近頃話題のDIY。ここ1年ほどで、手軽な価格で始められる道具もぐんと増えました。しかし悔しいかな、賃貸だからDIYは難しい…なんて方も多いのではないでしょうか。諦めるのはまだ早い!?ここでは賃貸でも楽しくDIYできる方法をご紹介します♪
DIYを始めたい!
最近話題のDIY。人気のブロガーさんたちが、あるいは芸能人が、おしゃれなお家やベランダ・小物をDIYしたものを紹介してくれているのを見て、「やってみたい!」と思った経験があるのではないでしょうか。
しかし、そういった紹介をしてくれている方々の多くが持ち家。作業ができる大きなガレージをお持ちの方もいらっしゃいます。
当然ですが、同じ方法でDIYしようと思っても、さまざまな問題が立ちはだかります。
賃貸でできないこと
まずはなぜ賃貸でのDIYが難しいのか考えてみます。
賃貸でDIYを実行しようと思ったときに障害になってしまうのは、主に「現状復帰」と「作業場所」です。
◇現状復帰
家をお借りしている以上、退去時は借りたときの状態にお部屋を戻さなければなりません。お家そのものに手を入れたり、釘を打ち付けたりするDIYが難しくなってしまいます。
現状復帰を考えると、こんな棚は難しい…
よく見かけるDIYの例に、「棚を壁に付ける」ものがありますが、やはりこういったものは難しいです。
◇作業場所
賃貸ずまいの方の多くが集合住宅にお住まいのことと思います。そうなると、どうしてものこぎりの音や釘を打ち付ける音、気になりますよね。サンダーなんてもってのほかです。
工具を使って作業してみたいけど…
音が響くものは集合住宅では使いにくいですよね。
また、作業場所に関する問題は音以外にもあります。
「落ちないペンキを使って、もしも床についてしまったら?」
「壁を傷つけてしまったら?」
賃貸ならではの不安は尽きることがありませんよね。
そう、1つ目の障害である現状復帰は、作業場所の選定にも大きく関わってくるのです。
じゃあどうすればいいの?
賃貸住まいはDIYをあきらめるしかないの? ……いえいえ、そんなことはありません!
逆に考えれば、上であげた2つの問題が原因なのですから、それさえ解決すれば賃貸DIYは今よりもずっと始めやすく、楽しいものになるに違いありません!!
ここからは、賃貸でDIYを楽しむ方法を例とともにご紹介していきたいと思います。
楽しい賃貸DIYライフを始めましょう!!!
1.作業スペースを借りる
レンタルできる作業スペースがあることをご存知でしょうか。
作業に最適な環境があるので、思う存分DIYを楽しめます!
家に直接手を入れる棚の作り付けや壁紙貼りは難しいですが、家ではできないさまざまな作業が可能です。
さらに、他の方も作業にきているので、同じ趣味を持つ仲間と出会える機会にもつながるかもしれません。
【関東】tukuriba(東京)
最近できたばかりのDIYの専門店。車でも電車でもアクセスしやすい立地です。
東急線二子玉川駅ちかくに新しくできたDIY専門店。
女性でも入りやすくおすすめです!
工具や輸入壁紙、フックや取っ手などのパーツの販売か作業スペースの貸し出しまで行っています。作業スペースを借りると、追加料金無料でお店の工具を借りて作業ができます!
また、ワークショップも開催していて、「興味はあるけど何を作っていいかわからない…」「場所があっても、工具の使い方がわからないから不安…」なんてお考えの方でも気軽に手ぶらでDIYできちゃいます♪
長期の休日などではさらに、お手頃価格のお子様でも参加できるような、簡単DIYワークショップが開催されていることもあるため、お子様ずれの主婦の方も大注目です!
小物作り用の、半田ごてなどを使って(お店に借りられます)作業できるスペースもあるので、小物DIY、ハンドクラフト好きさんにもおすすめのスペースです。
【関東】DIY FACTORY FUTAKOTAMAGAWA(東京)
こちらも新しくできたばかりのお店です。
二子玉川でもう1件。こちらはテレビなどのメディア露出も多かったのでご存知の方が多いかもしれません。
駅からすぐ! 話題のDIYグッズのショップです。
販売だけでなく、作業が可能なスペースもあります。溶接のワークショップなども開かれているので、ふらっと行ってDIY小物を作ってかえってこられるスペースです。
【関東】浅草橋工房
木工はもちろん、電子工作までできてしまうスペース。
お子様が小さくて、
小さな部品は飲み込んでしまいそうで怖い…
危ない工具を使えない…
なんて方にもおすすめです♪
最先端の3Dプリンタまでおいてありますよ☆
【関東】メタルDIY(神奈川)
持ち家さんにもできなかったDIYがここにある!
新横浜から数駅の鴨居駅近くにあるこちらは、何と「金工」ができるスペース。ご自宅ではできない体験をすることができる場所です。少し敷居は高いですが、ワンランク上の本格DIYを目指す方、新鮮な体験がしたい方は、チェックしてみてはいかがでしょうか。
持ち家の方であっても、機材やスペース・安全対策の面で金工はできない方がほとんどだと思いますので、持ち家のDIY仲間がいらっしゃる方はお友達を誘ってみるきっかけになるかもしれません。
【関西】DIY FACTORY OSAKA(大阪)
大阪にある、リアルDIYショップです。このお店がリアルDIYショップとしては日本初なんだとか。
関東でご紹介した「DIY FACTORY FUTAKOTAMAGAWA」もこのお店の系列です。
アクセサリーからスツールまで、様々なワークショップが開催されているので、作りたいものがきっと見つかるはずです。
【関西】エノキ工芸
日曜大工スペースのレンタルも扱っている会社のようです。オプションでプロのアドバイスが受けられたり、材料の調達や作ったものの運搬のことまで考えてくれていたりと、DIYをする人の不安を先回りして解決してくれています。
注目すべきは料金体制。このスペースは「ひとりいくら」ではなく、「場所と使った時間」のみで料金が決まります。
さすがに人が多すぎると作業できなくなってしまいますが、人数のぶんだけ一人当たりの料金は低くなりるので、お友達とわいわい、家族で仲良くDIYしたい方にはおすすめのDIYスペースです!!!
2.自宅でもできるインテリア小物作りから始めてみる
どうしてもインテリア関連の大物が目立ってしまいますが、DIYは決して大型の木工・金工だけをさす言葉ではありません!
Do It Yourself ——普段お店で売っているものを買ってすませてしまっているものを自分で作ること、それこそがDIYです。
まずは小さな、賃貸のお部屋を作業場所にできるDIYから始めてみるのも1つの手ではないでしょうか。作業場所は自分のおうちですし、大きなものも作らないのでコストパフォーマンスも抜群ですよ!
インテリア小物
インテリアのアクセントになる小物・ミニ収納
インテリアのアクセントになる小物・ミニ収納をお手軽DIYしちゃいましょう♪
いまは100円ショップの無垢材の木箱など、DIYの材料として使えそうなものが充実しています。
小さな木材と、100円ショップの道具を組み合わせたら、こんなすてきな引き出しもできちゃいます♡
「結局木材を使ってるじゃない!」という方、ご安心ください。
ホームセンターなどで購入できるベニヤ板は、のこぎりいらずで切断できます。
さすがに細身のカッターでは切るのが難しいので、下の画像にあるような太いカッターを使うことをお勧めします。
決めた線の上を軽めに力を入れながら何度かなぞり、溝がついてきたらもう少し力を入れてなぞります。最後はカッターで切ってしまおうとせず、上からコンとたたいてパキっと半分に割る方法をお勧めします。
怪我には十分注意してください。
※ 木くずなどが飛びますので、小さなお子様がいるお家では切断なしで、もう売っているパーツをはって組み合わせるようなものの方がいいかもしれません。
オルファ カッター ハイパーH型 オートロック 212B
3.お子様の使う道具にDIY!
実はこんなかわいい上履きだってDIYできちゃうんです!
これは既製品の上履きに「デコパージュ」という方法を使って作られています。作業スペースも机の上だけですむので、ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。
4.愛用の日用品を、DIYでセンスアップ!
いつも使っているあの道具も、ラベルを張り替えるお手軽DIYでこんなにすてきに!
※詰め替える際は注意がいるものがありますので気をつけてくださいね。
・シャンプーなど:細菌が増えるため、洗って干してからお風呂場以外で詰め替えることをお勧めします。
・小麦粉などの粉もの:目に見えないだにがかなりの割合で発生します。アレルギー野原因になり、症状がひどい人では命の危険もあるので、詰め替える場合は1回ごとに容器を酔う洗うこと、詰め替える方もそうでない方も、冷蔵庫で保管することをお勧めします。
5.賃貸でも使いやすい道具を知る
においや音が少なく使いやすい道具を知っておけば、その道具だけでできるDIYを探すことができます。
ターナー色彩 ミルクペイント クリームバニラ 200ml
においが少ないので使いやすいペンキです。
E-Value ACミニドリル E-300AC
ある程度は響いてしまいますが、釘よりもねじの方が静かに打ち込めます。
コードレス電池式グルーガン 20303 20224
小物作りに大活躍。安いものだと100円から。
6.アクセサリーをDIYしてみる
アクセサリー
アクセサリーだって作れちゃいます。
アクセサリーの手作りは以前から人気のある分野です。高い道具が少なく、手軽に始められます。
プラバンを使ったDIYもまた流行しています。
7.現状復帰できるようにマスキングテープやホチキスを活用
はがしやすいテープを使うのも有効です。下地がボコボコしていたり、柔らかいとはがれない可能性がありますのでご注意ください。
のり残りがあっても強い力で拭き取れるような面に使うのがおすすめです。
8.釘を打ち込んでもいい空間を作る!
【棚受け/シェルフ/アイアンブラケット(ブラウン)2個セット】 ポッシュリビング PO-62284
安い家具やカラーボックスなどを購入し、「ここには釘を打っていい」とすれば、あこがれのブラケットも取り付けられるのでおすすめですよ!
9.クッションフロアに挑戦してみる
サンゲツ クッションフロア 石目 アクセントマーブル (長さ1m x 注文数) 型番: HM-2076 01M
お部屋の印象を思いっきりかえたい方におすすめの方法。敷くだけで印象ががらっと変わります!
10.思いもしなかったあれを利用する
この家、変なところが出っ張っているから家具がおけない!
梁があって天井が狭く感じる!
賃貸にお住まいなら、こんな不満を感じたことがある方も多いのではないでしょうか。
その出っ張り、使えませんか?
突っ張り棒をつっぱることさえできれば、グンと幅が広がります。
突っ張り棒活用アイデアはこちら
http://iemo.jp/tags/2232
11.実家
意外にも盲点になっているこちら。
家族みんなでイベント的に楽しめば、誰にとってもいい思い出になるはずです。
12.近くの河川敷などに作業できるところがないか探してみる
近くに開けた場所はありませんか?
もちろん管理している方に確認する必要はありますが、いつも通っているあの道沿いの場所があなたの作業場所になるかもしれません!
13.検索ワードをかえてみる
いったい何のことだ、と思う方もいらっしゃるかもしれません。このページにたどり着くために、「DIY」と入力して検索をした方も多いのではないでしょうか。
上であげた、小物作りやアクセサリーづくりをしてみたいと思って「DIY」という検索語で検索しても、本格的な木工が多くて困ってしまった、あるいは逆に、のこぎりを使う木工がしたいのに小物ばかりが出る…そんな経験はないでしょうか。
DIYという言葉は最近になって出始めたものなので、それ以前の先輩の知恵は小物なら「ハンドクラフト」、大物なら「日曜大工」などの検索ワードに詰まっています。
14.壁を作ってしまう
角材を組み合わせたようなフレームを利用し、そのフレームをベースに壁を作ってからその壁に対して釘を打ち込む方法があります。
この方法はかなり手間と時間と費用がかかり、また音も大きくなりますので、ある程度なれている方にお勧めします。
15.穴が目立たないグッズを活用!
おおきな穴があけられない、ならば大きな穴があかないグッズを使ってしまえばいい!
いま、たくさんの便利な道具が発売されています。これを使えば作り付けの棚も夢じゃないかも?
壁につけられる家具
少し太い画鋲の穴だけで、壁に棚を取り付けられちゃいます!
画鋲くらいなら許容範囲、という方は試す価値ありではないでしょうか。
壁美人 石膏ボード用固定金具&カバーセット K-4W
こちらはホチキスで壁に止められるタイプのフックです。重さも十分に耐えられます。ここに作ったものをかければ、壁に穴をほとんどあけずに作品を取り付けられます!
現状復帰を考えると、こんな棚は難しい…
よく見かけるDIYの例に、「棚を壁に付ける」ものがありますが、やはりこういったものは難しいです。
工具を使って作業してみたいけど…
音が響くものは集合住宅では使いにくいですよね。
【関東】tukuriba(東京)
最近できたばかりのDIYの専門店。車でも電車でもアクセスしやすい立地です。
【関東】DIY FACTORY FUTAKOTAMAGAWA(東京)
こちらも新しくできたばかりのお店です。
【関東】浅草橋工房
【関東】メタルDIY(神奈川)
持ち家さんにもできなかったDIYがここにある!
【関西】DIY FACTORY OSAKA(大阪)
インテリア小物
インテリアのアクセントになる小物・ミニ収納
オルファ カッター ハイパーH型 オートロック 212B
ターナー色彩 ミルクペイント クリームバニラ 200ml
E-Value ACミニドリル E-300AC
コードレス電池式グルーガン 20303 20224
アクセサリー
アクセサリーだって作れちゃいます。
【棚受け/シェルフ/アイアンブラケット(ブラウン)2個セット】 ポッシュリビング PO-62284
サンゲツ クッションフロア 石目 アクセントマーブル (長さ1m x 注文数) 型番: HM-2076 01M
壁につけられる家具
壁美人 石膏ボード用固定金具&カバーセット K-4W
コツ・ポイント
作業場所を借りる・家にあるスペースを活用する・小物から始めてみる・使える道具を覚える