目のかゆみやくしゃみ、鼻水そして咳……皆さんは、就寝時にこんな症状が出たことはありませんか?もしそれが続いているようであれば、それは布団に潜むダニのせいかもしれません。今回は、知られざるダニアレルゲンの怖さと、そのダニをシャットアウトする優れものの防ダニ布団&カバーをご紹介します。あなたとご家族の健康のためにもぜひこの機会にチェックしてみてくださいね♪
防ダニ布団で、ダニを完全ブロック!
ダニはどこからやってくる?
ところで、ダニはどこから布団にやってくるのでしょう?そもそもどこに生息しているんでしょうか?
ダニは屋内、野外どこにでも生息しているんです。更に以下の条件がそろえば、ダニにとっては言うことなし、最高の環境です。
1、えさ(人間のフケ、髪の毛、食べかす等)
2、あたたかさ(25~30℃)
3、じめじめした場所(湿度60%以上)
これでは、家の中を好まないわけがありませんね。ではダニはどうやって布団の中に侵入してくるのでしょう?
ダニは目に見えない程小さい生き物です。一体どれくらい小さいのかというと、実に体長わずか0.3mmしかないんです。つまり針の穴より小さいんです。
布団表面を縫った針穴から侵入するなんて、彼らにとっては朝飯前なんです。更に恐ろしいことに、成虫だけでなく、その卵や幼虫もと考えるだけでもへこみますよね……。
そして現在わたしたちの健康を脅かす要因となるのが、ダニアレルゲンを含む「ハウスダスト」なんです。
ハウスダストとは?
現在わたしたちを苦しめる「アレルゲン(アレルギーを引き起こす物質)」として、にわかに脚光を浴びることとなった「ハウスダスト」ですが、布団の中のダニの糞や死骸がまさにその「ハウスダスト」なんです。
もちろん他にもさまざまな物質がハウスダストとして挙げられますが、布団の中はハウスダストだらけと言えます。
出典: kabegami.org
先ほどダニの大きさについて0.3mmとご紹介しましたが、その糞は直径で0.01~0.04mmで、更に乾燥すると粉々になり0.001mmという途方もなく小さなサイズになる場合も。
死骸もバラバラに砕け散って、わたしたちの体内にいともたやすく侵入しているというわけです。
これが毎日毎日続くわけですから、当然アレルギー症状を引き起こす方もいるわけですよね。特に最近では、免疫力の低い小さなお子さんが、小児ぜん息やアトピー性皮膚炎などのアレルギー症状を引き起こすケースがとても増えています。やはり、ダニアレルゲンが大きく関係しています。
症状自体もとっても辛く、睡眠不足から集中力低下にもつながりますので、原因となる「ハウスダスト」はぜひとも排除したい敵!ですよね。
ダニは布団が大好き
家の中でダニの温床となっている場所が、「布団」、「畳」、「カーペット」です。その中でも群を抜いてダニの多い場所が『布団』なんです。
特に小さなお子さんが眠る布団は、汗も多く、おしっこなどの影響もありダニの数は増える傾向にあります。小まめに布団のお手入れをしてあげることが重要になってきます。
また、ダニはフケをエサにするため、枕もダニがわきやすいのでご注意を。特にそば殻の枕はダニがわきやすいため、おすすめしません。
ですが、いくら小まめにといったって、梅雨時は中々お手入れもできませんよね。ですので6月から夏場にかけて、ダニは布団の中で一気に増殖していきます。それから8、9月に死骸となり、秋から初冬にかけて「ハウスダスト」となってわたしたちの体内に入ってくるわけです。
じゃあ、一体どうやって自分や家族の健康を守ったらいいのでしょうか?
どうすればダニを防ぐことができるのか?
先ほどダニにとっての最高の生育環境「えさ」、「温度」、「湿度」の3つをご紹介しましたよね。要はその逆の環境を布団に作ってあげれば良いのですが……。
なかなか毎日のお手入れも難しいですし、そもそも布団はあたたかく、ホコホコしているのが良いわけで、ガッサガサに乾燥した冷たい布団なんて嫌ですよね。
そこで今、布団の心地よさはそのままに、ダニをシャットアウトする高い性能を持った『防ダニ布団』がにわかに世間の注目を集めているんです。
防ダニ布団の優れた効果と性能
何故、ダニをシャットアウトできるのか?
各社打ち出すアイテムによってさまざまな特色がありますが、これからご紹介していくアイテムの共通項として挙げられるのが「極細繊維」です。
従来の布団では、たやすくダニの侵入を許し、布団の中も表面もダニの温床でした。ですが、極細繊維で隙間なく表面を埋めてしまうことでダニをシャットアウトすることに成功しているんです。
防ダニ布団には薬品を使っている?
残念なことに従来の「防ダニ布団」には、ダニを寄せ付けないための薬品や、忌避剤が使われていました。ですから洗濯するたびに防ダニ効果は薄れましたし、小さなお子さんがいらっしゃる方にとっては、薬剤の安全性がネックでした。
ですが、ご紹介予定のアイテムは薬品を一切使っていませんのでご安心くださいね♪
これも極細繊維だからこそです。会社によっては更にこだわって高熱処理を加えて殺菌した布団を出荷するところもあります。
防ダニ布団、お手入れの仕方は?
各社アイテムによってさまざまですが、お手入れ方法は大きく2つに分けられます。
1、日干しして、掃除機で中のハウスダストを吸い込む。
2、丸洗いして日干しする。
【カバーだけ防ダニのアイテムを使う場合】
カバーは汗や汚れを落とすために2、3か月に一度洗濯します。中の従来の布団は、日干ししたあとダニの死骸が舞い上がらないように丁寧に扱い、掃除機で死骸や糞を吸い込めばいいそうです。
また高額なものになると、掃除機すら防ダニ生地を傷めるということで、お手入れも日干しとローラー掛けのみとなっています。おねしょ等で汚れた場合は業者にお願いしますが、その際も決して安全ピンなどでダニの侵入口を開けないよう求めています。
お手入れ自体は簡単ですが、それなりに慎重な扱いが求められます。また、独自にクリーニングや、穴あき点検をおこなっている販売店もあります。
毎日使うものですから、購入の際はお手入れ方法もチェックしてくださいね♪
気になる使い心地は?
人気の防ダニ布団の数々の使い心地は商品レビューでおおむね好意的に記されています。特に興味深いのが、布団表面の肌触りです。
人によっては「ひんやりと冷たくて気持ちいい」とか、「ホテルの布団のようで高級感がある」などとコメントされることも。実際の商品説明にも「べとつかず、さらりとした肌触りで夏も快適」のような記載が各社販売サイトにあります。
これはダニの侵入を防ぐため、繊維を密に織り込んで加工してあるからなんです。使い心地は総合的に各社「あたたかく、気持ちいい」という評価でした。気になるアイテムは口コミなどの評価もある程度吟味して、失敗のないようにしてくださいね♪
まずはカバーを防ダニにしてみて!
防ダニ布団は、性能が高いものはやはり高額になります。セットでそろえるとなると尚更です。また、先ほどご紹介したように、使い心地や肌触りにも人それぞれ感じ方が違うこともありますので、まずはお使いの枕や、掛け・敷き布団のカバーを防ダニのものにしてみてはいかがでしょうか?
カバーを防ダニにするだけでも一定の効果は得られるようです。大手「布団の西川」は、まずはカバーの使い心地を試してみることを提案しています。
通常の布団にはダニがいるので積極的に併用をおすすめしているわけではありませんが、使い心地に納得して布団を購入するにしても、防ダニカバーなら簡単に洗えて元通りダニがいなくなるので、試しに使っても気になりませんね。気になる方はまずは手ごろな防ダニカバーを試してみてくださいね。
防ダニ布団、「楽天ランキング」上位アイテム
高級ホテル仕様サテンストライプ掛け布団カバー
※画像はイメージです。
シリーズ累計8万枚を売り上げ、ランキングも独走状態の「サテンストライプ掛け布団カバー」。ダニを寄せ付けないことはもとより、綿100%の滑らかな生地が人気をんでいます。更に嬉しいことに、大量買い付けなどの企業努力でコストパフォーマンスの高さを実現した、リーズナブルなアイテムとなっています。
布団カバー 「アレルガード」
※画像はイメージです。
その安さと、クオリティで累計10万枚を売り上げる「アレルガード」。超極細毛の高密度生地で何回洗濯しても防ダニ効果はそのままです。ガサつきもなく、シルクのような滑らかな肌触りが気持ちいい布団カバーです。埃や花粉の吸着もしっかり防止してくれますよ。
カラーバリエーションが豊富なのも嬉しいですね♪
防ダニ布団、「amazonランキング」上位アイテム
エムール 布団セット「クラッセ」
出典: www.amazon.co.jp
シングル掛け、敷き、枕の3点セット。レビュー数も多く、五つ星評価の「クラッセ」は軽くてあたたかいと評判です。
購入者の声として挙げられた、アレルギーの一定の緩和・改善と、低価格・高品質というコストパフォーマンスの高さが評価されたようです。布団中綿には防ダニ効果の高い、テイジン「アクフィットECO」を使用してあります。
エムール 布団セット 「クラッセ」 シングルセット
【セット内容】掛け布団、敷き布団、枕の3点セット
【シングルサイズ】掛け布団:約150×210cm(中わた量約1.5kg) / 敷き布団:約100×210cm(中わた量約4.0kg) / 枕/約43×63cm(中わた量約0.4kg)
【素材】掛け布団 中わた:ポリエステル100% (帝人マイティトップ2 ECO、50%使用)、6ヶ所ループ付 / 敷き布団:中わた:ポリエステル100%(帝人マイティトップ2 ECO、50%使用)約2.0kg、中芯:ポリエステル固わた100% / 枕 中わた:ポリエステル100%(敷き布団&掛け布団&枕の側地には綿100%200本ブロード使用)
¥6,480 (税込)
清潔布団セット 「アプロディーテ」 超ボリューム敷布団
こちらもシングル掛け、敷き、枕の3点セットです。見た目にもふんわりフカフカしていそうですね。こちらのアイテムの中綿にも、こだわりのテイジン「アクフィットECO」を使用。圧縮せず、ふっくら作り立ての状態で届くのも嬉しいですね♪
実際にレビューでフカフカの使用感を喜ぶ声が多かったですよ♪
清潔布団セット 「アプロディーテ」 シングルセット
シングル(掛:150cm×210cm 敷:100cm×210cm 枕:43cm×63cm), 布団3点セットのみ
【素材】中わた:ポリエステル100%(帝人アクフィット)、中芯:ポリエステル固わた100%・側地:綿100%200本ブロードSEK加工
【機能】防ダニ・抗菌・防臭・吸汗・速乾 マットレス不要で寝心地抜群!
¥10,990 (税込)
おすすめのカバー&布団セット
東洋紡「アルファイン」
通販サイトでも人気の高い「アルファイン」ですが、こちらも薬剤不使用、超極細繊維を高密度仕上げしたアイテムです。
※画像はイメージです。
ご紹介している他のシーツとの大きな違いは、ボックス型という点です。ベッドマットを覆うだけの簡易的なシーツの中でも「アルファイン」が人気となっています。
出典: www.amazon.co.jp
もちろん他社同様、全体をしっかり包み込むタイプのシーツやカバーもありますが、取り付けの簡単なボックスシーツを選ぶ方も多いようです。
リーズナブルな価格のため手軽に購入でき、しかもダニの通過率はゼロとあって、楽天で1位を獲得した実績もあります。
ベッドマットをお使いの方は「アルファイン」をお試しにいかがですか?
ヤマセイ株式会社「ダニゼロック」
※画像はイメージです。
防ダニ剤不使用はもちろん、生地の防ダニ率、ふとん内部の防ダニ率100%と完全にダニをシャットアウトした布団として評価の高い「ダニゼロック」。
人気の秘密は機能性と綿100%の心地よさ両面での高い満足度にあります。
レビューで注目すべきは、アトピーや喘息などアレルギーのあるお子さんがいらっしゃるお母さんのリピート購入が多いことです。低価格のものと比べると圧倒的な生地の良さに高い評価がついています。
高額な商品なので、シーツや、枕カバーで試してみても良いですね。
西川「ミクロガード」埃を遮断でアレルギーに効果大♪
超極細繊維
※画像はイメージです。
口コミレビューの9割以上が好評化という西川の「ミクロガード」は他社同様超極細繊維を高密度に加工した生地で作られています。
大手繊維事業「帝人」が開発したミクロガードは絹の約1/5という細さで、目では確認できません。この繊維を隙間なく埋めるように織っていくんです。
よく比較されるダニゼロックスとの大きな違いは素材です。ダニゼロックスは柔らかい綿で、ミクロガードはポリエステルとナイロン。肌触りこそ好き嫌いの分かれるところではありますが、布団の埃の遮断率はミクロガードが上回るようです。お好みで選んでくださいね♪
※画像はイメージです。
布団専用掃除機で従来の布団をお手入れしたときと、ミクロガードをお手入れしたときとでは差が歴然です。
ミクロガードではほぼ埃は取れません。
でもこれだけ生地が高密度ということは、ビニールシートみたいに汗をはじいてしまうんではないでしょうか?通気性も気になりますよね。実際の使い心地はどうなんでしょうか?
汗をすばやく吸収して拡散
理科で「毛細管現象」を習った方もいらっしゃると思いますが、意外なことに高密度に練り上げられた繊維であってもその現象が起こるため、吸水性は抜群なんです!毛細血管現象が気になる方は動画を見てみてくださいね。両側の繊維がどんどん液体を吸い上げていき、真ん中のビーカーに溜まっていく様子が見られますよ。
こうやって汗をグングン吸い上げるんですね。
更に湿度を逃がす性質も持ち合わせているので、シルキーでサラッとべとつかないんですね。洗濯してもすぐ乾くのが魅力なんです。
丸洗いもできて、さっぱり清潔に!
布団やカバーは、丸洗いすることで最も清潔な状況を保てます。お洗濯するとやっぱり気持ちがいいですよね♪以下が注意点になります。気を付けてくださいね。
【洗濯の注意点】
■普通の洗濯機で洗えますが、中にはらんだ空気を追い出してからファスナーを閉め、ネットに入れて洗濯してください。
■洗剤は特に使用を禁止するものはありませんが、漂白剤の使用は避けてください。
■干すときは日陰干ししてください。(タンブルドライは避けてください)
■アイロンを掛けるときは、低い温度設定で掛けてください。
■1週間に1度の洗濯がおすすめです。
【布団干しの注意点】
■ふとんを干すときは、「ミクロガード」をはずしてください。つけたまま干すときは、短時間で取り込んでください。(紫外線による変色を防ぐため)
■ふとんを取り込むときは、叩かないでください。掃除機をかけることをおすすめします。
■通気性の悪い二段ベッドやフローリングの床に直接敷く場合は、敷きっぱなしにせず、毎日風を当て湿度を逃がしてしてください。
更にカバーの掛け方など詳細を知りたい方はこちらのリンク先へどうぞ♪
簡単にできる湿度対策
寝具は防ダニ布団でばっちりですが、まだ問題がありますよね。そうです。湿度の対策をしなければダニだけでなく、カビなどのハウスダストが増える原因になってしまします。
せっかくですから、簡単にできる湿度対策も調べてみました。
畳や床に直接布団を敷く場合
畳や床に直接布団を敷いて寝るという方も多いと思います。
あったかい布団と冷たい畳(もしくは床)との間に結露ができるってご存知でしたか?窓だけじゃないんですね。
これではせっかくの防ダニ布団が台無しですよね。こういった場合、原因となる温度差をなくし、湿気の逃げ道をつくるために以下のことを試してみてはいかがでしょうか?
・敷布団の下に断熱シートを敷き温度差を少なくする。
・すのこを使って空間をつくり、湿気を逃がす。
・敷布団ではなくブレスエアーなどの空気を通すマットで寝る。
・除湿機やエアコンを使い、湿度を低く保つ。
・湿気が多い場所に重曹を入れた容器を蓋をあけたまま置く。
(重曹が水分を吸って固まってきたら変え時です。アロマオイルを数滴垂らせば、消臭芳香剤としても活用できて一石二鳥です♪)
除湿シートや新聞紙では間に合わないときもありますので、ぜひ参考にしてみてくださいね♪
ところで、ダニはどこから布団にやってくるのでしょう?そもそもどこに生息しているんでしょうか?
ダニは屋内、野外どこにでも生息しているんです。更に以下の条件がそろえば、ダニにとっては言うことなし、最高の環境です。
1、えさ(人間のフケ、髪の毛、食べかす等)
2、あたたかさ(25~30℃)
3、じめじめした場所(湿度60%以上)
これでは、家の中を好まないわけがありませんね。ではダニはどうやって布団の中に侵入してくるのでしょう?
ダニは目に見えない程小さい生き物です。一体どれくらい小さいのかというと、実に体長わずか0.3mmしかないんです。つまり針の穴より小さいんです。
布団表面を縫った針穴から侵入するなんて、彼らにとっては朝飯前なんです。更に恐ろしいことに、成虫だけでなく、その卵や幼虫もと考えるだけでもへこみますよね……。
そして現在わたしたちの健康を脅かす要因となるのが、ダニアレルゲンを含む「ハウスダスト」なんです。
現在わたしたちを苦しめる「アレルゲン(アレルギーを引き起こす物質)」として、にわかに脚光を浴びることとなった「ハウスダスト」ですが、布団の中のダニの糞や死骸がまさにその「ハウスダスト」なんです。
もちろん他にもさまざまな物質がハウスダストとして挙げられますが、布団の中はハウスダストだらけと言えます。
出典: kabegami.org
先ほどダニの大きさについて0.3mmとご紹介しましたが、その糞は直径で0.01~0.04mmで、更に乾燥すると粉々になり0.001mmという途方もなく小さなサイズになる場合も。
死骸もバラバラに砕け散って、わたしたちの体内にいともたやすく侵入しているというわけです。
これが毎日毎日続くわけですから、当然アレルギー症状を引き起こす方もいるわけですよね。特に最近では、免疫力の低い小さなお子さんが、小児ぜん息やアトピー性皮膚炎などのアレルギー症状を引き起こすケースがとても増えています。やはり、ダニアレルゲンが大きく関係しています。
症状自体もとっても辛く、睡眠不足から集中力低下にもつながりますので、原因となる「ハウスダスト」はぜひとも排除したい敵!ですよね。
家の中でダニの温床となっている場所が、「布団」、「畳」、「カーペット」です。その中でも群を抜いてダニの多い場所が『布団』なんです。
特に小さなお子さんが眠る布団は、汗も多く、おしっこなどの影響もありダニの数は増える傾向にあります。小まめに布団のお手入れをしてあげることが重要になってきます。
また、ダニはフケをエサにするため、枕もダニがわきやすいのでご注意を。特にそば殻の枕はダニがわきやすいため、おすすめしません。
ですが、いくら小まめにといったって、梅雨時は中々お手入れもできませんよね。ですので6月から夏場にかけて、ダニは布団の中で一気に増殖していきます。それから8、9月に死骸となり、秋から初冬にかけて「ハウスダスト」となってわたしたちの体内に入ってくるわけです。
じゃあ、一体どうやって自分や家族の健康を守ったらいいのでしょうか?
先ほどダニにとっての最高の生育環境「えさ」、「温度」、「湿度」の3つをご紹介しましたよね。要はその逆の環境を布団に作ってあげれば良いのですが……。
なかなか毎日のお手入れも難しいですし、そもそも布団はあたたかく、ホコホコしているのが良いわけで、ガッサガサに乾燥した冷たい布団なんて嫌ですよね。
そこで今、布団の心地よさはそのままに、ダニをシャットアウトする高い性能を持った『防ダニ布団』がにわかに世間の注目を集めているんです。
各社打ち出すアイテムによってさまざまな特色がありますが、これからご紹介していくアイテムの共通項として挙げられるのが「極細繊維」です。
従来の布団では、たやすくダニの侵入を許し、布団の中も表面もダニの温床でした。ですが、極細繊維で隙間なく表面を埋めてしまうことでダニをシャットアウトすることに成功しているんです。
残念なことに従来の「防ダニ布団」には、ダニを寄せ付けないための薬品や、忌避剤が使われていました。ですから洗濯するたびに防ダニ効果は薄れましたし、小さなお子さんがいらっしゃる方にとっては、薬剤の安全性がネックでした。
ですが、ご紹介予定のアイテムは薬品を一切使っていませんのでご安心くださいね♪
これも極細繊維だからこそです。会社によっては更にこだわって高熱処理を加えて殺菌した布団を出荷するところもあります。
各社アイテムによってさまざまですが、お手入れ方法は大きく2つに分けられます。
1、日干しして、掃除機で中のハウスダストを吸い込む。
2、丸洗いして日干しする。
【カバーだけ防ダニのアイテムを使う場合】
カバーは汗や汚れを落とすために2、3か月に一度洗濯します。中の従来の布団は、日干ししたあとダニの死骸が舞い上がらないように丁寧に扱い、掃除機で死骸や糞を吸い込めばいいそうです。
また高額なものになると、掃除機すら防ダニ生地を傷めるということで、お手入れも日干しとローラー掛けのみとなっています。おねしょ等で汚れた場合は業者にお願いしますが、その際も決して安全ピンなどでダニの侵入口を開けないよう求めています。
お手入れ自体は簡単ですが、それなりに慎重な扱いが求められます。また、独自にクリーニングや、穴あき点検をおこなっている販売店もあります。
毎日使うものですから、購入の際はお手入れ方法もチェックしてくださいね♪
人気の防ダニ布団の数々の使い心地は商品レビューでおおむね好意的に記されています。特に興味深いのが、布団表面の肌触りです。
人によっては「ひんやりと冷たくて気持ちいい」とか、「ホテルの布団のようで高級感がある」などとコメントされることも。実際の商品説明にも「べとつかず、さらりとした肌触りで夏も快適」のような記載が各社販売サイトにあります。
これはダニの侵入を防ぐため、繊維を密に織り込んで加工してあるからなんです。使い心地は総合的に各社「あたたかく、気持ちいい」という評価でした。気になるアイテムは口コミなどの評価もある程度吟味して、失敗のないようにしてくださいね♪
防ダニ布団は、性能が高いものはやはり高額になります。セットでそろえるとなると尚更です。また、先ほどご紹介したように、使い心地や肌触りにも人それぞれ感じ方が違うこともありますので、まずはお使いの枕や、掛け・敷き布団のカバーを防ダニのものにしてみてはいかがでしょうか?
カバーを防ダニにするだけでも一定の効果は得られるようです。大手「布団の西川」は、まずはカバーの使い心地を試してみることを提案しています。
通常の布団にはダニがいるので積極的に併用をおすすめしているわけではありませんが、使い心地に納得して布団を購入するにしても、防ダニカバーなら簡単に洗えて元通りダニがいなくなるので、試しに使っても気になりませんね。気になる方はまずは手ごろな防ダニカバーを試してみてくださいね。
高級ホテル仕様サテンストライプ掛け布団カバー
※画像はイメージです。
シリーズ累計8万枚を売り上げ、ランキングも独走状態の「サテンストライプ掛け布団カバー」。ダニを寄せ付けないことはもとより、綿100%の滑らかな生地が人気をんでいます。更に嬉しいことに、大量買い付けなどの企業努力でコストパフォーマンスの高さを実現した、リーズナブルなアイテムとなっています。
※画像はイメージです。
その安さと、クオリティで累計10万枚を売り上げる「アレルガード」。超極細毛の高密度生地で何回洗濯しても防ダニ効果はそのままです。ガサつきもなく、シルクのような滑らかな肌触りが気持ちいい布団カバーです。埃や花粉の吸着もしっかり防止してくれますよ。
カラーバリエーションが豊富なのも嬉しいですね♪
出典: www.amazon.co.jp
シングル掛け、敷き、枕の3点セット。レビュー数も多く、五つ星評価の「クラッセ」は軽くてあたたかいと評判です。
購入者の声として挙げられた、アレルギーの一定の緩和・改善と、低価格・高品質というコストパフォーマンスの高さが評価されたようです。布団中綿には防ダニ効果の高い、テイジン「アクフィットECO」を使用してあります。
エムール 布団セット 「クラッセ」 シングルセット
【セット内容】掛け布団、敷き布団、枕の3点セット
【シングルサイズ】掛け布団:約150×210cm(中わた量約1.5kg) / 敷き布団:約100×210cm(中わた量約4.0kg) / 枕/約43×63cm(中わた量約0.4kg)
【素材】掛け布団 中わた:ポリエステル100% (帝人マイティトップ2 ECO、50%使用)、6ヶ所ループ付 / 敷き布団:中わた:ポリエステル100%(帝人マイティトップ2 ECO、50%使用)約2.0kg、中芯:ポリエステル固わた100% / 枕 中わた:ポリエステル100%(敷き布団&掛け布団&枕の側地には綿100%200本ブロード使用)
¥6,480 (税込)
こちらもシングル掛け、敷き、枕の3点セットです。見た目にもふんわりフカフカしていそうですね。こちらのアイテムの中綿にも、こだわりのテイジン「アクフィットECO」を使用。圧縮せず、ふっくら作り立ての状態で届くのも嬉しいですね♪
実際にレビューでフカフカの使用感を喜ぶ声が多かったですよ♪
清潔布団セット 「アプロディーテ」 シングルセット
シングル(掛:150cm×210cm 敷:100cm×210cm 枕:43cm×63cm), 布団3点セットのみ
【素材】中わた:ポリエステル100%(帝人アクフィット)、中芯:ポリエステル固わた100%・側地:綿100%200本ブロードSEK加工
【機能】防ダニ・抗菌・防臭・吸汗・速乾 マットレス不要で寝心地抜群!
¥10,990 (税込)
通販サイトでも人気の高い「アルファイン」ですが、こちらも薬剤不使用、超極細繊維を高密度仕上げしたアイテムです。
※画像はイメージです。
ご紹介している他のシーツとの大きな違いは、ボックス型という点です。ベッドマットを覆うだけの簡易的なシーツの中でも「アルファイン」が人気となっています。
出典: www.amazon.co.jp
もちろん他社同様、全体をしっかり包み込むタイプのシーツやカバーもありますが、取り付けの簡単なボックスシーツを選ぶ方も多いようです。
リーズナブルな価格のため手軽に購入でき、しかもダニの通過率はゼロとあって、楽天で1位を獲得した実績もあります。
ベッドマットをお使いの方は「アルファイン」をお試しにいかがですか?
※画像はイメージです。
防ダニ剤不使用はもちろん、生地の防ダニ率、ふとん内部の防ダニ率100%と完全にダニをシャットアウトした布団として評価の高い「ダニゼロック」。
人気の秘密は機能性と綿100%の心地よさ両面での高い満足度にあります。
レビューで注目すべきは、アトピーや喘息などアレルギーのあるお子さんがいらっしゃるお母さんのリピート購入が多いことです。低価格のものと比べると圧倒的な生地の良さに高い評価がついています。
高額な商品なので、シーツや、枕カバーで試してみても良いですね。
※画像はイメージです。
口コミレビューの9割以上が好評化という西川の「ミクロガード」は他社同様超極細繊維を高密度に加工した生地で作られています。
大手繊維事業「帝人」が開発したミクロガードは絹の約1/5という細さで、目では確認できません。この繊維を隙間なく埋めるように織っていくんです。
よく比較されるダニゼロックスとの大きな違いは素材です。ダニゼロックスは柔らかい綿で、ミクロガードはポリエステルとナイロン。肌触りこそ好き嫌いの分かれるところではありますが、布団の埃の遮断率はミクロガードが上回るようです。お好みで選んでくださいね♪
※画像はイメージです。
布団専用掃除機で従来の布団をお手入れしたときと、ミクロガードをお手入れしたときとでは差が歴然です。
ミクロガードではほぼ埃は取れません。
でもこれだけ生地が高密度ということは、ビニールシートみたいに汗をはじいてしまうんではないでしょうか?通気性も気になりますよね。実際の使い心地はどうなんでしょうか?
理科で「毛細管現象」を習った方もいらっしゃると思いますが、意外なことに高密度に練り上げられた繊維であってもその現象が起こるため、吸水性は抜群なんです!毛細血管現象が気になる方は動画を見てみてくださいね。両側の繊維がどんどん液体を吸い上げていき、真ん中のビーカーに溜まっていく様子が見られますよ。
こうやって汗をグングン吸い上げるんですね。
更に湿度を逃がす性質も持ち合わせているので、シルキーでサラッとべとつかないんですね。洗濯してもすぐ乾くのが魅力なんです。
布団やカバーは、丸洗いすることで最も清潔な状況を保てます。お洗濯するとやっぱり気持ちがいいですよね♪以下が注意点になります。気を付けてくださいね。
【洗濯の注意点】
■普通の洗濯機で洗えますが、中にはらんだ空気を追い出してからファスナーを閉め、ネットに入れて洗濯してください。
■洗剤は特に使用を禁止するものはありませんが、漂白剤の使用は避けてください。
■干すときは日陰干ししてください。(タンブルドライは避けてください)
■アイロンを掛けるときは、低い温度設定で掛けてください。
■1週間に1度の洗濯がおすすめです。
【布団干しの注意点】
■ふとんを干すときは、「ミクロガード」をはずしてください。つけたまま干すときは、短時間で取り込んでください。(紫外線による変色を防ぐため)
■ふとんを取り込むときは、叩かないでください。掃除機をかけることをおすすめします。
■通気性の悪い二段ベッドやフローリングの床に直接敷く場合は、敷きっぱなしにせず、毎日風を当て湿度を逃がしてしてください。
更にカバーの掛け方など詳細を知りたい方はこちらのリンク先へどうぞ♪
寝具は防ダニ布団でばっちりですが、まだ問題がありますよね。そうです。湿度の対策をしなければダニだけでなく、カビなどのハウスダストが増える原因になってしまします。
せっかくですから、簡単にできる湿度対策も調べてみました。
畳や床に直接布団を敷いて寝るという方も多いと思います。
あったかい布団と冷たい畳(もしくは床)との間に結露ができるってご存知でしたか?窓だけじゃないんですね。
これではせっかくの防ダニ布団が台無しですよね。こういった場合、原因となる温度差をなくし、湿気の逃げ道をつくるために以下のことを試してみてはいかがでしょうか?
・敷布団の下に断熱シートを敷き温度差を少なくする。
・すのこを使って空間をつくり、湿気を逃がす。
・敷布団ではなくブレスエアーなどの空気を通すマットで寝る。
・除湿機やエアコンを使い、湿度を低く保つ。