夏のインテリアには、少しでも涼しく感じられるような工夫をしていきたいものですよね。でも、どうすればいいかわからず、とにかく涼しいアイテムを置けば良いというものでもないようです。そこで、寒色を取りいれるポイントを知っておきましょう。
使い過ぎに注意!
涼しい雰囲気を出そうと、青や緑をお部屋に使いすぎると、かえって重くて暗い空間になってしまうリスクがあります。そんなときは・・・
中間色の緑や紫、黄色を差し色に
中間色を使って部屋が暗くなるのを防ぎましょう。観葉植物などのグリーンも爽やかなアクセントになりますよ。
色だけではなく素材も吟味
涼しげな青でも、冬春の素材と大差ないのでは、あまり涼しさを体感できません。できれば、通気性のいい麻(ラミー)や、フレンチリネンなどの軽量素材がおすすめ。
「かける」だけではなく「敷く」涼感リネン
使い方もひとつのコツです。
リネンは心地よさ抜群。もう、夏用の掛け布団を使用している人も多いと思います。掛け布団は、さらっしたとパイル地だったり、クールケットのように夏仕様の素材が主ですが、かけるだけでなく敷くのもとっておきの避暑アイディア。触り心地の良いリネンを見つけたら、敷いて体全体を心地よさで覆いましょう。
ダイニングにはオレンジ色を
涼しい色でまとめたテーブルまわりには、オレンジ色を差し色に置きましょう。あまりに涼しい色でまとめると、食欲をそいでしまいますので、本末転倒。涼しい中にも食欲増進の色を。
涼しい色のフラワーベースで対照的に
寒色のお花はあまり売っていないので、もちろんお花を飾る時は華やかな暖色の花でOK。代わりに、フラワーベースを涼しい配色にして、コントラストを生めば、涼しい雰囲気が引き立つのです。
モチーフを大切にする
色を爽やかにするだけでは涼しさまで届かないことがあります。夏のモチーフである海の生き物や夏らしいデザインを涼感カラーと掛けてみましょう。
こちらはフランフランの2014年夏コレクションのひとつ。
お部屋の真ん中に青を置く
オーナメントは、お部屋の中央に置いて、いつでも目に入る様にしておきます。無駄に多くの物を壁などに並べるよりも、インパクトのある物がメインエリアにあるだけで印象が変わるのです。
暖色にも寒色にもなる「白」
ベッドリネンやシーツなど、寝心地を左右する場所には白もおすすめです。白は、清潔感を出すカラーですので、あるいみ暖色・寒色問わず清涼感を感じることが出来る色なのです。色に難しい好みがある方は、白にこだわってみるのも一つの手ですよ。
視界に常に入る場所に寒色を置く
デスクの目先や、手元など、寒色をできるだけ体に近い場所に添えます。無意識に目に入る場所に青を置くと、心身を落ち着かせる効果があり、頭もすっきりしてきます。
LED電球で熱を避ける
LED電球は熱を発しないので、就寝前のベッドサイドにおすすめのランプ。また、青系の小さな光は、柔らかく快眠を促してくれます。
IKEAのTIVED(ティーヴェード)はベッドサイドに優しい照明で、おすすめ。
照明を壁に当てる
直接照らすのではなく、壁を照らすようにすれば、暑さを回避でき部屋が涼しい雰囲気に。
こちらはIKEAのDIODER(ディオーデル)。
コツ・ポイント
これから寝苦しい季節がやってきます。涼しいお部屋作りは、意外に難しいもの。でも、ちょっとした着眼点で、これまでのお部屋とは違った涼しさを体感できるかもしれませんよ。