街はカボチャだらけでハロウィンで盛り上がっていますが、日本の秋の行事といえば、お月見があります!今年はちょっとお月見デビューをしてみようかと、お月見の基本知識をまとめてみました。ススキとお団子を連想する以外、何も思い浮かばないあなたにおくる超基本編です。
そもそも、何の行事なの?
一年のなかでも、とりわけ月がきれいにみえる十五夜。美しい月は中秋の名月と呼ばれます。
そんなお月さまを眺めて、秋の収穫を感謝する行事がお月見です。
毎年変わる日にち、今年は9月27日
お月見をするのは十五夜、旧暦の8月15日です。ほぼ満月になるお月さまを見ながら、秋の収穫を感謝をします。
旧暦の8月15日が今でいうと何日にあたるのかは毎年、変わります。
今年2015年は9月27日(日)が旧暦の8月15日、お月見をする日にあたります。
翌日の9月28日(月)は満月の日、しかもスーパームーンです。まん丸のお月さまが楽しめそうですね♪
お供えはお団子とススキが基本
まるいお団子はお月さまのかたち
お月見といえば、積み上げられたお団子を思い浮かべる人も多いのでは。
丸いお団子は、実は月のかたちに似せたもの。収穫感謝や豊作祈願のためにお供えします。十五夜なので、お団子の数は15個。
並べ方にも決まりがあって、一段目に3×3の9個、その上に2×2の4個、その上は1個ではなくて正面から見て縦に2個並べます。
横に2個並べるのは仏事の置き方なので、前からみて1個になるように並べるのです。
お供えした後は、お団子はいただくのが習わしです。きれいな月を眺めながら味わいましょう。お団子も色んなアレンジレシピがあるので、下のリンクも参考にしてみてくださいね。
すすきは収穫感謝のしるし
お月見といえば、すすきも定番です。
収穫を感謝してお供えしたすすきは、神様が宿る“よりしろ”になります。すすきになったのはかたちが稲穂に似ているから。
ススキには魔除けの力もあると考えられているんですよ。
昔はその辺に生えていたであろうススキも今ではなかなか手に入りません。空き地や公共の場所に生えているものも勝手にとってしまうとトラブルになる可能性も。
この時期ならお花屋さんで売っているので、買うのが無難ですね。
買ってきたら、根元を切ってお酢につけると少し日持ちがします。
すすきはお月さまから見て左(なので、自分から見ると右)、お団子はお月さまから見て右(なので、自分から見ると左)に飾ります。
そのほか、萩などの秋の植物を飾ることもあります。
里芋や豆、果物などの秋に獲れるもの
十五夜はちょうど、里芋がとれる時期。収穫を感謝するお月見では里芋もお供えしました。そんなことから、この時期のお月さまを「芋名月」と呼ぶこともあります。
里芋は並べ方の決まりはありませんが、皮のまま蒸した「きぬかつぎ」にして、お供えするのが一般的です。
日本版ハロウィン?!お月見どろぼう
お月見のお供えは、近所の子どもたちが盗み食いをしてもいいとされています。
それは、子どもは月からのお使いと考えられているから。なんだか、とってもステキな考えかたですね★
地域によっては庭先にお団子を置いて、「お月見どろぼうでーす!」と子どもたちが声かけをし、お団子やお菓子をもらっていく行事をやっているところもあるそうですよ。
お供えするのは月が見えるところか床の間
さて、日にちとお供えが分かったところで、どこでお月見をするか考えましょう。
お供えをするのは月が見えるところか、和室があるなら床の間です。考えられる場所をいくつかあげてみました。
バルコニー・ベランダ
一番いいのは外!
バルコニーやベランダは、お月さまを拝むのにもってこいです。椅子や机を出したり、ゴザを敷いたりして、お月見をしましょう。
まさに月を愛でるための場所として、昔の建築には月見台という場所もありますね。京都の桂離宮の月見台はとっても有名です。
出窓・窓辺
ちょっとモノが置ける出窓もお月見には最適。お月見の日は特別にスペースをあけて、ススキやお団子のお供えを置きましょう。
椅子を用意して、座れる場所も確保して。
部屋のなかが明るいと、映り込みでお月さまが見えなくなってしまうので、明かりは消します。暗すぎるようなら、キャンドルをつけても風情がありますね。
床の間
ちゃんと和室があるおうちなら、床の間に飾ります。
最近多いモダンな和室でも、床の間にあたるスペースは設けていることが多いはず。
床の間があっても使っていないという人も、お供えものと飾りかたが決まっていれば、チャレンジしやすいですよね。
玄関
どこにもいい場所がない!!
そんなときには玄関に飾ってみてはいかがでしょう。玄関の収納の上なら、わりとスペースがとれるのでは?
自分が出入りするときにも、お客さまが来たときにも、「ああ、秋だな」と感じられます。
月を眺めるには、玄関のドアをあけるだけでいいので、意外と良い場所かも?
一年のなかでも、とりわけ月がきれいにみえる十五夜。美しい月は中秋の名月と呼ばれます。
そんなお月さまを眺めて、秋の収穫を感謝する行事がお月見です。
お月見をするのは十五夜、旧暦の8月15日です。ほぼ満月になるお月さまを見ながら、秋の収穫を感謝をします。
旧暦の8月15日が今でいうと何日にあたるのかは毎年、変わります。
今年2015年は9月27日(日)が旧暦の8月15日、お月見をする日にあたります。
翌日の9月28日(月)は満月の日、しかもスーパームーンです。まん丸のお月さまが楽しめそうですね♪
まるいお団子はお月さまのかたち
お月見といえば、積み上げられたお団子を思い浮かべる人も多いのでは。
丸いお団子は、実は月のかたちに似せたもの。収穫感謝や豊作祈願のためにお供えします。十五夜なので、お団子の数は15個。
並べ方にも決まりがあって、一段目に3×3の9個、その上に2×2の4個、その上は1個ではなくて正面から見て縦に2個並べます。
横に2個並べるのは仏事の置き方なので、前からみて1個になるように並べるのです。
お供えした後は、お団子はいただくのが習わしです。きれいな月を眺めながら味わいましょう。お団子も色んなアレンジレシピがあるので、下のリンクも参考にしてみてくださいね。
すすきは収穫感謝のしるし
お月見といえば、すすきも定番です。
収穫を感謝してお供えしたすすきは、神様が宿る“よりしろ”になります。すすきになったのはかたちが稲穂に似ているから。
ススキには魔除けの力もあると考えられているんですよ。
昔はその辺に生えていたであろうススキも今ではなかなか手に入りません。空き地や公共の場所に生えているものも勝手にとってしまうとトラブルになる可能性も。
この時期ならお花屋さんで売っているので、買うのが無難ですね。
買ってきたら、根元を切ってお酢につけると少し日持ちがします。
すすきはお月さまから見て左(なので、自分から見ると右)、お団子はお月さまから見て右(なので、自分から見ると左)に飾ります。
そのほか、萩などの秋の植物を飾ることもあります。
里芋や豆、果物などの秋に獲れるもの
十五夜はちょうど、里芋がとれる時期。収穫を感謝するお月見では里芋もお供えしました。そんなことから、この時期のお月さまを「芋名月」と呼ぶこともあります。
里芋は並べ方の決まりはありませんが、皮のまま蒸した「きぬかつぎ」にして、お供えするのが一般的です。
日本版ハロウィン?!お月見どろぼう
お月見のお供えは、近所の子どもたちが盗み食いをしてもいいとされています。
それは、子どもは月からのお使いと考えられているから。なんだか、とってもステキな考えかたですね★
地域によっては庭先にお団子を置いて、「お月見どろぼうでーす!」と子どもたちが声かけをし、お団子やお菓子をもらっていく行事をやっているところもあるそうですよ。
さて、日にちとお供えが分かったところで、どこでお月見をするか考えましょう。
お供えをするのは月が見えるところか、和室があるなら床の間です。考えられる場所をいくつかあげてみました。
バルコニー・ベランダ
一番いいのは外!
バルコニーやベランダは、お月さまを拝むのにもってこいです。椅子や机を出したり、ゴザを敷いたりして、お月見をしましょう。
まさに月を愛でるための場所として、昔の建築には月見台という場所もありますね。京都の桂離宮の月見台はとっても有名です。
出窓・窓辺
ちょっとモノが置ける出窓もお月見には最適。お月見の日は特別にスペースをあけて、ススキやお団子のお供えを置きましょう。
椅子を用意して、座れる場所も確保して。
部屋のなかが明るいと、映り込みでお月さまが見えなくなってしまうので、明かりは消します。暗すぎるようなら、キャンドルをつけても風情がありますね。
床の間
ちゃんと和室があるおうちなら、床の間に飾ります。
最近多いモダンな和室でも、床の間にあたるスペースは設けていることが多いはず。
床の間があっても使っていないという人も、お供えものと飾りかたが決まっていれば、チャレンジしやすいですよね。
玄関
どこにもいい場所がない!!
そんなときには玄関に飾ってみてはいかがでしょう。玄関の収納の上なら、わりとスペースがとれるのでは?
自分が出入りするときにも、お客さまが来たときにも、「ああ、秋だな」と感じられます。
月を眺めるには、玄関のドアをあけるだけでいいので、意外と良い場所かも?
コツ・ポイント
お団子のいれものや、十三夜にも合わせて祝うなど、決まりごとは実はもっとたくさんあります。
が、デビュー編は日にちと場所、お供え物とやること、このぐらいを押さえておけばよいのではないでしょうか。
大事なのは、きれいなお月さまを眺めて、感謝をしようという気持ちです!