日本家屋といえば「縁側」。昔はどの家にもあったものです。洋風建築が増えている現在では、あまり見かけなくなってしまいましたね。そんな「和」の象徴ともいえる「縁側」を、マンションのベランダでも楽しんでみたいものですよね。アイデア次第でベランダを「縁側」に変える方法をご紹介します。
「和」の象徴、あこがれの縁側
縁側とは
和風家屋独特の構造で、建物の縁(へり)に張り出して設けられた、板敷きの通路です。庭などの外部から、直接屋内に入るための空間でもあり、屋外でも屋内でもない部分です。建物の外と内の境界線を曖昧にする縁側こそが、日本独自の文化思想の象徴であるともいえるでしょう。
戸建ての場合は
縁側には、雨戸などで外部と仕切られていない「濡縁」と、母屋の一部として雨戸なので外部と仕切られた「くれ縁」があります。戸建ての場合でしたら、リビングの窓の外側に縁台を置くことで、簡易的に縁側を設けることができます。
縁側=ベランダ?
縁側を英訳すると、Verandaつまりベランダです。確かにベランダも、母屋から張り出して、軒下に収まっている部分という意味では、縁側に近いのかもしれません。でも縁側=ベランダと言われると、いまいちピンときませんね。
とことん「和」で、ベランダを縁側にしてみよう
縁側とベランダは、構造は似ていても、やはりイメージが全く違います。そこで、マンションのベランダを徹底的に和の空間にして、ベランダを縁側に変えてみませんか?大きな花火大会が見えるマンションなどは、縁側風の空間で、花火を見ながら夕涼みなんて贅沢な時間が過ごせそうですよね。
DIYで挑戦するなら
いろいろな「和」を組み合わせて、縁側に似合う和風の庭園を造ろう
縁側は「和」の象徴でもあります。小さなベランダでもできることはあります。知恵をしぼって、いろいろな「和」を組み合わせれば、素敵な庭ができあがります。お好みのアイテムを集めて、「和」の庭を造ってみませんか?
竹垣
まずは無機質なコンクリートの壁を自然みあふれる和のテイストで目隠ししましょう。それだけでもだいぶベランダのイメージが変わります。朝顔を這わせたり、小さな吊り鉢を下げたりしても涼しげですね。
[価格]¥1,0800
縁台
ベランダの場合は掃出し窓との高さの差がほとんどないケースが多いので、縁台を置いて座れるようにしましょう。こちらは折り畳みできるものなので、邪魔な時は多端でしまうこともできます。竹の質感も風情がありますね。
[価格]¥25,920(大)
石タイル
こちらは天然石をタイルにしたもので、簡単にジョイントしてつなげることができます。人工芝と組み合わせて、飛び石風にしたり、全体に敷き詰めることもできますし、アクセントとして部分的に敷いても雰囲気がガラッと変わります。
[価格]¥5,980
つりしのぶ
つりしのぶ(釣忍)は、しのぶというシダを苔玉に着生させたもので、夏の風物詩として江戸中期から親しまれています。まさに伝統的な日本の夏のテイストです。秋には枯れてしまいますが、上手に手入れしてやれば、翌年また芽を出して数年は楽しめます。
江戸風鈴
日本人の魂に刷り込まれているともいえるくらいなじみのある音色の江戸風鈴。江戸時代から続くガラス工芸です。釣忍と組み合わせたものもあります。涼しげなデザインと音色は、夏を彩ってくれますね。ただし、台風のような風の強いときは、夜中中激しくなるので、外しておきましょう。
睡蓮鉢
お好みの水生植物を植えこみ、メダカや金魚を入れれば、小さなベランダにも池があるような風情が生まれます。縁台に座って眺めているだけでも癒されますね。
ししおどし
日本庭園の象徴ともいえるししおどし。ベランダに置いてみてはいかがですか?ポンプで水をくみ上げるものもあるので、都会の真ん中に和の異空間を演出することもできます。縁台に座って夕涼みしながら、ししおどしの「カコーン」を聞いていると、都会の喧騒も忘れられそうですね。
箱庭
せっかく縁台を置いて縁側風にしようと思っても、縁台を置いたら他には何も置けない…そんなベランダもあるでしょう。そんなときは、小さな箱庭はいかがでしょうか?お好みの大きさで作って、ベランダの隅に置くもよし、エアコンの室外機の上に飾るもよし、想像力を働かせて、小さな「和」の空間を作りましょう。
自分ではちょっと…そんな方も大丈夫です
坪庭
坪庭とは、屋内や敷地内の建物や塀で囲われた小さな庭園のことです。塀で囲われた小さな庭園とは、まさしくベランダのことですよね。プロに依頼すれば、ご予算や広さに応じて、素敵な和の庭園を作ってもらえます。賃貸ではいろいろと制約が出てくるかもしれませんが、まずはご相談されてみてはいかがでしょうか?
坪庭セット
自分であれこれ揃えても、ちゃんとできる自信がない。そんな方も大丈夫です。全部セットになったものもあるんです。ただし、それなりの広さを要求しますし、お値段もそれなりです。ご予算に合わせていろいろなサイズがありますので、一考の余地はありそうですね。
[価格]¥514,080
やはり自宅では厳しいという方には
縁側カフェ
最近、ご自宅の縁側をカフェとして開放している方が増えているそうです。
なかには町おこしの一環として、大々的に行っているところもあります。旅先で立ち寄ったお宅の縁側で、ちょっとひとやすみ…お茶も人の気持ちもあったかいことでしょう。
縁側とは
和風家屋独特の構造で、建物の縁(へり)に張り出して設けられた、板敷きの通路です。庭などの外部から、直接屋内に入るための空間でもあり、屋外でも屋内でもない部分です。建物の外と内の境界線を曖昧にする縁側こそが、日本独自の文化思想の象徴であるともいえるでしょう。
戸建ての場合は
縁側には、雨戸などで外部と仕切られていない「濡縁」と、母屋の一部として雨戸なので外部と仕切られた「くれ縁」があります。戸建ての場合でしたら、リビングの窓の外側に縁台を置くことで、簡易的に縁側を設けることができます。
縁側=ベランダ?
縁側を英訳すると、Verandaつまりベランダです。確かにベランダも、母屋から張り出して、軒下に収まっている部分という意味では、縁側に近いのかもしれません。でも縁側=ベランダと言われると、いまいちピンときませんね。
とことん「和」で、ベランダを縁側にしてみよう
縁側とベランダは、構造は似ていても、やはりイメージが全く違います。そこで、マンションのベランダを徹底的に和の空間にして、ベランダを縁側に変えてみませんか?大きな花火大会が見えるマンションなどは、縁側風の空間で、花火を見ながら夕涼みなんて贅沢な時間が過ごせそうですよね。
いろいろな「和」を組み合わせて、縁側に似合う和風の庭園を造ろう
縁側は「和」の象徴でもあります。小さなベランダでもできることはあります。知恵をしぼって、いろいろな「和」を組み合わせれば、素敵な庭ができあがります。お好みのアイテムを集めて、「和」の庭を造ってみませんか?
竹垣
まずは無機質なコンクリートの壁を自然みあふれる和のテイストで目隠ししましょう。それだけでもだいぶベランダのイメージが変わります。朝顔を這わせたり、小さな吊り鉢を下げたりしても涼しげですね。
[価格]¥1,0800
縁台
ベランダの場合は掃出し窓との高さの差がほとんどないケースが多いので、縁台を置いて座れるようにしましょう。こちらは折り畳みできるものなので、邪魔な時は多端でしまうこともできます。竹の質感も風情がありますね。
[価格]¥25,920(大)
石タイル
こちらは天然石をタイルにしたもので、簡単にジョイントしてつなげることができます。人工芝と組み合わせて、飛び石風にしたり、全体に敷き詰めることもできますし、アクセントとして部分的に敷いても雰囲気がガラッと変わります。
[価格]¥5,980
つりしのぶ
つりしのぶ(釣忍)は、しのぶというシダを苔玉に着生させたもので、夏の風物詩として江戸中期から親しまれています。まさに伝統的な日本の夏のテイストです。秋には枯れてしまいますが、上手に手入れしてやれば、翌年また芽を出して数年は楽しめます。
江戸風鈴
日本人の魂に刷り込まれているともいえるくらいなじみのある音色の江戸風鈴。江戸時代から続くガラス工芸です。釣忍と組み合わせたものもあります。涼しげなデザインと音色は、夏を彩ってくれますね。ただし、台風のような風の強いときは、夜中中激しくなるので、外しておきましょう。
睡蓮鉢
お好みの水生植物を植えこみ、メダカや金魚を入れれば、小さなベランダにも池があるような風情が生まれます。縁台に座って眺めているだけでも癒されますね。
ししおどし
日本庭園の象徴ともいえるししおどし。ベランダに置いてみてはいかがですか?ポンプで水をくみ上げるものもあるので、都会の真ん中に和の異空間を演出することもできます。縁台に座って夕涼みしながら、ししおどしの「カコーン」を聞いていると、都会の喧騒も忘れられそうですね。
箱庭
せっかく縁台を置いて縁側風にしようと思っても、縁台を置いたら他には何も置けない…そんなベランダもあるでしょう。そんなときは、小さな箱庭はいかがでしょうか?お好みの大きさで作って、ベランダの隅に置くもよし、エアコンの室外機の上に飾るもよし、想像力を働かせて、小さな「和」の空間を作りましょう。
坪庭
坪庭とは、屋内や敷地内の建物や塀で囲われた小さな庭園のことです。塀で囲われた小さな庭園とは、まさしくベランダのことですよね。プロに依頼すれば、ご予算や広さに応じて、素敵な和の庭園を作ってもらえます。賃貸ではいろいろと制約が出てくるかもしれませんが、まずはご相談されてみてはいかがでしょうか?
坪庭セット
自分であれこれ揃えても、ちゃんとできる自信がない。そんな方も大丈夫です。全部セットになったものもあるんです。ただし、それなりの広さを要求しますし、お値段もそれなりです。ご予算に合わせていろいろなサイズがありますので、一考の余地はありそうですね。
[価格]¥514,080
縁側カフェ
最近、ご自宅の縁側をカフェとして開放している方が増えているそうです。
なかには町おこしの一環として、大々的に行っているところもあります。旅先で立ち寄ったお宅の縁側で、ちょっとひとやすみ…お茶も人の気持ちもあったかいことでしょう。
コツ・ポイント
意味合いは似ていても、イメージ全く異なる縁側とベランダ。なんとなくつながりましたか?もともとものの境界線を曖昧にするのが得意な日本人。想像力を働かせて、縁側とベランダという文化の境界線も曖昧にしてみませんか?