現在の住まいに床下収納はありますか?知っているようで知らない床下収納の基本知識をおさらいします。また海外インテリアには日本の発想とは違うスケールの大きい床下収納があります!ぜひ新築やリフォームのアイデアの参考にしてください。
日本の床下収納は?
収納場所はお部屋の空間だけではありません。住まいの狭小化が進む今だからこそ、床下というデッドスペースを有効に活用したいものです。昔から床下収納は日本の家庭のキッチンで重宝されてきましたが、最近では場所を問わずに設置する家庭が増えています。
基本的な床下収納
出典: www.ykkap.co.jp
主にキッチンで調味料やペットボトル飲料、お酒類など、長期保存可能な物を保存します。床下収納は腰を降りしての開け閉めとなり、使い勝手がいいとはいえません。毎日使うようなものは避けて、ストック品などをメインに入れるようにしましょう。
ユニットタイプが人気!
出典: sumai.panasonic.jp
工務店などにオーダーしてオリジナルの床下収納を作ることも可能ですが、パナソニックなどのメーカーが出しているユニットタイプなら、より簡単に手に入ります。
床下収納庫には通常の固定タイプの他に、スライドタイプもあります。連結した2台か3台のユニットが前後にスライドして開口部にあらわれるので、収納量が増え大変便利です。
床下収納の使い方
床下収納は床面積を減らすことなく収納が増えるメリットがある一方、床下だからこそ使い方に気をつけたいポイントもあるので確認しておきましょう。
湿気の問題
出典: www.daiken.jp
床下収納は他の部屋に比べて湿気が多い場所です。湿気対策は万全にしておきましょう。湿気を吸う性質のある新聞紙を使えば手軽に湿気対策になります。もちろん、市販の除湿剤を活用するのも効果的です。
パナソニックなどメーカーが販売しているユニットタイプの床下収納なら、湿気対策も考えて設計されている商品もあります。設置するときは場所の選定も含め、必ず湿気の問題を考慮することが大切です。
何を入れるの?
出典: www.s-housing.jp
昔からで使われているキッチンの床下収納には主にぬか、漬物、梅酒などの長期間かけて作られる食品が保管されていました。もちろん今でも可能ではありますが、最近の日本は高温多湿ですからできるだけ飲食物は避けた方が望ましいです。
飲食物の保存に使いたいときは、除湿剤などで対策を上で、未開封の調味料、缶詰類、瓶類などの長期保存可能な物を入れるようにしましょう。
最も安心して保管できるのは、調理器具や鍋、洗剤などです。夏にだけ使うかき氷機や、冬にだけ使う土鍋など、季節に合わせて年に数回だけ使う物が最も適しています。
出し入れしやすい収納方法
出典: www.daiken.ne.jp
上から取り出すので縦入れが基本です。床下収納の中に取っ手付きの四角いカゴや紙袋を利用すると、出し入れが簡単になります。よく使う物が上になるように2段使いをしたり、上から見て何が入っているのかわかるようにラベルをつけるのもおすすめです。
キッチン以外にも!施工場所のアイデア
洗面所で大活躍!
出典: sumai.panasonic.jp
キッチンの次に多い設置場所は洗面所です。洗剤やソープ類、ボックスティッシュペーパーなど、多くのストック品を保管できます。飲食物を扱うキッチンに比べると湿気をそれほど気にしなくていいので、何でも入れられて大活躍します。
あまり目立たせたくないときには、上にバスマットを敷いて隠せば問題ありません。
リビングルームなら場所選びは慎重に
出典: www.rakuhen.com
リビングルームに床下収納を設置するケースも増えています。大容量のタイプであれば、普段使わない客用の寝具や座布団、こたつ布団なども軽々と収納できて便利です。扇風機や加湿器など季節によって使う家電の収納にもおすすめです。
基本的にその部屋で使うものを保管すると便利です。どこにいったのかと必要なときに家中を探し回ることもなくなります。設置場所はよく考慮しましょう。リビングのインテリアとして悪目立ちしない場所やラグの下などを検討します。動線の上は避けた方が気になりません。
書斎の斬新なアイデア
出典: dornob.com
あえて浅型の面積の広い床下収納にすると、まるで書棚を倒したような感覚で本やファイルを簡単に見つけて取り出せます。地震が多い地域では高いところに重い書籍を置くのは危険ですので、床に本を収納するアイデアは参考になります。必ず見出しが見えるように保管するのがポイントです。
和室なら目立ちません
出典: sumai.panasonic.jp
和室の床下に、畳1枚分の収納スペースを確保すると収納があると気づかれずに設置できます。壁スイッチで数センチ自動開閉するユニットタイプも多いので、女性や年配の方でも軽い力で開け閉めが容易にできます。開口部が大きいので、出し入れも簡単で大変便利です。
畳コーナーならスライド式も
フローリングの一角に畳スペースのあるリビングや客間も最近人気です。2畳分の畳コーナーを左右にスライドすると、下が大容量の床下収納になっています。見た目もスッキリ美しく、大容量が嬉しい便利なアイデアです。
小上がりの和室
出典: www.ii-ie2.net
小上がりの和室は空間としておしゃれな雰囲気になるだけではなく、下に収納を設置することができて大変便利です。畳を持ち上げて収納するタイプもありますが、引き戸タイプなら畳の上に自由に物が置けるメリットもあります。普段使う物も気軽に収納できます。
寝室のファブリック収納
下に収納がついているタイプのベッドが人気ですが、床下収納と組み合わせればさらに寝室の収納力がアップします。衣替えの衣類や季節に合わせた寝具など、寝室は収納したいファブリックがたくさんあります。湿気や防虫対策をしっかりして、上手に利用したいものです。
海外の床下収納とは?
Underfloor storageは規模が違う!
出典: www.ratedpeople.com
日本でよく見るサイズの床下収納は欧米にはあまり普及していません。階段が付いた大型タイプの床下収納が、主にワインセラーとして使われています。温度が低く湿度も一定である床下収納庫であれば、ワインの保存に適しているといわれています。
パントリーの存在が一般的でスペース的に余裕のある海外では小規模な床下収納は必要ないのかもしれません。代わりに「basement storage」と呼ばれる地下収納庫は昔からよく一軒家に設置されています。
おしゃれなワインセラーのアイデア
出典: wines-seven.com
あえて扉もガラスで中を隠していません。ワインセラーだからこそ、見せる収納が素敵です。大好きなワインのコレクションをいつでも眺められてワイン好きには憧れるアイデアです。
上から見ると、らせん階段が!
階段を下りていくと、そこはワインセラーとなっています。従来ワイン貯蔵庫は地下が利用されていることからもわかる通り、1年を通して温度変化が少ない地下室はワインの貯蔵に最適です。日本の場合は立地によっては地下も高温多湿になりますので事前調査が必要です。
しかしガラス扉、らせん階段の大型床下収納はワインセラーに限らずさまざまな収納に使えるおしゃれなアイデアです。日本の住宅に取り入れても素敵です。
ベッドルームの床下収納
出典: humble-homes.com
日本の一般的な床下収納より広さと深さがあります。まるでウォークインクローゼットが丸ごと床に入ったようなイメージです。はしごを設置すると物の出し入れがより楽になります。これなら衣替えが簡単にでき、お気に入りの衣類を傷めずゆったりと保管できます。
小上がりのスタイル
出典: thestyledlifeblog.blogspot.com
日本で和室をよく作る小上がりスペースですが、ベッドルームにも活用できます。カーテンを付ければ目隠しにもなるので、ワンルームの部屋にもぜひ取り入れたいアイデアです。スペース分けと収納の確保が一気に解決し、断然おしゃれな部屋に変わります。
地下収納庫があたりまえ?
出典: www.shelterness.com
日本と比較すると、欧米の多くの国には地下収納庫がある一軒家が多くあります。この地下収納庫のおかげで、月に数回しかスーパーに買い物に行く習慣がない地域でもリビングやキッチンがいつもスッキリとして暮らせます。
階段を降りるとストック品や工具、ガーデニング用品、自転車、BBQ用品などありとあらゆる物が保管されています。ストックの冷凍食品用に冷凍庫を置く家庭も多いです。
パントリーの役割も兼ねて
出典: waterproof.com
パントリーと地下収納庫を両方持っている家もあれば、地下収納庫がパントリーの役割を持っている場合もあります。基本的に階段幅も日本より全体的に広いので、余裕を持って壁面収納も設置できます。
降水量が多くや湿度が高い日本に地下室は向かないといわれていますが、最近は建築技術も進化して地下室を作る人も増えてきました。建築基準法で決められた容積率や地盤の問題もありますが、新築の際は地下収納もアイデアの1つとして検討しても面白いかもしれません。
日本的な床下収納?
日本と同じようなサイズだけど何だか浅い…。実はこれボートの中なんです。家にはめったにない床下収納ですが、ボートの中にはよく日本のような床下収納が見られます。やはり床下収納は限られたスペースに収納を作る、とても優れたアイデアです!
日本の床下収納も大型化の傾向
最近では日本にも大型の床下収納が増えてきました。階段やはしごを降りて部屋のような感覚で使えるタイプや、1階の1部分の床を上げて中2階とし、1階からも出入りができる大型の「蔵」と呼ばれる収納スペースを作るケースが主流です。
階段を降りるタイプ
出典: kenkou.apple-h.co.jp
小上がりの部屋なら下に高さのある収納を造ることができます。階段を設置すると、物の出し入れも格段に楽になります。
廊下に隠し階段を設置
出典: unique-architectures.com
床が三つに開き、下には階段が設置されています。隠し扉と階段はまるで忍者屋敷のようでワクワクします。地下室となるか床下収納となるかは、建築基準法により決められています。
「蔵」タイプが人気!
建築基準法で「天井高1.4m以内でかつ1階の床面積の2分の1以内の広さなら床面積に含まれない」と規定されています。この基準内で作られたスペースなら容積率にカウントされないので、容積率をめいっぱいお部屋に使いながら大きな収納空間も確保できるので人気です。
中2階を作るタイプ
出典: npo-iezukurinokai.jp
1階の床を部分的に上げて中二階にすると、下のスペースを床下収納として使えます。この場合は中二階の床に開口部を作るより、1階に扉を作り出入り口とした方が断然便利です。納戸のような感覚で何でも収納できるので、家を新築する際はぜひ検討したいアイデアです。
ミサワホームの「蔵」が人気です!
出典: misawa.co-blog.jp
もともとミサワが発案した「蔵のある家」から、容積率に入らない大型収納スペースは人気が出ました。ミサワならではのハイセンスな雰囲気もあり、ミサワのモデルルームを訪れるとその魅力をより一層感じられます。
ガラス張りで1階からも見える中2階の和室がとてもモダンな空間を作ります。蔵があると、部屋をいつもスッキリと広びろと使えます。季節に合わせて使うストーブや雛人形、たまにしか使わない客布団、大切にしたい思い出の品などを収めてもスペースはまだたっぷり余ります。
出入り口は上からも横からも設置可能
出典: suumo.jp
もちろん上から入ることも可能です。場所やアイデア次第で家族にとって使いやすい空間を作りましょう。設置する時は窓を作るか出入り口を2つ設置するなど、換気の問題には細心の注意をしましょう。通気がいいとカビや臭いの心配もなく安心して収納できます。
家の外からも出し入れ可能
出典: www.sbs-mhc.co.jp
家の外からも入れる扉を設置すると、自転車やベビーカー、アウトドア用品の保管にも便利です。防犯面の問題をクリアして、より活用できる場所に設置しましょう。
子どもの遊び場にもなる広さ!
出典: image.search.yahoo.co.jp
高さ1.4m以内なので、ギリギリの高さにすると小さい子どもなら頭を気にせず遊べるほどのスペースになります。部屋中がおもちゃだらけになるのを懸念したり、年に数回だけ遊びたい大型のおもちゃなら、思い切って蔵を一時的に2つ目の子ども部屋とするのもアイデアの1つです。
蔵に向かない人もいます
出典: misawa.co-blog.jp
蔵のデメリットは何といっても「高さ1.4m以内」であること。大人はどうしても中腰の姿勢にならないと頭がぶつかってしまいます。ですので腰痛の持病がある人には向きませんし、蔵の中でぎっくり腰にならないように注意が必要です。
蔵を持っている人はさまざまなアイデアで蔵を活用しています。スケートボードに座って蔵の中を移動したり、DIYでキャスター付きのイスのような物を作ったり、収納にもキャスター付きのワゴンを活用したりしています。
収納場所はお部屋の空間だけではありません。住まいの狭小化が進む今だからこそ、床下というデッドスペースを有効に活用したいものです。昔から床下収納は日本の家庭のキッチンで重宝されてきましたが、最近では場所を問わずに設置する家庭が増えています。
基本的な床下収納
出典: www.ykkap.co.jp
主にキッチンで調味料やペットボトル飲料、お酒類など、長期保存可能な物を保存します。床下収納は腰を降りしての開け閉めとなり、使い勝手がいいとはいえません。毎日使うようなものは避けて、ストック品などをメインに入れるようにしましょう。
ユニットタイプが人気!
出典: sumai.panasonic.jp
工務店などにオーダーしてオリジナルの床下収納を作ることも可能ですが、パナソニックなどのメーカーが出しているユニットタイプなら、より簡単に手に入ります。
床下収納庫には通常の固定タイプの他に、スライドタイプもあります。連結した2台か3台のユニットが前後にスライドして開口部にあらわれるので、収納量が増え大変便利です。
床下収納は床面積を減らすことなく収納が増えるメリットがある一方、床下だからこそ使い方に気をつけたいポイントもあるので確認しておきましょう。
湿気の問題
出典: www.daiken.jp
床下収納は他の部屋に比べて湿気が多い場所です。湿気対策は万全にしておきましょう。湿気を吸う性質のある新聞紙を使えば手軽に湿気対策になります。もちろん、市販の除湿剤を活用するのも効果的です。
パナソニックなどメーカーが販売しているユニットタイプの床下収納なら、湿気対策も考えて設計されている商品もあります。設置するときは場所の選定も含め、必ず湿気の問題を考慮することが大切です。
何を入れるの?
出典: www.s-housing.jp
昔からで使われているキッチンの床下収納には主にぬか、漬物、梅酒などの長期間かけて作られる食品が保管されていました。もちろん今でも可能ではありますが、最近の日本は高温多湿ですからできるだけ飲食物は避けた方が望ましいです。
飲食物の保存に使いたいときは、除湿剤などで対策を上で、未開封の調味料、缶詰類、瓶類などの長期保存可能な物を入れるようにしましょう。
最も安心して保管できるのは、調理器具や鍋、洗剤などです。夏にだけ使うかき氷機や、冬にだけ使う土鍋など、季節に合わせて年に数回だけ使う物が最も適しています。
出し入れしやすい収納方法
出典: www.daiken.ne.jp
上から取り出すので縦入れが基本です。床下収納の中に取っ手付きの四角いカゴや紙袋を利用すると、出し入れが簡単になります。よく使う物が上になるように2段使いをしたり、上から見て何が入っているのかわかるようにラベルをつけるのもおすすめです。
洗面所で大活躍!
出典: sumai.panasonic.jp
キッチンの次に多い設置場所は洗面所です。洗剤やソープ類、ボックスティッシュペーパーなど、多くのストック品を保管できます。飲食物を扱うキッチンに比べると湿気をそれほど気にしなくていいので、何でも入れられて大活躍します。
あまり目立たせたくないときには、上にバスマットを敷いて隠せば問題ありません。
リビングルームなら場所選びは慎重に
出典: www.rakuhen.com
リビングルームに床下収納を設置するケースも増えています。大容量のタイプであれば、普段使わない客用の寝具や座布団、こたつ布団なども軽々と収納できて便利です。扇風機や加湿器など季節によって使う家電の収納にもおすすめです。
基本的にその部屋で使うものを保管すると便利です。どこにいったのかと必要なときに家中を探し回ることもなくなります。設置場所はよく考慮しましょう。リビングのインテリアとして悪目立ちしない場所やラグの下などを検討します。動線の上は避けた方が気になりません。
書斎の斬新なアイデア
出典: dornob.com
あえて浅型の面積の広い床下収納にすると、まるで書棚を倒したような感覚で本やファイルを簡単に見つけて取り出せます。地震が多い地域では高いところに重い書籍を置くのは危険ですので、床に本を収納するアイデアは参考になります。必ず見出しが見えるように保管するのがポイントです。
和室なら目立ちません
出典: sumai.panasonic.jp
和室の床下に、畳1枚分の収納スペースを確保すると収納があると気づかれずに設置できます。壁スイッチで数センチ自動開閉するユニットタイプも多いので、女性や年配の方でも軽い力で開け閉めが容易にできます。開口部が大きいので、出し入れも簡単で大変便利です。
畳コーナーならスライド式も
フローリングの一角に畳スペースのあるリビングや客間も最近人気です。2畳分の畳コーナーを左右にスライドすると、下が大容量の床下収納になっています。見た目もスッキリ美しく、大容量が嬉しい便利なアイデアです。
小上がりの和室
出典: www.ii-ie2.net
小上がりの和室は空間としておしゃれな雰囲気になるだけではなく、下に収納を設置することができて大変便利です。畳を持ち上げて収納するタイプもありますが、引き戸タイプなら畳の上に自由に物が置けるメリットもあります。普段使う物も気軽に収納できます。
寝室のファブリック収納
下に収納がついているタイプのベッドが人気ですが、床下収納と組み合わせればさらに寝室の収納力がアップします。衣替えの衣類や季節に合わせた寝具など、寝室は収納したいファブリックがたくさんあります。湿気や防虫対策をしっかりして、上手に利用したいものです。
Underfloor storageは規模が違う!
出典: www.ratedpeople.com
日本でよく見るサイズの床下収納は欧米にはあまり普及していません。階段が付いた大型タイプの床下収納が、主にワインセラーとして使われています。温度が低く湿度も一定である床下収納庫であれば、ワインの保存に適しているといわれています。
パントリーの存在が一般的でスペース的に余裕のある海外では小規模な床下収納は必要ないのかもしれません。代わりに「basement storage」と呼ばれる地下収納庫は昔からよく一軒家に設置されています。
おしゃれなワインセラーのアイデア
出典: wines-seven.com
あえて扉もガラスで中を隠していません。ワインセラーだからこそ、見せる収納が素敵です。大好きなワインのコレクションをいつでも眺められてワイン好きには憧れるアイデアです。
上から見ると、らせん階段が!
階段を下りていくと、そこはワインセラーとなっています。従来ワイン貯蔵庫は地下が利用されていることからもわかる通り、1年を通して温度変化が少ない地下室はワインの貯蔵に最適です。日本の場合は立地によっては地下も高温多湿になりますので事前調査が必要です。
しかしガラス扉、らせん階段の大型床下収納はワインセラーに限らずさまざまな収納に使えるおしゃれなアイデアです。日本の住宅に取り入れても素敵です。
ベッドルームの床下収納
出典: humble-homes.com
日本の一般的な床下収納より広さと深さがあります。まるでウォークインクローゼットが丸ごと床に入ったようなイメージです。はしごを設置すると物の出し入れがより楽になります。これなら衣替えが簡単にでき、お気に入りの衣類を傷めずゆったりと保管できます。
小上がりのスタイル
出典: thestyledlifeblog.blogspot.com
日本で和室をよく作る小上がりスペースですが、ベッドルームにも活用できます。カーテンを付ければ目隠しにもなるので、ワンルームの部屋にもぜひ取り入れたいアイデアです。スペース分けと収納の確保が一気に解決し、断然おしゃれな部屋に変わります。
地下収納庫があたりまえ?
出典: www.shelterness.com
日本と比較すると、欧米の多くの国には地下収納庫がある一軒家が多くあります。この地下収納庫のおかげで、月に数回しかスーパーに買い物に行く習慣がない地域でもリビングやキッチンがいつもスッキリとして暮らせます。
階段を降りるとストック品や工具、ガーデニング用品、自転車、BBQ用品などありとあらゆる物が保管されています。ストックの冷凍食品用に冷凍庫を置く家庭も多いです。
パントリーの役割も兼ねて
出典: waterproof.com
パントリーと地下収納庫を両方持っている家もあれば、地下収納庫がパントリーの役割を持っている場合もあります。基本的に階段幅も日本より全体的に広いので、余裕を持って壁面収納も設置できます。
降水量が多くや湿度が高い日本に地下室は向かないといわれていますが、最近は建築技術も進化して地下室を作る人も増えてきました。建築基準法で決められた容積率や地盤の問題もありますが、新築の際は地下収納もアイデアの1つとして検討しても面白いかもしれません。
日本的な床下収納?
日本と同じようなサイズだけど何だか浅い…。実はこれボートの中なんです。家にはめったにない床下収納ですが、ボートの中にはよく日本のような床下収納が見られます。やはり床下収納は限られたスペースに収納を作る、とても優れたアイデアです!
最近では日本にも大型の床下収納が増えてきました。階段やはしごを降りて部屋のような感覚で使えるタイプや、1階の1部分の床を上げて中2階とし、1階からも出入りができる大型の「蔵」と呼ばれる収納スペースを作るケースが主流です。
階段を降りるタイプ
出典: kenkou.apple-h.co.jp
小上がりの部屋なら下に高さのある収納を造ることができます。階段を設置すると、物の出し入れも格段に楽になります。
廊下に隠し階段を設置
出典: unique-architectures.com
床が三つに開き、下には階段が設置されています。隠し扉と階段はまるで忍者屋敷のようでワクワクします。地下室となるか床下収納となるかは、建築基準法により決められています。
建築基準法で「天井高1.4m以内でかつ1階の床面積の2分の1以内の広さなら床面積に含まれない」と規定されています。この基準内で作られたスペースなら容積率にカウントされないので、容積率をめいっぱいお部屋に使いながら大きな収納空間も確保できるので人気です。
中2階を作るタイプ
出典: npo-iezukurinokai.jp
1階の床を部分的に上げて中二階にすると、下のスペースを床下収納として使えます。この場合は中二階の床に開口部を作るより、1階に扉を作り出入り口とした方が断然便利です。納戸のような感覚で何でも収納できるので、家を新築する際はぜひ検討したいアイデアです。
ミサワホームの「蔵」が人気です!
出典: misawa.co-blog.jp
もともとミサワが発案した「蔵のある家」から、容積率に入らない大型収納スペースは人気が出ました。ミサワならではのハイセンスな雰囲気もあり、ミサワのモデルルームを訪れるとその魅力をより一層感じられます。
ガラス張りで1階からも見える中2階の和室がとてもモダンな空間を作ります。蔵があると、部屋をいつもスッキリと広びろと使えます。季節に合わせて使うストーブや雛人形、たまにしか使わない客布団、大切にしたい思い出の品などを収めてもスペースはまだたっぷり余ります。
出入り口は上からも横からも設置可能
出典: suumo.jp
もちろん上から入ることも可能です。場所やアイデア次第で家族にとって使いやすい空間を作りましょう。設置する時は窓を作るか出入り口を2つ設置するなど、換気の問題には細心の注意をしましょう。通気がいいとカビや臭いの心配もなく安心して収納できます。
家の外からも出し入れ可能
出典: www.sbs-mhc.co.jp
家の外からも入れる扉を設置すると、自転車やベビーカー、アウトドア用品の保管にも便利です。防犯面の問題をクリアして、より活用できる場所に設置しましょう。
子どもの遊び場にもなる広さ!
出典: image.search.yahoo.co.jp
高さ1.4m以内なので、ギリギリの高さにすると小さい子どもなら頭を気にせず遊べるほどのスペースになります。部屋中がおもちゃだらけになるのを懸念したり、年に数回だけ遊びたい大型のおもちゃなら、思い切って蔵を一時的に2つ目の子ども部屋とするのもアイデアの1つです。
蔵に向かない人もいます
出典: misawa.co-blog.jp
蔵のデメリットは何といっても「高さ1.4m以内」であること。大人はどうしても中腰の姿勢にならないと頭がぶつかってしまいます。ですので腰痛の持病がある人には向きませんし、蔵の中でぎっくり腰にならないように注意が必要です。
蔵を持っている人はさまざまなアイデアで蔵を活用しています。スケートボードに座って蔵の中を移動したり、DIYでキャスター付きのイスのような物を作ったり、収納にもキャスター付きのワゴンを活用したりしています。
コツ・ポイント
床下収納はキッチンに設置する小型タイプから蔵と呼ばれる大型の物までさまざまなタイプがあります。インテリアとしてもセンスのよい満足のいく物を設置したいですね。ぜひ暮らしに役立つ床下収納を活用しましょう!