煮洗いをご存知ですか。布巾やタオルなど雑菌のわきやすいものをぐつぐつと鍋で煮て洗う方法を煮洗いと言います。面倒なようですが、これが慣れれば手軽。なによりも清潔で真っ白になった布巾やタオルに感激する声が多いのです。そんな煮洗いの方法やメリットをご紹介します。
しつこい汚れ、煮洗いしてみませんか
夏の間に汗染みがしっかりついて汚れてしまったTシャツや毎日使うふきん、赤ちゃんのスタイなど、臭いや汚れが気になるものはありませんか。タオルなども洗っても洗っても匂いが取れない、なんて声も良く聞きます。
そこで究極の洗濯法ともいえる煮洗いを試してみませんか。煮洗いの方法や注意点をご紹介していきます。
煮洗いの方法、ご紹介
煮洗いに向いている生地は?
出典: unquart.exblog.jp
・丈夫な綿、麻素材の生地がおすすめ
煮洗いは、「何でもOK」というワケではありません。デリケートな生地などは、しわが寄ってしまったり色落ちする可能性があります。
煮洗いにおすすめなのは綿や麻などの丈夫な生地がおすすめです。
とくに布巾は雑菌が付きやすいので煮沸消毒もできる煮洗いはおすすめです。
煮洗いの道具は?
出典: oba-shima.mito-city.com
・ステンレス鍋かホーロー鍋、トングや菜箸も用意。
煮洗いにはグツグツと煮るための鍋が必要です。洗剤を使って洗うので、煮洗い専用の鍋を用意しても良いかもしれませんね。熱い洗濯物を引き出したりするのにトングや菜箸も必要です。
鍋は必ず、ホーロー製かステンレス製にしましょう。アルミ鍋は厳禁です。アルミを使うとアルカリで腐食をおこし黒く変色したり穴が開いてしまうからです。
洗剤はどんなものを使うの?
出典: blog.livedoor.jp
・おすすめは、粉石けんと酸素系漂白剤
粉石けんは例えば、「シャボン玉スノール」「ミヨシそよ風」「ミヨシ無添加衣類のせっけん」などがあります。
酸素系漂白剤もあると良いです。ハイターなどの塩素系ではなく、粉末の酸素系漂白剤を用意します。酸素系漂白剤は塩素のような刺激臭もせず手肌に優しいのが特徴です。また塩素系の漂白剤で洗うと生地が傷みボロボロになりやすいのですが、酸素系漂白剤であれば、生地の傷みが少なく済みます。
出典: Yu Kaneta
酸素系漂白剤は薬局でも入手することができます。あるとないでは汚れの落ち方が大違いですよ。ぜひお試しください。
煮洗いの具体的な手順
煮洗いには決まった手順がありません。重曹を使う方もいれば、洗濯洗剤を使う方もいます。ここでは代表的で「汚れが落ちる」と評判の粉石けんと酸素系漂白剤を使った煮洗い方法をご紹介していきます。
材料
水6リットルに粉石けん大さじ1、酸素系漂白剤大さじ1~2
手順
1、ステンレスかホーローの鍋に水をいれます。
2、鍋を火にかけ、ぬるめの温度で粉石けんを溶かします。汚れものを入れ静かにかき回します。
3、酸素系漂白剤をパラパラと入れます。
4、泡立ってきたら火を止め、冷めるまで放置します。
5、冷めたら冷水ですすぎます。
グツグツと20分くらい煮る方法もありますが、酸素系漂白剤を使う場合は長時間煮ないほうが良いようです。なぜなら酸素系漂白剤が一番効果を発揮する温度は50度だからです。
出典: josei-bigaku.jp
6、仕上げに洗濯機で洗います。洗剤を入れずにいつもの洗濯コースで洗いましょう。すすぎは2回以上すると完璧です。
煮洗いにはこんなメリットが
煮沸して殺菌できる
とくに台布巾には雑菌がたくさんついているのはご存知ですか。食べかすや汚れを拭いてよく洗ったつもりでも繊維の奥に汚れが残ります。しかも湿った状態の布巾は雑菌が増えるための絶好の環境になります。
雑菌が増えてしまった布巾であちこちを拭くと菌をあちこちにこすり付ける結果になりかねません。
定期的に布巾を煮洗いすることで殺菌し衛生的な環境が保てます。
赤ちゃんや子どもの衣類に
煮洗いは、塩素系漂白剤など強力な薬剤を使わずに、手肌に優しい洗剤できれいにすることができます。赤ちゃんの衣類などは優しい成分の洗剤で安全に、それでいてしっかりと除菌はしたいものです。そんな赤ちゃんの衣類に煮洗いはぴったりです。
嫌な臭いがすっきりとれる
出典: wholesalebabylclothing.blogspot.jp
洗濯機で洗っても取れない嫌な臭いが、煮洗いすることで全く臭わなくなったという口コミは多いです。定期的に煮洗いをする習慣をつけると、布巾やタオルの嫌な臭いから完全にサヨナラできますよ。
気になる黄ばみ汚れが取れる
出典: asesimi.hatenablog.com
白いTシャツの首の周りの汗染み、気になりませんか。これが煮洗いすることできれいに落ちます。洗濯機では落とし切れない汚れも、煮洗いすることでサッパリと落ちます。
煮洗いしていいもの、だめなもの
煮洗いOKなもの
出典: instagify.com
綿、麻素材のタオルや布巾は煮洗いに向いています。とくに布巾は雑菌が付きやすいので定期的に煮洗いすると煮沸消毒にもなり衛生的です。
タオルも積極的に煮洗いしてみましょう。定期的に煮洗いすることで、臭わなくなりますよ。
煮洗いがNGなもの
出典: mykaji.kao.com
ポリエステル素材の入った服は煮洗いは避けましょう。煮洗いするとシワがついてしまいます。そのシワはアイロンで伸ばしても消えません。
そのほか、おしゃれ着や色落ちしそうなものなど、「これ大丈夫かな?」と思うようなものは止めておいた方が無難です。
注意点
火傷に注意
洗濯物の重なっている部分などは熱がこもりやすくなっています。手で触らずにトングや菜箸を上手に使って火傷に注意しましょう。
色の濃いものと白いものを一緒に煮ない
出典: www.idokaba.net
色移りする可能性があるので、色物、白物は分けて煮洗いしましょう。
アルミ鍋は使わないこと
出典: bluesboy.at.webry.info
安く手に入るアルミ鍋を煮洗い用にしたいところですが、煮洗いにアルミ鍋を使ってはいけません。
アルミ鍋はアルカリで腐食し生地に穴が開いてしまうことがあります。また煮洗いのようにアルカリの洗浄液に長時間高温でさらされると、黒く変色してしまいます。
ぜひ試してみてくださいね
出典: mari-y.com
煮洗いについてご紹介しました。最初は布巾やハンドタオルなどから始めてみましょう。面倒なように思うかもしれませんが、慣れれば手間ではないです。何よりも汚れが落ちて真っ白になった布巾やタオルにきっと感動することでしょう。
夏の間に汗染みがしっかりついて汚れてしまったTシャツや毎日使うふきん、赤ちゃんのスタイなど、臭いや汚れが気になるものはありませんか。タオルなども洗っても洗っても匂いが取れない、なんて声も良く聞きます。
そこで究極の洗濯法ともいえる煮洗いを試してみませんか。煮洗いの方法や注意点をご紹介していきます。
煮洗いに向いている生地は?
出典: unquart.exblog.jp
・丈夫な綿、麻素材の生地がおすすめ
煮洗いは、「何でもOK」というワケではありません。デリケートな生地などは、しわが寄ってしまったり色落ちする可能性があります。
煮洗いにおすすめなのは綿や麻などの丈夫な生地がおすすめです。
とくに布巾は雑菌が付きやすいので煮沸消毒もできる煮洗いはおすすめです。
煮洗いの道具は?
出典: oba-shima.mito-city.com
・ステンレス鍋かホーロー鍋、トングや菜箸も用意。
煮洗いにはグツグツと煮るための鍋が必要です。洗剤を使って洗うので、煮洗い専用の鍋を用意しても良いかもしれませんね。熱い洗濯物を引き出したりするのにトングや菜箸も必要です。
鍋は必ず、ホーロー製かステンレス製にしましょう。アルミ鍋は厳禁です。アルミを使うとアルカリで腐食をおこし黒く変色したり穴が開いてしまうからです。
洗剤はどんなものを使うの?
出典: blog.livedoor.jp
・おすすめは、粉石けんと酸素系漂白剤
粉石けんは例えば、「シャボン玉スノール」「ミヨシそよ風」「ミヨシ無添加衣類のせっけん」などがあります。
酸素系漂白剤もあると良いです。ハイターなどの塩素系ではなく、粉末の酸素系漂白剤を用意します。酸素系漂白剤は塩素のような刺激臭もせず手肌に優しいのが特徴です。また塩素系の漂白剤で洗うと生地が傷みボロボロになりやすいのですが、酸素系漂白剤であれば、生地の傷みが少なく済みます。
出典: Yu Kaneta
酸素系漂白剤は薬局でも入手することができます。あるとないでは汚れの落ち方が大違いですよ。ぜひお試しください。
煮洗いの具体的な手順
煮洗いには決まった手順がありません。重曹を使う方もいれば、洗濯洗剤を使う方もいます。ここでは代表的で「汚れが落ちる」と評判の粉石けんと酸素系漂白剤を使った煮洗い方法をご紹介していきます。
材料
水6リットルに粉石けん大さじ1、酸素系漂白剤大さじ1~2
手順
1、ステンレスかホーローの鍋に水をいれます。
2、鍋を火にかけ、ぬるめの温度で粉石けんを溶かします。汚れものを入れ静かにかき回します。
3、酸素系漂白剤をパラパラと入れます。
4、泡立ってきたら火を止め、冷めるまで放置します。
5、冷めたら冷水ですすぎます。
グツグツと20分くらい煮る方法もありますが、酸素系漂白剤を使う場合は長時間煮ないほうが良いようです。なぜなら酸素系漂白剤が一番効果を発揮する温度は50度だからです。
出典: josei-bigaku.jp
6、仕上げに洗濯機で洗います。洗剤を入れずにいつもの洗濯コースで洗いましょう。すすぎは2回以上すると完璧です。
煮沸して殺菌できる
とくに台布巾には雑菌がたくさんついているのはご存知ですか。食べかすや汚れを拭いてよく洗ったつもりでも繊維の奥に汚れが残ります。しかも湿った状態の布巾は雑菌が増えるための絶好の環境になります。
雑菌が増えてしまった布巾であちこちを拭くと菌をあちこちにこすり付ける結果になりかねません。
定期的に布巾を煮洗いすることで殺菌し衛生的な環境が保てます。
赤ちゃんや子どもの衣類に
煮洗いは、塩素系漂白剤など強力な薬剤を使わずに、手肌に優しい洗剤できれいにすることができます。赤ちゃんの衣類などは優しい成分の洗剤で安全に、それでいてしっかりと除菌はしたいものです。そんな赤ちゃんの衣類に煮洗いはぴったりです。
嫌な臭いがすっきりとれる
出典: wholesalebabylclothing.blogspot.jp
洗濯機で洗っても取れない嫌な臭いが、煮洗いすることで全く臭わなくなったという口コミは多いです。定期的に煮洗いをする習慣をつけると、布巾やタオルの嫌な臭いから完全にサヨナラできますよ。
気になる黄ばみ汚れが取れる
出典: asesimi.hatenablog.com
白いTシャツの首の周りの汗染み、気になりませんか。これが煮洗いすることできれいに落ちます。洗濯機では落とし切れない汚れも、煮洗いすることでサッパリと落ちます。
煮洗いOKなもの
出典: instagify.com
綿、麻素材のタオルや布巾は煮洗いに向いています。とくに布巾は雑菌が付きやすいので定期的に煮洗いすると煮沸消毒にもなり衛生的です。
タオルも積極的に煮洗いしてみましょう。定期的に煮洗いすることで、臭わなくなりますよ。
煮洗いがNGなもの
出典: mykaji.kao.com
ポリエステル素材の入った服は煮洗いは避けましょう。煮洗いするとシワがついてしまいます。そのシワはアイロンで伸ばしても消えません。
そのほか、おしゃれ着や色落ちしそうなものなど、「これ大丈夫かな?」と思うようなものは止めておいた方が無難です。
火傷に注意
洗濯物の重なっている部分などは熱がこもりやすくなっています。手で触らずにトングや菜箸を上手に使って火傷に注意しましょう。
色の濃いものと白いものを一緒に煮ない
出典: www.idokaba.net
色移りする可能性があるので、色物、白物は分けて煮洗いしましょう。
アルミ鍋は使わないこと
出典: bluesboy.at.webry.info
安く手に入るアルミ鍋を煮洗い用にしたいところですが、煮洗いにアルミ鍋を使ってはいけません。
アルミ鍋はアルカリで腐食し生地に穴が開いてしまうことがあります。また煮洗いのようにアルカリの洗浄液に長時間高温でさらされると、黒く変色してしまいます。
出典: mari-y.com
煮洗いについてご紹介しました。最初は布巾やハンドタオルなどから始めてみましょう。面倒なように思うかもしれませんが、慣れれば手間ではないです。何よりも汚れが落ちて真っ白になった布巾やタオルにきっと感動することでしょう。
コツ・ポイント
ベビー用の肌着などを煮洗いする方も多いようです。やはり生まれたての赤ちゃんの着る物には肌に良い低刺激の洗剤を使いたいですよね。上の子どものお下がりのベビー服が黄ばんでいたときなどに、煮洗いすることで黄ばみが取れることもあります。ぜひ試してみてくださいね。