野菜の皮、根っこ、種たち・・・普通なら使わず捨てる部分ですよね。捨てられているこの部分こそ栄養がたっくさんつまっているのです。捨てるなんてモッタイナイ!!この野菜のくずを使った簡単でおいしい野菜ダシの作り方やコツなどについてご紹介します。
作り方はカンタン!
①野菜くずを集めます。
②両手いっぱいの野菜くずと水(1300ml)を鍋に入れて、弱火で約30分グツグツ煮ます。※水の量は様子を見て調整して下さい。
③火を止めて、ボウルにザルをのせ野菜をこしたら完成です。
野菜のだしのメリットってなに??
毎日食事を作れば必ず出る野菜くず。この野菜くずの中にはアンチエイジングや免疫力アップに効果のある、ミネラルやフィトケミカルなどの成分がたくさん含まれています。女性にはもってこいのだしなのです。
フィトケミカルってなに??
フィトケミカルとは「色素成分」「香り成分」「苦味成分」の総称のことです。リコピン、ポリフェノール、イソフラボンなども含まれます。
野菜は虫や紫外線などの外敵から身を守るため皮にフィトケミカルがたくさん含まれているそうです。そして、フィトケミカルは加熱してもほとんど変化しないという特徴があります。
どんな野菜でもいいの??
基本的に何でもいいのですが、不向きな野菜もあります。
【不向きなもの】
・ぬめりがあるもの(おくらなど)
・色がつくもの(紫玉ねぎ、茄子など)
・煮込むとあくが出るもの(ブロッコリーの芯、かぼちゃの種など)
【向いているもの】
・玉ねぎ、にんじん、じゃがいもの皮
・しいたけの芯
・セロリの端
ひと手間加えてさらにおいしさUP!
3~4時間ほど天日干しします。干すことで栄養成分がUPするものもあったり、生の野菜にはない旨みや甘みがでてきます。
こんな料理に使える
お味噌汁、そのまま味付けをしてスープにしたり、煮物、リゾット、カレーやシチューの水の代わりにも使用してもいいですね。
レシピ本もあります!
レシピ本もたくさん出版されています。わたしがおすすめなのは、樋口正樹さんの『野菜のだしで作る12ヶ月レシピ』です。野菜のだしはぼんやりとした味になりがちですが、スパイスや香味野菜などで工夫したレシピがありとてもおもしろいです。
コツ・ポイント
最後までご覧いただきありがとうございます。
農家の人たちが丹精込めて大事に作ってくれた野菜たち、野菜のだしですべて使い切りましょう!