みなさん、調理道具にこだわりはありますか?意外ですが、料理は調理道具を変えるだけで、味が格段に良くなることがあるのです。今回は、いつもの料理をもっとおいしくしてくれる魔法の調理道具「スキレット」についてご紹介していきます。ぜひ参考にしてください。
スキレットとは?
スキレットとは
出典: www.bettycrocker.com
みなさん、「スキレット」をご存知ですか?
スキレットは、アメリカ生まれの鋳鉄製フライパン。
少し前までは、プロや本格派趣向の方の間で愛用されるだけのアイテムだったのですが、最近は、この「スキレット」の人気が破竹の勢いで広がっているのです。
ヒットのきっかけとは?
出典: www.remodelista.com
破竹の勢いで広がるスキレットの人気ですが、いきなりスポットが当たった理由はいったいなんだったのでしょうか?
その答えは、「安価なモデル」の登場にあります。
これまで、「プロの道具」「本格派趣向の人のための道具」であったスキレットは、簡単に購入を決断するには、ちょっぴりお高めの価格設定だったのです。
少し拍子抜けしてしまうかもしれませんが、家計を預かる主婦にとって、物の「価格」はとても大切。
ですので、これはとても現実的で理にかなった理由だと言えるでしょう。
人気が続く理由は?
出典: healthsfirst.com
しかし、いくらスポットが当たったからと言っても、爆発的な人気が出るには、それ相応のメリットが必要になります。
「安いだけ」では、人気はある程度で萎み、すぐに薄れていくのが世の常です。
特に、調理器具に対する主婦の反応は、かなりシビアです。
使ってみて「ダメだ」と感じたものは、2度と購入しませんし、その手の話題はあっと言う間に広がります。
出典: www.seasonsandsuppers.ca
安いだけでは、大ヒットはしない。
それを踏まえると、主婦を含む幅広い層からの支持を受け、今も人気が衰えない「スキレット」には、「安いだけ」ではない、大きな魅力が秘められていることになりますよね。
では、今度は多くの人を虜にして止まない「スキレット」の魅力について見ていきましょう。
スキレットが人気の理由
スキレットの魅力1
出典: item.rakuten.co.jp
では、早速スキレットの魅力についてご紹介していきます。
スキレットの最大の魅力は、「分厚い鋳鉄製」であること。
「分厚い鋳鉄製」ですので、最近のフライパンの主流である、片手で楽々調理できる「軽量タイプ」とは真逆で、ずっしり重いのが特徴です。
これだけ聞くと、それのどこが魅力なのか分かりませんよね。
分厚い鋳鉄製であることの魅力、それは食材の旨みをギュッと閉じ込めてくれることです。
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厚い鋳鉄は、じっくりと均一に熱を伝えます。
そのため、食材の旨みを包み込むことができ、ムラなく焼き上げることができるのです。
このように、スキレットはいつもの料理をいつも以上に奥深い味わいにしてくれるのです。
スキレットの魅力2
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「分厚い鋳鉄」には、食材の旨味を閉じ込めること、そして食材がムラなく焼きあがることの他に、もう1つメリットがあります。
それは、「冷めにくい」ことです。
通常のフライパンですと、火元から離すと、すぐに温度が下がっていきますよね。
そのため、調理中にコンロの数が足りなくなり、作り終わったおかずを脇に避けておくと、すっかり冷めてしまって温め直さなければいけないこともしばしば起こります。
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しかし、スキレットの場合は、分厚い鋳鉄が熱を閉じ込めますので、火元から離しても料理は冷めずにアツアツのまま維持されます。
そのため、おかずを再度温め直す手間が省けるのです。
また、熱を逃がしませんので、アヒージョなどのアツアツがおいしい料理を盛り付けておくことにも向いています。
いつまでもできたてのような温度で食事を楽しめるのは、とっても嬉しいポイントですよね。
スキレットの魅力3
出典: www.tablespoon.com
スキレットの魅力3つ目は、1つのスキレットでさまざまな料理が作れることです。
スキレットと言えばジューシーな肉料理がまず頭に浮かぶかもしれませんが、じっくりことこと煮込むシチュー系の料理もおいしく調理できますし、揚げ物だって余裕で作れてしまいます。
また、パイ・ピザ・パン・グラタン系などを焼き上げることもできますし、ケーキなどもおいしく焼き上げることも可能です。
このように、1つのスキレットで多種多様の調理ができることが、主婦層の心をがっしりつかんで離さないスキレットの魅力です。
特にオーブンのないご家庭では、スキレットを1つ購入するだけでレパートリーがグッと広がりますので、ぜひご注目ください。
スキレットの魅力4
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スキレットの魅力を挙げるのであれば、「デザイン」も忘れてはいけないでしょう。
スキレットは、剥き出しの鋳鉄がいい味を出しており、料理がとても良く映えるデザインをしています。
そのため、スキレットで調理した料理は、皿に盛りつけず、そのまま食卓に並べてもとってもおしゃれ。
むしろ、お皿に盛り付けるよりもおいしそうに見えるくらいです。
こちらの写真も、とってもおしゃれでおいしそうに見えますよね。
料理をおいしそうに見せてくれる素敵なデザイン。これもスキレットの魅力の1つです。
スキレットの魅力5
出典: www.instructables.com
料理を盛り付けるのに向いているスキレットは、サイズも豊富。
1人用のハンバーグを焼いて出すのにぴったりな大きさのものから、大皿も顔負けの特大アメリカンサイズのものまで用意されています。
ですので、調理・盛り付け共にちょうど良いサイズを購入することができます。
出典: www.southernsouffle.com
小さいスキレットは、本当に小さく、こちらの写真のようなミニミニサイズも用意されています。
あまりに小さいため、一緒に写っているスプーンが大きく感じられますね。
スキレットの魅力6
出典: www.fromthegrapevine.com
スキレットの魅力、最後の1つは寿命がないことです。
スキレットは、テフロン加工がされていないので、使用後はお手入れが欠かせませんが、それさえしていれば一生使い続けることができます。
また、そのお手入れも簡単ですので、大して苦にはなりません。
詳しいお手入れ方法は記事後半にてご紹介していますので、ぜひそちらもご確認ください。
スキレットで作れる料理を見てみよう
スキレットで作れる料理は?
出典: thecuttingedgeofordinary.blogspot.jp
スキレットは、本当にさまざまな料理を作ることができます。
今度は、その作れる料理の一部を確認していきましょう。
また、料理をご紹介した後は、詳しいレシピをご紹介しますので、ぜひそちらも参考にしてください。
ミートボールのトマト煮込み
出典: mycookingspot.com
スキレットは肉料理の強い味方。
肉汁をギュギュッと閉じ込めて、ジューシーに仕上げてくれます。
肉料理と言えば、ハンバーグやステーキなどが真っ先に思い浮かぶかもしれません。
また、スキレット程、ハンバーグやステーキの調理に向いている調理道具もないでしょう。
しかし、敢えて押したい肉料理は、こちらの「ミートボールのトマト煮込み」です。
ミートボールのトマト煮込みをスキレットで調理すると、いつもの数倍ジューシーに仕上がります。
また、スキレットのまま食卓に並べると、パーティー料理に最適な程「華やかさ」が出てくるのです。
フライドチキン
出典: www.nytimes.com
記事前半でご紹介した通り、スキレットは、揚げ物も作ることができます。
こちらの写真はフライドチキンですが、フライドポテトもとんかつも、天ぷらだって、スキレットで作ることができるのです。
スキレットは、熱が冷めにくい性質がありますから、食材を入れたところで、油の温度が下がってしまうこともありません。
ですので、揚げ物もいつもより上手に作ることができるのです。
ビーフシチュー
出典: lauraslittlehousetips.com
スキレットは、専用の蓋「スキレットカバー」を用いると圧力鍋の代わりにもなり、お肉をトロトロに煮込むことも可能です。
ですので、硬いお肉でも、トロトロの柔らかなビーフシチューを作ることもできてしまうのです。
また、スキレットカバーがなくとも、シチューやカレーなどじっくり煮込む料理を作ることもできますよ。
各種パスタ
出典: www.dailyholidayblog.com
パスタのソースもスキレットで作るといいことが。
スキレットは、食材の旨みを閉じ込めますので、お肉系のパスタソースも、魚介系のパスタソースもとってもおいしく仕上がります。
また、貝を模したコンキリエやリボンのようなファルファッレなどのショートパスタを大きなスキレットに盛り付けて食卓に並べると、素敵なパーティー料理に。
取り分けて食べられる主食系が欲しいときに、ぜひお試しください。
スキレットは熱が冷めにくいので、いつまでもアツアツのパスタが楽しめます。
ラザニア
出典: www.brit.co
ご家庭に大きなオーブンがあれば、スキレットで特大なラザニアを作ってみるのも◯。
スキレットは熱に強いので、そのままオーブンに入れて温めることができるのです。
それに、スキレットは、ひき肉の旨みと玉ねぎの甘さをこれでもかと引き出してくれますので、コクとまろやかさがグンと増し、いつものラザニアよりおいしく仕上がります。
また、スキレット1つで調理することができますので、洗い物も減り、後片づけがとっても楽ちん。
スキレットをタワシでゴシゴシ擦ればOKですので、チーズがこびりついた耐熱容器を1つ1つ洗う手間が省けます。
アクアパッツァ
出典: trick-spec.hatenablog.com
スキレットは、お肉の旨みだけでなく魚介類の旨みもギュッと閉じ込めて逃がしません。
ですので、アクアパッツァなどの魚料理も上手に作ることが可能です。
アクアパッツァ以外に、アサリの酒蒸しやムニエルなどもおいしく調理できますので、スキレットを手に入れたら、ぜひ魚介類を使った料理にもチャレンジしてください。
アヒージョ
出典: trick-spec.hatenablog.com
最近流行りのバル料理、「アヒージョ」。
そのアヒージョをご自宅でおいしく仕上げる近道は、「スキレット」で調理すること。
熱を均一に伝え、そして熱を逃がさないスキレットは、アツアツ料理のアヒージョにぴったりの調理器具なのです。
パエリア
出典: noshon.it
アヒージョと並ぶ人気のスペイン料理と言えば、パエリアですよね。
スキレットは、そのパエリアもおいしく調理することが可能です。
魚介類の旨みがご飯に染み込んだ絶品パエリアが食べたければ、ぜひスキレットで調理してくみてください。
ローストポテト
出典: lauraslittlehousetips.com
こちらは、ローストポテトです。
スキレットに盛り付けてあると、地味なローストポテトもおしゃれなカフェ風料理に見えますね。
スキレットは食材をおいしく調理するだけでなく、このように、地味な料理をおしゃれに見せるために用いることもできるのです。
みなさんも、どんどんスキレットを食卓に並べてみてください。
ハッシュブラウン
出典: www.bonappetit.com
こちらは、スキレットで焼いたハッシュブラウン(ハッシュドポテト)。
イモ系料理は、地味になりがちですが、スキレットを使えば、こんなにおしゃれに仕上げることも可能です。
ちぎりパン
出典: blog.foodnetwork.com
みなさん、インスタグラムを中心に流行中の「ちぎりパン」をご存知ですか?
ちぎりパンは、手でちぎって食べやすいように、小さく丸めた生地をいくつも繋げて焼き上げたパンのこと。
スキレットは、オーブンを使用せずに、このちぎりパンを焼き上げることができるのです。
また、ちぎりパンに限らず、さまざまなパンを焼くことも可能。
今回は、記事後半にてちぎりパンの作り方をご紹介していますので、ぜひチェックしてください。
ピザ
出典: www.fromthegrapevine.com
パンが焼けるのであれば、ピザを焼くことも可能です。
そして嬉しいことに、スキレットはトースターと違って熱を均一に伝えますので、1カ所だけ焦げ出すこともなく、きれいにピザを焼き上げることが可能です。
いろいろなトッピングを試して、おいしいピザを楽しんでください。
スコーン
出典: www.brit.co
こちらは、スキレットで焼いたレッドペッパーとフェタチーズのスコーンです。
なんとスキレットは、スコーンまで焼き上げることができるのです。
オーブンがなくてパン作りを諦めている方にとって、スキレットは救世主になること間違いなしです。
各種パイ
出典: www.brit.co
スキレットは、パイだっていつも以上においしくすることが可能です。
おかず系のパイから、甘いデザート系のパイまで、なんでもおいしく仕上げてくれますよ。
ただ、パイの場合はどうしてもオーブンが必要になりますので、その点はご注意ください。
ジャム
出典: www.babble.com
スキレットは、じっくり煮込む料理も得意ですから、当然ジャム作りにチャレンジすることもできちゃいます。
スキレットを購入したら、シーズンごとに旬のフルーツを使って、甘いジャムを作ってみるのも楽しそうです。
ジャムのケーキ
出典: www.livestrong.com
スキレットでジャムを作ったら、ジャムをたっぷり使った甘酸っぱいケーキを作ってみるのもおすすめです。
スキレットは、おかず系だけでなく、デザート系の調理も大得意。
オーブンを使わずに、さまざまなケーキを焼くことが可能です。
リンゴのケーキ
出典: www.hugoandelsa.com
ジャムではなく、フレッシュなフルーツを使ったケーキも作ることが可能です。
フワフワのスポンジも焼くことができれば、しっとりしたスポンジも焼くことができますので、お好みに合わせたケーキを作れますよ。
ピーチコブラー
出典: www.bonappetit.com
こちらは、スキレットで焼き上げたピーチコブラー。
コブラー(cobbler)は、アメリカの定番ケーキの1つ。
シンプルなケーキですが、スキレットのまま食卓に並べると、とってもおしゃれなデザートに。
こちらのようなおしゃれでおいしそうな写真を見ていると、お菓子作りが苦手でも、チャレンジしてみたくなりますよね。
パンケーキ
出典: item.rakuten.co.jp
当然ですが、スキレットはパンケーキもおいしく焼くことができます。
また、スキレットをお皿代わりに使うと、ご自宅でカフェ気分が味わえる盛り付けに。
フルーツや生クリームで素敵にデコレーションして、ちょっとおしゃれなティータイムを楽しんでみてください。
クッキーサンデー
出典: blog.foodnetwork.com
こちらは、クッキーサンデー。
スキレットにチョコチップクッキーの生地を流し込み、そのまま焼き上げて、仕上げにアイスクリームを添えれば完成のデザートです。
日本ではあまり馴染みのないメニューですが、アメリカではスキレットの定番レシピになっています。
スキレットのレシピ
スキレットレシピのご紹介
出典: www.themediterraneandish.com
スキレットで作ることのできる料理は、とても豊富でしたね。
続いては、おいしいレシピをご紹介していきます。
上でご紹介した料理のレシピもありますので、ぜひご確認ください。
スキレット「ピザ」のレシピ
出典: www.brit.co
最初にご紹介するレシピは、スキレットピザ。
スキレットでピザを焼くと、トースターと違い、均等に熱が伝わりますので、1カ所だけ火が通らなかったり、焦げてしまったりする失敗がなくなります。
必要な食材
出典: heatherhomemade.com
では、食材のご紹介です。
生地
・強力粉 400g
・インスタントドライイースト 4g
・塩 10g
・水(室温) 275g(約1カップと大さじ3杯分)
・オリーブオイル 8g
ソース&具
・ピザ用チーズ 適量
・お好みのピザソース 適量
・お好みの具 適量
手順1
出典: slice.seriouseats.com
作り方は簡単です。
まずボウルに強力粉・ドライイースト・塩・砂糖を入れ、かき混ぜます。
粉が混ざり合ったら、オリーブオイルと水を加えてこねていきます。
粉っぽさがなくなるまで、しっかりとこねましょう。
手順2
出典: slice.seriouseats.com
粉っぽさが完全になくなったら、生地を密封して8~24時間寝かせます。
密封の方法は、ボウルに隙間なくラップをはるだけでOKです。
隙間ができてないか、しっかりと確認してください。
出典: slice.seriouseats.com
8~24時間寝かせて発酵させると、生地はこのように膨らみます。
かなり膨らみますので、小さいボウルではなく、大きいサイズのボウルをご使用ください。
また、必ず最低でも8時間は寝かせるように注意してください。
手順3
出典: slice.seriouseats.com
次は、作業台にたっぷりと打ち粉をし、その上に生地を取り出します。
また、生地の上にもたっぷりと打ち粉をふるってください。
その後、生地を2~4個に分割し、それぞれ丸くなるようにこねていきます。
手順4
出典: slice.seriouseats.com
生地を分割したら、焼く準備に移ります。
まず、スキレットにオリーブ油(容量外)をたっぷりと注ぎ、スキレット内に均一に広げてください。
手順5
出典: slice.seriouseats.com
生地を1つ入れ、手の平で押しつぶすように広げていきます。
縁は少し厚いくらいがいいでしょう。
そして生地を広げ終えたら、1~2時間室温で放置します。
また、余った生地は冷蔵保存か冷凍保存で保管しておきましょう。
冷蔵保存ですと、3日程持ちます。
手順6
出典: slice.seriouseats.com
放置後は生地がところどころボコボコと膨らんでいます。
ですので、その膨らみを指で縁に持っていくようにしましょう。
手順7
出典: slice.seriouseats.com
ここで、スキレットを予熱するため、生地を取り出します。
生地を取り出したスキレットをやや弱めの中火で予熱してください。
手順7
出典: heatherhomemade.com
スキレットを温めている間に、手早くソースを塗り、トッピングをします。
手順8
出典: heatherhomemade.com
後は、充分に温まったスキレットに、トッピングを加えた生地を載せて蓋をし、弱火~中火で5分程焼けば完成です。
ちぎりパンのレシピ
出典: thesauce.atbbq.com
次は、インスタグラムで大人気のちぎりパンのレシピを見ていきましょう。
今回ご紹介するレシピは、中央にディップを入れた、ディップちぎりパンです。
必要な食材
出典: food52.com
生地
・強力粉 150g
・砂糖 5g
・塩 2g
・バター 5g
・水 100cc
・ドライイースト 2g
ディップ
・茹でたほうれん草 適量
・サワークリーム 90g
・クリームチーズ 30g
・すりおろしニンニク 大さじ1杯
・マヨネーズ 大さじ1杯
・ピザ用チーズ 30g
手順1
出典: albaniancuisine.wordpress.com
まずは、ドライイーストと砂糖を一つまみボウルに入れ、そこに水を大さじ1杯ほど足し、スプーンなどでよく混ぜてから10分程放置します。
このとき、水は、冷たいものよりもぬるま湯程度の温かいものを使うのがおすすめです。
また、砂糖も水も分量内から使ってもいいし、別に用意してもかまいません。
手順2
出典: albaniancuisine.wordpress.com
次に、新しいボウルに強力粉・塩・残りの砂糖と水を加えて良く混ぜます。
粉が混ざり合ったら、溶かしたバターと手順1で作った生地を加え清潔な手で良くこねます。
粉っぽさがなくなるまで、根気よくこねていきましょう。
また、このときも、水はぬるま湯を使うのがおすすめです。
手順3
出典: albaniancuisine.wordpress.com
粉っぽさがなくなり、生地がしっとりし、ひとまとまりになるようになったら、生地を持ち上げて叩くように落とすを数回繰り返します。
生地を叩き落としていると、そのうち生地の粘度が落ち、手にへばりつかなくなります。
そうしましたら、手の平に力を入れて生地をギュッと伸ばしては丸めて縮める作業に移ります。
そして、この「手の平で奥に押して、伸ばしては丸め、戻す作業」は5~10分程繰り返し続けていきます。
手順4
出典: albaniancuisine.wordpress.com
充分にこねた後は、一旦こちらの写真のように丸めます。
手順5
出典: albaniancuisine.wordpress.com
生地を丸めたら、ボウルにラップをかけ、さらにぬれ布巾をかけて、室温で1時間程度寝かせます。
手順6
出典: www.seriouseats.com
生地が約2倍に膨らんだところで発酵は完了。
こぶしを握り、軽くパンチするように生地のガス抜きを行います。
手順8
出典: www.tablespoon.com
次は、生地を切り分け、適当な大きさに丸めていきます。
その後、軽く油をひいたスキレットに生地を並べていきます。
後からディップを注ぎますので、中央は開けておきましょう。
手順9
出典: www.relativetaste.net
生地を並べたら、スキレットの中央に小さなボウルやお茶碗を伏せます。
そのままスキレットにラップをかけ、常温で1時間程度放置しましょう。
1時間程放置した後は、生地を1度スキレットから取り出します。
空になったスキレットに油を足し、中火で予熱します。
手順10
出典: www.relativetaste.net
後は、生地をスキレットに戻し、茹でたほうれん草・サワークリーム・クリームチーズ・すりおろしニンニク・マヨネーズ・ピザ用チーズを混ぜてディップを作り、スキレットの中央に流し込みます。
そして、スキレットカバーをして弱火で15~30分程温めれば完成です。
焦げないよう火加減に注意してください。
また、オーブンをお持ちであれば、200℃に予熱し、スキレットごと15~20分温めてもおいしく仕上がります。
スキレットのお手入れ方法
スキレットの洗い方
出典: artfoodlife.wordpress.com
続いてはスキレットのお手入れ方法をご紹介していきます。
まずは基本の洗い方から確認していきましょう。
手順1
出典: skillet.lifehacker.com
スキレットは、通常のフライパンと異なり、汚れを落とす際に、洗剤を用いてはいけません。
これは、表面にコーティングした油を剥がさないためです。
ですので、スキレットを洗う際は、お湯とタワシのみで、きれいに汚れを洗い流しましょう。
手順2
出典: dianesfoodblog.com
汚れを洗い落とした後は、しっかりと乾かす必要があります。
スキレットを火にかけて、付着した水分を飛ばしましょう。
白い煙が出るまで、じっくり火にかけるのがポイントです。
スキレットは、なんの加工もされていませんので、こうしてきちんと乾かさなければ、すぐにサビ付いてしまうのです。
焦げの落とし方
出典: www.cooksillustrated.com
先ほどご紹介した通り、スキレットは、お湯とタワシだけで汚れを落とすのが基本です。
しかし、洗剤を使用しないと、こびり付いてしまった焦げを上手く落とすことができません。
ですが、付着した焦げを放置していると、次の調理中に食材を焦がしてしまう可能性が高まります。
そこで今度は、スキレットに付着したしつこい焦げの落とし方をご紹介していきます。
手順1
出典: dianesfoodblog.com
焦げを落とすためには、「塩」を用いるのが1番経済的で効果的です。
まず、お湯とタワシで一通り汚れを落とし、火にかけて乾かします。
その後スキレットに塩をザッと投入、再度火にかけて温めます。
手順2
出典: dianesfoodblog.com
充分に温まったら、火を止め厚手の布巾でゴジゴシと擦ります。
塩で焦げを削り取る作業ですので、怖がらずに力を入れて大丈夫です。
ただ、スキレットが非常に熱い状態になっていますので、火傷をしないよう充分ご注意ください。
出典: food-hacks.wonderhowto.com
火にかけたスキレットは、本当に熱くなりますので、こちらの写真のように道具を使って擦るのがおすすめです。
出典: dianesfoodblog.com
裏ワザですが、どうしても取れない頑固な焦げの場合は、塩にご家庭にある食用油を足すとスムーズに落とすことが可能です。
ただ、油が熱くなりますので、素手での作業は避けましょう。
手順3
出典: mendedwheels.com
ゴシゴシと擦った後は、しばらく放置して熱を冷まします。
そして、スキレットの熱がある程度冷めたら、塩をサッと払い、お湯とタワシできれいに洗い流しましょう。
手順4
出典: mendedwheels.com
お湯で塩を完璧に落とした後は、忘れずに火にかけてしっかり乾かします。
ここでも、白い煙が出るまでしっかり火にかけるのがポイントです。
これで焦げの対策はバッチリです。
シーズニングの方法
出典: ieatfood.net
さて、洗浄方法の後は、1番大切な作業「シーズニング(慣らし)」をご紹介します。
メーカーにもよりますが、スキレットは、買ってすぐに使える訳ではありません。
まずは、表面のざらざらした極々小さな穴を油で埋める作業「シーズニング」が必要となります。
また、少々手間ですが、スキレットは、洗うごとにこの「シーズニング」を行う必要があります。
面倒に感じるかも知れませんが、シーズニングはとても大切な作業。
シーズニングをすると、食材がこびり付きにくくなり、調理がスムーズに行えますし、サビの防止にも繋がるのです。
では、これからそのシーズニングの方法を見ていきましょう。
手順1
出典: www.seriouseats.com
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