季節も秋になり、温かい飲み物が美味しい季節になりましたね。家やオフィスでお茶を淹れて飲むという人も多いのではないでしょうか。一言にお茶と言っても、日本茶には種類がたくさんありますよね。今回は、日本人なら知っておきたいポピュラーなお茶と、それぞれの美味しい淹れ方、保存方法をご紹介します。
日本茶は好きですか?
出典: kabegami.org
淹れ方にも飲み方にも大きな決まりごとのない日本のお茶。「お茶をどうぞ」の一言で場が和み、気軽にコミュニケーションをとることができますよね。
また、食事やお菓子、器や思想など、形にとらわれず、自分の世界を楽しめる幅広さもお茶の魅力のひとつです。
もっと美味しくお茶を淹れよう
出典: www.vivascandinavia-jp.com
急須で淹れたお茶を日常的に飲んでいなくても「お茶が好き」という方は多いですよね。
今ではすてきな茶器やテーブルウェアも多く登場し、日常のリラックスタイムにお気に入りの器を使ったり、おもてなしの場面で役立てることができます。
実はお茶でも、種類によって美味しく淹れるポイントやお湯の温度が違うんです。せっかくお茶を淹れるなら、ポイントを押さえてもっと美味しく楽しんでみましょう。
玉露
とろりとした甘みを持つ贅沢なお茶
出典: www.accessshop.net
摘み取り前に直射日光を遮ってつくられる、うまみ成分たっぷりの玉露。とろりとした独特の飲み口と甘みが特徴的なお茶です。
お茶の色は、爽やかで艶やかな鮮緑色をしています。玉露という名前は、初期は茶葉を露のように丸くあぶっていたことに由来しているそうです。
玉露の淹れ方のポイント
出典: mizorin.exblog.jp
【最適温度】50℃
【茶葉と湯の適量】5g / 35ml
1. 急須と茶碗にお湯を注ぎ温めて急須の湯を捨て、茶葉を入れます。
2. 50℃くらいになったお湯を急須に注ぎ、約2分ほど蒸らします。
3. 温めておいた茶碗の湯を捨て、急須の茶を茶碗に少量ずつ回し注ぎます。最後の一滴まで注ぎきるのがポイントです。
玉露の保存方法
出典: p-life.ciao.jp
なるべく空気に触れないように密閉容器などに入れ、2週間ほどで飲みきるのが理想です。高級なので置いておきたくなりますが、質が良いうちに味わいましょう。
煎茶
日本茶の約8割を占める家庭の味
出典: japanfood.eu
長く愛され続ける清い香りと、渋みの中にほんのり甘みが残る優しい味が特徴のお茶です。
煎茶は、透き通るような黄金色をしています。文字通り「煎じる茶」の意味を持ち、昔は煮出すことによって成分を抽出させていたそうです。
煎茶の淹れ方のポイント
出典: ureshinotea.com
【最適温度】70〜90℃
【茶葉と湯の適量】2g / 70ml
1. 沸騰させた湯を茶碗に入れて温め、計量しておいた茶葉を急須に入れます。
2. 湯冷まししておいた茶碗の湯を急須に注ぎ入れ、約1分ほど蒸らします。茶によって蒸らし時間が異なるので、パッケージで確認しましょう。
3. 温めておいた茶碗に茶を回し注ぎ、急須を軽く上下に振って最後の一滴まで注ぎます。
煎茶の保存方法
出典: katachi-j.seesaa.net
密閉容器を用意し、封を開封したら袋ごと中に入れます。開け閉めすることが多いと風味が損なわれてくるため、中に乾燥剤を入れて密閉度を高めておくことも重要です。
深蒸し煎茶
濃厚な味と抹茶のような色味が特徴
出典: onoen.jp
コクがありまろやかな風味と短めの抽出時間で、誰でも美味しく淹れられる人気のお茶です。お客さんに出すのにも重宝されます。
深蒸し茶は普通の煎茶に比べて茶葉が柔らかく細かいので、濃い緑色が出ることが特徴です。
歴史はまだ浅く、昭和30年頃に茶農家がよりまろやかなお茶を作り上げるために蒸し度を深めて作り出されたそうです。
深蒸し煎茶の淹れ方のポイント
出典: www.e-cha.net
【最適温度】70〜80℃
【茶葉と湯の適量】2g / 70ml
1. 沸騰させた湯を茶碗に入れて温めたあと、計量しておいた茶葉を急須に入れます。
2. 湯冷まししておいた茶碗の湯を急須に注ぎ入れ、30〜40秒ほど蒸らします。
3. 温めておいた茶碗に茶を回し注ぎ、最後の一滴まで注ぎます。
深蒸し煎茶の保存方法
出典: mamemamet.exblog.jp
茶葉の形状を壊したり、バラバラにならないように湿気をシャットアウトします。粉状のものが混ざっていることが多いので、保存容器としては密閉缶がベストです。
ほうじ茶
食事時にぴったりの香ばしさ
出典: fuku-urara.com
香ばしい香りで、刺激が少ないため万人に愛されるお茶です。香りが好きな人にはアロマ効果もあるので、リラックスしたいときにもおすすめです。
透明感があるセピア色が美しいお茶です。出来上がった煎茶や番茶を煎じ、焙煎することから名前がつきました。
古くなった煎茶はクッキングシートを敷き、弱火でゆっくり炒めると自家製ほうじ茶にすることもできます。
ほうじ茶の淹れ方のポイント
出典: www.ocha-fujien.com
【最適温度】90〜100℃
【茶葉と湯の適量】3g / 130ml
1. 大きめの急須に計量しておいた茶葉を入れます。ちょっと多いかなと思うくらいが適量です。
2. 熱湯をそのまま茶葉の入った急須に注ぎます。
3. 急須にお湯を注いでからおよそ30秒待ちます。
4. 最後の一滴までしぼり切ります。
ほうじ茶の保存方法
出典: japan-design.imazy.net
出来立てのほうじ茶は少量ずつ保管するほうが特徴である香ばしい香りを損なわず美味しく保存できます。風味が損なわれてきたと感じたら、フライパンで炒り直しをしましょう。
玄米茶
元祖「和のフレーバーティー」
出典: www.live-science.co.jp
煎茶や番茶を原料としてブレンドして作り上げられるお茶です。お茶屋さんによっても異なりますが、基本は茶葉と玄米が半々で作られています。
淡く優しい黄色が特徴です。ベースとなる茶葉により、色に違いが出ます。
玄米が入っているため玄米茶と呼ばれます。実際にはうるち米かもち米が入っていることが多く、昭和初期に京都で誕生しました。
玄米茶の淹れ方のポイント
出典: www.ocha-fujien.com
【最適温度】90〜100℃
【茶葉と湯の適量】3g / 130ml
1. 大きめの急須に茶葉を入れます。玄米と茶葉はバランスよく入れるようにしましょう。
2. 沸騰した湯を勢いよく注ぎ入れ、蓋を閉じて30秒ほど蒸らします。
3. 急須の湯を茶碗に均等になるよう回し注ぎます。
玄米茶の保存方法
出典: item.rakuten.co.jp
開封後すぐに劣化がはじまるので、なるべく早く飲みきりましょう。匂いを吸着する性質があるため、匂いの強いものはそばに置かないようにしてください。
飲む前に軽くかき混ぜて、バランスのよい配分にすると良いです。
番茶
定義が広く庶民的なお茶
出典: www.biokura.jp
煎茶の一番茶を仕上げた後の二番茶以降の葉を使ってつくられたお茶です。
一般的に番茶は薄い黄色をしていることが多いです。茎や葉、大きいものから小さいものとバリエーション豊かな茶葉がミックスされています。
もともとは遅く摘み取った葉でつくるお茶のことを「遅茶(ばんちゃ)」と表現したことが名前の由来だそうです。
番茶の淹れ方のポイント
出典: kawashima-ya.jp
【最適温度】90〜100℃
【茶葉と湯の適量】3g / 130ml
1. 沸騰した湯を茶碗に入れて温めたあと、茶葉を急須に入れます。
2. 沸騰した湯を急須に注ぎ、30秒ほど蒸らします。
3. 温めておいた茶碗にお茶を回し注ぎ、最後の一滴まで注ぎます。
番茶の保存方法
出典: sodateru-dougu.jp
番茶は少し大きめの袋に入っていることが多いので、茶筒に入りきらないときはお菓子の缶など、大きめの缶に入れておきましょう。
密閉・遮光・冷暗所の保存がポイントです。
出典: kabegami.org
淹れ方にも飲み方にも大きな決まりごとのない日本のお茶。「お茶をどうぞ」の一言で場が和み、気軽にコミュニケーションをとることができますよね。
また、食事やお菓子、器や思想など、形にとらわれず、自分の世界を楽しめる幅広さもお茶の魅力のひとつです。
もっと美味しくお茶を淹れよう
出典: www.vivascandinavia-jp.com
急須で淹れたお茶を日常的に飲んでいなくても「お茶が好き」という方は多いですよね。
今ではすてきな茶器やテーブルウェアも多く登場し、日常のリラックスタイムにお気に入りの器を使ったり、おもてなしの場面で役立てることができます。
実はお茶でも、種類によって美味しく淹れるポイントやお湯の温度が違うんです。せっかくお茶を淹れるなら、ポイントを押さえてもっと美味しく楽しんでみましょう。
とろりとした甘みを持つ贅沢なお茶
出典: www.accessshop.net
摘み取り前に直射日光を遮ってつくられる、うまみ成分たっぷりの玉露。とろりとした独特の飲み口と甘みが特徴的なお茶です。
お茶の色は、爽やかで艶やかな鮮緑色をしています。玉露という名前は、初期は茶葉を露のように丸くあぶっていたことに由来しているそうです。
玉露の淹れ方のポイント
出典: mizorin.exblog.jp
【最適温度】50℃
【茶葉と湯の適量】5g / 35ml
1. 急須と茶碗にお湯を注ぎ温めて急須の湯を捨て、茶葉を入れます。
2. 50℃くらいになったお湯を急須に注ぎ、約2分ほど蒸らします。
3. 温めておいた茶碗の湯を捨て、急須の茶を茶碗に少量ずつ回し注ぎます。最後の一滴まで注ぎきるのがポイントです。
玉露の保存方法
出典: p-life.ciao.jp
なるべく空気に触れないように密閉容器などに入れ、2週間ほどで飲みきるのが理想です。高級なので置いておきたくなりますが、質が良いうちに味わいましょう。
日本茶の約8割を占める家庭の味
出典: japanfood.eu
長く愛され続ける清い香りと、渋みの中にほんのり甘みが残る優しい味が特徴のお茶です。
煎茶は、透き通るような黄金色をしています。文字通り「煎じる茶」の意味を持ち、昔は煮出すことによって成分を抽出させていたそうです。
煎茶の淹れ方のポイント
出典: ureshinotea.com
【最適温度】70〜90℃
【茶葉と湯の適量】2g / 70ml
1. 沸騰させた湯を茶碗に入れて温め、計量しておいた茶葉を急須に入れます。
2. 湯冷まししておいた茶碗の湯を急須に注ぎ入れ、約1分ほど蒸らします。茶によって蒸らし時間が異なるので、パッケージで確認しましょう。
3. 温めておいた茶碗に茶を回し注ぎ、急須を軽く上下に振って最後の一滴まで注ぎます。
煎茶の保存方法
出典: katachi-j.seesaa.net
密閉容器を用意し、封を開封したら袋ごと中に入れます。開け閉めすることが多いと風味が損なわれてくるため、中に乾燥剤を入れて密閉度を高めておくことも重要です。
濃厚な味と抹茶のような色味が特徴
出典: onoen.jp
コクがありまろやかな風味と短めの抽出時間で、誰でも美味しく淹れられる人気のお茶です。お客さんに出すのにも重宝されます。
深蒸し茶は普通の煎茶に比べて茶葉が柔らかく細かいので、濃い緑色が出ることが特徴です。
歴史はまだ浅く、昭和30年頃に茶農家がよりまろやかなお茶を作り上げるために蒸し度を深めて作り出されたそうです。
深蒸し煎茶の淹れ方のポイント
出典: www.e-cha.net
【最適温度】70〜80℃
【茶葉と湯の適量】2g / 70ml
1. 沸騰させた湯を茶碗に入れて温めたあと、計量しておいた茶葉を急須に入れます。
2. 湯冷まししておいた茶碗の湯を急須に注ぎ入れ、30〜40秒ほど蒸らします。
3. 温めておいた茶碗に茶を回し注ぎ、最後の一滴まで注ぎます。
深蒸し煎茶の保存方法
出典: mamemamet.exblog.jp
茶葉の形状を壊したり、バラバラにならないように湿気をシャットアウトします。粉状のものが混ざっていることが多いので、保存容器としては密閉缶がベストです。
食事時にぴったりの香ばしさ
出典: fuku-urara.com
香ばしい香りで、刺激が少ないため万人に愛されるお茶です。香りが好きな人にはアロマ効果もあるので、リラックスしたいときにもおすすめです。
透明感があるセピア色が美しいお茶です。出来上がった煎茶や番茶を煎じ、焙煎することから名前がつきました。
古くなった煎茶はクッキングシートを敷き、弱火でゆっくり炒めると自家製ほうじ茶にすることもできます。
ほうじ茶の淹れ方のポイント
出典: www.ocha-fujien.com
【最適温度】90〜100℃
【茶葉と湯の適量】3g / 130ml
1. 大きめの急須に計量しておいた茶葉を入れます。ちょっと多いかなと思うくらいが適量です。
2. 熱湯をそのまま茶葉の入った急須に注ぎます。
3. 急須にお湯を注いでからおよそ30秒待ちます。
4. 最後の一滴までしぼり切ります。
ほうじ茶の保存方法
出典: japan-design.imazy.net
出来立てのほうじ茶は少量ずつ保管するほうが特徴である香ばしい香りを損なわず美味しく保存できます。風味が損なわれてきたと感じたら、フライパンで炒り直しをしましょう。
元祖「和のフレーバーティー」
出典: www.live-science.co.jp
煎茶や番茶を原料としてブレンドして作り上げられるお茶です。お茶屋さんによっても異なりますが、基本は茶葉と玄米が半々で作られています。
淡く優しい黄色が特徴です。ベースとなる茶葉により、色に違いが出ます。
玄米が入っているため玄米茶と呼ばれます。実際にはうるち米かもち米が入っていることが多く、昭和初期に京都で誕生しました。
玄米茶の淹れ方のポイント
出典: www.ocha-fujien.com
【最適温度】90〜100℃
【茶葉と湯の適量】3g / 130ml
1. 大きめの急須に茶葉を入れます。玄米と茶葉はバランスよく入れるようにしましょう。
2. 沸騰した湯を勢いよく注ぎ入れ、蓋を閉じて30秒ほど蒸らします。
3. 急須の湯を茶碗に均等になるよう回し注ぎます。
玄米茶の保存方法
出典: item.rakuten.co.jp
開封後すぐに劣化がはじまるので、なるべく早く飲みきりましょう。匂いを吸着する性質があるため、匂いの強いものはそばに置かないようにしてください。
飲む前に軽くかき混ぜて、バランスのよい配分にすると良いです。
定義が広く庶民的なお茶
出典: www.biokura.jp
煎茶の一番茶を仕上げた後の二番茶以降の葉を使ってつくられたお茶です。
一般的に番茶は薄い黄色をしていることが多いです。茎や葉、大きいものから小さいものとバリエーション豊かな茶葉がミックスされています。
もともとは遅く摘み取った葉でつくるお茶のことを「遅茶(ばんちゃ)」と表現したことが名前の由来だそうです。
番茶の淹れ方のポイント
出典: kawashima-ya.jp
【最適温度】90〜100℃
【茶葉と湯の適量】3g / 130ml
1. 沸騰した湯を茶碗に入れて温めたあと、茶葉を急須に入れます。
2. 沸騰した湯を急須に注ぎ、30秒ほど蒸らします。
3. 温めておいた茶碗にお茶を回し注ぎ、最後の一滴まで注ぎます。
番茶の保存方法
出典: sodateru-dougu.jp
番茶は少し大きめの袋に入っていることが多いので、茶筒に入りきらないときはお菓子の缶など、大きめの缶に入れておきましょう。
密閉・遮光・冷暗所の保存がポイントです。
コツ・ポイント
いかがでしたか。これから温かいお茶が恋しくなる季節。好みのお茶を美味しく入れて、リラックスタイムを楽しんでくださいね。