マンションやアパートを借りるとき、避けては通れない初期費用。お部屋の様子や立地も大事ですが、初期費用がいくらかかるかをちゃんと考えずに物件を決めてしまうと、後々後悔することになります。引っ越し前に知っておくべき初期費用と、費用を抑えるポイントをまとめてみました。
初期費用の相場はどれくらい?
初期費用とは
出典: aplications.jerichocleaningservice.com
まず、初期費用とは賃貸物件を借りる契約時に必要となる「前家賃」「敷金」「礼金」「仲介手数料」のことを指します。その他にも、火災保険」に加入しなければならない場合もあります。それぞれどのようなものなのか、下記で説明していきます。
前家賃(約1カ月分)
出典: freshome.com
賃貸物件の家賃は、基本的に前払い制です。月の途中で入居すると、物件によっては日割り家賃も加わるため、初期費用の負担が大きくなる場合があります。
例えば、入居する月の8日から契約であれば、8日から末日までの日割り家賃のみですみますが、15日からの入居の場合などは、15日から末日までの日割り家賃プラス「翌月の家賃」も支払う必要があります。入居日も考えて引っ越しの計画を立てる必要があります。
敷金(約1〜3カ月分)
出典: www.volitionremovalslondon.com
家主・管理会社に預けるお金をいいます。家賃の滞納や原状回復費用などに備えて、担保として支払われます。実際に費用が発生した場合は、こちらから差し引かれて、退去時に残った分が返金されます。敷金の相場は、家賃の約1〜3カ月分になります。
礼金(約1〜3カ月分)
こちらは、家主または管理会社にお礼として支払うお金です。なので「戻ってこないお金」になります。礼金の相場も、家賃の約1〜3カ月分となります。
ここ最近では、敷金・礼金はゼロという物件が増えています。初期費用を抑える場合はとても助かりますが、部屋のクリーニング代など、退去時に高額な諸経費を請求されるケースもあります。また、このような物件は周辺環境や建物の状況が悪く、なかなか借り手がつかないという理由もありますので、物件の状況をきちんと見て契約する必要があります。
仲介手数料(約1カ月分)
不動産会社に支払う手数料です。貸主との直接契約が可能であれば、不要となることもあります。一般的には、仲介手数料は家賃1カ月分という場合が多いようです。
火災保険料(約15,000~20,000円)
出典: hanayamate.exblog.jp
損害保険会社に支払うお金です。火事や水漏れなどが原因で、借主に与えた損害を担保する保険です。保険料は保険会社によりますが、2年で15,000円~20,000円が一般的です。
初期費用は家賃の6〜7倍が目安!
出典: allabout.co.jp
家賃が70,000円のところに決めたとして、上記のかかる費用を計算してみましょう。
◇前家賃 1カ月分 70,000円
◇敷金 2カ月分 140,000円
◇礼金 2カ月分 140,000円
◇仲介手数料 1カ月分 70,000円
◇火災保険料 20,000円
合計で……440,000円となりました!
およそ家賃の6〜7倍が初期費用としてかかるようになります。
初期費用を抑えるポイント
引っ越しの料金や家具・電化製品・生活雑貨など、まだまだ考えなければいけない出費はたくさんあります。やっぱり初期費用は抑えたいですよね!少しでも初期費用が安くなるポイントをあげてみました。
①交渉してみよう
出典: f-library.com
初期費用のなかには、交渉次第で金額を少なくできるものあがります。まず、「礼金」は家主にお礼として支払う費用となりますので、退去時に支払う保証金と違って後々トラブルにもなりにくく、入居時の最初にかかる費用なので、値切り交渉もしやすくなります。「仲介手数料」も、同じ理由で交渉次第で安くできる場合があります。また、「敷金」の場合は、預けるお金を低く設定することで費用を抑えることができます。
②初期費用ゼロの物件を探す
出典: trialx.com
上記の敷金・礼金ゼロのところで説明したように、退去時に気を付ければならないこともありますが、中には入居時の初期費用を抑えるため、月々の家賃分に初期費用が含まれているケースもあります。また、UR賃貸住宅や特定優良賃貸住宅(特優賃)の物件は、礼金・仲介手数料は不要ですので、こちらから物件を探すのもねらい目です。ただしこの場合は、入居に際し資格要件があります。
③支払いの方法を確認する(分割・カード払い等)
出典: www.freeths.co.uk
不動産会社によっては、初期費用の分割払いや家賃のカード支払いを受け付けているところもあります。前もって、支払方法を不動産会社に確認しておきましょう。どうしても初期費用の負担が大きい場合は、分割払いで月々の計画を立てて支払っていくのも1つの方法です。
④キャンペーン情報をチェックする
出典: www.modernwomenworld.com
時季や物件によっては、不動産会社が行っているキャンペーンや、情報検索サイトが行っているキャンペーンがあります。中には、敷金・礼金などが無料になる場合もありますが、その場合は違約金の期間が延びたりという条件が付くことが多いようです。
出典: aplications.jerichocleaningservice.com
まず、初期費用とは賃貸物件を借りる契約時に必要となる「前家賃」「敷金」「礼金」「仲介手数料」のことを指します。その他にも、火災保険」に加入しなければならない場合もあります。それぞれどのようなものなのか、下記で説明していきます。
出典: freshome.com
賃貸物件の家賃は、基本的に前払い制です。月の途中で入居すると、物件によっては日割り家賃も加わるため、初期費用の負担が大きくなる場合があります。
例えば、入居する月の8日から契約であれば、8日から末日までの日割り家賃のみですみますが、15日からの入居の場合などは、15日から末日までの日割り家賃プラス「翌月の家賃」も支払う必要があります。入居日も考えて引っ越しの計画を立てる必要があります。
出典: www.volitionremovalslondon.com
家主・管理会社に預けるお金をいいます。家賃の滞納や原状回復費用などに備えて、担保として支払われます。実際に費用が発生した場合は、こちらから差し引かれて、退去時に残った分が返金されます。敷金の相場は、家賃の約1〜3カ月分になります。
こちらは、家主または管理会社にお礼として支払うお金です。なので「戻ってこないお金」になります。礼金の相場も、家賃の約1〜3カ月分となります。
ここ最近では、敷金・礼金はゼロという物件が増えています。初期費用を抑える場合はとても助かりますが、部屋のクリーニング代など、退去時に高額な諸経費を請求されるケースもあります。また、このような物件は周辺環境や建物の状況が悪く、なかなか借り手がつかないという理由もありますので、物件の状況をきちんと見て契約する必要があります。
不動産会社に支払う手数料です。貸主との直接契約が可能であれば、不要となることもあります。一般的には、仲介手数料は家賃1カ月分という場合が多いようです。
出典: hanayamate.exblog.jp
損害保険会社に支払うお金です。火事や水漏れなどが原因で、借主に与えた損害を担保する保険です。保険料は保険会社によりますが、2年で15,000円~20,000円が一般的です。
出典: allabout.co.jp
家賃が70,000円のところに決めたとして、上記のかかる費用を計算してみましょう。
◇前家賃 1カ月分 70,000円
◇敷金 2カ月分 140,000円
◇礼金 2カ月分 140,000円
◇仲介手数料 1カ月分 70,000円
◇火災保険料 20,000円
合計で……440,000円となりました!
およそ家賃の6〜7倍が初期費用としてかかるようになります。
引っ越しの料金や家具・電化製品・生活雑貨など、まだまだ考えなければいけない出費はたくさんあります。やっぱり初期費用は抑えたいですよね!少しでも初期費用が安くなるポイントをあげてみました。
出典: f-library.com
初期費用のなかには、交渉次第で金額を少なくできるものあがります。まず、「礼金」は家主にお礼として支払う費用となりますので、退去時に支払う保証金と違って後々トラブルにもなりにくく、入居時の最初にかかる費用なので、値切り交渉もしやすくなります。「仲介手数料」も、同じ理由で交渉次第で安くできる場合があります。また、「敷金」の場合は、預けるお金を低く設定することで費用を抑えることができます。
出典: trialx.com
上記の敷金・礼金ゼロのところで説明したように、退去時に気を付ければならないこともありますが、中には入居時の初期費用を抑えるため、月々の家賃分に初期費用が含まれているケースもあります。また、UR賃貸住宅や特定優良賃貸住宅(特優賃)の物件は、礼金・仲介手数料は不要ですので、こちらから物件を探すのもねらい目です。ただしこの場合は、入居に際し資格要件があります。
出典: www.freeths.co.uk
不動産会社によっては、初期費用の分割払いや家賃のカード支払いを受け付けているところもあります。前もって、支払方法を不動産会社に確認しておきましょう。どうしても初期費用の負担が大きい場合は、分割払いで月々の計画を立てて支払っていくのも1つの方法です。
出典: www.modernwomenworld.com
時季や物件によっては、不動産会社が行っているキャンペーンや、情報検索サイトが行っているキャンペーンがあります。中には、敷金・礼金などが無料になる場合もありますが、その場合は違約金の期間が延びたりという条件が付くことが多いようです。
コツ・ポイント
賃貸物件を借りる際は、初期費用の契約条件や不動産会社からの説明をしっかり聞くことが大事です。家賃相場や建物の状況を見て、値段交渉ができるかどうかを判断してくださいね。損な引っ越しをしないために、情報取集と慎重な物件探しを心掛けましょう。素敵なお部屋に出会うためには、じっくり焦らずが基本です!