アイロンかけは何となく面倒で後回しにしてしまう……特にワイシャツのアイロンはどうもうまくかけることができないという方も多いのでは?毎回、クリーニングに出すのもコストがかかるし、ならばプロ並みの仕上がりでしかも時短でできるようになればしめたもの。実はちょっとしたコツをつかめば楽ちんなんです。
アイロンの選び方
出典: roomclip.jp
アイロンをかけるには、まずはそのアイロンが自分にとって使いやすいかどうかがポイントになります。もちろん、見た目も重視という方もいると思います。それはとても重要なことです。
なぜなら、家事の中でもワーストの上位に入る「アイロンかけ」。ただでさえ面倒だと思っている方は多いのです。
そんなときに、お気に入りのアイロンであれば、ちょっぴり家事が楽しくなると思いませんか?
使い勝手がよく、見た目もステキなアイロンを選んで、憂うつなアイロンかけを楽しいものに変えていきましょう。
アイロンは実際手に取ってみましょう
出典: tabi-labo.com
アイロンの使いやすさというのは、人によって感じ方が違ってきます。アイロンの重さであったり、形状であったり、または、コードレスの有無であったり……。
頻繁に使うものだからこそ、実際の商品を手にとって感覚を確かめてから購入しましょう。
アイロンの大きさ
出典: morio-hobby.com
大きいアイロンは、一度の多くの面積をかけることができるので便利です。旦那さんが大柄でワイシャツが大きいサイズのものだと、小さいアイロンよりは、大きいほうが効率がいいです。しかし、ボタン回りやギャザー、フリルなどの小回りが不得意です。
小さいアイロンや、アイロンの先端が細いものは、小回りが利きますが、一度にアイロンかけする面積が小さくなるので、時間がかかってしまいます。
手芸をする人で、ちょっと型押ししたいといった場合は小さなアイロンを1台持っておくと便利ですが、普通は1台あれば十分ですよね。
アイロンかけする頻度と、よくかける衣類や自分に合ったアイロンを選べはいいかと思います。ここでポイントとなるのが、大きさや重さよりもアイロンのすべりがいいかどうかです。
コードレスタイプのアイロン
出典: roomclip.jp
使いやすさでは断然コードレスが便利です。コンセントに近い位置でアイロンかけをしなくてはならないという制約も受けませんし、コードがジャマにならずアイロンかけがスムーズです。
しかし、充電式となっているので、あまり長い時間のアイロンかけには向いてない場合もあります。
特に旦那さんのワイシャツのアイロンかけを1週間分まとめて行うという方は、それだけで1時間程度かかってしまいます。
コードレスの場合、アイロンの温度がすぐに冷めてしまうという欠点があります。温度が下がると充電ランプが点灯し、途中で充電しながらの作業となるので、ロスタイムが発生してしまいます。
スチーム機能のついたアイロン
出典: mykaji.kao.com
大抵のアイロンには、スチーム機能がついていますが、このときのスチーム量が多いほどよく伸びるので、パワーのあるものを選びましょう。
オススメなのは、ティファール社のアイロンです。
スチーム量や熱量が高く、衣類のしわがとても伸びやすいので定評があります。アイロン自体は大きいのですが、すべりがいいので、細かい部分も難なくかけることができます。
アイロンかけに必要なもの
アイロン台
アイロン選びも重要ですが、実はそれと同じようにアイロン台選びもとても重要です。というのは、アイロン台の違いで衣類の仕上がりが全然違ってくるからです。
脚なしのタイプは使いにくいのであまりオススメできません。最低でも脚付きのタイプを使いましょう。
そして、アイロン台の大きさはとても重要です。アイロン台が小さいと、大きなワイシャツをかけるとき、なんども置きなおしてかけなければならず、置きなおしている最中にしわがよったりして、なかなかはかどりません。できればワイシャツの後ろ見頃が全部広げられるようなアイロン台が作業はしやすいですね。
ただし、小柄なワイシャツをかけるときは、アイロン台が大きいと逆にアイロンかけがしにくくなります。
アイロンをかける衣類に合わせてアイロン台を大小用意するか、かける頻度の多いものに合わせてアイロン台を選ぶとよいですね。
出典: www.amazon.it
アイロン台の素材もこだわりましょう。
アイロンをかける際に下から蒸気が逃げやすいものを選ぶようにしましょう。
あて布
出典: laundry.nanapi.com
アイロンをかける素材によっては、そのままアイロンをあてると、テカるものもあります。そのときは、あて布をしてアイロンかけをしましょう。専用のモノも市販されているようですが、大きめのハンカチなどで代用できます。
スムーザー/のり/霧吹き
出典: iv21.net
ワイシャツのアイロンかけをするときには、スチーム機能を使うよりも、霧吹きで湿らせてから行うのがキレイに仕上げるコツです。
また、専用のスムーザーや、スプレーのりがあれば便利です。スムーザーを使うと、衣類のしわの伸び方が違ってくるのでオススメです。
のりに関しては、パリッとした仕上がりを好む場合は、使用してもよいと思いますが、アイロンの目詰まりの原因になりやすいので、使用後はアイロンのメンテナンスを忘れずに行いましょう。
うま
肩や袖などのアイロンかけのときに使用します。立体的で小さい部分をアイロンかけするときに便利です。
アイロンの概要
アイロンには、ドライで仕上げる方法とスチームで仕上げる方法があります。素材や衣類に合わせてドライとスチームを使いわけるようにしましょう。
ドライ
出典: boysmylife.exblog.jp
スチームを使用しないでアイロンの熱でしわを伸ばすアイロン方法です。
ポリエステルなどの化学繊維、シルクやしわになりやすい綿や麻などの衣類は基本的にドライでアイロンをかけます。
スチーム
出典: www.mens-ex.jp
ウール素材やふわっとしたセーターなど毛足の長い衣類は基本的にスチームを使用します。
また、スラックスやプリーツスカートの折り目をつけるときもあて布をして、スチームで軽く押さえて仕上げます。
アイロンの絵表示
出典: mom.rouxril.com
ワイシャツについている品質管理タグに記載されているマークを確認して適切なアイロンの温度に設定しましょう。
「高」……アイロンの温度は180℃~210℃
「中」……アイロンの温度は140℃~160℃
「低」……アイロンの温度は80℃~120℃
アイロンマークに斜線が引かれている場合はアイロン不可です。
タグに記載されている適切な温度でアイロンかけをしないとワイシャツの繊維が傷んだり、しっかりしわを伸ばすことができない場合があります。
あて布が必要な場合も表記があるので必ず用意しましょう。表記があるのに当て布を使用しないでアイロンかけをしてしまうとワイシャツの繊維が変質してしまうことがあります。
アイロンのかけ方のポイント
アイロンの使い方のコツ
出典: hokuohkurashi.com
アイロンをかけるときは、空いているほうの手を上手につかうのがポイントです。
空いた手で、しわをのばしながらアイロンをかけていきます。
アイロンかけを楽にする技
出典: www.housetohome.co.uk
アイロンかけを成功させるには、アイロンかけを行う段階ではなく、実は洗濯するときのひと工夫がカギなのです。
衣類がしわになるのは、脱水時間が長いためなのです。ですから、アイロンかけをする衣類は、できるだけ脱水時間を短くすればしわになりにくいのです。
標準モードで洗濯すると、洗濯機にもよりますが、だいたい5~8分くらい脱水していませんか?
ワイシャツなどの場合は、1分くらいで十分なのです。
プロのクリーニング店がよく使う裏技をご紹介します。
まず、2パターンありまして、その一つがアイロンかけするものは別に洗うということです。
ワイシャツなど1週間分をまとめてアイロンがけする場合、日々の洗濯のときに他の洗濯ものと一緒に洗うのではなく、別にためておき、週末にまとめて洗濯します。
そのときの洗濯のコツは、脱水時間を短くするのがポイントです。ワイシャツなどしわになりやすい衣類や、おしゃれ着などは、脱水開始から15秒~30秒が目安です。このくらい脱水すれば、衣類の種類にもよりますが、水がしたたり落ちることはありません。衣類にじゃっかん水分が残った状態です。
この状態で、一気にアイロンをかけるという方もいらっしゃいますが、実は一旦干して乾かしてからアイロンをしたほうがキレイに仕上がります。また、この方法で干すとしわは標準モードで脱水したときと比べて、かなり少なくなります。
出典: www.amazon.in
プロのクリーニング屋さんが行う裏技は、ネットに入れた洗濯ものを脱水のときに5秒~10秒でいったん止めます。この状態では、まだ水がしたたり落ちるので、脱水機の中の衣類の形を変えて、同じように2~3回繰り返します。これで、均等に脱水ができ、脱水シワが比較的少なく、ボトボトな状態にはなりません。
出典: cbchintai.com
1週間分をまとめて洗うのは手間だし、その間汚れものをそのままにしておくのはイヤだという方は、ちょっとした洗濯の手間でしわを少なくすることができます。
出典: www.aliexpress.com
標準モードで洗濯する際に脱水時間を1分以内に設定します。しわをつけたくない衣類をわかるように通常使いのネットとは色を違えるなど目印をつけたものの中に入れて通常洗いのものと一緒に洗濯します。
洗濯機が終了したら、目印の衣類だけ取り出して、他の洗濯ものは脱水時間を適切な時間にして再度、脱水します。
出典: mykaji.kao.com
その脱水時間を衣類ごとに変えるのも手間という方のためにもうひとつの方法です。
通常通り洗濯した衣類で、しわを伸ばしたいワイシャツなどを2~5分くらい乾燥させるだけです。
最近は乾燥機付きの洗濯機も普及してきているようなので、そのような洗濯機であればこの方法もアリです。
ここでポイントは、完全に乾かしてはNGです!!
2~5分くらい乾燥させることによって、ある程度の小じわを取り除くことができるのです。
出典: hitorilife.org
また、オーソドックスな方法ですが、干すときにも大きなシワは、バサッバサッと軽くふりさばいてハンガーに干します。また、洗濯ものを簡単にたたんでからパンパンとたたくのも有効です。昔から行っている常識的なことですが、案外シワが伸びるのです。
実際にワイシャツのアイロンがけをしてみましょう
【POINT:1】ワイシャツは必ず湿らせましょう
出典: lafabric.jp
しわの原因は、繊維の分子同士の結合が壊れることによって起こります。これをリセットするには、適度な水分を含ませてから、熱を与え、アイロンの圧力で平らに並べなおせばよいのです。冷めるときに分子がもう一度結合しピンと張った仕上がりになるのです。
そのような意味から、乾いてしわのあるワイシャツはいったん水分を含ませる必要があるのです。
霧吹きなどでワイシャツを湿らせてからアイロンをかけるようにしましょう。
アイロンのスチーム機能を使うこともできますが、水の分子が小さすぎて繊維にしっかり水分が行き渡りません。
それであれば、脱水直後の湿ったワイシャツにアイロンをかければいいのでは?
それも、家庭用のアイロンでは熱量が足りず、ワイシャツをしっかり乾燥させることができないのです。
やはり、乾かしてから、しっかり霧吹きで濡らして行うほうがよいようです。
【POINT:2】アイロンがけは両手をつかいましょう
出典: lafabric.jp
アイロンをかけるときにキレイに仕上げるにはコツがいります。
単にアイロンを滑らせるだけでは、よれてしわを作ってしまうこともあります。
まず、アイロンをかける前に、生地全体を押さえて細かいしわを伸ばしましょう。しわが伸びていない状態でアイロンをかけてしまうと、生地がゆるんでしわが入りやすくなってしまいます。
アイロンをかけるときのコツはアイロンを持ってないほうの手を上手に使うことです。アイロンをかけながら、アイロンを持っていない手は、生地を引っ張るようにして、しわを伸ばしていきます。生地をピンと張らせることでしわを回避できます。
ここで少しコツがいります。近くの生地を引っ張るのではなく、遠くを引っ張るようにしましょう。そうすることで生地全体が伸びてかけやすくなります。また、うっかり手がアイロンに触れてやけどをすることも防げます。
【POINT:3】生地が厚い部分は両面からかけましょう
出典: lafabric.jp
襟やそで口のしわが伸びていると、全体的にかっちりした印象になります。逆にこの部分にしわがあるとなんとなくだらしない印象になってしまいます。
スーツのジャケットなどを着ていると最も見られるところなので、特にていねいにアイロンかけをしなければなりません。
そして、この部分は生地が厚いので、片方からだけだとしわがしっかりのびません。裏表両面にアイロンかけをしましょう。
【POINT:4】アイロンは直線的に動かしましょう
出典: lafabric.jp
アイロンをかけるときは必ず直線的に動かします。よく曲線的に動かす方がいますが、それはしわになりやすいので注意が必要です。
しわを伸ばそうと、アイロンの先のほうに力を入れて動かすと、アイロンのとがっている部分に生地が集まってしまい、しわができてしまします。
反対に、先を少し浮かせてお尻の方に力を入れるようにすると、すべるように動かすことができます。
この4つのポイントを意識するだけで、キレイな仕上がりになります。
アイロンをかける前に下準備
出典: lafabric.jp
必ず取り扱い絵表示を見て、アイロンの温度設定やあて布が必要かどうかなどを確認しましょう。
間違った温度でアイロンがけすると、生地が痛み、生地本来の風合いが損なわれてしまいます。
また、あて布が必要なのに、あて布なしでアイロンがけをすると生地にテカリが出る場合もあります。
一般的な綿のワイシャツであれば、アイロンの設定温度は中温~高温、あて布は必要ない場合が多いですが、必ず取り扱い絵表示を確認してからアイロンをかけましょう。
ワイシャツのアイロンのかけ方の手順
アイロンをかける順番は、細かいところから先のにアイロンをかけ、広い部分を最後にかけていきます。
1.襟
2.肩(肩ヨーク)
3.そで口(カフス)
4.そで
5.右前身ごろ(ボタンがついている方)
6.後ろ身ごろ
7.左前身ごろ(ボタン穴がついている方)の順番で行います。
1.襟
出典: lafabric.jp
【1】まずは襟の裏側からアイロンかけをします。
襟の裏側からアイロンをかけていくため、ワイシャツの内側が自分に見えるように置きましょう。
表面からかけると、裏側をかけているときに人目につく表側がしわになる可能性があるので、必ず裏側からかけるようにします。
【2】洗濯や乾燥のときにできたしわをのばすため、両手で襟の端をもって伸ばします。
細かいしわを最初にのばすことで、スムーズにアイロンをかけることができます。
【3】霧吹きで襟を湿らせ、アイロンのりをかけます。
表面に水滴がみえるくらいしっかりと水分を与えます。アイロンのりをかける際は、特定のところに多くかけすぎないようにまんべんなくかけるようにします。
【4】アイロンを持っていない手で生地を伸ばしながら、外側から中央に向かってアイロンをかけましょう。
ワイシャツの生地がよれないように襟の先端から中央に寄せていくように掛けていき、生地が厚い部分なので押し付けるようにするのがポイントです。
出典: lafabric.jp
【5】両端から中央に向かってアイロンをかけたら、引っくり返して表側からもアイロンをかけましょう。
裏側が終わったら襟の表側も同じようにアイロンかけするとパリッとした襟に仕上げることができます。
出典: lafabric.jp
反対側からアイロンをかける場合は、アイロン自体を持ち替えた方がやりやすいので、両方の手を使ってアイロンをかけましょう。
両端に細かいしわが入ってしまった場合は、アイロンの先の尖った部分をゆっくりと押し当ててしわをとります。
出典: lafabric.jp
【6】襟を折り曲げて折り目にアイロンをかけましょう。
両側から中心に向かってアイロンをかけます。折り目がきれいにつくように丁寧にかけましょう。
2.肩(肩ヨーク)
出典: lafabric.jp
【1】画像のようにアイロン台の尖った部分に肩を引っ掛けて、えりを立てて置きましょう。肩の部分は立体感を意識してアイロンをかけていきます。
軽く整えたらまず縫い目からアイロン掛けしていきます。ワイシャツがよれないようにもう片方の手でしわを引っ張るようにすると変に折り目がつきません。
出典: lafabric.jp
【2】肩の半分にアイロンの全体をつかってアイロンをかけましょう。
出典: lafabric.jp
【3】襟の付け根の細かい部分は、アイロンの先のほうだけ使って、ゆっくりとしわをのばしていきましょう。
【4】半分が終わったら、ワイシャツをぐるっと回して、反対側も同様にかけましょう。
アイロンの重みを利用して直線的になめらかにかけていくのがポイントです。
3.そで口(カフス)
出典: lafabric.jp
【1】裏側からかけるため、ボタンを外してアイロン台の上に置きます。そで口も襟と同様、人目につく表をあとで仕上げるために、裏側からかけていきます。
【2】縫い目を引っ張りながら端から中心に向かってかけます。ワイシャツの中でも生地の厚い部分なので軽く押し付けるようにするとしっかりとしわを伸ばすことができます。細かい部分なので、やけどには充分注意してください。
出典: lafabric.jp
【3】表も同じように、端から中心に向かってかけます。
出典: lafabric.jp
【4】そでを二つ折りにして、タック(折り目部分)を整え、上から押さえるようにしてかけます。
4.そで
出典: lafabric.jp
【1】ボタンがついている方を上にします。そでの部分は基本的には片方からのみアイロンをかけます。もし裏側もしわをのばしたいのなら、先に裏側からアイロンをかけて、後からタックがある側を仕上げるようにしましょう。
出典: lafabric.jp
【2】そで下の縫い目の部分を引っぱり、手全体で押さえながらしわをのばして整えます。
縫い目を基準にしてしわをのばしていきます。引っ張るだけではなく、手のひらで押さえるようにすると細かいしわを取ることができます。
出典: lafabric.jp
【3】縫い目に沿ってそで口から肩の方へ向かってしわを引っ張りながらなめらかにアイロンがけをします。
出典: lafabric.jp
【4】そで口のボタンがついている辺りはかけづらいので、アイロンの先端を入り込ませるようにすると細かい部分のしわを伸ばすことができます。
【5】そでと前身ごろの間の縫い目の部分は、縫い目に沿ってしっかりとかけます。
5.右前身ごろ(ボタンがついている方)
出典: lafabric.jp
【1】ワイシャツのボタンがついている側の身ごろからかけていきます。アイロン台の角を使いながら右前身ごろ1枚だけの形を整えます。押し付けないようにして直線的になめらかにアイロンがけしましょう。後ろ身ごろも一緒にアイロンをかけてしまわないように注意しましょう。
【2】脇の縫い目にアイロンをかけます。脇の縫い目を引っ張りながらワイシャツがしわにならないように滑らかにアイロンがけしましょう。
出典: lafabric.jp
【3】反対の手で引っ張りながら全体にかけます。
出典: lafabric.jp
【4】ボタン部分についてはアイロンがけしづらいので、裏からかける、もしくはアイロンの先端を使ってボタンとボタンの間に滑り込ませるようにしてかけるのがポイントです。
6.後ろ身ごろ
出典: lafabric.jp
【1】ワイシャツの後ろ身ごろ全体がアイロン台に乗らない場合は右半分、左半分を分けてかけていきます。アイロン台の上に載せて、手でしわををのばして整えたあと全体をアイロンかけしていきます。
一気にかけるのではなく、右半分・左半分を分けることによって、余計なしわが入ることを防ぎます。
【2】アイロンをかけている手と反対側の手でのばしながらゆっくりとかけます。
【3】タックと呼ばれる折り目が背中心の辺りにある場合は、手で手で押さえながらまっすぐに整えてからかけます。タックは裾の部分までしっかりとかけてあげるとパリッと仕上がります。背中の真ん中辺りで途切れても問題ありません。自分の好みに合わせて入れてください。
7.左前身ごろ(ボタン穴がついている方)
出典: lafabric.jp
【1】右前身ごろとかけかたは同じです。縫い目を引っ張りながら、ワイシャツがしわにならないように滑らかにアイロンかけしましょう。
【2】ワイシャツにポケットが付いている場合は、ポケットのふくらみを意識しつつ下からポケット口、上に向かうようにアイロンかけしていきます。ポケット口に向かってかけつつ、ポケット口は中央に寄せていくイメージでかけていくとポケット部分がしわにならないです。
出典: item.rakuten.co.jp
これでワイシャツのアイロンかけが完了しました。慣れてくれば、1枚につきだいたい5分くらいでかけることができます。
アイロンかけが終わったら、生地が冷めるまでハンガーにかけて置いておきましょう。生地が温かい状態でたたんでしまうと、まだつながっていない分子が崩れてしわが入ってしまうので、最低でも30分はおいておきましょう。
どうしてもアイロンかけが面倒ならば……
形態安定加工シャツ
出典: www.y-shirts.jp
洗濯後干しておくだけでしわが伸び、アイロンが不要(ノーアイロン)ということで一世を風靡した形状安定加工シャツ。
素材は綿をポリエステル風に加工したもの。
メリットはしわの発生がすくないことなのですが、通気性や吸水性が悪くなり、汗を吸わないという綿繊維の最大の特性を犠牲にしているというデメリットがあります。
形態安定加工シャツの洗い方
出典: mykaji.kao.com
まず洗濯絵表示をチェックしましょう。
ワイシャツの前立ボタンをとめて、ネットにいれて洗います。洗剤はいつも使っているもので構いませんが、形態安定の機能を発揮させるためには、のりづけはしないのが原則です。
形態安定加工シャツの脱水・干し方
出典: www.y-shirts.jp
形態安定加工シャツは「濡れ干し(ドリップドライ)」が基本です。水分の重みでしわを伸ばすように作られているので、水滴が垂れるくらいが理想です。なので、脱水はせずに干すのが原則。どうしても、気になる方は15秒程度の脱水におさえ、しわがつくまえにすぐに干しましょう。
洗濯機から取り出したら、ザッとふりさばき、しわを伸ばしながら形を整えてハンガーにかけます。
ここでオススメは、針金ハンガーではなく、少し厚みのあるものハンガーです。袖や本体の重みが効率的にかかり、水の重みでしわが伸びます。
また、干すときも陰干しが理想です。
おすすめアイロン
スチームアイロン
スチームアイロンのオススメは、なんといってもティファールです。スチームを大量に布に吹きかけることによってしわをのばしていくタイプ。
1分間に105gの大量スチームで作業が楽にはかどります。ティファールはコード付きとコードレスアイロンのラインナップがあり、お好みに合わせてチョイスすることができます。
T-fal スチームアイロン 「アルティメット オートクリーン 500」 コード付き FV9550J0
・サイズ:幅/160×奥行310×高さ155mm
・本体重量:1600g
・素材・材質: ポリプロピレン、ポリエステル、アルミニウム、
・ABS(アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン)、ポリカーボネート
・原産国:フランス
・電源:100V 50/60Hz
・定格消費電力/1400W
・容量:350ml
・コード長さ:2m
¥16,800 (税込)
コードレスタイプのスチームアイロンです。クレードルと言われる充電台に置いて使うタイプ。コードが邪魔にならず動かしやすいのが最大のメリット。また、充電台に戻すとき熱いかけ面を下に向けて置けるので安全です。ただし、長時間使用には途中で充電が必要になります。
パナソニック コードレススチームアイロン ピンク NI-WL702-P
・サイズ:13×10×22cm(アイロンケース+スタンド付き:21×17.7×28.6cm)
・本体質量:1kg
・主な材質:ポリカーボネート
・生産国:中国
・質量:アイロン本体/約1kg、収納時/約2kg
・消費電力:1400W
・注水量:135ml
¥12,860 (税込)
ドライアイロン
高温の熱と押さえる力によって布のしわをのばすタイプです。スチーム機能など何もついていないシンプルなデザインが斬新で、どこか昭和を連想させるようなレトロ感溢れたアイロンです。
それでいて、コードは固定式ではなく動くタイプなので、アイロンを立てて作業する方にはやりやすいし、コードが切断してしまう心配もありません。
パナソニック 自動アイロン(ドライアイロン) ブラック NI-A66-K
・メーカー型番: NI-A66-K
・サイズ: 11×23×10cm
・本体重量: 800g
・素材・材質:
・消費電力: 700W
・原産国: マレーシア
・保証期間: 1年
¥2,945 (税込)
アイロンがけの便利アイテム
脚付きアイロン台
服のかたちに人体形状がぴったりフィットします。高さ調整が13段階できるので、立って楽な姿勢でかけることも、座ってかけることもできます。
アイロン台 スタンド式 人体型 アイロン台 プレミアムボタンプレスアイロン台
・サイズ:約W90×D37×H25~78cm
(収納時:W109×D37×H5cm)
・重量:4.2g
・アイロン台置き台サイズ(上記には含まず):約16×16cm
折れ曲がり部の高さ2cm
・耐荷重 約1Kgまで
¥4,989 (税込)
女性のボディをかたどったトルソー型のアイロン台です。丸みのあるフォルムは、シャツなどの肩部分にフィットしてアイロンがけがスムーズにできます。ボディ自体にくびれがあるので、特に女性用のシャツにおすすめです。
トルソー型アイロン台
・サイズ:幅約77×奥行約42×高さ約20cm
・製品重量:約2kg
・主材:表面布…綿100%、クッション材…ポリエステル、天板:スチール(エポキシ樹脂粉体塗装)、脚部・フック:スチール(ユニクロメッキ)
・取扱説明書付き
・中国製
¥4,309 (税込)
霧吹き
調理や製菓器具の開発から製造販売を手がける新考社の霧吹きです。
1956年の創業以来、家庭用から業務用まで幅広い製品を作り続けています。
本来は製菓やパンにつかうものですが、アイロンがけや植物の葉水用にもつかえます。見た目のスタイリッシュさがおしゃれなうえに、噴射部は小さな部品の組み合わせで精密に作られているため、水量が多めのスプレー噴射となり、手早く生乾きの状態へと戻せます。
製菓製パン用ステンレススプレー
・サイズ:85×62×155mm
・容量:約200ml
・素材:ステンレス・真鍮
¥4,212 (税込)