必要以上の湿気は、快適な生活を妨げてしまいます。過剰な湿気によってカビを発生させ、それによってダニが生育し、体にも害が生じる危険もあります。梅雨がやってきましたので、湿気防止の対策を考えておきましょう。湿気防止対策としては、「水蒸気の量を減らす」「湿気を吸収する」「空気を乾燥させる」といったポイントがあります。それではひとつひとつ具体的に見ていきましょう。
◆水蒸気の量を減らす ①観葉植物を置かない
湿気を発生させる原因となるのが意外にインテリアの植物だったりします。水蒸気の量が増えてしまいますので、室内に植物を置くことは極力この時期は避けた方が良さそうです。
②備長炭を置く
代わりに「備長炭」は湿気を取り除くアイテムとしておすすめ!また、梅雨の時期の嫌な臭いを取り除いてくれます。
③窓をきれいに拭く
夏でも結露は発生します。特に雨が振った後の窓には湿気を含んだ空気が室内に溜まり、窓に結露がしらずしらずに発生しているのです。そのままにしておくとカビの発生原因となりますので、窓はこまめに拭きましょう。
◆湿気を取り除く ①押入やクローゼットに新聞を敷く
新聞紙は、湿気を吸収することができ、調湿材となってくれる役割があります。晴れの日に、よく風を通しておきましょう。
②室内干しは極力しない
乾燥しにくい季節は外に干せず洗濯も億劫になりますが、室内干しは出来る限り避け、一気に乾燥機で乾かしましょう。乾燥機を使えない人は、扇風機や除湿器を使ってみましょう。
③畳に布団や座布団を置かない
畳と絨毯、布団の間は高温多湿になりがちです。カビやダニにとって好都合の環境になってしまいますので、敷かないほうがいいでしょう。クッション、座布団類は、こまめに片付けて。
◆乾燥させる ①窓を開けて換気する
湿気を放す最も良い方法は、こまめな換気です。晴れている日に、換気扇を回したり、空気の入れ替えをこまめにしましょう。ただし、雨の日に換気は湿気を中に入れてしまうので逆効果です。
②こまめな掃除でダニの発生源を除去する
ダニは気温が25度前後、湿度が60~80%程度は、最も繁殖しやすいそうです。また、ダニは人のアカや髪、フケなどを栄養素としてがあれば、ダニを繁殖させてしまう恐れがあります。布団やカーペットなどは、除菌をし、天日干しで常に乾燥を心がけましょう。
③浴室は乾燥第一
カビの発生源となるのは水回り。お風呂は特に、毎日水分がある場所なので、カビに取っては好都合です。石鹸やアカなどが残っていると特に繁殖してしまいますので、毎日高温のお湯で風呂全体を荒い流しましょう。また、その後冷水で流すと、室内の温度を急激に下げ、天井や壁に水蒸気が付かないといわれています。
コツ・ポイント
こうした簡単な工夫や心がけで、カビ知らずのお部屋になってくれます。主婦の頭を悩ませる多湿の時期に、ぜひ取り入れてみてくださいね。