押入れなどにしまっていた羽毛布団や、吸水性が高い分汗を吸収した羽毛布団は洗いたいですよね。羽毛が汚れてくると機能性が低下し、気持ちよく寝ることができません。それを解消するには”水洗い”が必要となります。羽毛を傷めず、きれいに洗えるポイントをご紹介します。
洗濯前の準備
まず洗える羽毛布団かどうかの表示の確認を行ってください。ふとん店やクリーニング店を薦める内容の文章が書いてあることもあります。
また、洗えるものでも品質表示ラベルに書いてある注意点は覚えておきましょう。
洗濯ネットは100円ショップやホームセンターで販売しているので手に入りやすいです。
用意するもの
・布団が入るサイズの洗濯ネット
・中性洗剤
洗い方
洗濯機で洗う方法と手洗いで洗う方法があります。
どちらにしても気をつけておくべき点として、
・晴天の続く日を選ぶこと。
・綺麗な水を使うこと。
・洗剤や干す場所に気をつけること。
・サイズはシングルまでにしておくこと。
・洗濯可能と表記されていること。
の5つは留意しておきましょう。
洗濯機の場合
まず布団カバーを取って、折りたたみます。
分厚さがあるため、たたみにくい時はビニール紐などで結び固定します。
たたみ方は縦に三つ折にした後に丸めるのが一般的です。
たたみながら布団内の空気を出来る限り抜きます。
それを洗濯ネットに入れます。洗濯ネットに入れるのは洗濯による生地への傷みを軽減するためです。
デリケートな素材のため長持ちさせるのには必須です。
次に洗濯機に入れますが、洗濯機の大きさを確認しておきましょう。
7kg以上に対応している洗濯機でしたら、布団を丸洗いできます。
汚れの酷い部分がある場合は、事前にそこだけ手洗いしておくと良いです。
また、布団が膨らんで水が入らない場合は、液体洗剤を溶かした水を羽毛布団の中まで染み込むように少し押しながら洗濯水を含ませるとうまくいきます。
洗剤は中性の液体洗剤を使います。弱アルカリ性、塩素系、漂白剤などは羽毛を傷める原因になるので使わないでください。
洗濯のモードは「布団洗いモード」または「毛布洗いモード」で洗います。洗濯機によって表示が違うので、説明書で確認してください。
なお柔軟剤を使いたいところですが、羽毛本来のふわふわした感触を損なう恐れがあるので避けたほうが良いです。
手洗いの場合
洗濯機は楽ですが、デメリットがある事も見逃せません。
側生地が傷む可能性があったり、羽毛が出てきてしまった場合、洗濯機の故障の原因になったり、必ずしもいいことばかりではありません。
手洗いにすると手間はかかりますが、そのリスクは回避できます。
まず、中の空気を追い出し水を含みやすくさせるため空気を抜きます。
構造上、羽毛布団は空気が抜けにくいので、縦に三つ折し丸めていくと抜けやすくなります。
次に30℃以下のぬるま湯または水に中性洗剤を溶かして、空気を抜いた羽毛布団を浸します。場所は広くて水はけの良い浴室、浴槽がおすすめです。
羽毛布団にはなかなか染み込まないので根気良く浸しましょう。洗面器などで上からかけながら浸すと多少早くなります。
布団全体に洗濯水が行き届いたら、10分ほど軽く押し洗いします。
手洗いの場合、水を含んだ羽毛布団はとても重たくなります。
ここで洗濯機で乾燥させても良いですが、かさがあり重くて運べない時もあるのでそのまま浴室で脱水する方法も記載しておきます。
浴槽の縁を使い、手で絞りながら水を切っていきます。
地味な作業になりますがとても大切な工程なので、しっかりと脱水していきましょう。
コツを掴むまではなかなかできませんが、すぐに慣れると思います。
次はすすぎを行います。
手洗いの時に溜めたお湯は濁っていると思いますので一旦お湯は抜いて、浴槽に綺麗なぬるま湯を溜め、さきほどの手洗いと脱水の工程を3~4回行います。
力がかなり要る作業ですので足で踏む「踏み洗い」もおすすめです。
最後にキレイな水を溜めて押し洗い、しっかりと脱水します。
以上が手洗いでの洗い方になります。
干し方
十分に脱水できたら、天日干しします。
布団をしっかり広げ、風通しの良い日陰で吊り干しが基本です。
竿を2本つかうと風通しがよくなります。
1~2時間ごとに、裏→表、上→下とまんべんなく日光に当てて乾燥させます。1日では乾燥できないので、2~3日かけてしっかり羽毛を乾燥させます。
また場所を取りますので、他の洗濯物を乾かせないことがないよう、晴れた日が続くタイミングを狙ってください。
干していると部分的に羽毛が偏っていることがありますが、この時は触らずにそのまま干しておきましょう。
しばらく時間をおき、ある程度乾いてから、偏ったり固まった羽毛をまんべんなくほぐしていきます。手で軽く叩いたり、バサバサと大きく振ることでキレイに整います。
その後、今一度乾燥機で乾燥させればよりふっくらとした仕上がりになります。
コインランドリーで洗う
自宅に羽毛布団が洗えるような洗濯機がない、手洗いできないなどの場合はコインランドリーで洗うこともできます。
クリーニング店に頼むより格安で洗うことが出来るので手間をかけずにキレイにしたい!という人にはおすすめです。
また、注意点は自宅で洗う時と同じです。
晴天が続くタイミングで、ラベル表示やなどに気をつけてください。
大きめの洗濯機
コインランドリーで洗う場合はネットは特に使う必要はありません。
洗濯機のサイズは色々ありますが、選ぶ目安としては、シングルサイズなら12kg、ダブルなら17kgです。
羽毛布団をビニール紐で縛ってより小さくまとめれば、洗濯機のサイズを1サイズ落としても問題ないかもしれません。
お値段もワンランク落ちるのでおすすめです。
乾燥もできる
続いて乾燥ですが、大き目の乾燥機を選んで全体に風を当てるのがポイントです。
乾燥機に入れるときの注意点としては、
・ねじれた状態で入れないこと。乾燥具合にムラが出ます。
・20~30分して膨らんだら10分ごとに裏返しながら更に30分ほど乾かすこと。
があります。なお、紐で縛っていた場合は途中で紐を切るのも忘れないようにしましょう。
シングルなら1時間、ダブルなら1時間半が目安となります。
まず洗える羽毛布団かどうかの表示の確認を行ってください。ふとん店やクリーニング店を薦める内容の文章が書いてあることもあります。
また、洗えるものでも品質表示ラベルに書いてある注意点は覚えておきましょう。
洗濯ネットは100円ショップやホームセンターで販売しているので手に入りやすいです。
用意するもの
・布団が入るサイズの洗濯ネット
・中性洗剤
洗濯機で洗う方法と手洗いで洗う方法があります。
どちらにしても気をつけておくべき点として、
・晴天の続く日を選ぶこと。
・綺麗な水を使うこと。
・洗剤や干す場所に気をつけること。
・サイズはシングルまでにしておくこと。
・洗濯可能と表記されていること。
の5つは留意しておきましょう。
洗濯機の場合
まず布団カバーを取って、折りたたみます。
分厚さがあるため、たたみにくい時はビニール紐などで結び固定します。
たたみ方は縦に三つ折にした後に丸めるのが一般的です。
たたみながら布団内の空気を出来る限り抜きます。
それを洗濯ネットに入れます。洗濯ネットに入れるのは洗濯による生地への傷みを軽減するためです。
デリケートな素材のため長持ちさせるのには必須です。
次に洗濯機に入れますが、洗濯機の大きさを確認しておきましょう。
7kg以上に対応している洗濯機でしたら、布団を丸洗いできます。
汚れの酷い部分がある場合は、事前にそこだけ手洗いしておくと良いです。
また、布団が膨らんで水が入らない場合は、液体洗剤を溶かした水を羽毛布団の中まで染み込むように少し押しながら洗濯水を含ませるとうまくいきます。
洗剤は中性の液体洗剤を使います。弱アルカリ性、塩素系、漂白剤などは羽毛を傷める原因になるので使わないでください。
洗濯のモードは「布団洗いモード」または「毛布洗いモード」で洗います。洗濯機によって表示が違うので、説明書で確認してください。
なお柔軟剤を使いたいところですが、羽毛本来のふわふわした感触を損なう恐れがあるので避けたほうが良いです。
手洗いの場合
洗濯機は楽ですが、デメリットがある事も見逃せません。
側生地が傷む可能性があったり、羽毛が出てきてしまった場合、洗濯機の故障の原因になったり、必ずしもいいことばかりではありません。
手洗いにすると手間はかかりますが、そのリスクは回避できます。
まず、中の空気を追い出し水を含みやすくさせるため空気を抜きます。
構造上、羽毛布団は空気が抜けにくいので、縦に三つ折し丸めていくと抜けやすくなります。
次に30℃以下のぬるま湯または水に中性洗剤を溶かして、空気を抜いた羽毛布団を浸します。場所は広くて水はけの良い浴室、浴槽がおすすめです。
羽毛布団にはなかなか染み込まないので根気良く浸しましょう。洗面器などで上からかけながら浸すと多少早くなります。
布団全体に洗濯水が行き届いたら、10分ほど軽く押し洗いします。
手洗いの場合、水を含んだ羽毛布団はとても重たくなります。
ここで洗濯機で乾燥させても良いですが、かさがあり重くて運べない時もあるのでそのまま浴室で脱水する方法も記載しておきます。
浴槽の縁を使い、手で絞りながら水を切っていきます。
地味な作業になりますがとても大切な工程なので、しっかりと脱水していきましょう。
コツを掴むまではなかなかできませんが、すぐに慣れると思います。
次はすすぎを行います。
手洗いの時に溜めたお湯は濁っていると思いますので一旦お湯は抜いて、浴槽に綺麗なぬるま湯を溜め、さきほどの手洗いと脱水の工程を3~4回行います。
力がかなり要る作業ですので足で踏む「踏み洗い」もおすすめです。
最後にキレイな水を溜めて押し洗い、しっかりと脱水します。
以上が手洗いでの洗い方になります。
十分に脱水できたら、天日干しします。
布団をしっかり広げ、風通しの良い日陰で吊り干しが基本です。
竿を2本つかうと風通しがよくなります。
1~2時間ごとに、裏→表、上→下とまんべんなく日光に当てて乾燥させます。1日では乾燥できないので、2~3日かけてしっかり羽毛を乾燥させます。
また場所を取りますので、他の洗濯物を乾かせないことがないよう、晴れた日が続くタイミングを狙ってください。
干していると部分的に羽毛が偏っていることがありますが、この時は触らずにそのまま干しておきましょう。
しばらく時間をおき、ある程度乾いてから、偏ったり固まった羽毛をまんべんなくほぐしていきます。手で軽く叩いたり、バサバサと大きく振ることでキレイに整います。
その後、今一度乾燥機で乾燥させればよりふっくらとした仕上がりになります。
自宅に羽毛布団が洗えるような洗濯機がない、手洗いできないなどの場合はコインランドリーで洗うこともできます。
クリーニング店に頼むより格安で洗うことが出来るので手間をかけずにキレイにしたい!という人にはおすすめです。
また、注意点は自宅で洗う時と同じです。
晴天が続くタイミングで、ラベル表示やなどに気をつけてください。
大きめの洗濯機
コインランドリーで洗う場合はネットは特に使う必要はありません。
洗濯機のサイズは色々ありますが、選ぶ目安としては、シングルサイズなら12kg、ダブルなら17kgです。
羽毛布団をビニール紐で縛ってより小さくまとめれば、洗濯機のサイズを1サイズ落としても問題ないかもしれません。
お値段もワンランク落ちるのでおすすめです。
乾燥もできる
続いて乾燥ですが、大き目の乾燥機を選んで全体に風を当てるのがポイントです。
乾燥機に入れるときの注意点としては、
・ねじれた状態で入れないこと。乾燥具合にムラが出ます。
・20~30分して膨らんだら10分ごとに裏返しながら更に30分ほど乾かすこと。
があります。なお、紐で縛っていた場合は途中で紐を切るのも忘れないようにしましょう。
シングルなら1時間、ダブルなら1時間半が目安となります。
コツ・ポイント
いかがでしたか?なかなか洗う機会のない羽毛布団ですが、このように自宅で洗うこともできます。久しく布団を洗っていない方、ダニなどが気になる方、その他布団が汚れた時にぜひこの記事を参考に試してください。なかなか大変な作業ではありますが、キレイになったふかふかの布団で寝るのはとても気持ちがいいもので、寝つきや寝起きの気分も爽快です。きちんとお手入れをすれば10年以上も持ちますので、大切な羽毛布団をこれからも大事に使っていきましょう。