すっかり日本でもお馴染みになったキッシュ。カフェのワンプレートランチでも人気の高いメニューですね。タルト生地にアパレイユと具材を入れて焼く……その2段階工程にとても手間のかかる料理だと思っていませんか?実はアレンジ次第で簡単に家庭で楽しめます!ぜひお試しください。
キッシュの基礎知識
キッシュとは
出典: www.taste.com.au
キッシュ(Quiche)は、卵とクリームを使って作る料理です。パイ生地やタルト生地で作った器の中に、お肉や野菜などの好みの具材と卵、生クリームなどで作った”アパレイユ”を流し込みます。そして熟成したグリュイエールチーズなどのせオーブンで焼き上げます。
日本では数年前からパン屋やデリで見かけるようになり、またカフェのランチでも定番のメニューとなりました。今では家庭で作る人も大変多くなています。
どこの国の食べ物?
出典: en.wikipedia.org
キッシュはフランス、アルザス・ロレーヌ地方の郷土料理です。フランス全土で食べられるようになったのはそれほど昔ではなく、ここ100年程度だそう。今ではフランスのデリのショーケースには、さまざまなキッシュがずらりと並び、現地の人はもちろん、観光客にとっても楽しみになっています。
アルザス地方ドイツとの国境近くにあります。キッシュ(Quiche)の語源はドイツ語のKuchen(クーヘン)です。
いつ食べるの?
本場フランスのトラディショナルなディナーで食べる料理ではありません。前菜のアミューズで少し出ることはあります。フランスではクレープやガレット同様、軽い食事として食べることが多いようです。
日本でもやはり朝食やランチに食べる方が多いようです。ドイツ語で
「ケーキ」の意味が語源のキッシュですので、甘いケーキが苦手は方にはおやつとしても人気があります。
キッシュのカロリー
出典: www.vegetariantimes.com
気になるカロリーですが、生クリームやバターを使っているので基本的に高カロリーです。ベースがタルト生地なのかパイ生地なのか、また入れる具材で変わってきます。
おおよその基準として、100gで235kcal程度で考えてください。ホールキッシュを8つに切った場合、大体1切れ300~500kcalになります。
最近は健康志向な方向けに、アレンジされたキッシュも増えています。バターを使わなかったり、豆乳を使ったり、生地なしにする低カロリーなキッシュも増えています。
パーティーにも大活躍!
出典: www.chefkoch.de
家庭でキッシュを作る人が増えてきている要因として、ホームパーティーのメニューとして大変人気があります。見栄えがよく、大きなホールで焼けば食卓にメインの1つとしてゴージャスな存在感があります。
フランスでは食べやすい小さなキッシュをたくさん焼いて、カジュアルなパーティでパンのように手づかみで食べることも多いそうです。高く積んでも可愛らしくパーティーの食卓に立体感を出します。
出典: www.lovequiche.com
持ち寄りパーティーへ持参するお料理としても大人気のメニューです。ケーキに比べ型崩れもしにくく、液漏れもしないので持ち運びに気を使わなくて大丈夫なのが嬉しいポイント。冷めても美味しく食べられます。
キッシュの作り方 生地編
最近のキッシュの生地は多種多様ですが、一度伝統的なタルト生地を手作りして食べてみることをおすすめします。家庭で作ったできたてのタルトで作るキッシュは本当に美味しいものです。タルト生地は、パート(pate)とも呼ばれています。
基本の材料
出典: duhlicious.com
基本の材料(直径15cm、高さ5.5cmのケーキ型の場合)
◆薄力粉 150g
◆塩 少々
◆バター 70g
◆卵黄 1個分
◆水 大さじ2
基本の伝統的なタルト生地の材料です。ケーキのタルトと違い、砂糖が入らないのがポイントです。
工程
では実際に生地(パート)ができるまでの工程を紹介します。はじめは不慣れで時間がかかるかもしれませんが、混ぜ方や形成に慣れてしまえばそれほど難しくなく、短い時間で完成できます。
出典: www.la-fontaine.co.jp
◆生地を混ぜる
薄力粉と塩をふるい、バターを切り込み、卵黄と水を混ぜる。バターの切り込みには”カード”という調理器具があると便利です。100均などでも売っています。
出典: www.easy-french-food.com
◆生地をこねる
全体をこねすぎないように手早くこねすぎないように円形まとめ、すり混ぜる。手首を使ってまな板に押し付けるようにすると上手くすり込めます。
◆生地を休ませる
円盤状にしてラップで包み、冷蔵庫で寝かせる。レシピによって寝かせる時間は大幅に違います。中には寝かせないで次の工程に進むレシピも。
出典: jennybakes.blogspot.com
◆型にのせる
めん棒で伸ばし、型に敷き込む。余計な生地はカットし、底部分にピケをあける
◆オーブンで焼く
オーブンシートを敷いて重石を入れ、天板に乗せる。180度のオーブンで25分程度焼く。
分量や材料のより変わってきますので、詳しくはレシピを参考にしてください。生地はさくさく、食べたときにほろりと崩れるような仕上がりが美味しいです。コツは生地をこねすぎないことです。
型について
出典: blog.kitchenaidindia.com
使う型によって見栄えはもちろん、焼き時間も大きく変わってきます。初心者の方で焦がさずにしっかり中まで火を通したい場合は、まずは浅型で作ってみるのがおすすめです。
オーブンの火加減調整が得意な方なら、深型でボリュームタップリのキッシュが作れます。タルトやケーキ型がない場合は、マフィン型でプチタイプのキッシュにチャレンジしてみましょう。
浅型
パティシエール SV タルト型 波底取 18cm PP-718
¥583 (税込)
浅型は焼き時間がかかりません。また冷凍パイシートを使う場合もこの浅型がおすすめです。
出典: www.nagoyakankohotel.co.jp
深型
パール金属 アンテノア テフロンセレクト加工 デコレーション ケーキ 焼型 15cm 底取れ式 【日本製】 D-3571
¥863 (税込)
ケーキ用が深型で作ると、生地よりアパレイユの量が多くなり具材をたっぷり入れることができます。冷えて固まってからカッティングすると、具材が美しい断層のように見えて芸術的な仕上がりになります。
出典: kitchen.delonghi.co.jp
角型
タイガークラウン ケーキ焼型 タルト長方形 2358
¥334 (税込)
スクエアタイプの型も1つ持っておくと便利です。切り分けがしやすいのも魅力です。アスパラガスのキッシュを作る人にとっても絶対にほしい型です。
出典: www.aldi.co.uk
その他の調理器具
貝印 エンボススクレッパー ホワイト DL-5940
¥311 (税込)
薄力粉とバターを切り込み、生地をサラサラの粉状にするときに使います。
パール金属 アンテノア 木製 ケーキ めん棒 35cm D-3499
¥427 (税込)
生地を叩いて柔らかくしたり、きれいな丸に伸ばすときに使います。
パール金属 EEスイーツ 重石 500g 【日本製】 D-4772
¥724 (税込)
使用するかどうかはレシピによりますが、基本的には生地に乗せて焼くことで膨らみを抑えます。仕上がりに差が出ますので、お菓子作りを頻繁にする人は持っておきたい製菓用品です。
フードプロセッサーを使っても
Cuisinart ミニプレップ プロセッサー DLC1JW
¥5,400 (税込)
生地作りはフードプロセッサーを使ってもできます。バター粉を合わせる工程が簡単に完了しますので、調理時間の時間短縮になります。
冷凍パイシートを使ってより簡単に
日本製粉 オーマイ パイシート4枚入り
¥475 (税込)
本格的なタルト生地は美味しいけれど、作る手間がかかるのも事実。もっとお手軽に楽し見たい方には、冷凍パイシートをおすすめします。軽いさくさくな食感の生地でキッシュにマッチします。
パンキッシュもあります
出典: www.daiei.jp
食パンでキッシュの型を作るのも簡単でユニークなアイデアです。まわりに立てるパンの形はお好みでいろいろアレンジしても。
餃子の皮でミニキッシュ
出典: mamayan.exblog.jp
餃子の皮をピザにする人もいますが、キッシュの生地になります!プチサイズのキッシュをたくさん作れば、切り分ける手間もなく、タルト生地とは違ったパリパリの食感のキッシュが楽しめます。お弁当のおかずにもおすすめですね。
お手軽な生地なしキッシュも人気
出典: blogs.yahoo.co.jp
さらにお手軽に、生地を使わないキッシュをもあります。家族でパスタなど主食の副菜として食べるときは、これでも立派なおかずになります。
キッシュの作り方 アパレイユ編
アパレイユとはフランス語で”たね”のことです。フランスの伝統的なキッシュは牛乳を使わず生クリームだけで作りますが、最近では少し軽めのできあがりにするため、牛乳と生クリームを組み合わせる方法が主流です。
基本の材料
出典: blog.livedoor.jp
基本の材料(直径15cm、高さ5.5cmのケーキ型の場合)
◆卵 3個
◆生クリーム 150ml
◆牛乳 150ml
◆塩、こしょう 少々
◆ナツメグ 少々
◆ベーコン、チーズ、ほうれん草、じゃがいもなど、お好みの具材
具材が多くなるほど、型に注げるアパレイユの量は少なくなりますので、お好みの配分にしましょう。
工程
出典: www.lucasmuseum.net
◆材料を混ぜる
ボウルに卵、生クリーム、牛乳の順で入れ泡立て器でよく混ぜる。
◆漉す(こす)
漉してなめらかにすると美しい仕上がりに。
◆味付けをする
塩、こしょう、ナツメグを好みの分量で入れる。ベーコンを入れるなら塩は少なめなど、具材との組み合わせを考えて塩加減にしましょう。
出典: tainai-komeko.blogto.jp
◆具材を生地(パート)に入れる
用意しておいた具材を生地の中に敷き詰める。
◆アパレイユを注ぐ
天板に具材を入れた生地を置いてから、アパレイユを注ぐ。
出典: mrs.living.jp
◆オーブンで焼く
余熱しておいた180℃のオーブンで25分~50分焼く。
キッシュ作りで難しいのがオーブンの火加減です。機種によってレシピ通りに焼けないことも多いので、慣れるまでは頻繁に目視で確認しましょう。深型ほど焼くのに時間がかかり、反対にプチサイズのキッシュは焼き時間が短くなります。
出典: instagify.com
◆型から外す
粗熱がとれてからの方がスムーズに型から外せます。切り分けるときもしっかり冷めてからの方が切り口が美しく仕上がります。
パーティーなどで食べるときは、ケーキのようにホールサイズのまま食卓にのせ、食べる直前で切り分けるのもおすすめです。
あると便利なキッチングッズ
ケーキ屋さんの泡立て名人 27539
¥658 (税込)
持っている家庭がほとんどかもしれない泡立て器。100均のものでも充分に混ぜられますが、頻繁に使うようならもう少し頑丈なものを持っておくのもおすすめです。耐性があり壊れづらいです。
パール金属 EEスイーツ ステンレス製 粉ふるい ストレーナー15cm 【日本製】 D-4723
¥777 (税込)
今回は卵の入ったアパレイユをこすので、目が荒すぎてもきれいにこせず、細かすぎても白身がこせない場合もあります。丁度いい粉ふるいがあると便利です。
guzzini LATINA マルチグレーター レッド 285400.65
¥2,797 (税込)
お好みで上にチーズをかけて焼く場合、ピザ用チーズではなく好みのチーズの塊を削るのもおすすめです。チーズによって味は変わりますので、このひと手間でお気に入りのチーズテイストのキッシュにできます。
具材の組み合わせは自由自在!
出典: www.la-fontaine.co.jp
キッシュの具材に決まりはありません。お好みで選んで新しい美味しさを発見しましょう!でもまずは定番からという人は、フランスの伝統的なキッシュ・ロレーヌから作ってみましょう。
◆キッシュ・ロレーヌ
チーズ、ベーコン、(好みで)ほうれん草、たまねぎ、じゃがいもなど
本場フランスではベーコンと生クリームが入ったキッシユをロレーヌと呼びます。日本ではほうれん草も入っているのが比較的多い印象です。
人気の組み合わせ
出典: sorrisovita.net
わりと定番とされる人気の具材の組み合わせです。鉄板の組み合わせなので味は保証付きです。ぜひお試しください。
◆プチトマト×オリーズ×生ハム×じゃがいも
◆ベーコン×好みのきのこ×玉ねぎ
◆ミートソース×茄子×チーズ
◆スモークサーモン×クリームチーズ
◆エビ×アボカド
◆ツナ×コーン×玉ねぎ
◆そら豆または枝豆×ベーコン
◆かぼちゃ×カレー
◆アスパラガス×アンチョビ
出典: www.finedininglovers.com
サーブするときは、ディルやレタスなどのグリーンをキッシュの上か横に添えるとより一層美味しそうに仕上がります。
カフェランチのように、サラダやスープなども一緒にのせてワンプレートにするのもおすすめです。
より本格的に
出典: www.cheesesfromswitzerland.com
より本場フランスのキッシュに近い味を求めるなら、チーズ選びにこだわって。グリュイエールチーズやエメンタールチーズを使うと風味が格段に違います。チーズフォンデュによく使われているチーズで、日本でもチーズの品揃えが豊富な店では大抵取り扱いがあります。
フライパンで簡単キッシュ
出典: cookpad.com
逆に少しでも手間を省き簡単にキッシュを楽しみたいなら、生地を省くだけではなく型に入れてオーブンで焼く工程を省く人も。オーブンは余熱が必要だったり、火加減が難しい場合もあります。
フライパンでアパレイユと具をホーットケーキのように焼いてしまいます。オムレツとあまり変わらないという意見もありますが、生クリームと卵の配分でキッシュの味に仕上がります。切り方もキッシュ風にすると、より見た目にも楽しめます。
簡単おいしい!キッシュの定番レシピ
人気の定番レシピからまずは作ってみると、キッシュの美味しさが分かります。記載はおおよその材料と作り方になりますので、実際に作るときはリンクのレシピ詳細でご確認ください。
じゃがいもとローズマリーのキッシュ
じゃがいもとローズマリーの香りは抜群の相性ですね。ほくほくでとても美味しいキッシュができあがります。
◆主な材料
小麦粉……200g
塩……小さじ1/2
オリーブオイル
牛乳……80ml
生クリーム……80ml
グリュイエールチーズ……50g
塩、胡椒、ナツメグ、じゃがいも、タマネギ ベーコン
◆作り方
1.タルト生地はフードプロセッサーで。オリーブオイルを入れる。
2.冷蔵庫で30分寝かせる。
3.めん棒でタルト型の大きさになるまで伸ばす。
4.生地の上に重石を乗せて180℃のオーブンで20分ほど焼く。
5.フィリングとなる具材をそれぞれ下準備する。
6.アパレイユを作る。
7.180℃のオーブンで焼く40分焼く。竹串を挿しても卵液がついてこなければでき上がり。
サーモンとアボカドのキッシュ
サーモンはお刺身用でもスモークサーモンでも違った美味しさに仕上がります。アボカドは適度に熟したものを使います。サーモンピンクとグリーン、そしてキッシュのイエローと見た目にも美しいコントラストです。
◆主な材料
冷凍パイシート……1枚(長方形なら2枚)
サーモン……100g
アボカド……1/2個
プロセスチーズ……2個
卵……2個
牛乳、生クリーム……各1/2カップ
塩、こしょう……少々
◆作り方
1.パイシートを室温で戻し、耐熱皿にピッタリ敷き詰めピケをあける。
2.アパレイユにサーモン、アボカド、チーズ、ディルを入れよく混ぜてから流し込む。
3.余熱したオーブンで180℃で30分~40分焼く。
玉ねぎのキッシュ
玉ねぎはキッシュになくてはならない具材です。見た目の派手さはありませんが、玉ねぎの甘みが旨みとして全体を美味しく包みます。もちろん玉ねぎだけでも充分においしいキッシュができます。レシピは牛乳の代わりに豆乳を使ってますが、お好みで。
◆主な材料
冷凍パイシート……4枚
玉ねぎ……大1個
豆乳……1カップ
卵……3個
◆作り方
1.冷凍パイシートはマフィン型にあわせて包丁で切り 型にぴったりはりつけ200度のオーブンで10分焼く。
2.ボウルに卵を溶き、豆乳を加え泡立てないように混ぜ型の中に注ぐ。
3.薄切りにした玉ねぎをアパレイユそっと浮かべ、180度に予熱したオーブンで30分焼く。
マフィン型で作る可愛いキッシュ
マフィン型で作るキッシュは中が生焼けになる心配がありません。またパーティーなどできれいにカットする自信がないときにおすすめです。手づかみで気軽に食べられるのも嬉しいポイント。
◆主な材料
卵……2個
パイ生地……2枚
生クリーム 50g
牛乳……50g
ベーコン……4枚
ピザチーズ、ミニトマト、パセリ
◆作り方
1. パイ生地をマフィン型に合わせて敷き冷凍庫にいれる。
2. ボールに生クリーム、牛乳、卵、塩こしょうを入れてまぜる。
3. オリーブオイルでベーコン、玉ねぎをよく炒める。
4. マフィン型を冷凍庫から出し、具とアパレイユを8分めまで入れてチーズを散らす。ミニトマトとパセリをバランスよくおく。
5.180度に余熱したオーブンで25分焼く(表面に焼き色がつくまで)。
新しい発見!和風キッシュ
キッシュには実は和風の食材や味付けがよく合います!日本人に好まれるテイストにアレンジされたキッシュは、親世代にも受けが良さそう。これなら夕食のおかずにもなりそうですね。定番の次にぜひチャレンジしたいキッシュです。
里芋とベーコンと下仁田ネギのキッシュ
里芋と下仁田ネギの組み合わせは何とも和風なイメージです。味付けは普通のキッシュですので、まさに和と仏が融合した新しい組み合わせです。
◆主な材料
牛乳……50cc
生クリーム……50cc
卵……1個
ナツメグ、塩、粉チーズ
ベーコン
下仁田ネギ……1/2本
サトイモ5個
◆作り方
1.具材の下調理をしておく。
2.パイ生地を作り、アパレイユとフィリングを入れる。
3.180度のオーブンで焼く。
茅乃舎だしで 安納芋のキッシュ
人気の「茅乃舎」のだしが効いているキッシュです。だしの旨みを感じる和風アパレイユを覚えたら、いろいろな具材で試してみたくなりますね。
◆主な材料
安納芋……中1個
ほうれん草……1/2束
スモークサーモン……6枚
バター……60g
卵……5個
薄力粉……120g
生クリーム……200ml
茅乃舎だし……1袋
グラニュー糖、塩
1.タルト生地を作り、寝かしたあと180℃で10分焼く。
2. 具を用意する。安納芋は一口大に切り5分ほど茹でて少し火を通しておく。ほうれん草もさっと湯掻いておく。
3.卵、生クリーム、茅乃舎だしを入れて、しっかり混ぜる。
4.型に具を並べ、アパレイユを入れ粉チーズをふる。
5.オーブンに入れて、180度で40分加熱する。
焼き豚としいたけのキッシュ
焼豚としいたけの旨みがたっぷり入ったキッシュです。どこか中華のような組み合わせです。お肉のボリュームもあるので男性でも満足してもらえそうなレシピです。
◆主な材料
冷凍パイシート……1袋
焼き豚……140g
しいたけ(大)……1個
卵……1個
ホイップクリーム……大さじ4
ピザ用チーズ……少々
◆作り方
1.冷凍パイシートを型に入れ、フォークで刺して穴を開ける。
2.焼き豚としいたけを1cm角くらいの大きさに切る。
3.190度に予熱したオーブンで、20分~30分焼く。
パートを使わないキッシュ
タルト生地、パイ生地を使わないキッシュをご紹介します。生地を作る手間が省け、またいつもと違う食感が楽しめるのでぜひお試しください。パンのキッシュは朝食にもピッタリです。
トースターで!超簡単バケットのキッシュ
バケットにキッシュは見た目もおしゃれですね。牛乳も生クリームも使わないお手軽キッシュです。卵とチーズの美味しさを楽しんでください。
◆主な材料
バケット……1/2本
マーガリン……適量
ほうれん草……1束
ベーコン……2枚
ピザ用チーズ……90g
卵……1個
塩、こしょう
◆作り方
1.バケットを縦半分に切り、切り口にマーガリンを塗る。
2.ほうれん草はラップで包んで500wのレンジで2分加熱、ベーコンは細切りにし混ぜ合わせる。
3.バケットの上にフィリングをたっぷり乗せ、トースターで10分(表面に少し焼き色がつくまで)焼く。
パンdeキッシュ
いつも食べている食パンで作るキッシュだから、朝食にぜひ取り入れたいものですで。人参を入れると甘味が出ておすすめとのこと。野菜が苦手な子どもでも食べてくれそうですね!
◆主な材料
食パン……3枚
玉ねぎ……1/4個
人参……1/4個
バジル、バター、チーズ……適量
卵……2個
豆乳(生クリーム)……100cc
コンソメ、塩、こしょう
◆作り方
1.玉ねぎ、人参をみじん切りにし、レンジ(500w)で3分加熱する。
2.バターを入れて混ぜておきます。
3.食パンを切ります。2枚分は半分にし、1枚は耳を落としパイ皿に敷きます。
4.少しとろけるチーズを敷き、200度のオーブンで3分焼く。
5.焼いた食パンボトムにアパレイユと具材を入れ、200度のオーブンで15分~18分ほど焼く。
あまった餃子の皮で、ひとくちキッシュ
餃子の皮が余ったらぜひ作りたいキッシュです。さくさくした食感は子どもにも大人気!鮭フレークを使ってよりお手軽なレシピになっています。
◆主な材料
卵……2個
牛乳……大さじ1
餃子の皮……6枚
鮭フレーク……ティースプーン6
玉ねぎ……1/2個
しめじ……1/2パック
バター……10g
塩、ブラックペッパー、中華スープの素、チーズ、パセリ
◆作り方
1.マフィン型にサラダ油を軽く塗り、餃子の皮を入れておく。
2.卵・牛乳を混ぜ合わせ、卵液を作る。
3.フライパンにバターを入れ、玉ねぎをしんなりするまで炒め、しめじも炒める。
4.炒めた具材の上に、鮭フレークをのせ卵液を注ぎ、とろけるチーズをのせる。
5.190度で余熱したオーブンで、20分焼く。
アイデア満載!アレンジキッシュ
さまざまなアイデアで新しいキッシュを作ってみるのも楽しいものです。お気に入りの食材を入れてみたり、節約のため何かを省いてみたり、意外なもので代用してみたり……。ぜひオリジナルのキッシュを作ってみてくださいね。
はんぺんのふわふわキッシュ
ほんのり甘くてふわふわなはんぺんを使ったレシピです。パイ生地がなくアパレイユとフィリングだけで作っているので手間もかかりません。生クリームも使わず、マヨネーズを味のアクセントにしているのも美味しさのポイントです。材料費の面でもだいぶ節約できるキッシュレシピです。
◆主な材料
はんぺん……1枚
玉ねぎ……1/3個
ほうれん草……25g
ベーコン……1枚
卵……1個
牛乳……25ml
バター、マヨネーズ、塩、こしょう、チーズ
◆作り方
1.はんぺんをちぎりながらボウルに入れ、フォークでつぶし、卵、牛乳、マヨネーズ、塩こしょうを加えてよく混ぜ合わせる。
2.バターで玉ねぎ、ほうれん草、ベーコンを入れ炒める。
3.卵液に入れ、よく混ぜ合わせる。
4.器に入れ、チーズをのせてオーブントースターで10分程焼く。
炊飯器とヨーグルトで作る簡単キッシュ
なんと炊飯器でもキッシュが作れます!こちらも生地なしタイプですので、工程としては少ないです。生クリームや牛乳を使わずヨーグルトで作るキッシュ、どんな味か気になるところです。
◆主な材料
卵……4個
ヨーグルト……100g
クリームチーズ……40g
塩、こしょう
ベーコン……100g
ほうれん草……4~5束
玉ねぎ……1個
おすすめのレシピ本
キッシュの魅力は尽きることはありません。プロの料理家の方のレシピはやはり見た目も美しく、味も抜群の組み合わせ。本を眺めているだけでもワクワクしてきます。1冊持っていると何かと便利ですので、ぜひお気に入りのレシピ本に加えましょう。