お部屋の中で動かすことのできるものには「家具」と「建具」の二つがありますが、建具にはインテリアの雰囲気を変えたり、お部屋の使い勝手に積極的に関わっていく「頭脳」のような役割があるんです。賢い建具の使い方を知って、リノベーションなどの参考にしちゃいましょう!
引き戸でリビングのモードをスイッチ
引き戸は日本の文化です
思えば、日本には引き戸の長い文化と伝統がありますね。今は洋式のヒンジドアが大半ですが、少しずつ引き戸の良さも見直されています。このような格子戸をリビングで生かした例を紹介します。
テレビをや棚を隠す端整な建具
どんなにいいプロダクトをそろえたとしても、いろいろな素材や大きさでゴチャゴチャしてしまいがちなのがTVボード周りのインテリアです。ウッドのルーバーを建具に仕立ててTVを隠す談笑モードと、シアターモードの使い分け。ルーバーの間からチラ見えしているので、圧迫感も感じない優れた建具の使い方です。
腰上のパネルで書棚と壁付けTVを切り替え
よりシンプルな仕様の建具でも、シアターモードとライブラリーモードを切り替えできます。TVを隠しているときは書棚がオープンに、書棚をオープンにしているときはTVがオープンに。真っ白もニュートラルでいいけれど、建具のパネルを額装した絵やグラフィックにするのも楽しそうです。
すりガラス×建具を上手く使おう
すりガラスの建具で棚と出入り口をスイッチ
白いディスプレイの前面を覆う木製の框扉には、すりガラスがはまっています。これがなかなかいい役割!クローズしているときは部屋の向こう側に光を通しつつ、棚にアクセス可能に。オープンな状態では棚がすりガラスでウィンドウディスプレイになります。開いても閉じてもの機能がある、一石二鳥のアイデアです。
雰囲気を和らげる
天井のレールから吊り下げられたすりガラスの建具は、オープンなウォールシェルフを部分的にカバーできる仕様です。汚れや油をスクリーンアウトするだけじゃなく、キッチンの情報量の多さをオブラートに包んで柔らかく見せてくれます。曇りガラスなので、どこに何があるかちゃんと分かるのもEXCELLENT!
キッチン自体を隠したいときはどんなとき?
例えばコンパクトなLDKでは、キッチンを隠して、リビングスペースを広く取りたい!なんてシチュエーションもありますよね。急な来客時にも大活躍しますよ~。
納屋風の扉は根強い人気!
納屋扉(Barn Door)って?
出典: www.thelensflare.com
アメリカの納屋の入り口にあるような、大きな木製の扉のことです。無骨さ、木の肌合いの粗さや無骨な作りは、インテリアで敬遠されると思いきや、優しさのあるアイテムとして活用されているのです。
白基調のインテリアにこそ合わせてみて!
出典: blog.styleestate.com
黒いアイアンのレールとセットで使うのが、納屋扉をリユースするときの鉄板ルールです。白くてきれいなインテリアの中に、なんだかほっこりとした気分にさせてくれ、素朴な味わいを加えてくれます。
モダンな水回りとのギャップが堪りません
出典: imgur.com
納屋扉の無骨さと、ガラスのシャープさ。相反するテイストを敢えてあわせるのはコンテンポラリーなインテリアで良く見られる手法です。もともとが外部に使われていた建具なので水に強いこと、タフに使いこなせるのも魅力的です。
クローゼットランドリーにも使えます
白物家電とのギャップがいいですね~。ここでも水に強いことが生かされています。開き扉よりも引き戸のほうが、家事しやすいというメリットもあるんですよ!
建具=扉だけと思ってちゃダメなんです
回転する家具が、部屋を仕切る賢い建具に!
出典: lifeasarts.blogspot.jp
どうせ扉を作るなら、何か他の機能を付け加えたくなるのは人の性(さが)です。一見、ただのディスプレイシェルフに見えるこちらのインテリアですが…
実は回転する建具になっているんです!
出典: lifeasarts.blogspot.jp
片方が手前に、片方が奥に回転する両開きの建具だったのですね。棚を兼用しているので、大きさにも無駄がありません。扉の向こうにはプライベートなリビングがあって、手前のダイニングスペースとの繋がりをコントロールするだけではなく、光の入り方が劇的に変わります。
完全にオープンにすると部屋が変わります
出典: lifeasarts.blogspot.jp
リビングダイニングが一体的に使えるようになるだけではなく、棚は壁にきちんと納まって、家具の位置がピタッと決まったインテリアになりました。どうして左側が手前に回転し、右側が奥に回転するかも、これで理由はお分かりですね。上手にソファなどを避けつつ、ウォールシェルフに変化するための工夫だったのです。
引き戸に棚を付けるシンプルなデザイン
引き戸に棚板をつけるシンプルな案も使えますね。開閉すると書棚も一緒にスライドするので、インテリアに変化が生まれるのがこのアイデアの優れたところです。ディテールも秀逸。ブックエンドとして付いているL字にバーが建具の引き手を兼ねている工夫に、気づかれましたか?
引き戸は日本の文化です
思えば、日本には引き戸の長い文化と伝統がありますね。今は洋式のヒンジドアが大半ですが、少しずつ引き戸の良さも見直されています。このような格子戸をリビングで生かした例を紹介します。
テレビをや棚を隠す端整な建具
どんなにいいプロダクトをそろえたとしても、いろいろな素材や大きさでゴチャゴチャしてしまいがちなのがTVボード周りのインテリアです。ウッドのルーバーを建具に仕立ててTVを隠す談笑モードと、シアターモードの使い分け。ルーバーの間からチラ見えしているので、圧迫感も感じない優れた建具の使い方です。
腰上のパネルで書棚と壁付けTVを切り替え
よりシンプルな仕様の建具でも、シアターモードとライブラリーモードを切り替えできます。TVを隠しているときは書棚がオープンに、書棚をオープンにしているときはTVがオープンに。真っ白もニュートラルでいいけれど、建具のパネルを額装した絵やグラフィックにするのも楽しそうです。
すりガラスの建具で棚と出入り口をスイッチ
白いディスプレイの前面を覆う木製の框扉には、すりガラスがはまっています。これがなかなかいい役割!クローズしているときは部屋の向こう側に光を通しつつ、棚にアクセス可能に。オープンな状態では棚がすりガラスでウィンドウディスプレイになります。開いても閉じてもの機能がある、一石二鳥のアイデアです。
雰囲気を和らげる
天井のレールから吊り下げられたすりガラスの建具は、オープンなウォールシェルフを部分的にカバーできる仕様です。汚れや油をスクリーンアウトするだけじゃなく、キッチンの情報量の多さをオブラートに包んで柔らかく見せてくれます。曇りガラスなので、どこに何があるかちゃんと分かるのもEXCELLENT!
キッチン自体を隠したいときはどんなとき?
例えばコンパクトなLDKでは、キッチンを隠して、リビングスペースを広く取りたい!なんてシチュエーションもありますよね。急な来客時にも大活躍しますよ~。
納屋扉(Barn Door)って?
出典: www.thelensflare.com
アメリカの納屋の入り口にあるような、大きな木製の扉のことです。無骨さ、木の肌合いの粗さや無骨な作りは、インテリアで敬遠されると思いきや、優しさのあるアイテムとして活用されているのです。
白基調のインテリアにこそ合わせてみて!
出典: blog.styleestate.com
黒いアイアンのレールとセットで使うのが、納屋扉をリユースするときの鉄板ルールです。白くてきれいなインテリアの中に、なんだかほっこりとした気分にさせてくれ、素朴な味わいを加えてくれます。
モダンな水回りとのギャップが堪りません
出典: imgur.com
納屋扉の無骨さと、ガラスのシャープさ。相反するテイストを敢えてあわせるのはコンテンポラリーなインテリアで良く見られる手法です。もともとが外部に使われていた建具なので水に強いこと、タフに使いこなせるのも魅力的です。
クローゼットランドリーにも使えます
白物家電とのギャップがいいですね~。ここでも水に強いことが生かされています。開き扉よりも引き戸のほうが、家事しやすいというメリットもあるんですよ!
回転する家具が、部屋を仕切る賢い建具に!
出典: lifeasarts.blogspot.jp
どうせ扉を作るなら、何か他の機能を付け加えたくなるのは人の性(さが)です。一見、ただのディスプレイシェルフに見えるこちらのインテリアですが…
実は回転する建具になっているんです!
出典: lifeasarts.blogspot.jp
片方が手前に、片方が奥に回転する両開きの建具だったのですね。棚を兼用しているので、大きさにも無駄がありません。扉の向こうにはプライベートなリビングがあって、手前のダイニングスペースとの繋がりをコントロールするだけではなく、光の入り方が劇的に変わります。
完全にオープンにすると部屋が変わります
出典: lifeasarts.blogspot.jp
リビングダイニングが一体的に使えるようになるだけではなく、棚は壁にきちんと納まって、家具の位置がピタッと決まったインテリアになりました。どうして左側が手前に回転し、右側が奥に回転するかも、これで理由はお分かりですね。上手にソファなどを避けつつ、ウォールシェルフに変化するための工夫だったのです。
引き戸に棚を付けるシンプルなデザイン
引き戸に棚板をつけるシンプルな案も使えますね。開閉すると書棚も一緒にスライドするので、インテリアに変化が生まれるのがこのアイデアの優れたところです。ディテールも秀逸。ブックエンドとして付いているL字にバーが建具の引き手を兼ねている工夫に、気づかれましたか?
コツ・ポイント
建具の効用は、インテリアの見栄えを作るだけではないんですね~。人が触って動かせるというのは素晴らしいことです。インテリアを変化に富ませ、知能を持っているかのように振舞うこともできるんです。建具=「ただの出入り口」という既成概念をリセットして、お部屋を楽しく賢く仕切る建具で新しい生活を始めませんか?