「全自動洗濯機ってどう使うの?」という初心者の方や毎日使っているけれど「説明書はほとんど読んだことないわ」という方もいらっしゃいます。各ご家庭でさまざまな使い方をしているようですね。今回は基本的な洗濯機の回し方から知っておきたいコツをまとめましたのでぜひご活用ください。
全自動洗濯機の基本的な流れ
一般的な全自動洗濯機の自動コースは、「洗い」、「すすぎ」、「脱水」の順に進んでいきます。「洗い」をスタートさせるまでの使用手順はこちらです。
(1)電源をONにし、洗濯ものを洗濯機に入れる
(2)スタートボタンを押す(ここで洗濯物の重量を自動で量ります)
(3)表示に従って(水量に応じて)洗剤を入れる
(4)好みで柔軟剤を入れる
(5)ふたをしっかりと閉める
これで「洗い」がスタートします。では「洗い」のポイントから見ていきましょう。
洗い
出典: roomclip.jp
洗いで一番重要なのは、洗濯物の前処理です。衣類をチェックし、仕分けします。
汚れのひどい部分……もみ洗いなど前処理
デリケートな衣類……ネットに入れる
色落ちしやすいもの……分けて洗う
仕分け後、洗濯機に入れスタートボタンを押すと洗濯物の重さが量られます。その重さから必要な水量が表示されますのでそれに従って洗剤を入れます。ふたを閉めれば自動で「洗い」がはじまります。
※色落ち確認の仕方
白い布に液体中性洗剤の原液を染み込ませ、目立たない所をこすってみる。布に色が付いたものは分け洗いが必要です。
綿素材で赤や青の濃い色の服は色落ちしやすいので要注意です。
すすぎ
「すすぎ」は、「洗い」の水を排出するところからはじまります。水の排出、脱水、そして水を給水し実際のすすぎ洗いがスタートします。標準コースではすすぎを2回行います。
今は、すすぎが1回で済む洗剤も販売されていますね。その場合は標準コースの設定を1回減らすために手動ですすぎ回数を選択して設定し直す必要があります。またすすぎ方式も「ためすすぎ」や「注水すすぎ」など選ぶことができるものが増えてきています。
脱水
「すすぎ」が終わると、「脱水」がスタートします。標準コースの脱水時間は6分前後となっています。
洗濯につかう水の疑問
適正な水の量
全自動洗濯機は、自動で洗濯物の重さを量り、水の量を算出します。そのため自分で水の量を考える必要はありません。では、どれくらい水を使っているか見てみましょう。
機種によって異なるのでだいたいの目安ですが、0.3kg以下は22L(リットル)、1.53kg以下は35L、3.5kg以下は40~41L、5kg以下は47L、8kg以下は51Lとなっています。
洗濯機の容量を超えた洗濯物を大量に詰め込むと、汚れが落ちないだけでなく故障の原因になるのでご注意ください。
残り湯を使う場合
風呂水吸水ホースは、洗濯機購入時に付いていたり、市販もされています。洗濯機への取り付け方は簡単です。洗濯機についているカバーを外し、ホースホルダーを差し込み、反対の先を浴槽の水の中に沈めれば準備OK。
洗濯機の風呂水ボタンを押すことで、風呂水を吸水します。吸水ホースをセットしてもボタンを押し忘れると水道水を使って給水しますのでお忘れなく。
市販の入浴剤には、残り湯を洗濯に使用可能かどうかが明記されています。そちらをご確認の上、ご使用ください。
標準コースでは、洗い、すすぎの1回目までを残り湯で行い、2回目のすすぎは水道水で行う仕組みになっています。
洗剤の疑問
適正な量
出典: roomclip.jp
粉末、液体洗剤、すすぎ1回で済むものや第3の洗剤と呼ばれているポーションタイプのジェル洗剤などさまざまな洗剤が市販されていますね。
適正な量は、洗濯機に水の量が表示されたのち、洗剤のパッケージの指示通りの量を入れることが大切です。多すぎると泡立ち過ぎてあふれ出る恐れもありますし、少ないと汚れが落ちません。
入れるタイミング
出典: roomclip.jp
洗剤を入れるタイミングは、洗濯物の重さが量られ、水の量が決まったあとです。そのタイミングで洗濯機の洗剤ポケットに洗剤を入れます。洗剤の溶け残りや乾燥時の衣類の変色を防ぐため洗剤ポケットに洗剤を入れることが大切です。
柔軟剤の疑問
適正な量
洗剤の適正量と一緒で、使用する水の量で変わってきます。使用する水の量が決まったら柔軟剤のパッケージに記載されている量を柔軟剤投入ケースに入れておきます。
好きな匂いだからといって基準値を超えて投入すると、人によっては「クサイ」と感じる方もいるかもしれません。匂いの感じ方は人それぞれですものね。
入れるタイミング
- 無限遠から収束する山田 @hoodie84
- 僕氏、5年間にわたり柔軟剤投入口を間違っていたことが発覚。投入口飛び出すとか知らんかったんや… http://t.co/vM6T0dnMAq
- twitter出典:
- twitter.com
柔軟剤を入れるタイミングで悩まれる方が多いようです。でも悩む必要はありません!
洗剤を入れるタイミングで柔軟剤投入口を引き出して、その中に入れておけば、最終のすすぎ時に洗濯機が自動的に投入してくれます。
柔軟剤投入口から入れることもポイントです。洗剤投入口から入れてしまうと洗剤と同じタイミングで水に溶けてしまうのでそれぞれの効果が半減してしまいます。洗剤と柔軟剤は、シャンプーとリンスに置き換えると腑に落ちませんか?
洗濯機の蛇口はどうしてる?
終わったら閉める派
説明書に明記されていますが、洗濯をする度に水栓を開き、終わったら閉じる、これが正しい使い方です。
開けっ放し派
洗濯機の水栓を開けたままのご家庭も多いようです。それは今までトラブルに見舞われてないからでしょうね。水のトラブルは、住宅に被害をもたらし結果修理代などのコストが大きくかかってしまうことも……
これから洗濯をはじめる初心者の方は、水栓を開け閉めするクセを付けてしまうといいですね。
- kowta2 @kowta2dream
- 洗濯機の蛇口部分が壊れたから直したぞ! 朝起きたら破裂してて滝の様にドバーって出てたから焦ったけど冷静に対応 https://t.co/uLBTEa5Zjj
- twitter出典:
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知っていると便利な洗濯のこつ
洗濯ものをいれる順番
脱水が終わったときに、あまり水に濡れておらずこの衣類は洗えたのかしら?と心配になったことはありませんか?ジーンズなどのかさばる衣類や水に浮きやすいいものから先に入れると上手に洗うことができます。
水に浮きやすい衣類は、撥水加工してあるもの、細かい目のネットに入れたもの、フリースや裏地が化繊100%で作られたジャンパーなどです。こうすることで水や洗剤が行き渡らず、汚れが残ってしまうのを防ぐことができます。
また洗濯ネットを使う場合、ファスナーの金具を収めておくこともポイントです。金具が外に飛び出していると衣類や本体を傷めてしまう恐れがあるためです。
大物の洗い方
毛布などの寝具も洗濯機ですっきりと洗いあげたいですね。まずは、取り扱い表示を見て水洗い可能か確認します。次に、前処理です。ほこりや髪の毛などは洗濯機に入れる前にたたき落としておきましょう。首や顔が触れる部分は、皮脂や汗で特に汚れていますので洗剤の原液をつけて軽く叩いておきます。
次に洗濯ネットです。
大物用の洗濯ネットにジャバラ状に畳んだものを丸めてネットに入れます。汚れた部分を下側にして洗濯機に入れ水が給水されたら一旦ふたを開けて手で数回しっかりと水の中に押し込みます。上の部分が浮いて水に浸からないことを防ぐためです。
また毛布には柔軟剤がおすすめです。静電気がたちにくく、ふっくらと滑らかに仕上がりますよ。
お手入れの仕方
毎日
洗濯槽が濡れていたら柔らかい布で拭き、洗剤ポケットにも洗剤が残っていれば拭きとります。糸くずフィルターを外してゴミを取り除いておきます。
毎日ササッとお手入れすることで、イヤな匂いやカビを防いで気持ちよく使いたいですね。
月に1度
月に1回程度は、市販の衣類専用の塩素系漂白剤(花王のハイターなど)や、洗たく槽クリーナーを使って洗濯槽内の洗浄をします。槽洗浄コースがあればそれを使い、なければ標準コースを回します。
黒カビを防ぐために、洗浄後しっかりと乾燥させることが重要なポイントです。
【まとめ買い】アリエール 洗たく槽クリーナー 250g×3個
¥539 (税込)
出典: roomclip.jp
洗いで一番重要なのは、洗濯物の前処理です。衣類をチェックし、仕分けします。
汚れのひどい部分……もみ洗いなど前処理
デリケートな衣類……ネットに入れる
色落ちしやすいもの……分けて洗う
仕分け後、洗濯機に入れスタートボタンを押すと洗濯物の重さが量られます。その重さから必要な水量が表示されますのでそれに従って洗剤を入れます。ふたを閉めれば自動で「洗い」がはじまります。
※色落ち確認の仕方
白い布に液体中性洗剤の原液を染み込ませ、目立たない所をこすってみる。布に色が付いたものは分け洗いが必要です。
綿素材で赤や青の濃い色の服は色落ちしやすいので要注意です。
すすぎ
「すすぎ」は、「洗い」の水を排出するところからはじまります。水の排出、脱水、そして水を給水し実際のすすぎ洗いがスタートします。標準コースではすすぎを2回行います。
今は、すすぎが1回で済む洗剤も販売されていますね。その場合は標準コースの設定を1回減らすために手動ですすぎ回数を選択して設定し直す必要があります。またすすぎ方式も「ためすすぎ」や「注水すすぎ」など選ぶことができるものが増えてきています。
「すすぎ」が終わると、「脱水」がスタートします。標準コースの脱水時間は6分前後となっています。
風呂水吸水ホースは、洗濯機購入時に付いていたり、市販もされています。洗濯機への取り付け方は簡単です。洗濯機についているカバーを外し、ホースホルダーを差し込み、反対の先を浴槽の水の中に沈めれば準備OK。
洗濯機の風呂水ボタンを押すことで、風呂水を吸水します。吸水ホースをセットしてもボタンを押し忘れると水道水を使って給水しますのでお忘れなく。
市販の入浴剤には、残り湯を洗濯に使用可能かどうかが明記されています。そちらをご確認の上、ご使用ください。
標準コースでは、洗い、すすぎの1回目までを残り湯で行い、2回目のすすぎは水道水で行う仕組みになっています。
出典: roomclip.jp
粉末、液体洗剤、すすぎ1回で済むものや第3の洗剤と呼ばれているポーションタイプのジェル洗剤などさまざまな洗剤が市販されていますね。
適正な量は、洗濯機に水の量が表示されたのち、洗剤のパッケージの指示通りの量を入れることが大切です。多すぎると泡立ち過ぎてあふれ出る恐れもありますし、少ないと汚れが落ちません。
出典: roomclip.jp
洗剤を入れるタイミングは、洗濯物の重さが量られ、水の量が決まったあとです。そのタイミングで洗濯機の洗剤ポケットに洗剤を入れます。洗剤の溶け残りや乾燥時の衣類の変色を防ぐため洗剤ポケットに洗剤を入れることが大切です。
洗剤の適正量と一緒で、使用する水の量で変わってきます。使用する水の量が決まったら柔軟剤のパッケージに記載されている量を柔軟剤投入ケースに入れておきます。
好きな匂いだからといって基準値を超えて投入すると、人によっては「クサイ」と感じる方もいるかもしれません。匂いの感じ方は人それぞれですものね。
説明書に明記されていますが、洗濯をする度に水栓を開き、終わったら閉じる、これが正しい使い方です。
洗濯機の水栓を開けたままのご家庭も多いようです。それは今までトラブルに見舞われてないからでしょうね。水のトラブルは、住宅に被害をもたらし結果修理代などのコストが大きくかかってしまうことも……
これから洗濯をはじめる初心者の方は、水栓を開け閉めするクセを付けてしまうといいですね。
洗濯槽が濡れていたら柔らかい布で拭き、洗剤ポケットにも洗剤が残っていれば拭きとります。糸くずフィルターを外してゴミを取り除いておきます。
毎日ササッとお手入れすることで、イヤな匂いやカビを防いで気持ちよく使いたいですね。
月に1回程度は、市販の衣類専用の塩素系漂白剤(花王のハイターなど)や、洗たく槽クリーナーを使って洗濯槽内の洗浄をします。槽洗浄コースがあればそれを使い、なければ標準コースを回します。
黒カビを防ぐために、洗浄後しっかりと乾燥させることが重要なポイントです。
【まとめ買い】アリエール 洗たく槽クリーナー 250g×3個
¥539 (税込)
コツ・ポイント
洗濯初心者の方は、洗剤や柔軟剤を入れるタイミングに悩まれるようです。全自動洗濯機は、はじめにすべてセットしておけば自動で行ってくれるので何の心配もいらないのです。数十年前までは、二槽式が主流で洗濯槽から手で脱水槽に移していたことを考えると、今の洗濯機の便利さが身にしみますね。水栓の開閉、洗濯終了後のお手入れをササっとしてしまうクセをつけてしまいましょう!