寒くなるとニット製品が恋しくなりますよね。特に首元を温めるマフラーは、寒い季節の必須アイテムではないかと思います。この冬、大切な誰かのために手編みのマフラーを作ってみるのはいかがでしょうか。シンプルなデザインの手編みマフラーなら、あまり編み物をあまりしたことがない初心者さんでも、実は簡単に作ることができます。
手編みマフラーを作る上で、最初に気をつけたいポイント
手編みのマフラーを作る上で、初心者でも簡単に完成させるためにはポイントがいくつかあります。その中から、基本とも言える毛糸の選び方を紹介します。
毛糸の素材選び
■毛糸 ハマナカ ポームベビーカラー 95/JAN4977444296954
¥336 (税込)
毛糸選びで大切なのは素材です。マフラーは直接肌に触れるものです。そのため、色や雰囲気はもちろん大切なのですが、肌触りを最も重視して選ぶのがおすすめです。せっかく上手に作ることができても、固くてゴワゴワしていたり、首に巻いたらチクチクしたりすると、不快で首に巻けない残念なマフラーになりかねません。
毛糸の肌触りは慣れないと見ただけではわかりにくいので、お店に直接行って、実際の毛糸に触って確かめてみるのもおすすめです。
ダルマ手編糸 秋冬毛糸 ポンポンウール 30g 42m col.7 5玉セット
¥2,603 (税込)
・ウール
羊毛は防寒性が高く、暖かいマフラーを作ることができます。しかし、ウール100%の素材は肌に触れたときにチクチクしてしまうものも多いようです。同じウール100%でも、毛糸によって質感や固さがだいぶ異なりますので、お店で直接触って確かめてみることをおすすめします。
なお、ウールの中でも、メリノウールと呼ばれる高級ウールなどはチクチクしにくいようです。
ダルマ手編糸 秋冬毛糸 原毛に近い メリノウール 30g 91m col.16 5玉セット
¥3,077 (税込)
・コットン
肌に優しい素材なので、敏感肌の方や赤ちゃんにおすすめです。ただし、暖かさはウール等に比べると格段に落ちてしまうので、ちゃんとした防寒対策には不向きかもしれません。春先から初冬のおしゃれに使いやすい素材です。
オーガニックコットンの毛糸もあるので、お肌に優しいこだわりのマフラーを作るのに最適です。
・カシミヤ・アルパカ
コートなどにもよく使われるカシミヤは、柔らかさと軽さ、そして保湿性と吸水性の高さが特徴です。吸水性の高さから、汗を吸い取って逃がしてくれる効果があるので、快適に過ごすことができます。
また、アルパカも肌触りの良さに加えて、丈夫なことと弾力性と保湿性の良さが魅力です。
どちらもウールに比べるとお値段が少し高めですが、プレゼントとして使うのにぴったりな素材です。
【ハマナカ】手編み毛糸モヘア#31(毛糸)
¥319 (税込)
・モヘア
ふんわりとした見た目と、やわらかな肌触りが特徴です。ただ編んだだけでも可愛らしくモコモコに仕上がるので、女性や子ども向きと言えます。
毛糸自体がふわふわした感じなので、編み目などの細かい部分が見えにくいのも特徴です。ぶきっちょさんでも、編み目のつれなどを気にせず作ることができる種類の毛糸です。
・アクリル
100円ショップなどでもよく見かける、カラフルな毛糸です。軽くて発色がよく手軽ですが、毛玉ができやすく静電気が起きやすいことと、少し安っぽい仕上がりになりがちなので注意が必要です。
出典: www.amazon.co.jp
・スラブヤーン
毛糸の太さが一定ではなく、太いところや細いところがあるのが特徴です。ぽこぽことした雰囲気がかわいらしく、目の粗さが目立ちにくいので慣れない方にもおすすめです。また、普通に編み上げただけでも立体感が出るので、おしゃれな雰囲気の手編みマフラーが仕上がります。
毛糸の太さについて
毛糸の太さは超極太から特細まで、何段階にも分かれています。選ぶ毛糸の太さによって仕上がりの雰囲気が異なってきますので、どのような雰囲気に仕上げたいのかを考えてから選ぶ必要があります。
手編みマフラーに使いやすいのは下記3種類の太さです。
秋冬毛糸 ハマナカ ソノモノ スラブ(超極太) 31[編み物/手編み]
¥484 (税込)
・超極太
名前の通り、かなり太い毛糸です。毛糸が太い分、段数が少なくても長くなるのが特徴です。そのため、短時間で仕上げることができます。仕上がりの雰囲気はざっくりとした感じになり、カジュアルな印象です。
毛糸が太い分、ひとつひとつの編み目が目立ってしまう傾向があります。
そのため、不揃いな仕上がりだと編み目が少し目立ってしまうかもしれません。また、できあがったマフラーが若干重たくなることがあります。
【10玉1袋】毛糸 アルペン 純毛極太 110.ムラサキ
¥1,400 (税込)
・極太
どこでもよく販売している一般的な太さです。比較的取り扱いやすく、初心者向けの毛糸ではないでしょうか。原毛が太いので、柔らかい質感のものが少ないことが多いです。また、お値段的には比較的安いものが多いです。
太さがあるので編み目も大きくなり、比較的短時間で完成させることができます。また、指編みなどでざっくりとしたマフラーを作るのに最適な太さです。
【10玉1袋】毛糸 melange<サンロー毛混メランジ> 並太 504.ストロベリーピンク
¥1,080 (税込)
・並太
一般的な太さです。編み目も揃いやすく、棒針で編みやすい太さと言えるでしょう。同じ並太でも、多少太さが異なることがあります。極太に比べると多少時間がかかるので、ゆとりをもって作る方が良いのではないかと思われます。
販売している種類も豊富なので、色や質感を選びやすい太さですが、初心者の場合は少し高級な毛糸を使ったほうが取り扱いやすくなります。
編み棒を使った基本的なマフラーの作り方
毛糸が決まったら、いよいよマフラー作りです。まずは、編み棒2本を使った基本的なマフラーの作り方を説明します。
使う編み棒の号数は、毛糸の太さによって異なります。お店の方に相談して、2本用意しましょう。
また、ニット製品に柄や模様を入れるには、編み図というデザイン設計書が必要になります。しかし、編み物初心者さんには、編み図を見ながら作ることが意外と大変です。なので、まずはシンプルに模様なしで作ってみるのが良いと思います。
マフラーの1段目を編もう
マフラーを作るために、まずは最初の1段を作る必要があります。その最初の1段を作成することを作り目といいます。
これから使う編み棒のほかに、指を使って作る、かぎ針を使って作るなどのいくつかの方法があります。それぞれに特徴がありますので、用途に合わせて技法を選ぶのが良いでしょう。
基本の編み方を選ぶ
シンプルにまっすぐ編むといっても、実は編み方が複数あります。
編み物は、基本的に表編みと裏編みがあります。この2つの組み合わせによって伸縮性や見た目が変わるので、好みの編み方を覚えましょう。
出典: allabout.co.jp
・メリヤス編み
棒編みの基本形で、表目だけの編み方です。最初に作った作り目からスタートし、1段目は表編み、2段目は裏編み、3段目は表編み、4段目は裏編みと交互に繰り返すのが特徴です。表と裏を交互に編んでいくことで、表面はV字のような編み目で仕上がります。
・裏メリヤス編み
メリヤス編みの反対で、裏目だけの編み方です。1段目を裏目、2段目を表目で編んでいき、こちらも同様に交互に繰り返していきます。裏、表と繰り返し編んでいくことで、横向きの波線のような編み目になります。
・ガーター編み
ガーター編みは、表からも裏からも表編みだけを繰り返し編んでいく方法です。編み目がボーダー状になり、縦に対して伸縮性があります。表も裏も、ひたすら表編みを繰り返していけばよいので、初心者でも混乱せずに編み続けることができる方法です。
比較的かっちりした仕上がりになります。
・1目ゴム編み
メリヤス編みが表と裏で、交互に表編み、裏編みを繰り返していくのに対して、1目ゴム編みは同じ段で表編みと裏編みを1目ずつ交互に繰り返していく方法です。
1目ゴム編みで作った編み地は、縦ストライプのような模様が出ます。また、横に伸縮性があり、ふんわりとした仕上がりになることが多いです。
マフラーの終わりはどうする?
頑張って作ったマフラーの最後の1段になったら、編み棒を抜いてもほどけないように目を止めて始末をする必要があります。表目の伏せ止めや、裏目の伏せ止めなど、止め方によって雰囲気が変わりますので好みで選ぶと良いでしょう。
詳しい編み方を写真付きで説明しているサイト
以下のようなサイトをぜひ参考にしてみてください!写真付きでとてもわかり易く説明してくれています。
○手芸を楽しむウェブサイト 手作りタウン
http://www.tezukuritown.com/lesson/knit/
指でマフラーが作れちゃう。指編みって簡単!
出典: topicks.jp
指編みとは、その名の通り自分の手の指を使って編む方法です。棒編みと違って、編み棒が必要ないので気軽にすぐ始めることができます。また、毛糸さえあればいつでもどこでも作れるので、お子さんと一緒に手編みマフラー作りを楽しむことができるカジュアルさも嬉しい点の1つです。子ども用なら、約30分で完成できるのもいいですね。
指編みにちょうどいい毛糸はどれ?
指編みの場合、棒編みと違ってざくざくした雰囲気が大切になります。そのため、少し太めの毛糸を選ぶと良いでしょう。おすすめは極太です。
一般的な1玉で、約200cmの長さのマフラーを作ることができます。
指編みはどうやってやるの?
手軽にできる、指編みの手順を紹介します。
【手順1】
毛糸の長さは、作りたいマフラーの長さの3倍くらいを用意してください。まず、利き手ではない方の手のひらを自分に向けて、親指に毛糸を3回ほど巻きつけて動かないようにします。
【手順2】
人差し指の前に糸を通し、次に中指の後ろ、薬指の前、小指の後ろと互い違いに糸を指に這わせていきます。そして、小指まできたら帰りは逆に糸を通していきます。これで指編みの土台は完成です。
【手順3】
人差し指まで戻ってきたら、毛糸を指の前に垂らします。垂らした毛糸が上に来る状態で、先ほど人差し指にかけた糸を引き出して、新しい糸を抑えたまま人差し指を土台にくぐらせます。そして、指の後ろに置きます。同様に中指、薬指、小指と編んでいきます。小指までいったら、また手の甲側から回して人差し指の前に垂らします。
編んでいくと、手の甲側に編まれたものがつながっていく形になります。ある程度の長さになったら、親指に巻いている糸は外しても問題ありません。
【手順4】
手順3をずっと繰り返し、マフラーに必要な長さになったら最後の止めの作業をします。
まず、必要な長さまで編み終わったら、残り30cmほどにして糸を切ります。
次に、手順3と同様に、手の甲側から回して、今度は人差し指にかかっている土台の下をくぐらせます。そして、そのまま引っ張るように指から抜いてください。中指、薬指、小指と同様に進めていくと、最後全ての指からマフラーが外れます。両端を引っ張ると、くるっと編み地がまとまって、マフラーのできあがりです。指5本分の幅なので細身ですが、長く作って何度も首に巻いたり、同じ長さを数本作ってつなぎ合わせたりすると太いマフラーを作ることもできます。
また、両端にポンポンを付けてもかわいくていいですね。
詳しい編み方を写真付きで説明しているサイト
指編みの方法を動画で詳しくチェックしてみましょう!
毛糸はどこで買う?
近所の手芸屋へ行くと購入することができます。最近ではネットや100円ショップでも手軽に毛糸が手に入るようになったので、いろいろな糸を購入して手編みマフラーを作ってみたいですね。
出典: www.shonan-fill.com
◆Seria
100円ショップとして各地に存在しているセリアです。手作り広場というページでは、セリアの商品を使って楽しむ手作りアイテムの説明をダウンロードすることができます。
https://www.seria-group.com/
◆keito
Keitoで取り扱う糸のほとんどは、海外からの輸入物です。鮮やかな色や珍しいテクスチャなど、他では見られないような毛糸を購入することができます。
http://www.keito-shop.com/shop/
出典: blog.livedoor.jp
◆毛糸ピエロ
毛糸ピエロは、春夏秋冬に合わせたさまざまな毛糸や編み物グッズを取り扱っています。編み方動画や作品のサンプル写真が多数あり、初心者に嬉しいお店です。
http://www.rakuten.ne.jp/gold/gosyo/
おしゃれな手編みマフラーの事例
手編みマフラーの醍醐味はアレンジです。
ただまっすぐに編んでおしまい!ではなく、いろいろ自分なりに工夫して楽しみたいですね。
ポンポン付き
出典: www.kinokuniya.co.jp
余った毛糸でポンポンを作って、両端につけるだけでぐんと可愛くなります。手作りなのに、お店で売っている商品みたいに変身しちゃいます。
フリンジ付き
余った毛糸や異なる色の毛糸でフリンジを作ってみてはいかがでしょうか。ただの長方形のマフラーが、ぐんと雰囲気良くなりますよ。女性用なら、長めのフリンジがつくとがらりとイメージが変わります。
ボーダー
出典: www.uni-tees.net
編んでいる途中で糸の色を変えながら作ると、ボーダーのマフラーを作ることができます。しましまや両端の色が異なるマフラーもおしゃれですね。
スヌードタイプ
マフラーの両端がくっついた状態のスヌードも、手編みなら気軽に作ることができます。長さもボリュームも自由自在だから、ファッションに合わせていくつも作りたくなります。
フード付きマフラー
一般的なマフラーより幅も長さも大きめに作り、横半分に折った片側を30cmほど縫い合わせることでフード部分を作ることができます。頭からすっぽりとかぶることができるマフラーもかわいくていいですね。
いろいろな素材と編み方を知って、自分オリジナルを作ってみましょう!
手編みのマフラーを作る上で、初心者でも簡単に完成させるためにはポイントがいくつかあります。その中から、基本とも言える毛糸の選び方を紹介します。
■毛糸 ハマナカ ポームベビーカラー 95/JAN4977444296954
¥336 (税込)
毛糸選びで大切なのは素材です。マフラーは直接肌に触れるものです。そのため、色や雰囲気はもちろん大切なのですが、肌触りを最も重視して選ぶのがおすすめです。せっかく上手に作ることができても、固くてゴワゴワしていたり、首に巻いたらチクチクしたりすると、不快で首に巻けない残念なマフラーになりかねません。
毛糸の肌触りは慣れないと見ただけではわかりにくいので、お店に直接行って、実際の毛糸に触って確かめてみるのもおすすめです。
ダルマ手編糸 秋冬毛糸 ポンポンウール 30g 42m col.7 5玉セット
¥2,603 (税込)
・ウール
羊毛は防寒性が高く、暖かいマフラーを作ることができます。しかし、ウール100%の素材は肌に触れたときにチクチクしてしまうものも多いようです。同じウール100%でも、毛糸によって質感や固さがだいぶ異なりますので、お店で直接触って確かめてみることをおすすめします。
なお、ウールの中でも、メリノウールと呼ばれる高級ウールなどはチクチクしにくいようです。
ダルマ手編糸 秋冬毛糸 原毛に近い メリノウール 30g 91m col.16 5玉セット
¥3,077 (税込)
・コットン
肌に優しい素材なので、敏感肌の方や赤ちゃんにおすすめです。ただし、暖かさはウール等に比べると格段に落ちてしまうので、ちゃんとした防寒対策には不向きかもしれません。春先から初冬のおしゃれに使いやすい素材です。
オーガニックコットンの毛糸もあるので、お肌に優しいこだわりのマフラーを作るのに最適です。
・カシミヤ・アルパカ
コートなどにもよく使われるカシミヤは、柔らかさと軽さ、そして保湿性と吸水性の高さが特徴です。吸水性の高さから、汗を吸い取って逃がしてくれる効果があるので、快適に過ごすことができます。
また、アルパカも肌触りの良さに加えて、丈夫なことと弾力性と保湿性の良さが魅力です。
どちらもウールに比べるとお値段が少し高めですが、プレゼントとして使うのにぴったりな素材です。
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・モヘア
ふんわりとした見た目と、やわらかな肌触りが特徴です。ただ編んだだけでも可愛らしくモコモコに仕上がるので、女性や子ども向きと言えます。
毛糸自体がふわふわした感じなので、編み目などの細かい部分が見えにくいのも特徴です。ぶきっちょさんでも、編み目のつれなどを気にせず作ることができる種類の毛糸です。
・アクリル
100円ショップなどでもよく見かける、カラフルな毛糸です。軽くて発色がよく手軽ですが、毛玉ができやすく静電気が起きやすいことと、少し安っぽい仕上がりになりがちなので注意が必要です。
出典: www.amazon.co.jp
・スラブヤーン
毛糸の太さが一定ではなく、太いところや細いところがあるのが特徴です。ぽこぽことした雰囲気がかわいらしく、目の粗さが目立ちにくいので慣れない方にもおすすめです。また、普通に編み上げただけでも立体感が出るので、おしゃれな雰囲気の手編みマフラーが仕上がります。
毛糸の太さは超極太から特細まで、何段階にも分かれています。選ぶ毛糸の太さによって仕上がりの雰囲気が異なってきますので、どのような雰囲気に仕上げたいのかを考えてから選ぶ必要があります。
手編みマフラーに使いやすいのは下記3種類の太さです。
秋冬毛糸 ハマナカ ソノモノ スラブ(超極太) 31[編み物/手編み]
¥484 (税込)
・超極太
名前の通り、かなり太い毛糸です。毛糸が太い分、段数が少なくても長くなるのが特徴です。そのため、短時間で仕上げることができます。仕上がりの雰囲気はざっくりとした感じになり、カジュアルな印象です。
毛糸が太い分、ひとつひとつの編み目が目立ってしまう傾向があります。
そのため、不揃いな仕上がりだと編み目が少し目立ってしまうかもしれません。また、できあがったマフラーが若干重たくなることがあります。
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・極太
どこでもよく販売している一般的な太さです。比較的取り扱いやすく、初心者向けの毛糸ではないでしょうか。原毛が太いので、柔らかい質感のものが少ないことが多いです。また、お値段的には比較的安いものが多いです。
太さがあるので編み目も大きくなり、比較的短時間で完成させることができます。また、指編みなどでざっくりとしたマフラーを作るのに最適な太さです。
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一般的な太さです。編み目も揃いやすく、棒針で編みやすい太さと言えるでしょう。同じ並太でも、多少太さが異なることがあります。極太に比べると多少時間がかかるので、ゆとりをもって作る方が良いのではないかと思われます。
販売している種類も豊富なので、色や質感を選びやすい太さですが、初心者の場合は少し高級な毛糸を使ったほうが取り扱いやすくなります。
毛糸が決まったら、いよいよマフラー作りです。まずは、編み棒2本を使った基本的なマフラーの作り方を説明します。
使う編み棒の号数は、毛糸の太さによって異なります。お店の方に相談して、2本用意しましょう。
また、ニット製品に柄や模様を入れるには、編み図というデザイン設計書が必要になります。しかし、編み物初心者さんには、編み図を見ながら作ることが意外と大変です。なので、まずはシンプルに模様なしで作ってみるのが良いと思います。
マフラーを作るために、まずは最初の1段を作る必要があります。その最初の1段を作成することを作り目といいます。
これから使う編み棒のほかに、指を使って作る、かぎ針を使って作るなどのいくつかの方法があります。それぞれに特徴がありますので、用途に合わせて技法を選ぶのが良いでしょう。
シンプルにまっすぐ編むといっても、実は編み方が複数あります。
編み物は、基本的に表編みと裏編みがあります。この2つの組み合わせによって伸縮性や見た目が変わるので、好みの編み方を覚えましょう。
出典: allabout.co.jp
・メリヤス編み
棒編みの基本形で、表目だけの編み方です。最初に作った作り目からスタートし、1段目は表編み、2段目は裏編み、3段目は表編み、4段目は裏編みと交互に繰り返すのが特徴です。表と裏を交互に編んでいくことで、表面はV字のような編み目で仕上がります。
・裏メリヤス編み
メリヤス編みの反対で、裏目だけの編み方です。1段目を裏目、2段目を表目で編んでいき、こちらも同様に交互に繰り返していきます。裏、表と繰り返し編んでいくことで、横向きの波線のような編み目になります。
・ガーター編み
ガーター編みは、表からも裏からも表編みだけを繰り返し編んでいく方法です。編み目がボーダー状になり、縦に対して伸縮性があります。表も裏も、ひたすら表編みを繰り返していけばよいので、初心者でも混乱せずに編み続けることができる方法です。
比較的かっちりした仕上がりになります。
・1目ゴム編み
メリヤス編みが表と裏で、交互に表編み、裏編みを繰り返していくのに対して、1目ゴム編みは同じ段で表編みと裏編みを1目ずつ交互に繰り返していく方法です。
1目ゴム編みで作った編み地は、縦ストライプのような模様が出ます。また、横に伸縮性があり、ふんわりとした仕上がりになることが多いです。
頑張って作ったマフラーの最後の1段になったら、編み棒を抜いてもほどけないように目を止めて始末をする必要があります。表目の伏せ止めや、裏目の伏せ止めなど、止め方によって雰囲気が変わりますので好みで選ぶと良いでしょう。
以下のようなサイトをぜひ参考にしてみてください!写真付きでとてもわかり易く説明してくれています。
○手芸を楽しむウェブサイト 手作りタウン
http://www.tezukuritown.com/lesson/knit/
出典: topicks.jp
指編みとは、その名の通り自分の手の指を使って編む方法です。棒編みと違って、編み棒が必要ないので気軽にすぐ始めることができます。また、毛糸さえあればいつでもどこでも作れるので、お子さんと一緒に手編みマフラー作りを楽しむことができるカジュアルさも嬉しい点の1つです。子ども用なら、約30分で完成できるのもいいですね。
指編みの場合、棒編みと違ってざくざくした雰囲気が大切になります。そのため、少し太めの毛糸を選ぶと良いでしょう。おすすめは極太です。
一般的な1玉で、約200cmの長さのマフラーを作ることができます。
手軽にできる、指編みの手順を紹介します。
【手順1】
毛糸の長さは、作りたいマフラーの長さの3倍くらいを用意してください。まず、利き手ではない方の手のひらを自分に向けて、親指に毛糸を3回ほど巻きつけて動かないようにします。
【手順2】
人差し指の前に糸を通し、次に中指の後ろ、薬指の前、小指の後ろと互い違いに糸を指に這わせていきます。そして、小指まできたら帰りは逆に糸を通していきます。これで指編みの土台は完成です。
【手順3】
人差し指まで戻ってきたら、毛糸を指の前に垂らします。垂らした毛糸が上に来る状態で、先ほど人差し指にかけた糸を引き出して、新しい糸を抑えたまま人差し指を土台にくぐらせます。そして、指の後ろに置きます。同様に中指、薬指、小指と編んでいきます。小指までいったら、また手の甲側から回して人差し指の前に垂らします。
編んでいくと、手の甲側に編まれたものがつながっていく形になります。ある程度の長さになったら、親指に巻いている糸は外しても問題ありません。
【手順4】
手順3をずっと繰り返し、マフラーに必要な長さになったら最後の止めの作業をします。
まず、必要な長さまで編み終わったら、残り30cmほどにして糸を切ります。
次に、手順3と同様に、手の甲側から回して、今度は人差し指にかかっている土台の下をくぐらせます。そして、そのまま引っ張るように指から抜いてください。中指、薬指、小指と同様に進めていくと、最後全ての指からマフラーが外れます。両端を引っ張ると、くるっと編み地がまとまって、マフラーのできあがりです。指5本分の幅なので細身ですが、長く作って何度も首に巻いたり、同じ長さを数本作ってつなぎ合わせたりすると太いマフラーを作ることもできます。
また、両端にポンポンを付けてもかわいくていいですね。
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出典: www.shonan-fill.com
◆Seria
100円ショップとして各地に存在しているセリアです。手作り広場というページでは、セリアの商品を使って楽しむ手作りアイテムの説明をダウンロードすることができます。
https://www.seria-group.com/
◆keito
Keitoで取り扱う糸のほとんどは、海外からの輸入物です。鮮やかな色や珍しいテクスチャなど、他では見られないような毛糸を購入することができます。
http://www.keito-shop.com/shop/
出典: blog.livedoor.jp
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毛糸ピエロは、春夏秋冬に合わせたさまざまな毛糸や編み物グッズを取り扱っています。編み方動画や作品のサンプル写真が多数あり、初心者に嬉しいお店です。
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手編みマフラーの醍醐味はアレンジです。
ただまっすぐに編んでおしまい!ではなく、いろいろ自分なりに工夫して楽しみたいですね。
出典: www.kinokuniya.co.jp
余った毛糸でポンポンを作って、両端につけるだけでぐんと可愛くなります。手作りなのに、お店で売っている商品みたいに変身しちゃいます。
余った毛糸や異なる色の毛糸でフリンジを作ってみてはいかがでしょうか。ただの長方形のマフラーが、ぐんと雰囲気良くなりますよ。女性用なら、長めのフリンジがつくとがらりとイメージが変わります。
出典: www.uni-tees.net
編んでいる途中で糸の色を変えながら作ると、ボーダーのマフラーを作ることができます。しましまや両端の色が異なるマフラーもおしゃれですね。
マフラーの両端がくっついた状態のスヌードも、手編みなら気軽に作ることができます。長さもボリュームも自由自在だから、ファッションに合わせていくつも作りたくなります。
一般的なマフラーより幅も長さも大きめに作り、横半分に折った片側を30cmほど縫い合わせることでフード部分を作ることができます。頭からすっぽりとかぶることができるマフラーもかわいくていいですね。
いろいろな素材と編み方を知って、自分オリジナルを作ってみましょう!
コツ・ポイント
毛糸の質感や肌触りは直接触れてみるのが1番よいのですが、通販などで直接触れることができない場合は、できるだけ柔らかそうな見た目のものを選んだり、お店の人にマフラーにおすすめの素材を問い合わせたりしてみましょう。また、初心者だからこそ、少しいい毛糸を購入すると、編みやすいそうです。どんどん編んで、上達したら、ちょっぴり難易度の高い編み方にも挑戦してみてはいかがでしょうか。