭き取りなどを行っているときに余計な繊維が対象に付着することがありません。その上かなり丈夫なので床掃除などにも活用できたりします。

キムワイプは毛羽立ちが起きないので、使い続けても繊維くずが落ちたりすることもありません。キムワイプをしばらく使い続けても、しっかり形状を維持してくれるのでウエスとして流用する場合はティッシュペーパーのようにたくさん使う必要もないんです。

キムワイプはよく見ると表面がボコボコしているのがわかります。これは目に見えない細かなほこりや、不純物をきれいにキャッチしてくれる効果があるのですが、レンズやガラスなどの素材には傷がつかないように拭き取ることができます。そのため、デリケートな精密機械や実験器具などの拭き取りにもってこいのアイテムなんです！

キムワイプにはミニサイズからスモールサイズ、レギュラーやビッグサイズといったサイズが4種類あり、他にも滅菌済みのハンドタオルタイプもあるので用途や好みで選ぶことができます。基本的にどのサイズのものがどのように適しているといったことはありませんが、多くの方はスモールサイズからレギュラーサイズのものを好んで使用している方が多いようです。

キムワイプは大学の研究室や医療機関といったさまざまな専門的機関で使用されていますが、その前身ともいえるJKワイパーは現在でも日本製紙クレシアで販売されておりこちらも需要のある商品です。ですが双方の違いは、見た感じほとんど同じように見えるので名前程度しか大きな変化は見られません。

日本製紙クレシアで最初の産業ウエスとして誕生したJKワイパーは、キムワイプよりも厚みがありますが使い込むと若干繊維がこぼれ落ちてしまうといった声もあるので、精密機械の清掃ではなく床掃除といった活用におすすめといわれています。

キムワイプはJKワイパーを改良した製品なので毛羽立ちもなく、繊維がこぼれ落ちることもないので繊細なものを拭き取ったりするのにも最適な商品です。

双方製造元は同じ日本製紙クレシアではありますが、使いやすさなどを考えると多くはキムワイプを使用している方が大半のようです。

キムワイプは基本的に専門機関で使用しているケースが多いです。たとえば研究機関や大学などの研究室、自動車などの部品工場や病院や介護といった医療機関など専門色の強い場面で活躍しています。

これは上記でご紹介したキムワイプの特徴で、実験機器などのちょっとした汚れで結果が左右されてしまうケースには器具のウエスとしてキムワイプを利用したほうがしっかり汚れをキャッチしてくれるので重宝されています。

他にオイルなどを利用する工業的な場面では、危険を伴う作業が多いため手元の滑りやすいオイルといったものをしっかり吸い取ってくれるキムワイプが活躍します。

鼻をかみたいけれど手元にティッシュペーパーがない！そんなときは目の前にあるキムワイプを使ってみましょう。

ティッシュペーパーに比べると厚みがありお肌を傷つけてしまう可能性が高いので、あまり何度も使えませんが吸水性もばっちりなのでしっかりお仕事をしてくれます。

キムワイプはホコリをしっかり吸着してくれるので、ゴミなどが付きやすいレンズ製品の拭き取りに役立ちます。

特にカメラのレンズは、マメにお手入れしないと満足する写真が取れないのでキムワイプを使ってしっかりクリーンアップしておきましょう！

キムワイプはレンズ全般の拭き取りができますが、汚れやすいメガネの拭き取りにも活用できます。
常にメガネをかけている方は、皮脂の汚れや髪の毛の汚れがメガネのレンズにつきやすくなってしまいます。

しかも汚れたメガネのレンズは、視界も悪くなりより視力の低下を招きます。キムワイプを使えば、常にキレイでピカピカのレンズにすることができますよ♪

キムワイプは、スマホなどの画面をきれいに拭き取る際にも大活躍します。

しかもキムワイプはレンズやガラスなどに傷つけずに汚れをふき取れるので、実は不衛生なスマホの画面も常に清潔さを保つことが可能です。

水洗いした後のスマホのカバーもキムワイプを使えばしっかり水分を吸い取ってくれます。

特にシリコン素材のスマホケースはティッシュペーパーでこすると、ぼろぼろになってしまい余計にケースが汚れてしまいます。

キムワイプがあれば毛羽立つこともなく、きつめにこすっても繊維がこぼれ落ちることもないのでしっかり水分を拭き取ることができます。

昔懐かしいアイテムであり、貴重な存在になったレコードの汚れもキムワイプがあればしっかりきれいに拭き取ることができます。レコードは細かな溝がいくつもあるのでつい力を入れて拭き取りがちですが、下手をするとレコードを割ってしまったり傷つけてしまう恐れもあるのでお手入れの際は注意しましょう。

レコードもしっかりきれいにすることで音質もよくなるので、こまめにきれいにしておくことが重要です。

キムワイプは精密機械などの掃除にも一役買ってくれます。特にホコリがよく付着してしまい、汚れやすいディスプレイは、ティッシュペーパーで吹いても余計にホコリがついてしまうこともあります。

キムワイプを使えば毛羽立つことなく且つ、ディスプレイに傷つけずにキレイに汚れをふき取ることができます。パソコンのディスプレイも常にきれいにしておくと、画面が見やすくなってすっきりしますよ！

キムワイプを使えば、面倒なキーボードの清掃もささっと簡単にできちゃいます。パソコンの中でもキーボードは常に手に触れることが多い場所なので、不衛生で手垢などがたまったままになると、かなり汚れもひどくなります。

キムワイプでキーボードの表面をこするように拭き取ると、汚れをしっかりそぎ落としてくれるで比較的簡単に掃除ができちゃいます。

キムワイプがあればテレビの画面から周辺の掃除まで一気にできます。普段であればテレビ画面の拭き取りは別の汚れがついてしまいがちですが、キムワイプであれば画面をちゃんときれいにしてくれます。

テレビの掃除が終わったらついでに周辺をささっと吹いて、ホコリがたまりがちな電化製品周りも常にキレイしにしておきましょう。

キッチンの中でもガス代の周辺は油が飛んでいたりなど、掃除するのも一苦労ですよね。キムワイプがあれば雑巾を使うことなくきれいに掃除することができます。しかも力を入れてこすっても、キムワイプは毛羽立つことがないので一通りキッチンをキムワイプ一枚で掃除できちゃいますよ♪

プラモデルなどを組み立てる方は今も昔もたくさんいらっしゃいますが、プラモデルの塗装をよりリアルにするためにもキムワイプがあると便利です。スプレーなどで吹き付けた塗装に、シャビーな加工をしたいときはキムワイプを使ってゴシゴシとこすると風合いのある塗装ができあがります。

プラモデルを塗装している過程で、余分な塗料をふき取るときにはキムワイプが便利です。水分を吸着してくれるので、塗料がにじむことなくきれい拭き取ってくれます。

キムワイプはパルプ素材からできていますが、不純物などをまったく含んでいないため調理などの道具としても使用することができます。コーヒーフィルターを切らしてしまったときには、キムワイプの上に乗せたコーヒー豆にお湯をゆっくり注いでおいしいコーヒーを煎れてみましょう。

キムワイプはキメも細かく、水に強い素材なのでコーヒー豆を逃がすことなくしっかりコーヒーフィルターとしての役割を果たしてくれます。

これはコーヒー以外のものにも活用でき、すりつぶした野菜の汁などを絞り出すといったことも可能です。

キムワイプはちょっとした懐紙の役目も果たしてくれます。懐紙とはハンカチやメモ紙といったさまざまな活用ができる和紙で、お茶の席にはお菓子を取り分けるためのお皿の役割も果たしてくれます。キムワイプは洋菓子のケーキや和菓子といった、お菓子を取り分けるのにもぴったりでおやつの時間にもしっかり活躍してくれるアイテムなんです！

キムワイプは厚めの素材で丈夫なので、ちょっとしたメモ書きもできちゃいます。気になる相手に告白というのはちょっとムードがないかもしれませんが、ちょっとしたメッセージを相手に伝えるのにもキムワイプは活躍してくれそうですね♪

本来マニキュアを落とすのは除光液とコットンが必要ですが、キムワイプがあればコットンの代わりにもなる上に、コットンと遜色なく利用することができます。

コットンを切らしてしまったときはもちろん、コットンを使うのがもったいないと感じているときにも大いに活用できちゃいますよ！

多くの方が、キムワイプを利用した掃除に組み合わせると良いと考えているのが無水エタノールです。無水エタノールとは、99.5％エタノールを含んでいる製品のことです。エタノールは消毒などにも使われていますが、このエタノールはアルコール成分なので、消毒に使用できるうえに蒸発しやすいのが特徴です。

そのためこの無水エタノールをたっぷりキムワイプに含ませて、掃除することで水拭きのあとがつくこともないので精密機械などの掃除にも役立ってくれます。これは上記でご紹介したカメラレンズやパソコンなどの掃除やキッチンの掃除といった、掃除全般に使えるので年末の大掃除を効率的に行うことができます。

しっかり貼りついたシールを、きれいにはがしたいと思っても失敗してしまうことってよくありますよね。中途半端に残ってしまったシールをきれいにはがすのはなかなか根気が必要な作業です。

そこでキムワイプにラッカー薄め液やミツワソンベルトといった薬品を染み込ませて、シール部分になじませるときれいにはがすことができます。シールをはがす作業は何かと多いので、この組み合わせもおすすめです。

キムワイプを別売りのモップに取り付けると、クイックルワイパーのようなお掃除アイテムが完成します。こうすると乾拭きしたいときなどにも活躍したり、洗剤を染み込ませても使えるのでより活用の幅も広がります。

しかもモップに装着すると手を汚すことなく掃除ができるのも大きなポイントです。

キムワイプを使い切った空箱も捨てずに活用すると、案外いろんな使い方ができてしまうかもしれません！こちらはキムワイプの空箱にコミックブックを収納して無駄なくキムワイプを使用しています。

キムワイプの空箱はコミックブックがすっぽり入るサイズなので、本棚の整理整頓にも活用できますね！

こちらはキムワイプの取り出し口にスマホをはめて、簡易的なスタンドにしています。ちょっと荒っぽい気もしますが、取り出し口にちょうどスマホがはまるので使いやすいのかもしれません！

こちらはキムワイプの空箱に切り込みを入れて、フォトフレームにしています。キムワイプのロゴ部分をきれいに見せているので、ユニークなフォトフレームに仕上がっています。

いくつかキムワイプのフォトフレームを並べてみると、より面白いインテリアになりそうです。

こちらはキムワイプの空箱をカットしてクルミボタンを作っています。クルミボタンの素材は、100均ショップでも手に入るのでお手頃でかわいいボタンができます。キムワイプのロゴ部分をうまく使ったクルミボタンなので、どこかレトロな風合いなのも味があっていいですね♪

キムワイプは販売されているお店も限られているので、なかなか現品を見た方も少ないかもしれませんが、通販でもネット通販でも購入が可能です。ですがキムワイプはいくつかサイズがありますが現在は限られたサイズの販売が各ショップで行われています。

こちらはミニサイズのキムワイプですが、一般的に各方面で使用されているサイズで比較的日常でも使いいやすいタイプのものです。値段的にはティッシュペーパーと比べるとかなり値が張りますが、活用方法もかなり広いので一つは持っておきたいですね。

キムワイプも一箱購入するのではなく、たくさん購入しておきたい方はこちらの6箱セットがお得です。一箱購入だと440円ですが6箱だとひと箱250円前後です。かなりお得なので、年末の大掃除にキムワイプをたくさん使いたいなんて方にもおすすめのセットです。

キムワイプの姉妹品であるキムタオルは、キムワイプを4枚重ねたタイプのものでより厚みがあるので吸水性と丈夫さに優れた製品です。こちらのキムタオルは一枚ずつばらすこともできますが、4枚重ねた状態のものを床掃除などにも活用できるのおすすめです。

こちらもキムワイプと同じ日本製紙クレシアで製造販売されている製品で、パルプとポリプロピレンを素材にしており布のような質感の製品です。そのため雑巾のようにキュッと絞ることが可能で、台所やダイニングテーブル用の付近や雑巾としても活用できるのが特徴です。

ほかのウエスに比べると丈夫でやわらかい質感なので使いやすく、吸水力も高いのでオイルを使う整備などにも活躍してくれます。

無水エタノールは掃除や消毒などにも使えますが、キムワイプになじませて使用するとより活用の幅が広がります。無水エタノールはアルコール成分なので、蒸発しやすい性質があり水拭きで起こりやすい拭き跡などもできないのでこれを使って拭き掃除をするとかなり効率的に掃除ができます。

しかも水に弱い精密機械の掃除にも活用できるので、キムワイプとセットで手に入れておくことをおすすめします。

こちらははがれにくいシールなどを簡単にはがせる薬品で「ミツワソンベルト」といいます。シールをはがす作業は一度失敗するとかなり大変ですが、これがあると簡単にシール剥がしができちゃいます。

値段的にもお手頃なので、これもキムワイプとセットで購入しておくと何かと便利な商品です。

キムワイプはパルプを素材にしたウエスで、不純物が含まれていないので口にしても大丈夫ではありますが、胃の中で消化もされずにそのまま排泄されてしまう素材です。しかも不純物がないといえども素材が紙なので食べ過ぎてしまうと腸閉塞を発症してしまう可能性があるので、あまり真似をするのはおすすめしません。

ここではあくまでも、キムワイプをこんな風にして調理したということを紹介します。