もうすぐシルバーウィーク。秋の大型連休の到来です!皆さんはもう連休の予定は立てましたか?せっかくなら旅行にいくのはいかがでしょうか。気軽に楽しめる九州旅行がオススメですよ♪九州には陶磁器をはじめとした日本有数の器の産地がたくさんあります。旅行ついでに器巡りを楽しんでみませんか?
秋の大型連休は九州に行こう!
秋の連休の予定は?
出典: db-shop.jp
秋の大型連休、もう予定は決まりましたか?今年は、暦どおりに休める方なら5連休!たっぷり5日もあるなら、ゆっくり旅行に行きましょう!
九州旅行がオススメ!
出典: monolover.com
でもツアーの予定も立ててない……。それなら九州旅行はいかがでしょう?渋滞も少なく車で移動しやすいので、レンタカーやマイカーでのドライブ旅行がオススメです。
おいしいものや温泉、テーマパークがいっぱいそろっています。ドライブ旅行なら思いつきでいろんな場所へ立ち寄れるし、お土産をたくさん買っても移動に苦労しませんよね。
旅のついでに器巡り
九州には陶磁器の産地がいっぱい
出典: www.xn--8ovy0uz8c.net
温泉とグルメだけではありません!九州にはもうひとつの魅力があります。
それは陶磁器を代表に、各地で器の生産が盛んなこと。その昔大陸から渡来した技術工たちが、九州各地に散らばり技術を伝えたため、ここまで発展したといわれています。
古くに伝わった陶磁器の技術は、各地で大事に守られ続けてきました。そのため、九州では今でも陶磁器の文化が盛んなのです。
旅行ついでに器巡り
出典: blog.livedoor.jp
そんな九州を旅するなら、観光の合間に各地の器の産地や窯元を訪ねてみませんか?その地で自分が選んだ器をお土産にするのもとっても粋ですよね♪
オススメの器の産地と、一緒に楽しめる近場のスポットをご紹介していきます。
福岡県 オススメの器
小石原焼
出典: salon.adametrope.com
福岡県からご紹介するのは、小石原焼(こいしわらやき)です。福岡市内から少し離れた山間の村、朝倉郡東峰村で焼かれる陶器です。
小石原焼は自然な優しい色合いに、刷毛目(はけめ)や飛び鉋(とびかんな)といった技法を使って、独特の幾何学模様が施されます。
その自然な風合いは和食だけでなく洋風料理など、どんな料理にも違和感なくなじみます。近年のナチュラルインテリアブームとも相まって、年齢を問わず若い方にも人気です。
山間の小さな村ですが、週末には福岡市内や九州各地から焼き物目当てに多くの人で賑わっています。
道の駅小石原
出典: blog.goo.ne.jp
小石原の窯元は56軒もあります。旅の合間に全て回るのはちょっと大変ですよね。そんなときにオススメのスポットが道の駅小石原です。
小石原の50軒もの窯元の作品を展示・販売しているので、わざわざ個別にギャラリーを回らなくても大丈夫!しかも他の窯の作品とも見比べて選べるのもいいですよね。
また道の駅の目の前には共同展示場があり、こちらでは棚下にアウトレット品も随時展示してあるので要チェックです。
【道の駅小石原】
大分自動車道「杷木インター」より車で20分
秋のフルーツ狩り
出典: www.asoview.com
福岡は都市圏だけでなく、郊外の田舎も味があってオススメです。四季を通して野菜や果物がたくさん実り、道の駅や産直販売所の数が多いんですよ。それらを回って名産品探しはいかがですか?
東峰村から南の方に、山のふもとへ降りていくと、うきは市に出ます。この辺は果物の宝庫!これからの季節は梨やぶどうなど、おいしいフルーツのフルーツ狩りが楽しめますよ♪
もちろん味も保証付き。ジューシーで濃厚な甘みがたまりません。スーパーで買うより品質が良くおいしいものが手に入るので、地元でも週末ごとに買い出しに行くという人も!
鹿児島県 オススメの器
薩摩焼
出典: blogs.yahoo.co.jp
鹿児島県の陶磁器と言えば、薩摩焼が有名です。薩摩焼は大まかにふたつの種類に分かれます。白地が美しい白薩摩と、深い色合いが味わい深い黒薩摩です。
「白もん」と呼ばれる白薩摩は、豪華な絵付けが施され藩御用達の器として作られていました。一方「黒もん」と呼ばれる黒薩摩は、一般庶民が使う雑器として広く親しまれたようです。
現在は白地や黒地にとらわれないカラフルなものや、優しい色合いのものも作られています。しかし今でも、重厚感のある味わい深さは多くの陶器に残っていますよ。
美山陶遊館
出典: www.satsuma-miyama.com
鹿児島市内より東へ車で30分ほど、日置市東市来町にある美山。こちらに薩摩焼の窯元が集まった集落があります。
美しい自然に囲まれた美山には、こじんまりとしたカフェも点在しています。ギャラリーを併設しているところもあってじっくり楽しめそう。ドライブの合間の休憩に立ち寄るのもいいかもしれません。
そんな美山周遊の前に立ち寄ってほしいのが美山陶遊館です。こちらでは美山の窯元の作品が少しずつ展示しているので、それを見てからどの窯に行くか検討しましょう。散策マップも配布しています。
【美山陶遊館】
南九州西回り自動車道「美山インター」から車で10分
温泉巡り
出典: www.kagoshima-yokanavi.jp
鹿児島と言えばやっぱり温泉ですよね。観光ホテルや高級旅館の温泉もいいのですが、オススメは公衆浴場や小さな旅館です。
とにかく安くて200円や300円ほどで入浴できる、ワンコインにも満たない温泉がたくさんあります。
県内各地に魅力的な温泉地がたくさんありますので、ドライブ中に見かけた温泉を巡ってみるのも楽しいですよ♪
公衆浴場は苦手という方は家族湯をお試しください。鹿児島は家族湯発祥の地。家族湯を設置している温泉施設や、そもそも家族湯しかないという施設が多いんです。誰にも気兼ねせずにゆっくり楽しめますね。
大分県 オススメの器
小鹿田焼
出典: monsen.seesaa.net
大分県の代表的な陶磁器と言えば小鹿田焼(おんたやき)です。画像を見ると、先ほど紹介した福岡の小石原焼にそっくりですよね。それもそのはず、小鹿田焼は小石原焼にルーツを持つ器なんです。
姿は似ていますが、小石原焼とは異なる土を使うため風合いや形が少し違ってくるそう。10軒の窯元が一子相伝で厳しく伝統技法を守っており、1995年に国の重要無形文化財に指定されました。
小鹿田焼の里
出典: blogs.yahoo.co.jp
大分県日田市皿山にある小鹿田地区。こちらが小鹿田焼の窯がある場所。
10軒ほどの窯元が集まった小さい集落は、町でも村でもなくまさに日本の里の風景です。水と唐臼の音が心地よく流れ、日常をしばし忘れることができます。
この自然豊かな風景は、文化庁の重要文化的景観の指定を受けました。
窯元で器を探しながら、この里の風景を存分に楽しみましょう。
【小鹿田焼の里】
大分自動車道「日田インター」から車で25分
日田・豆田の町並み散策
出典: oita.jp-o.net
小鹿田地区周辺のオススメスポットは日田市の豆田の町並みです。こちらは日田の城下町で、古い商家や蔵屋敷が立ち並んでいます。散策するだけで江戸時代にタイムスリップできちゃいますよ。
楽しみは町並み見物だけではありません。古い屋敷をそのまま利用した雑貨店や食事処、カフェも立ち並んでいます。モダンな雰囲気がすてきで女性に人気のスポットですよ。
名物の日田焼そばや、ひつまぶしならぬ日田まぶしを食べさせてくれるお店もあるので、ぜひご賞味ください。
佐賀県 オススメの器
有田焼(伊万里焼)
出典: e-kihara.co.jp
佐賀県の西部、有田町を中心に作られている磁器である有田焼。400年の伝統を誇り、日本を代表する陶磁器のひとつです。
佐賀県の磁器と言えば、伊万里焼も有名ですよね。実はこのふたつも元は同じ。両方とも伊万里焼と呼ばれていました。
時を経るにつれ、有田地区で作られたものを有田焼と言い、伊万里地区で作られたものを伊万里焼と呼ぶようになったそうです。今でも有田・伊万里を含む肥前地区全般の磁器は伊万里焼と呼ぶそうです。
有田陶磁の里プラザ
出典: sanpo.lolipop.jp
日本有数の磁器の産地である有田焼は、窯元の数も100を超えます。一日ですべてを回るのは、ちょっと無理がありますよね。
少ない時間でも有田焼のいろんな窯元の製品が見たいなら、有田磁器の里プラザがオススメです。こちらは有田焼の卸団地に併設された有田焼専門のショッピングモールなんです!
有田地区の卸問屋さんが一挙に集うこの磁器の里プラザなら、伝統的なものから斬新なものまで、どんなデザインの有田焼も手に入れることができますよ♪
同じ窯の同じ製品でも店ごとに値段が違うこともあるので、よく見極めてお得にお買い物を楽しみましょう!
【有田磁器の里プラザ】
西九州自動車道「佐世保三川内インター」より車で10分
嬉野温泉と温泉湯豆腐
出典: onpara.jp
有田から東へ30分ほど車を走らせると嬉野温泉に着きます。嬉野温泉と言えば日本三大美肌の湯に数えられる名湯。重曹泉なので入浴後の肌がつるつるになるんです。これは入っておかないと損!
入浴後にぜひ食べてほしいのが、嬉野温泉名物の温泉湯豆腐。これは温泉水を使って炊いた湯豆腐なんですが、豆腐が温泉水に溶け出してとろとろになるのが特徴です。
これに薬味や甘辛い特製のゴマダレを垂らしていただきます。一度食べるとクセになりますよ!
長崎県 オススメの器
波佐見焼
出典: vanilla-kagu.com
先ほど紹介した有田のお隣、長崎県東彼杵郡波佐見町で作られているのが波佐見焼です。
波佐見焼も有田と同じく磁器製品ですが、こちらは高級な磁器製品が多い有田焼に比べて、日常的に使える雑器が多いのが特徴です。
伝統の工法は守りつつ、新しいデザインを取り入れた商品を製造する窯元やメーカーが多いので、近年は若い人を中心に支持を集めています。
写真のマルヒロの”HASAMI”、ブロックマグは見たことあるという方も多いはず。全国のインテリアショップや雑貨店で取り扱いがあり、波佐見焼の中でもヒットしている人気商品の一つです。
くらわん館
出典: shop-healthcare.fujifilm.jp
波佐見焼の窯元やメーカーは町内に点在しています。いろんな種類を見たいならやっぱり共同展示場が便利です。
町の中心にあるくらわん館では、町内にある34の窯元やメーカーの商品を見ることができます。展示販売数もかなりの量を取り扱っているので、お土産選びにもってこいです。
2Fには波佐見焼の歴史が分かる波佐見焼資料館があります。こちらも一緒に見学しましょう。
【くらわん館】
西九州自動車道「波佐見・有田インター」から車で5分
ハウステンボス光の王国
出典: nononegibouzu.jugem.jp
波佐見町から佐世保市のハウステンボスまでは車で30分ほどです。昼間は波佐見焼の窯元巡りを堪能し、夕方はハウステンボス観光をしてみませんか?
夕方入園には理由があります。入場料がちょっとお高めのハウステンボス。16時以降ならお得に入園できるんです。
しかも、現在ハウステンボスでは秋の光の王国のイベントが実施中(2015/9/1~10/30)です。園内が光で彩られる全国的にも有名なイルミネーションイベント。ぜひ見ておきましょう。
宮崎県 オススメの器
綾町のクラフト工芸
出典: aya-craft.jp
宮崎では木工や竹細工などの工芸品が有名。中でも宮崎市の北西に位置する東諸県郡綾町では、様々な工芸品生産が盛んです。
地元の土を使った陶器製品もあるのですが、特に美しいのが照葉樹の木材を使って作った木工製品です。家具や生活雑貨など様々なものがありますが、器やプレートといった食器が人気です。
綾国際クラフトの城
出典: www.town.aya.miyazaki.jp
綾国際クラフトの城は、綾町で作られた工芸品の展示や販売はもちろん、陶芸などの体験教室や工房への案内など綾町工芸の中心となる施設です。
器だけでなく、いろんな工芸品を一挙に見学することができます。
【綾国際クラフトの城】
東九州自動車道「宮崎西インター」から車で20分
照葉大吊橋
出典: www.mizuhiroba.jp
照葉樹林一帯が美しい、九州中央山地国定公園内にある照葉大吊橋。2006年に九重”夢”大吊橋ができるまでは、高さ世界一の歩ける吊橋を誇っていました。
現在は世界一ではなくなりましたが、やはり高さ142mの景観は圧巻。橋の途中は一部が網状になっており、橋下が見渡せるようになっています。かなりのスリルを味わうことができますよ♪
熊本県 オススメの器
天草陶磁器
出典: www.con-quest.tv
熊本県の南西部の島々・天草地方で作られる陶磁器は天草陶磁器と呼ばれています。あまり知られていませんが、天草地方は磁器の材料となる陶石の産出量が日本一なんです。
天草では、その豊富な陶石を使った磁器作りが盛ん。同じように土も良質なことから陶器も作られています。その歴史はかなり古く、17世紀には生産されていたと言われています。
良質の陶石を使った磁器は、白磁に絵付けが映え、とても美しいですよ。
高浜焼寿芳窯
出典: blog.goo.ne.jp
天草陶磁器の窯元でも古い歴史を持つ高浜焼の寿芳窯。透き通るような白磁が特徴の磁器を生産しています。
こちらの窯元では資料館や製品の販売展示場も併設しているので、じっくりと天草陶磁器の世界を堪能できます。
天草は熊本市内から3時間近くかかりますが、観光する場所も多くホテルや旅館施設が充実しているので、ぜひ宿泊して楽しみましょう。
【高浜焼寿芳窯】
九州自動車道「松橋インター」より車で2時間30分
海の幸を堪能しよう
出典: www.t-island.jp
天草に来たら、新鮮な海の幸は絶対いただいておきましょう!テレビで紹介される全国的に有名なお寿司屋さんをはじめ、おいしい海の幸を食べさせてくれるお食事処が多数あります。
島をドライブしながら、おいしいものを食べ歩くのもいいですね。
秋の連休の予定は?
出典: db-shop.jp
秋の大型連休、もう予定は決まりましたか?今年は、暦どおりに休める方なら5連休!たっぷり5日もあるなら、ゆっくり旅行に行きましょう!
九州旅行がオススメ!
出典: monolover.com
でもツアーの予定も立ててない……。それなら九州旅行はいかがでしょう?渋滞も少なく車で移動しやすいので、レンタカーやマイカーでのドライブ旅行がオススメです。
おいしいものや温泉、テーマパークがいっぱいそろっています。ドライブ旅行なら思いつきでいろんな場所へ立ち寄れるし、お土産をたくさん買っても移動に苦労しませんよね。
九州には陶磁器の産地がいっぱい
出典: www.xn--8ovy0uz8c.net
温泉とグルメだけではありません!九州にはもうひとつの魅力があります。
それは陶磁器を代表に、各地で器の生産が盛んなこと。その昔大陸から渡来した技術工たちが、九州各地に散らばり技術を伝えたため、ここまで発展したといわれています。
古くに伝わった陶磁器の技術は、各地で大事に守られ続けてきました。そのため、九州では今でも陶磁器の文化が盛んなのです。
旅行ついでに器巡り
出典: blog.livedoor.jp
そんな九州を旅するなら、観光の合間に各地の器の産地や窯元を訪ねてみませんか?その地で自分が選んだ器をお土産にするのもとっても粋ですよね♪
オススメの器の産地と、一緒に楽しめる近場のスポットをご紹介していきます。
小石原焼
出典: salon.adametrope.com
福岡県からご紹介するのは、小石原焼(こいしわらやき)です。福岡市内から少し離れた山間の村、朝倉郡東峰村で焼かれる陶器です。
小石原焼は自然な優しい色合いに、刷毛目(はけめ)や飛び鉋(とびかんな)といった技法を使って、独特の幾何学模様が施されます。
その自然な風合いは和食だけでなく洋風料理など、どんな料理にも違和感なくなじみます。近年のナチュラルインテリアブームとも相まって、年齢を問わず若い方にも人気です。
山間の小さな村ですが、週末には福岡市内や九州各地から焼き物目当てに多くの人で賑わっています。
道の駅小石原
出典: blog.goo.ne.jp
小石原の窯元は56軒もあります。旅の合間に全て回るのはちょっと大変ですよね。そんなときにオススメのスポットが道の駅小石原です。
小石原の50軒もの窯元の作品を展示・販売しているので、わざわざ個別にギャラリーを回らなくても大丈夫!しかも他の窯の作品とも見比べて選べるのもいいですよね。
また道の駅の目の前には共同展示場があり、こちらでは棚下にアウトレット品も随時展示してあるので要チェックです。
【道の駅小石原】
大分自動車道「杷木インター」より車で20分
秋のフルーツ狩り
出典: www.asoview.com
福岡は都市圏だけでなく、郊外の田舎も味があってオススメです。四季を通して野菜や果物がたくさん実り、道の駅や産直販売所の数が多いんですよ。それらを回って名産品探しはいかがですか?
東峰村から南の方に、山のふもとへ降りていくと、うきは市に出ます。この辺は果物の宝庫!これからの季節は梨やぶどうなど、おいしいフルーツのフルーツ狩りが楽しめますよ♪
もちろん味も保証付き。ジューシーで濃厚な甘みがたまりません。スーパーで買うより品質が良くおいしいものが手に入るので、地元でも週末ごとに買い出しに行くという人も!
薩摩焼
出典: blogs.yahoo.co.jp
鹿児島県の陶磁器と言えば、薩摩焼が有名です。薩摩焼は大まかにふたつの種類に分かれます。白地が美しい白薩摩と、深い色合いが味わい深い黒薩摩です。
「白もん」と呼ばれる白薩摩は、豪華な絵付けが施され藩御用達の器として作られていました。一方「黒もん」と呼ばれる黒薩摩は、一般庶民が使う雑器として広く親しまれたようです。
現在は白地や黒地にとらわれないカラフルなものや、優しい色合いのものも作られています。しかし今でも、重厚感のある味わい深さは多くの陶器に残っていますよ。
美山陶遊館
出典: www.satsuma-miyama.com
鹿児島市内より東へ車で30分ほど、日置市東市来町にある美山。こちらに薩摩焼の窯元が集まった集落があります。
美しい自然に囲まれた美山には、こじんまりとしたカフェも点在しています。ギャラリーを併設しているところもあってじっくり楽しめそう。ドライブの合間の休憩に立ち寄るのもいいかもしれません。
そんな美山周遊の前に立ち寄ってほしいのが美山陶遊館です。こちらでは美山の窯元の作品が少しずつ展示しているので、それを見てからどの窯に行くか検討しましょう。散策マップも配布しています。
【美山陶遊館】
南九州西回り自動車道「美山インター」から車で10分
温泉巡り
出典: www.kagoshima-yokanavi.jp
鹿児島と言えばやっぱり温泉ですよね。観光ホテルや高級旅館の温泉もいいのですが、オススメは公衆浴場や小さな旅館です。
とにかく安くて200円や300円ほどで入浴できる、ワンコインにも満たない温泉がたくさんあります。
県内各地に魅力的な温泉地がたくさんありますので、ドライブ中に見かけた温泉を巡ってみるのも楽しいですよ♪
公衆浴場は苦手という方は家族湯をお試しください。鹿児島は家族湯発祥の地。家族湯を設置している温泉施設や、そもそも家族湯しかないという施設が多いんです。誰にも気兼ねせずにゆっくり楽しめますね。
小鹿田焼
出典: monsen.seesaa.net
大分県の代表的な陶磁器と言えば小鹿田焼(おんたやき)です。画像を見ると、先ほど紹介した福岡の小石原焼にそっくりですよね。それもそのはず、小鹿田焼は小石原焼にルーツを持つ器なんです。
姿は似ていますが、小石原焼とは異なる土を使うため風合いや形が少し違ってくるそう。10軒の窯元が一子相伝で厳しく伝統技法を守っており、1995年に国の重要無形文化財に指定されました。
小鹿田焼の里
出典: blogs.yahoo.co.jp
大分県日田市皿山にある小鹿田地区。こちらが小鹿田焼の窯がある場所。
10軒ほどの窯元が集まった小さい集落は、町でも村でもなくまさに日本の里の風景です。水と唐臼の音が心地よく流れ、日常をしばし忘れることができます。
この自然豊かな風景は、文化庁の重要文化的景観の指定を受けました。
窯元で器を探しながら、この里の風景を存分に楽しみましょう。
【小鹿田焼の里】
大分自動車道「日田インター」から車で25分
日田・豆田の町並み散策
出典: oita.jp-o.net
小鹿田地区周辺のオススメスポットは日田市の豆田の町並みです。こちらは日田の城下町で、古い商家や蔵屋敷が立ち並んでいます。散策するだけで江戸時代にタイムスリップできちゃいますよ。
楽しみは町並み見物だけではありません。古い屋敷をそのまま利用した雑貨店や食事処、カフェも立ち並んでいます。モダンな雰囲気がすてきで女性に人気のスポットですよ。
名物の日田焼そばや、ひつまぶしならぬ日田まぶしを食べさせてくれるお店もあるので、ぜひご賞味ください。
有田焼(伊万里焼)
出典: e-kihara.co.jp
佐賀県の西部、有田町を中心に作られている磁器である有田焼。400年の伝統を誇り、日本を代表する陶磁器のひとつです。
佐賀県の磁器と言えば、伊万里焼も有名ですよね。実はこのふたつも元は同じ。両方とも伊万里焼と呼ばれていました。
時を経るにつれ、有田地区で作られたものを有田焼と言い、伊万里地区で作られたものを伊万里焼と呼ぶようになったそうです。今でも有田・伊万里を含む肥前地区全般の磁器は伊万里焼と呼ぶそうです。
有田陶磁の里プラザ
出典: sanpo.lolipop.jp
日本有数の磁器の産地である有田焼は、窯元の数も100を超えます。一日ですべてを回るのは、ちょっと無理がありますよね。
少ない時間でも有田焼のいろんな窯元の製品が見たいなら、有田磁器の里プラザがオススメです。こちらは有田焼の卸団地に併設された有田焼専門のショッピングモールなんです!
有田地区の卸問屋さんが一挙に集うこの磁器の里プラザなら、伝統的なものから斬新なものまで、どんなデザインの有田焼も手に入れることができますよ♪
同じ窯の同じ製品でも店ごとに値段が違うこともあるので、よく見極めてお得にお買い物を楽しみましょう!
【有田磁器の里プラザ】
西九州自動車道「佐世保三川内インター」より車で10分
嬉野温泉と温泉湯豆腐
出典: onpara.jp
有田から東へ30分ほど車を走らせると嬉野温泉に着きます。嬉野温泉と言えば日本三大美肌の湯に数えられる名湯。重曹泉なので入浴後の肌がつるつるになるんです。これは入っておかないと損!
入浴後にぜひ食べてほしいのが、嬉野温泉名物の温泉湯豆腐。これは温泉水を使って炊いた湯豆腐なんですが、豆腐が温泉水に溶け出してとろとろになるのが特徴です。
これに薬味や甘辛い特製のゴマダレを垂らしていただきます。一度食べるとクセになりますよ!
波佐見焼
出典: vanilla-kagu.com
先ほど紹介した有田のお隣、長崎県東彼杵郡波佐見町で作られているのが波佐見焼です。
波佐見焼も有田と同じく磁器製品ですが、こちらは高級な磁器製品が多い有田焼に比べて、日常的に使える雑器が多いのが特徴です。
伝統の工法は守りつつ、新しいデザインを取り入れた商品を製造する窯元やメーカーが多いので、近年は若い人を中心に支持を集めています。
写真のマルヒロの”HASAMI”、ブロックマグは見たことあるという方も多いはず。全国のインテリアショップや雑貨店で取り扱いがあり、波佐見焼の中でもヒットしている人気商品の一つです。
くらわん館
出典: shop-healthcare.fujifilm.jp
波佐見焼の窯元やメーカーは町内に点在しています。いろんな種類を見たいならやっぱり共同展示場が便利です。
町の中心にあるくらわん館では、町内にある34の窯元やメーカーの商品を見ることができます。展示販売数もかなりの量を取り扱っているので、お土産選びにもってこいです。
2Fには波佐見焼の歴史が分かる波佐見焼資料館があります。こちらも一緒に見学しましょう。
【くらわん館】
西九州自動車道「波佐見・有田インター」から車で5分
ハウステンボス光の王国
出典: nononegibouzu.jugem.jp
波佐見町から佐世保市のハウステンボスまでは車で30分ほどです。昼間は波佐見焼の窯元巡りを堪能し、夕方はハウステンボス観光をしてみませんか?
夕方入園には理由があります。入場料がちょっとお高めのハウステンボス。16時以降ならお得に入園できるんです。
しかも、現在ハウステンボスでは秋の光の王国のイベントが実施中(2015/9/1~10/30)です。園内が光で彩られる全国的にも有名なイルミネーションイベント。ぜひ見ておきましょう。
綾町のクラフト工芸
出典: aya-craft.jp
宮崎では木工や竹細工などの工芸品が有名。中でも宮崎市の北西に位置する東諸県郡綾町では、様々な工芸品生産が盛んです。
地元の土を使った陶器製品もあるのですが、特に美しいのが照葉樹の木材を使って作った木工製品です。家具や生活雑貨など様々なものがありますが、器やプレートといった食器が人気です。
綾国際クラフトの城
出典: www.town.aya.miyazaki.jp
綾国際クラフトの城は、綾町で作られた工芸品の展示や販売はもちろん、陶芸などの体験教室や工房への案内など綾町工芸の中心となる施設です。
器だけでなく、いろんな工芸品を一挙に見学することができます。
【綾国際クラフトの城】
東九州自動車道「宮崎西インター」から車で20分
照葉大吊橋
出典: www.mizuhiroba.jp
照葉樹林一帯が美しい、九州中央山地国定公園内にある照葉大吊橋。2006年に九重”夢”大吊橋ができるまでは、高さ世界一の歩ける吊橋を誇っていました。
現在は世界一ではなくなりましたが、やはり高さ142mの景観は圧巻。橋の途中は一部が網状になっており、橋下が見渡せるようになっています。かなりのスリルを味わうことができますよ♪
天草陶磁器
出典: www.con-quest.tv
熊本県の南西部の島々・天草地方で作られる陶磁器は天草陶磁器と呼ばれています。あまり知られていませんが、天草地方は磁器の材料となる陶石の産出量が日本一なんです。
天草では、その豊富な陶石を使った磁器作りが盛ん。同じように土も良質なことから陶器も作られています。その歴史はかなり古く、17世紀には生産されていたと言われています。
良質の陶石を使った磁器は、白磁に絵付けが映え、とても美しいですよ。
高浜焼寿芳窯
出典: blog.goo.ne.jp
天草陶磁器の窯元でも古い歴史を持つ高浜焼の寿芳窯。透き通るような白磁が特徴の磁器を生産しています。
こちらの窯元では資料館や製品の販売展示場も併設しているので、じっくりと天草陶磁器の世界を堪能できます。
天草は熊本市内から3時間近くかかりますが、観光する場所も多くホテルや旅館施設が充実しているので、ぜひ宿泊して楽しみましょう。
【高浜焼寿芳窯】
九州自動車道「松橋インター」より車で2時間30分
海の幸を堪能しよう
出典: www.t-island.jp
天草に来たら、新鮮な海の幸は絶対いただいておきましょう!テレビで紹介される全国的に有名なお寿司屋さんをはじめ、おいしい海の幸を食べさせてくれるお食事処が多数あります。
島をドライブしながら、おいしいものを食べ歩くのもいいですね。
コツ・ポイント
いかがでしたか?器の産地は市街地から離れていることが多いので、やはり車での移動が便利です。今回ご紹介したのは数ある産地のうちの一部。九州には、まだまだ素敵な器を作っているところはたくさんあります!見る・遊ぶ・食べるが盛りだくさんに詰まった九州。今度の連休はぜひ九州へ旅行してみてくださいね♪