本革を使って自作で好きな雑貨をDIYできるレザークラフト。レザーは厚みがあるのはいいが加工しにくいというイメージがあり、女性でもなかなかレザークラフトを行っている方は少ないです。ですが自分で作り上げたレザー製品は味があって、使い込めばそれだけ風合いのあるオリジナル雑貨になるのでちょと気になりますよね。
レザークラフトとは?
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レザークラフトとは、皮革を裁断したり縫い合わせたりして雑貨をDIYすることを言います。皮革は厚みがあって丈夫なため加工えをするのにもある程度の力とコツが必要にはなりますが、自分で作り上げたレザー製品は風合いの良いオリジナルのものが完成します。
しかもレザー製品はその丈夫さから長く使うことができ、使い込むだけでレザーの表面も独特のテカリや色合いも変化してくるのでより味のある風合いになります。
レザークラフトに使用する皮革は、牛皮をはじめさまざまな動物のものがあり素材によってクラフトの仕上がりも変化してきます。
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しかもレザークラフトが慣れてくると、シルバー製品やビーズなどでデコレーションをしたり、半田ゴテで皮革に焼印のような模様を施したりなどアレンジの幅も広くなります。
基本的にレザーは加工するのに専用の道具などが必要になるので、初心者の方はいろいろとそろえなくてはなりませんが、オリジナルのレザー製品をこの機会に挑戦してみるのもいいですよ。まずは手短に財布なんて作ってみるのはいかがですか?
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レザークラフトについて
ちょっと難しそう……
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レザークラフトは基本的にレザーを裁断して縫い合わせて作りますが、レザーは裁縫などの布とは違い丈夫で厚みがある分加工がしにくい素材ではあります。そのなかでも多くの方が困難と感じる工程が縫う作業です。
縫う作業はあらかじめレザーに穴をあけて、針2本を使ってミシンのように縫い合わせていきます。これは手作業で行うので、さすがにミシンのようにキレイに縫うのはプロでも難しいといわれています。
しかも初心者さんであればなおのことこの作業は時間のかかる工程ではありますが、レザークラフトではこの縫い合わせる作業は絶対必要です。
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きれいに抜合わせるのは経験と時間をかけて、なるべく多くのレザークラフトを行うのが近道です。
最初のうちは縫い目が曲がってしまうこともありますが、この縫い合わせがきれいにできるようになれば、レザー製品のクオリティーもかなり飛躍していきます。しかも慣れてくるとかなり効率的に作品を作り上げることができるので、まずはたくさんレザー製品を縫っていくことで、レザークラフトの難しさも軽減されていきます。
お金がかかる?
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レザークラフトを行うには道具をそろえたり材料を仕入れる必要がありますが、初心者の方はまず道具からそろえなくてはなりません。レザークラフト行う際はレザー素材を裁断するための道具や、縫い合わせをするための道具などいろいろと集める必要がありますが、ショップによっては一式セットで購入することができます。
そのほかレザークラフトには欠かせないレザー素材は、皮革を染めたりコーティングしたりする加工方法やレザーの素材によっても値段が変化してきます。とくに初心者のうちは失敗することも想定して、安い価格のレザー素材をできるだけ購入しておきましょう。
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ちょっと高めのレザー素材は加工も難しいので、しっかりレザークラフトに慣れてから使用することをおすすめします。
1つの作品を作るのに時間がかかりそう
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レザークラフトは作るものにもよりますが、一つの作品を完成させるのにも多少の時間はかかります。ですが初心者のうちは難しいものを作るのではなく、比較的簡単なものを選んで作っていくことが重要です。たとえば縫う作業があまり少ないものや、ブックカバーといった簡単なものからはじめてレザークラフトに慣らしていき、徐々に自分の目指す作品つくりをしていくとより満足のできるレザークラフトが可能になります。
まずは簡単なものから初めて、レザークラフトの楽しさを味わいながら慣れていきましょう!
レザークラフト初心者におすすめの入門書
レザークラフトスタートブック
レザークラフトスタートブック
¥3,024 (税込)
レザークラフトブックはレザークラフトの基本的な知識や作品、型紙などが収録されており、初心者の方にもわかりやすくレザークラフトを解説している入門書です。
こちらの本は初心者にもレザークラフトが理解できるような内容なので、レザークラフトの教室などでもおすすめされています。
革の技法 楽しむための基本集
革の技法 楽しむための基本集
¥1,404 (税込)
革の技法はレザークラフトを行う際に必要な道具やその解説などがまとめられています。そのほかに初心者にもできるレザークラフト作品の作り方や、レザーの染め方たなども収録されており、初心者向けの入門書として人気が高いです。
手縫いで作る革のカバン
手縫いで作る革のカバン
¥2,700 (税込)
手縫いで作る革のカバンは、バッグ類や名刺入れ、キーホルダーやメガネケースなどレザークラフトでできる作品の作り方をまとめた書籍です。こちらは主にクラフト作品を多く収録しているので、少しレザークラフトに慣れたころに購入しておくのがおすすめです。
さまざまなレザークラフトの作り方は写真付きで開設されているので、プレゼントをハンドメイドしたい方などにもぴったりです。
はじめてのレザークラフト
はじめてのレザークラフト
¥2,700 (税込)
はじめてのレザークラフトは小物のレザー製品などの作り方を多く収録しており、基本知識などもしっかり解説されているので、これからレザークラフトをはじめたい方にもおすすめできる一冊です。クラフト作品は一品ずつ写真で細かく解説されており、初心者さんやぶきっちょさんでも素敵なものを作ることができる安心の入門書です。
大人のレザークラフト
大人のレザークラフト [一流プロがこっそり教える] (Professional Series) 単
¥3,240 (税込)
大人のレザークラフトは小銭入れや名刺入れといった、比較的男性に好まれるレザーセインの作り方を解説している一冊です。しかもこちらの本はプロの職人の技法なども解説されているので、より本格的にレザークラフトを楽しみたい方にも人気です。
レザー製品は男女問わず使えるものばかりで、特に年齢も問わないものばかりなのでプレゼントにレザー作品を送ってみるのもいいですね♪
レザークラフトに必要な革の入手は?
初心者はハギレ革がおすすめ!
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レザークラフトにとって大事な素材であるレザーは、動物の皮を加工してクラフトに使いやすくしていますが、初心者さんはどんなレザー素材を使っていいのか迷ってしまいますよね。しかも値段的に決して安くはないレザー素材は、初心者だとクラフトの過程で失敗してしまう可能性も高いのでより悩んでしまう方も多いと思います。
そこでレザークラフトを始めたばかりの方は、ハギレ革をたくさん購入しておくのが良いです。ハギレ革とはバッグ類や財布などのレザー製品を作る際に、裁断したレザーで必要のない部分を言います。
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ハギレ革はレザー素材を取り扱っているお店で量り売りがされており、500g程度の量で1500円程度で購入できるので、縫い合わせの練習にもおすすめできます。レザー素材を取り扱っているお店によって、レザー素材もさまざまなものを取り扱っているので、中には素材をミックスしたハギレ革などもあり人気の商品になっています。
いろんな種類のハギレ革をパッチワークのように合わせてみるのも面白いので、まずはハギレ革をたくさん手に入れておきましょう。
【実店舗】東急ハンズ
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さまざまなクラフト用の道具や素材を取り扱っているショップといえば、東急ハンズを思いつく方も多いはず。もちろん東急ハンズにもレザークラフトの素材から道具もしっかりそろっており、レザークラフトの入門書も手に入れることができます。しかも店舗にてクラフトに使用するレザー素材を、実際に目で見て手に取ることもできるので、納得のいく素材の購入が可能です。
東急ハンズは各地に展開されてはいますが、お近くにショップがない方には東急ハンズで取り扱っているレザークラフト用の製品を一部ではありますがネット通販で購入できます。
【通販】レザークラフト材料専門店Good Leather(楽天)
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レザークラフト材料専門店Good Leatherは国産の上質なレザー素材をはじめ、レザークラフトに必要な道具や金具類、染料といったクラフトに必要なものの全般を取り扱っています。革の種類は牛革をはじめ、蛇革や馬革などあり、A5やA3といった固定サイズのレザー素材などもそろえています。
レザークラフト材料専門店Good Leatherには、若干品質落ちしたものをアウトレットとしてリーズナブルに提供しているので、初心者にもお買い物しやすい通販サイトです。
【通販】LEATHERMART(楽天)
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レザーマートは国内でも皮革を多く生産している栃木のレザー素材や、輸入物のレザー素材を取り扱っており、レザークラフトに必要な道具類もさまざまな種類を豊富にそろえている通販サイトです。しかもこちらのショップはレザー素材だけではなく、レザーコード(紐)やタッセル、花の形といったあらかじめカットされているレザー製品も取り扱っているので、アクセサリー作りの素材も手に入ります。
革の種類も牛革から豚革、鹿革など多種多様で、レザー用の刻印などの道具もありレザークラフトのアレンジ幅を広げられるような品揃えのショップです。
レザークラフトに必要な道具
革を切る道具
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レザークラフトを行うに当たって専用の道具が必要になりますが、その中でもレザー素材を裁断するための道具として革包丁が必要になります。革包丁はノミを大きくしたような形で、丈夫なレザーをしっかりカットできるように作られています。
革包丁は使用している素材やメーカーによって値段の幅がありますが、大体1,000円程度のものから10,000円のものまで存在します。初心者のうちは、あまり道具にお金をかける必要はないので低価格のものでも十分機能してくれます。
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レザー素材は工作用のカッターでも代用することができますが、レザー素材の中でも厚みのあるものはカッターだと裁断が難しくなります。
薄めのレザー素材はカッターを使い、集めのものは革包丁といった使い分けをしてもいいですが、レザークラフトを始めたばかりの方はカットしやすい薄めのレザーを使用する方も多いので、最初のうちはカッターでもOKです。
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レザー素材の裁断にははさみでも大丈夫です。特にレザークラフトの初心者には革包丁が使いにくいと感じる方もいます。そんな方は工作用のはさみでカットしていけばきれいに裁断ができます。
ヘラ付きヘリ磨き
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ヘラ付きヘリ磨きはカットしたレザーのコバ(端、カット面)部分を磨くための道具で、コバ磨きとも呼ばれています。先端の丸くなっている部分がいくつか溝になっており、コバを溝にはめて撫でるように磨いていきます。このコバをしっかり磨いてつやを出すことで、レザー製品の仕上がりも大きく変わってきます。
そしてこの先端部分と手持ち部分を分化することができ、手持ち部分は仕上げ剤を塗るときのヘラとして使うことができます。
このヘラ付きヘリ磨きは他にもレザーに折り目を入れたりするときにも活用できるので、レザークラフトに欠かせない道具です。
ヒシ目打ち
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ヒシ目打ちはレザー素材を縫う作業に必要な工具で、レザー素材に打ち付けるように穴をあけることで糸を通しやすくしてくれます。ヒシ目打ちでレザーに穴をあけたときに、穴の形がひし形になるのでその名前がついています。ヒシ目打ちにはいくつか種類があり、直線縫いやカーブなどの縫い目を作る際に使い分けられるようになっています。
他にも縫い目の穴が長方形のような形になる平目打ちがありますが、こちらは縫い糸に革紐を使う場合に用いられる道具です。初心者のうちは革紐の手縫いは難しいので、糸縫い用のヒシ目打ちで十分です。
丸ギリ
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丸ギリはレザー素材を裁断する際、型紙を当ててカットしていきますが、そのときにレザーにけがく(あとをつけてカットしやすくする)のに必要な道具です。使い方はレザーに型紙を乗せた上から丸ギリでなぞっていきます。
丸ギリはレザー素材を縫うときにも使うことができ、基点の穴をあけるのにも活躍するのでレザークラフトには必須の工具です。
木槌
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木槌は木で作られた手持ちサイズの小さなハンマーで、ヒシ目打ちやハトメ抜きを使うときに必要になります。木槌は他にも糸目を落ち着けるときにも使えるので、レザークラフトには重要な道具です。
木槌は特にレザークラフト用といった専門の工具ではないので、ホームセンターでも気軽に手に入ります。
ステッチングルーバー
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ステッチングルーバーはレザー素材に溝を彫ることができ、縫う作業の際に線をつけてきれいに縫い目を施せる工具です。このステッチングルーバーはレザー素材が厚いもののみに使える道具で、薄いレザーには使えません。
ステッチングルーバーは縫い目をきれいに見せることができるので、初心者の方には使いやすい道具ではありますが、間違って溝を彫ってしまうと修復ができないので注意が必要です。
その他ステッチングルーバーは必ず必要な道具ではなく、定規とボールペンなどでも十分代用が可能です。
ジラコヘラ
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ジラコヘラはプラスチック素材でできたヘラで、レザー素材に仕上げ剤などを塗るときに使用します。ジラコヘラは形やサイズなどの種類が多く、レザー製品のサイズに合わせて使い分けることができます。
ジラコヘラ自体は必ず必要なものではないので、三角定規などがある場合はそちらで代用ができます。
サイビノール
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サイビノールはレザークラフト用のボンドで、レザー素材の柔らかさを保ったりレザーにコーティングをする役目があります。サイビノールは乾きがはやく柔軟性も高いのでレザー製品をしっかり仕上げてくれます。
木工用ボンドでも代用ができますが、サイビノールと値段もあまり変わらないのでレザークラフトで使いたいなら購入しておくことをお勧めします。
サンドスティック
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サンドスティックはアイスの棒のような形のやすりで、裁断したレザーのコバ(端)を整える役目をしてくれます。サンドスティックは両面使うことができ、粗い面と細かい面で使い分けることができます。
サンドスティックはレザーのコバを整えることが主な用途ですが、革同士を接着するときに接着面に使用して貼り付けやすくするなどといった活躍もしてくれます。そしてサンドスティックは紙やすりでも代用ができます。
へりおとし
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ヘリ落としはカットしたレザーのヘリ部分をカットする道具で、角の丸みを出すことができます。このヘリ落としは主に厚めのレザー素材に使う道具なので、ハギレ革を多用する方や初心者の方には出番が少ない可能性もあります。
ゴム版
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ゴム版はレザーを縫うときに使う、ヒシ目打ちを打つのに必要な道具です。他にハトメ貫きを使う際にも活用でき、テーブルや作業台を傷つけないようにする役目があります。
ゴム版を購入する際は薄めのものだと使っていくうちに反り返ってしまうので、厚めのものを選んでいきましょう。
フェルト
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フェルトはゴム版の下に敷くための道具で、ヒシ目打ちなどの打ち込み作業の際に発生してしまう音を低減さしてくれる役目があります。フェルトは毛布や厚い布素材で代用ができるので必ずしも必要ではありませんが、レザー素材に打ち込み作業を行う際は近所迷惑にならないように必ず使用しましょう。
手縫い針
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手縫い針はレザークラフト用の針で、手芸用の手縫い針と比べて先端が丸い仕上がりになっているのが特徴です。手縫い針には太さや長さなどのサイズがあり、各種類をセットにした商品もあります。
手縫い針は基本的に2本必要ですが、丈夫なレザーに縫い目を施すので折れたりすることもあります。手縫い針は予備で5本程度持っておくのがおすすめです。
手縫いワックス
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手縫いワックスはレザーを縫う作業の際に糸につけて使う道具です。手縫いワックスを使うことで、糸の毛羽立ちや擦り切れを防止でき、レザーに施す手縫いを滑らかにする作用があります。
手縫いワックスはさまざまな大きさやデザインがありますが、糸に施す程度なのであまり大きなものは必要ありません。
エスコード(縫い糸)
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エスコードは麻素材の縫い糸で、レザークラフトには必需品です。使用する際は手縫いワックスを使ってロウ引きしてから縫いますがレザーをしっかり縫い合わせたり、ステッチを施すなどのアレンジもできるのでさまざまな色のエスコードをそろえておくと便利です。
ビニール版
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ビニール版はレザー素材を裁断する際に使う道具です。これがあると革包丁などの刃を痛めることなくカットができるので、裁断用の道具を痛めることを防いでくれます。ビニール板はサイズがいくつかあますが、値段もちょっと高いので工作用のカッティングマットでも代用できます。
こちらのビニール版も、レザークラフトを行うために重要な存在になるので必ず用意しておきましょう。
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こちらはビニール板とはちょっと違いますが、1㎝程の厚い仕上がりのガラス版です。このガラス板はレザーに仕上げ剤を塗るときや、硬い革を柔らかくするときなどにも活躍します。
ガラス板はレザークラフトを始めたばかりのころにはあまり必要ありませんが、より上質なレザー製品を作りたい方には重要な道具になってきます。
トコノール
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トコノールはカットしたレザーのコバなどに塗って、断面の毛羽立ちを防止するための薬剤です。トコノールは無色のものと色つきのものがあり、色付くのものは断面を目立たなくしてくれる効果もあります。
トコノールのほかにトコフィニッシュといった商品もありますが、これも同様の役割をしてくれます。
ハトメ抜き
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ハトメ抜きはレザー素材に丸い穴をあけることができ、ホックといった金具を取り付けるときに活用します。ハトメ抜きはサイズが豊富にそろっていますが、主要なサイズをセットにした商品もあるのでそちらがおすすめです。
ハトメ抜きは金具を取り付けたりするときにも使いますが、さまざまな場面での用途があるので必ず購入しておきましょう。
初心者向きのセットもあります
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レザークラフトを行うにはさまざまな道具や工具が必要ですが、一通りそろえると平均で20,000円程度かかります。しかも初心者であればなにをそろえればいいのか悩んでしまう方もいるので、レザークラフトに必要な道具をセットにした商品もあります。セット商品は大体10,000円前後で販売されており、難しいイメージのあるレザークラフトをより身近に感じさせてくれます。
これは上記のレザークラフト専門の通販サイトでも取り扱っているので、一つずつ選んで購入するのが面倒な方にもおすすめのセットです。
100均の革用ボンドも使えます
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レザークラフト用のボンドであるサイビノールは、レザー製品を作っていく上で必要な道具なのでときには切らしてしまう場合もあります。ですがこのサイビノールは100均でも革用ボンドと販売されており、クラフトショップなどがお近くにない方でも気軽に購入できます。
素材のレザーでコストがかかってしまう分、100均ショップ活用して別のものでコストを抑えていくのも賢い方法です。
初心者がチェックしておきたいポイント
ミシン
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レザークラフトで一番時間のかかるのが縫う作業ですが、この工程をミシンで行うことができます。基本的にレザークラフトのミシンは専用のものを使いますが、DIYで行うレザークラフトではそこまでお金をかけるのも難しいです。
そこで家庭用のミシンを使う方もいますがこの場合、硬くて丈夫なレザーを縫うための改良が必要になってきます。
まず家庭用ミシンでレザー素材を縫うためには、生地を押さえるストッパー部分の滑りを良くする必要があります。これはテフロン加工のものが別に販売されているので、あらかじめ交換しておきましょう。
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その他ミシン用の針ですが、これは生地を縫い合わせる用のいつもの針だとすぐに折れてしまいます。レザー素材を縫い合わせるときは硬い素材でできた針に交換します。販売されている硬い素材の中ではチタンがおすすめです。
そしてここが一番重要ですが、家庭用ミシンでレザーを縫い合わせる際はストッパー部分に挟まる厚みであることが前提です。そのためレザー素材の厚みは、1~2mm程度のものを4枚ぐらいまで重ねるぐらいが限界なので注意しましょう。
染料
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レザークラフトでは、初心者のうちはあらかじめ染め上げられたレザー素材を使って作品を仕上げていきますが、慣れてくるとレザーを自分で好きな色に染めたくなってきますよね。レザークラフト用品をそろえているショップでは革専用の染料も手に入れることができ、好きな色のレザー素材をDIYすることができます。
レザー専用の染料は水性のものからアルコール性のものなど多種多様で、人気のアンティーク風の仕上がりになる染料などもあります。
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他にはアクリル絵の具などを使ってレザー素材にデザインを施したりできるので、よりオリジナル性の高い作品を作ることが可能になってきます。
カタログから選べる革工芸材料の「クラフト社」
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クラフト社はレザークラフトの道具や材料といった工芸材料を取り扱っており、よりレザークラフトを行いやすいように工夫をこらした製品を取り扱っています。クラフト社の製品はレザークラフトをこよなく愛する多くの方に利用されており、主にパンドラハウスや東急ハンズなどのクラフト素材をとり扱っている全国のショップで見ることができます。
このクラフト社はレザークラフトを広めるためにさまざまなサービスを行っており、初心者の方にもクラフトを楽しんでもらえるようなイベントなども多く行っています。
「クラフト社」の教室
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クラフト社では独自のスクールを開いており、さまざまなタイプのレザークラフト教室を開いています。このクラフと教室は50年以上行っており、難しいイメージの強いレザークラフトをわかりやすく教えてくれます。
講師はいずれもレザークラフトのベテランばかりで、初心者の方でもレザークラフトが楽しめるので気になる方は体験してみるのもおすすめです。レザークラフトの教室はベーシックな小物つくりから、レザー素材に模様を施すカービング講座まで幅広いのでお好きなコースを選んでみてください。
レザークラフト入門!財布の作り方
レザークラフトの基本的な知識をご紹介したうえで、今度は実際にレザー作品に挑戦してみましょう。ここでは初心者でも作りやすい財布の作り方をご紹介します。
材料の準備
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材料はA5サイズほどのレザー生地を2枚、バンド用のレザー生地を1枚とスナップボタンを2個用意します。
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他にはレザーをカットする刃物や針と糸など、レザークラフトに必要な基本道具があればOKです。
型紙
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レザークラフトで作品を作るときには型紙が必要になりますが、今回は細かなカットが必要ないので比較的簡単にできるようになっています。
レザークラフトの型紙は、上記でご紹介した入門書などの付録になっていたり、専門サイトなどからプリントアウトできます。
革の裁断
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革の裁断は型紙をレザー生地の上に乗せてから、丸ギリで印をつけて革包丁でカットしていきます。
革のカットは多少力が必要ですが、刃物を使うのでけがに十分注意しましょう。
作る
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1、まずは本体用のレザーに、細長くカットしたバンド用のレザーを合わせて位置を調整します。
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2、調整ができたら、スナップボタンを取り付けていきます。この際チャコペンなどを使って、印をつけながらスナップボタンを取り付けましょう。
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3、今回は財布にスマホを収納できるようにするので、実物をレザーに乗せて寸法を図ります。このときも印をつけながらだと仕上がりがキレイにできます。
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4、印をつけたら裁断をして、スマホを収納できる穴を作ります。
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5、カットしたら実際にスマホが入るかチェックします。
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6、今度はカード収納ができるようなスペースを作っていきます。これもカードを実際に並べて寸法を測りながらカットします。