折り紙のカエルは簡単に作れるかわいいものから、とても精巧なリアルを追求したもまで、非常に奥が深いです。また、近年では世界中で「3D折り紙」と呼ばれる技法を使った、より立体的なものもあります。今回はそんな子供が夢中になって遊べるカエルから、大人が時間をかけて作るカエルまで、様々な折り紙のカエルをご紹介します。
超簡単!幼児と一緒に折っていこうシンプルなカエル
出典: blogs.yahoo.co.jp
用意するもの(折り紙とペン)
出典: www.yutron.com.tw
一番簡単なカエルを作るときは、最低限折り紙だけがあれば十分です。ただ、それだけだと個性がないなと感じるかもしれません。もう少しカエルをかわいくデザインしたいと思う方は、ペンも用意しておくとよいでしょう。目を書いたりちょっとしたデコレーションをするだけで、カエルができたときのワクワク感が変わると思います。ハサミがあると、目を作るときに便利なので用意しておくとよいでしょう。
折っていこう
幼稚園児でも作れる簡単なカエルの折り紙の作り方についてご紹介します。
1.折り紙へ斜めと横に折り目をつけます。
2.折り目をつけたら横に折ります。
3.斜めの折り目に沿って三角形を作ります。
4.表裏の三角形ができたら、表面の三角形の端をつまみ、中央から引っ張っていきます。
5.折り紙を裏返し、裏面の三角形の端をつまんで、折り目を作ります。このとき、4で作った足の角度に合わせて折るとキレイです。
6.5で作った折り目に合わせ、内側に入るように畳んでいきます。
これだけでカエルの形を作ることができます。折り方に難しい部分はほとんどないので、少し折り紙を上手に折れるようになったら、誰でも簡単に折れるようになるはずです。
最後に目を書こう
出典: jgraceflw.exblog.jp
折り紙カエルを作ったとき、紙を折っただけでは「ちょっと味気ない」と感じる方もいるかもしれません。そんなときはペンを使って目を書いていくと、カエルに表情ができるので面白くなります。笑っている顔や困った顔など、いろいろな顔を作ってみると工夫があって、見ているだけでも楽しい気持ちになれるはずです。目を付けたきっと子どもたちも喜ぶでしょう。
ポイント
折り紙でカエルを作るときは、足の部分を少し深く折るようにしましょう。足の部分が横に広がってしまうと、カエルというよりはアメンボのような見た目になってしまいます。ただし、梅雨ならではのキャラクターを作るときには、カエルの作り方を応用してアメンボを作ってみると、もっとバリエーションが豊かになって面白いかもしれません。
梅雨時の工作時間におすすめ
出典: isorropias.net
今回ご紹介したカエルは、その作り方の簡単さから幼稚園児や保育園児、小学校低学年の子どもが簡単に折れるレベルです。特に難しい部分がないので、保育士さんや小学校の先生の間でも人気があるのだとか。カエルと言えば5月後半から6月にかけて、梅雨時のイメージがある方もいると思います。雨が降った日の工作時間を利用した折り紙として、カエルを選ぶ方も少なくありません。
夫婦だけで暮らしているご家庭でも、もしかしたら折り紙を折るだけで雰囲気が変わるかもしれません。例えば、学校の教室やご自宅でカエルの折り紙を折って飾ると、部屋の雰囲気が少し明るい感じになるのではないかと思います。大人になると折り紙を折る機会は少なくなると思いますが、子ども心を思い出してちょっとワクワクすると思います。
梅雨時は雨が降っているせいで、外に出る予定や体育の授業が台無しになってしまうかもしれません。しかし、折り紙を作ってカエルを作ると、途端に楽しい気持ちになれるはずです。憂うつな梅雨時だからこそ、部屋の中でも楽しめる折り紙工作をしてみるのがよいかもしれません。
カエルが鳴く理由は求愛行動
出典: wakababunko.cocolog-nifty.com
梅雨の動物と言えばカエルを連想する方も少なくないと思います。都市部には少なくなりましたが、少し田舎のほうへ行くとカエルの鳴き声がこだまして、日本の懐かしきよい風景に感動するという人もいるでしょう。
日本でおなじみなのはアマガエルという意見も多々見受けられます。アマガエルは春から秋までは活動しています。春から梅雨時に掛けてカエルは繁殖期なので、オスがメスに対して求愛行動をするために鳴いているのだそうです。ただし、アマガエルは、雨が降りそうになると昼間でもよく鳴きます。雨の前に鳴くことを「雨鳴き」と呼びます。
ちなみに、九州地方ではへそ曲がりの子どもに対し、「逆々蛙(ぎゃくぎゃくどんぐ)」と呼ぶ文化があります。アマガエルに関する昔話で、親ガエルの言いつけと反対のことばかりをしている子ガエルに関して、逸話が残されているからです。
簡単でも跳ねる折り方
出典: lib-miyashiro.jugem.jp
用意するもの(折り紙とペン)
出典: www.jtt.ne.jp
折り紙のカエルを折るとき、正方形の折り紙を選びましょう。緑色または黄緑色だと普通のカエルになりますが、色に関しては自分の好きなように選べば大丈夫です。例えば、ピンクやオレンジなどのカエルが居ると、カラフルでかわいいと思います。また、目を書いたり模様を書いたりするならペンも必要です。黒いペンを用意しておきましょう。また、目を作るためにハサミがあると便利かもしれません。
折っていこう
ここでは、折り紙でできるぴょんぴょんカエルの折り方をご紹介します。ぴょんぴょんカエルを作るときの手順は以下の通りです。
1.まずは正方形の折り紙を、横半分にして折り目をつけます。折り目に沿って縦に折りましょう。
2.縦半分に折り紙を折ったら、半分に折った折り紙の上の部分へ、斜めと横の折り目をつけます。3.折り目をつけたら、三角形が重なるように折ります。
4.残った下の正方形を半分に折ります。
5.上の三角形の端をめくり、右側4分の1くらいを内側に折っていきます。片方折ったら、反対側も同じように折っていきましょう。
6.5の時点で、屋根がある家のような形になります。そうしたら、下の正方形部分を半分に折り、さらに三角形ができるように、左上と右上を折ります。
7.下側を少し広げたら、ボートのような形になるように折ります。
8.出ている角をそれぞれ斜めに折るとカエルの完成です。指でお尻の部分を押さえ、指を離すとカエルのようにピョンと跳ねます。上手に作ると飛ぶ距離も長くなります。
以上で折り紙で作るぴょんぴょんカエルは完成です。
最後に目を書こう
出典: www.origami-club.com
カエルの折り紙を折り終わったら、別の折り紙を使って目を書くのもおすすめです。折り紙を上手に丸型に切り、裏の白い部分へ目を書くと、もっとかわいいカエルができます。目の大きさや表情を工夫し、バリエーション豊かなカエルを作るのも楽しいのではないでしょうか。
ポイント
折り紙を折るとき、5番の三角形の端をめくるところが難しいかもしれません。しかし、慣れればサッと折れるはずなので、根気よくチャレンジしてみましょう。ちなみに、1匹あたり3分程度も折れると思います。ぴょんぴょんカエルを何匹も折って、どれが一番遠くまで飛ぶかを競ってみるのも楽しいですよ。
ぴょんぴょんカエルの楽しみ方
出典: nanapi.jp
海外ではぴょんぴょんカエルを作ると喜ばれると言います。日本人は手先が器用な方が多いので珍しくないかもしれませんが、外国人の方にとってはとても新鮮なようです。
そういえば、海外ドラマの『メンタリスト(season1)』でも、時間差で飛び跳ねるカエルが使われています。ジェーンがリズボンにカエルの折り紙を渡すシーンが印象的です。作品中では勝手に飛び跳ねるのですが、現実的には折り紙とペンだけで勝手に飛び跳ねることはありません。しかし、ゴムなどを使って、ちょっとした工夫をすると、ドラマのようにセルフタイマーで勝手にジャンプするカエルが作れると思います。
「最近、友達に元気がないようだ」という方に、飛び跳ねるカエルをプレゼントしようと考える方もいるようです。折り紙のぴょんぴょんカエルは親子で楽しめるだけでなく、友達にも元気を与えられると思うので、友達へのプレゼント用に作ってみるのもよいかもしれません。
青年海外協力隊でも人気に
出典: n-sojocv-najirane.com
「折り紙一枚だけで外国人の子どもと仲良くなれる」と、海外では折り紙が人気です。先程もご紹介した通り、海外ではぴょんぴょんカエルを作れるだけで、一躍ヒーローになることも不可能ではありません。
海外では折り紙を使って、何かを作るという文化はないです。ましてや、折り紙で作ったものが、まるで本物の動物のように生きているとしたら、彼らにとってものすごい衝撃的な事件なのだと思います。
ちなみに、海外の子どもたちに教えるときは、ぴょんぴょんカエルでの遊び方を始めに教えてあげる必要があります。海外青年協力隊の人のなかにも、ぴょんぴょんカエルで村中の人気者になれたという方もいるようです。
よりリアルに!立体的な折り方
出典: marupee1013.naganoblog.jp
用意するもの(折り紙一枚だけ)
折り紙一枚だけでリアルなカエルを表現できます。当然、用意するものは折り紙だけ。細かい技術が必要なので、大人じゃないと作れないという可能性もありますが、本物のような立体感があるので、周りからはびっくりされるはずです。
折っていこう
早速、折り紙だけで作る立体的でリアルなカエルについて見てみましょう。
1.まずは折り紙を三角形に折ってください。
2.もう一度三角形に折っていきます。
3.三角形を一度広げ、正方形になるように潰します。
4.四角形になったら、隅を立て、一度潰してから開きます。
5.四隅を全部立て、潰したら再度開きます。クレープの袋のような見た目になると思います。
6.左側から中心線に向かい、折り目を付けていきます。反対側も同様にしてください。
7.折り目をつけたら開きます。
8.中心に沿うように折り紙を潰していきます。ダイヤのような形になります。
9.折った部分4か所を全部開き潰します。
10.中心線に向かい、下側を折っていきます。少しだけ隙間が空くようにすると、あとでキレイな仕上がりになります。
11.4か所を折ります。
12.中割りにして跳ね上げ、前足を作っていきます。左右とも同じようにやります。
13.2回同じようにやって、カエルのような形になるように整えていきます。
14.後ろ足も3回中割りして形を整えます。
15.最後にお腹を引っ張ると完成です。
細かな技術が必要になるので大変ですが、足をキレイに折ることができれば上手にカエルが作れます。繰り返していくうちにキレイなカエルになるはずなので、何度かトライしてみましょう。
ポイント
出典: blog.goo.ne.jp
折り紙では中割り折りという方法があります。途中まで山折りで、途中から谷折りに変わるという技法です。二枚が重なっている場所を開く方法ですが、折り鶴を作るときに使われることも少なくありません。少し複雑な折り方のように感じるかもしれませんが、恐らく、慣れれば簡単にできるようになると思います。
また、高度な技術が要求される立体的なカエルですが、基本に忠実に折るようにすれば問題ありません。折り紙でいう基本的な技術は、初めから最後まで、端と端を揃えて折るということです。丁寧に折り続けることができれば、作っている途中で崩れることはありません。折り紙の上で指を滑らせて、折り目を強く付けることがポイントです。
もし、自分の手先の器用さに自信がない方は定規を利用するのもよいでしょう。折り目がズレないように作れるはずなので、きっと折り紙が楽しくなると思います。
リアルすぎるカエルは不人気?
出典: mishijas.exblog.jp
立体的なカエルはもはや美術品のように捉えられ、日本国内や海外でも高い評価を受けるはずです。日本人の間でも、「スゴイ!」と声があがるケースも多いようで、SNSでの反応も上々だと言います。
なかには、極端にリアルすぎるカエルを作って「思っていた感じと違う」と言われてしまうケースも。でも、それだけ想像力を駆使したカエル工作ができているなら、技術面では評価してもらえるのではないかと思います。
折り紙の技術をマスターしよう
出典: kurorisu.sblo.jp
形ある物は大切に
折り紙の折り方を身に付けるためには、とにかく繰り返し折ってみることです。続けているうちに次第に技術力が身に付いてくるので、折り紙自体が簡単になってくるでしょう。と言っても、簡単には身に付かないので、ここでは簡単なコツをご紹介します。
折り紙で一番大切なことは、「一折り目をとにかくキレイに折る」という一点に尽きます。一折り目で失敗してしまうと、それ以降がどんなにキレイに折れたとしても、完成品がキレイになることはありません。一折り目で失敗したと思ったらやり直してもいいので、端と端をきちんと揃えることにこだわってください。
出典: looper-looper.com
折り紙工作が得意な方の意見を見ると、「作ったものをむげに捨てないでほしい」という声が見受けられます。せっかくカエルを作ったのに、そのまま捨てるのは忍びないものです。一度折り紙を開き、元の形に戻してから捨てるようにしましょう。せっかく作ったカエルに愛を込めて、一度元に戻してから捨ててあげるのがよいと思います。
わかりやすいカエルの折り紙作り方(動画)
ぴょんぴょんカエルは簡単
先程までは文ですべて書いてあったので、作り方が分かりづらいと感じた方がいるかもしれません。しかし、ぴょんぴょんカエルは前述の通り簡単に作ることができます。下では動画をご用意しました。こちらの動画を見て、もし分からなくなったら巻き戻しをして確認すればいいので、誰でも簡単に折ることができますよ。ぜひ、チャレンジしてみてください。
3Dタイプのカエルはこう作る
こちらは今全世界ではやりの「3D折り紙」の技法を使ったカエルの作り方です。一枚の折り紙で作るのよりも立体感があり、迫力がありますね。作り方は一枚の物に比べると難しく、まず、それぞれのパーツを作っていき、それから、組み立てて、カエルの形を作り出していきます。上の画像はタッチすると、動画が開始する仕組みになっています。ちょっとオシャレなカエルを作ってみたい方はぜひ、こちらのビデオをご覧になってチャレンジしてみてください。
こんな青ガエルも作れる
一枚の折り紙でこんなリアルなカエルを折ってみませんか?こちらは長方形の折り紙を使って折っていきます。難しそうに見えますが、非常にゆっくり折っているので、手順を一つ一つ確認しながら作っていけば誰でも作ることができますよ。いつも同じカエルを折っていて、飽きてしまった方はぜひこちらのカエルにチャレンジしてみてください。
こんなにあります顔が命のカエルの折り紙
まるで今にも鳴き声が聞こえてきそう
色々なカエルの折り紙を探していくとこんなものもあります。こちらは直立型の折り紙のカエルで、目と口の出来具合が素晴らしく、今にも鳴き出しそうですね。先程までご紹介してきた作った後あそべるタイプのものもいいですが、こちらのような棚などに入れて鑑賞できるタイプのものもいいですね。皆さんも、棚を彩る作品を一つ作ってみませんか?
渋い顔のカエルくん
こちらのカエルはとても精巧にできていて、よりリアリティを追求しています。何といっても大きなポイントの一つはこの「渋い目」です。そしてよく見ると、ちゃんとカエルの目になるように少しその部分を膨らませて立方体のようにさせてあります。また、より本物に近づけるために斜めに構えて立っています。朝の寝起きドッキリに使えそうですね。
ひょうきん顔のカエルたち
こちらのカエルは非常にシンプルにできています。しかしとてもコミカルで目が垂れ目でお茶目なカエルです。そして、ぴょんぴょんガエルのタイプなので、お尻のところを押さえて放してあげれば、ぴょんと跳んでくれますよ。舌がペロンと出ているもののあり、こんなカエルだったら、子供も怖がらずに楽しく遊ぶことができますね。
出典: blogs.yahoo.co.jp
出典: www.yutron.com.tw
一番簡単なカエルを作るときは、最低限折り紙だけがあれば十分です。ただ、それだけだと個性がないなと感じるかもしれません。もう少しカエルをかわいくデザインしたいと思う方は、ペンも用意しておくとよいでしょう。目を書いたりちょっとしたデコレーションをするだけで、カエルができたときのワクワク感が変わると思います。ハサミがあると、目を作るときに便利なので用意しておくとよいでしょう。
幼稚園児でも作れる簡単なカエルの折り紙の作り方についてご紹介します。
1.折り紙へ斜めと横に折り目をつけます。
2.折り目をつけたら横に折ります。
3.斜めの折り目に沿って三角形を作ります。
4.表裏の三角形ができたら、表面の三角形の端をつまみ、中央から引っ張っていきます。
5.折り紙を裏返し、裏面の三角形の端をつまんで、折り目を作ります。このとき、4で作った足の角度に合わせて折るとキレイです。
6.5で作った折り目に合わせ、内側に入るように畳んでいきます。
これだけでカエルの形を作ることができます。折り方に難しい部分はほとんどないので、少し折り紙を上手に折れるようになったら、誰でも簡単に折れるようになるはずです。
出典: jgraceflw.exblog.jp
折り紙カエルを作ったとき、紙を折っただけでは「ちょっと味気ない」と感じる方もいるかもしれません。そんなときはペンを使って目を書いていくと、カエルに表情ができるので面白くなります。笑っている顔や困った顔など、いろいろな顔を作ってみると工夫があって、見ているだけでも楽しい気持ちになれるはずです。目を付けたきっと子どもたちも喜ぶでしょう。
折り紙でカエルを作るときは、足の部分を少し深く折るようにしましょう。足の部分が横に広がってしまうと、カエルというよりはアメンボのような見た目になってしまいます。ただし、梅雨ならではのキャラクターを作るときには、カエルの作り方を応用してアメンボを作ってみると、もっとバリエーションが豊かになって面白いかもしれません。
出典: isorropias.net
今回ご紹介したカエルは、その作り方の簡単さから幼稚園児や保育園児、小学校低学年の子どもが簡単に折れるレベルです。特に難しい部分がないので、保育士さんや小学校の先生の間でも人気があるのだとか。カエルと言えば5月後半から6月にかけて、梅雨時のイメージがある方もいると思います。雨が降った日の工作時間を利用した折り紙として、カエルを選ぶ方も少なくありません。
夫婦だけで暮らしているご家庭でも、もしかしたら折り紙を折るだけで雰囲気が変わるかもしれません。例えば、学校の教室やご自宅でカエルの折り紙を折って飾ると、部屋の雰囲気が少し明るい感じになるのではないかと思います。大人になると折り紙を折る機会は少なくなると思いますが、子ども心を思い出してちょっとワクワクすると思います。
梅雨時は雨が降っているせいで、外に出る予定や体育の授業が台無しになってしまうかもしれません。しかし、折り紙を作ってカエルを作ると、途端に楽しい気持ちになれるはずです。憂うつな梅雨時だからこそ、部屋の中でも楽しめる折り紙工作をしてみるのがよいかもしれません。
出典: wakababunko.cocolog-nifty.com
梅雨の動物と言えばカエルを連想する方も少なくないと思います。都市部には少なくなりましたが、少し田舎のほうへ行くとカエルの鳴き声がこだまして、日本の懐かしきよい風景に感動するという人もいるでしょう。
日本でおなじみなのはアマガエルという意見も多々見受けられます。アマガエルは春から秋までは活動しています。春から梅雨時に掛けてカエルは繁殖期なので、オスがメスに対して求愛行動をするために鳴いているのだそうです。ただし、アマガエルは、雨が降りそうになると昼間でもよく鳴きます。雨の前に鳴くことを「雨鳴き」と呼びます。
ちなみに、九州地方ではへそ曲がりの子どもに対し、「逆々蛙(ぎゃくぎゃくどんぐ)」と呼ぶ文化があります。アマガエルに関する昔話で、親ガエルの言いつけと反対のことばかりをしている子ガエルに関して、逸話が残されているからです。
出典: lib-miyashiro.jugem.jp
出典: www.jtt.ne.jp
折り紙のカエルを折るとき、正方形の折り紙を選びましょう。緑色または黄緑色だと普通のカエルになりますが、色に関しては自分の好きなように選べば大丈夫です。例えば、ピンクやオレンジなどのカエルが居ると、カラフルでかわいいと思います。また、目を書いたり模様を書いたりするならペンも必要です。黒いペンを用意しておきましょう。また、目を作るためにハサミがあると便利かもしれません。
ここでは、折り紙でできるぴょんぴょんカエルの折り方をご紹介します。ぴょんぴょんカエルを作るときの手順は以下の通りです。
1.まずは正方形の折り紙を、横半分にして折り目をつけます。折り目に沿って縦に折りましょう。
2.縦半分に折り紙を折ったら、半分に折った折り紙の上の部分へ、斜めと横の折り目をつけます。3.折り目をつけたら、三角形が重なるように折ります。
4.残った下の正方形を半分に折ります。
5.上の三角形の端をめくり、右側4分の1くらいを内側に折っていきます。片方折ったら、反対側も同じように折っていきましょう。
6.5の時点で、屋根がある家のような形になります。そうしたら、下の正方形部分を半分に折り、さらに三角形ができるように、左上と右上を折ります。
7.下側を少し広げたら、ボートのような形になるように折ります。
8.出ている角をそれぞれ斜めに折るとカエルの完成です。指でお尻の部分を押さえ、指を離すとカエルのようにピョンと跳ねます。上手に作ると飛ぶ距離も長くなります。
以上で折り紙で作るぴょんぴょんカエルは完成です。
出典: www.origami-club.com
カエルの折り紙を折り終わったら、別の折り紙を使って目を書くのもおすすめです。折り紙を上手に丸型に切り、裏の白い部分へ目を書くと、もっとかわいいカエルができます。目の大きさや表情を工夫し、バリエーション豊かなカエルを作るのも楽しいのではないでしょうか。
折り紙を折るとき、5番の三角形の端をめくるところが難しいかもしれません。しかし、慣れればサッと折れるはずなので、根気よくチャレンジしてみましょう。ちなみに、1匹あたり3分程度も折れると思います。ぴょんぴょんカエルを何匹も折って、どれが一番遠くまで飛ぶかを競ってみるのも楽しいですよ。
出典: nanapi.jp
海外ではぴょんぴょんカエルを作ると喜ばれると言います。日本人は手先が器用な方が多いので珍しくないかもしれませんが、外国人の方にとってはとても新鮮なようです。
そういえば、海外ドラマの『メンタリスト(season1)』でも、時間差で飛び跳ねるカエルが使われています。ジェーンがリズボンにカエルの折り紙を渡すシーンが印象的です。作品中では勝手に飛び跳ねるのですが、現実的には折り紙とペンだけで勝手に飛び跳ねることはありません。しかし、ゴムなどを使って、ちょっとした工夫をすると、ドラマのようにセルフタイマーで勝手にジャンプするカエルが作れると思います。
「最近、友達に元気がないようだ」という方に、飛び跳ねるカエルをプレゼントしようと考える方もいるようです。折り紙のぴょんぴょんカエルは親子で楽しめるだけでなく、友達にも元気を与えられると思うので、友達へのプレゼント用に作ってみるのもよいかもしれません。
出典: n-sojocv-najirane.com
「折り紙一枚だけで外国人の子どもと仲良くなれる」と、海外では折り紙が人気です。先程もご紹介した通り、海外ではぴょんぴょんカエルを作れるだけで、一躍ヒーローになることも不可能ではありません。
海外では折り紙を使って、何かを作るという文化はないです。ましてや、折り紙で作ったものが、まるで本物の動物のように生きているとしたら、彼らにとってものすごい衝撃的な事件なのだと思います。
ちなみに、海外の子どもたちに教えるときは、ぴょんぴょんカエルでの遊び方を始めに教えてあげる必要があります。海外青年協力隊の人のなかにも、ぴょんぴょんカエルで村中の人気者になれたという方もいるようです。
出典: marupee1013.naganoblog.jp
折り紙一枚だけでリアルなカエルを表現できます。当然、用意するものは折り紙だけ。細かい技術が必要なので、大人じゃないと作れないという可能性もありますが、本物のような立体感があるので、周りからはびっくりされるはずです。
早速、折り紙だけで作る立体的でリアルなカエルについて見てみましょう。
1.まずは折り紙を三角形に折ってください。
2.もう一度三角形に折っていきます。
3.三角形を一度広げ、正方形になるように潰します。
4.四角形になったら、隅を立て、一度潰してから開きます。
5.四隅を全部立て、潰したら再度開きます。クレープの袋のような見た目になると思います。
6.左側から中心線に向かい、折り目を付けていきます。反対側も同様にしてください。
7.折り目をつけたら開きます。
8.中心に沿うように折り紙を潰していきます。ダイヤのような形になります。
9.折った部分4か所を全部開き潰します。
10.中心線に向かい、下側を折っていきます。少しだけ隙間が空くようにすると、あとでキレイな仕上がりになります。
11.4か所を折ります。
12.中割りにして跳ね上げ、前足を作っていきます。左右とも同じようにやります。
13.2回同じようにやって、カエルのような形になるように整えていきます。
14.後ろ足も3回中割りして形を整えます。
15.最後にお腹を引っ張ると完成です。
細かな技術が必要になるので大変ですが、足をキレイに折ることができれば上手にカエルが作れます。繰り返していくうちにキレイなカエルになるはずなので、何度かトライしてみましょう。
出典: blog.goo.ne.jp
折り紙では中割り折りという方法があります。途中まで山折りで、途中から谷折りに変わるという技法です。二枚が重なっている場所を開く方法ですが、折り鶴を作るときに使われることも少なくありません。少し複雑な折り方のように感じるかもしれませんが、恐らく、慣れれば簡単にできるようになると思います。
また、高度な技術が要求される立体的なカエルですが、基本に忠実に折るようにすれば問題ありません。折り紙でいう基本的な技術は、初めから最後まで、端と端を揃えて折るということです。丁寧に折り続けることができれば、作っている途中で崩れることはありません。折り紙の上で指を滑らせて、折り目を強く付けることがポイントです。
もし、自分の手先の器用さに自信がない方は定規を利用するのもよいでしょう。折り目がズレないように作れるはずなので、きっと折り紙が楽しくなると思います。
出典: mishijas.exblog.jp
立体的なカエルはもはや美術品のように捉えられ、日本国内や海外でも高い評価を受けるはずです。日本人の間でも、「スゴイ!」と声があがるケースも多いようで、SNSでの反応も上々だと言います。
なかには、極端にリアルすぎるカエルを作って「思っていた感じと違う」と言われてしまうケースも。でも、それだけ想像力を駆使したカエル工作ができているなら、技術面では評価してもらえるのではないかと思います。
出典: kurorisu.sblo.jp
折り紙の折り方を身に付けるためには、とにかく繰り返し折ってみることです。続けているうちに次第に技術力が身に付いてくるので、折り紙自体が簡単になってくるでしょう。と言っても、簡単には身に付かないので、ここでは簡単なコツをご紹介します。
折り紙で一番大切なことは、「一折り目をとにかくキレイに折る」という一点に尽きます。一折り目で失敗してしまうと、それ以降がどんなにキレイに折れたとしても、完成品がキレイになることはありません。一折り目で失敗したと思ったらやり直してもいいので、端と端をきちんと揃えることにこだわってください。
出典: looper-looper.com
折り紙工作が得意な方の意見を見ると、「作ったものをむげに捨てないでほしい」という声が見受けられます。せっかくカエルを作ったのに、そのまま捨てるのは忍びないものです。一度折り紙を開き、元の形に戻してから捨てるようにしましょう。せっかく作ったカエルに愛を込めて、一度元に戻してから捨ててあげるのがよいと思います。
先程までは文ですべて書いてあったので、作り方が分かりづらいと感じた方がいるかもしれません。しかし、ぴょんぴょんカエルは前述の通り簡単に作ることができます。下では動画をご用意しました。こちらの動画を見て、もし分からなくなったら巻き戻しをして確認すればいいので、誰でも簡単に折ることができますよ。ぜひ、チャレンジしてみてください。
こちらは今全世界ではやりの「3D折り紙」の技法を使ったカエルの作り方です。一枚の折り紙で作るのよりも立体感があり、迫力がありますね。作り方は一枚の物に比べると難しく、まず、それぞれのパーツを作っていき、それから、組み立てて、カエルの形を作り出していきます。上の画像はタッチすると、動画が開始する仕組みになっています。ちょっとオシャレなカエルを作ってみたい方はぜひ、こちらのビデオをご覧になってチャレンジしてみてください。
一枚の折り紙でこんなリアルなカエルを折ってみませんか?こちらは長方形の折り紙を使って折っていきます。難しそうに見えますが、非常にゆっくり折っているので、手順を一つ一つ確認しながら作っていけば誰でも作ることができますよ。いつも同じカエルを折っていて、飽きてしまった方はぜひこちらのカエルにチャレンジしてみてください。
色々なカエルの折り紙を探していくとこんなものもあります。こちらは直立型の折り紙のカエルで、目と口の出来具合が素晴らしく、今にも鳴き出しそうですね。先程までご紹介してきた作った後あそべるタイプのものもいいですが、こちらのような棚などに入れて鑑賞できるタイプのものもいいですね。皆さんも、棚を彩る作品を一つ作ってみませんか?
こちらのカエルはとても精巧にできていて、よりリアリティを追求しています。何といっても大きなポイントの一つはこの「渋い目」です。そしてよく見ると、ちゃんとカエルの目になるように少しその部分を膨らませて立方体のようにさせてあります。また、より本物に近づけるために斜めに構えて立っています。朝の寝起きドッキリに使えそうですね。
こちらのカエルは非常にシンプルにできています。しかしとてもコミカルで目が垂れ目でお茶目なカエルです。そして、ぴょんぴょんガエルのタイプなので、お尻のところを押さえて放してあげれば、ぴょんと跳んでくれますよ。舌がペロンと出ているもののあり、こんなカエルだったら、子供も怖がらずに楽しく遊ぶことができますね。
コツ・ポイント
折り紙のカエルは、さまざまなバリエーションがあります。「幼稚園児や保育園児でも作れるシンプルなカエル」「指で押さえると飛び跳ねるぴょんぴょんカエル」「立体的でリアルなカエル」は、それぞれ求められる技術はぜんぜん違いますが、自分の技術に応じて身に付けてみるとよいかもしれません。
学校の授業やご家庭での工作など、さまざまなタイミングでカエルを作る機会があると思います。梅雨時に折り紙を作るときには、ぜひともカエルで遊んでみましょう。