観葉植物を育ててみたいけど「すぐ枯らしてしまいそうで不安…」と、なかなか一歩を踏み出すことのできない方、必見!実は夏は観葉植物を育て始めるのにうってつけの季節なのです。初心者にオススメの観葉植物7つと、お手入れのポイントをご紹介します♪
初めての観葉植物、選ぶポイントは?
ここでは、植物を育てたい!と思い立っても、植物なんて小学校の朝顔以来育てたことがないし、枯らしてしまうんじゃないか…と不安になってしまう方、実は昔育ててみたけれど枯らしてしまって、再トライする勇気がないという方に向けて、どうすれば安心して植物をむかえる準備ができるか、そのポイントをご紹介します!
難しいことはなし!まずは気軽に目を通してみてください。
よくある失敗談…
出典: hiromatsu.shop-pro.jp
一言に「観葉植物」と言っても、種類や大きさはさまざまです。
「お店で一目惚れして購入!でも部屋においてみたら大きすぎて邪魔…」
「手軽に小さいサイズのを買ってみたけど、気に留めなさすぎていつの間にか枯れちゃってた…」
なんて失敗談、よく耳にします。
かくいうわたしも、昔失敗したことがありました…。
そう、サボテンを枯らしたことがあるのです。
そんなわたしですが、今ではベランダでいろいろな植物を育てて楽しんでいます!
誰しも植物を購入した時はハッピーな気持ちでいっぱい!のはず。
そのハッピーな気持ちをフル活用するためには、ちょっとした下準備が必要です。
そのために、これから2つの質問をします。
簡単な質問なので、気軽にお考えください。
まずは「どこに置くか?」を決めましょう
出典: hiromatsu.shop-pro.jp
まず1つ目。
「どんなところに置いてみたいですか?」
例えば、
「玄関にちょこんと置きたいな」
「リビングに緑をプラスしたい〜!」
「ベッドルームに置いたら目覚めが良さそう…」
などなど…。
理由は何でもOKです。
「置く」ということばを使っていますが、観葉植物は床に置くだけでなく、棚やテーブルの上に置くことや、天井から吊るすことだって考えられますよね。
この時のポイントは、具体的な大きさを想像してみることです。
「ひとり暮らしで部屋も広くないけど、床置のものがほしい」という場合は、細身のものだったり、高さのないものを選べば、圧迫感もなく楽しめます。
「オフィスのデスク周りに置けるサイズ」となると、マグカップサイズのものであれば十分楽しめます。
「ざっくりと大きい/小さい」と思い浮かべるのではなく「◯◯くらいの大きさ」と捉えると、想像しやすいと思います。
特に、お店で選んでいるときはどうしても大きさを正確に判断できないものです。
大きいサイズが欲しい場合はお部屋の中にある家具と比較してどれくらいの大きさがいいかを実際に計測してみるのもいいと思います。
(当たり前ですが、家具より大きくなければ、お部屋に入りますからね)
なんとなく、ではなく、ここに、この大きさで!という気持ちを持ちましょう。
観葉植物があったらうれしいことって?
さて、場所は決まりましたでしょうか。続いての質問です。
「観葉植物があったらうれしいことって何でしょう?」
これも人によってそれぞれ思いつくことがあると思います。
「緑に癒される」
「リフレッシュできそう」
「いきいきとしてて、元気がもらえる」
などなど。
お部屋に植物があると、それだけで元気になれますよね。
また、お花を咲かせる種類であれば、華やかさや香りも楽しめます。
植物は生き物なので、色合いだけでなく、香りや佇まい、今後の成長を楽しめるかも重要です。
自分なりの「うれしいこと」を想像してみましょう。
ライフスタイルに合わせてチョイス!
出典: www.yoshiminouen.com
2つの質問で、「観葉植物のあるお部屋」が想像できたのではないでしょうか。
いよいよ観葉植物を選んでみましょう!
「…とは言っても、やっぱり種類が多すぎて、決めきれない」
という方は、ライフスタイルに合わせて種類を検討していきましょう。
出張が多くて家をあけることが多い方は、水やりが少なくて済む多肉植物がオススメ。
基本的に家で過ごすことが多くて、季節に変化があるといいという方は、ジャスミンなど花をつける種類もいいのでは?
また、観葉植物の多くが亜熱帯地域を原産としていますので、暑さには強くても寒さには弱い場合があります。その逆もしかりです。
お住まいの地域によっては生育に適さないところもありますので注意しましょう。
時には、プロに相談を!
さぁいよいよ素敵なボタニカルライフのスタートです。
でもちゃんと出来るか不安…という方、強い味方をお忘れでは?
そう、その植物を購入したお店の店員さんです。
店員さんは、いわば一番身近なプロの方です。
街のホームセンターやお花屋さんに相談すれば、優しく丁寧に教えてくださいます。
お店で購入するときライフスタイルを踏まえて相談すれば、ぴったりなものをチョイスしてくれますよ。
もちろん、育てていく過程で疑問がわいてくることもあると思います。
というか、その連続です。植物も生き物。育ててみないとわからないことってたくさんあります。
そのたびに相談して、必要に応じてアイテムを追加すればいいのです。
購入後もいろいろと相談すれば、専属アドバイザー的存在になってくれるかも?
観葉植物のお手入れ、ここに注目!
ボタニカルライフを具体的に想像できたところで、次のポイントはお手入れ方法です。
ここでは初心者のかたが陥りやすい間違いや、ここを気をつければOK!という注目ポイントを見ていきましょう。
その1:水やりに注目
出典: blog.besign.jp
観葉植物に限らず、すべての植物にとってとっても重要な「水やり」
植物を長持ちさせるためにも、絶対におさえておくべきポイントです。
一番重要なのは「水をあげすぎないこと」
観葉植物を枯らす理由は「水をあげなかったから」と思っている方が多いのではないでしょうか。
実は、観葉植物が枯れてしまうほとんどの場合が水のやり過ぎによる根腐れが原因とも言われています。
特に湿度の高い梅雨から夏にかけては、過湿になりやすいので注意が必要です。
冒頭でお話した「サボテンを枯らした」ときも、原因は水のあげすぎでした。
サボテンは砂漠で生活する植物。水分のあげすぎは逆に命取りとなってしまうのです。
水やりの道具にもポイントが。
じょうろが一般的ですが、葉っぱが密集しているものや、水を多く必要としない種類には霧吹きもあるといいです。
テーブルヤシなどの小さい鉢植えなら、計量カップでも問題ありません。
ただし、一箇所に固まって水たまりのようならないように注意しましょう。
その2:日当たりに注目
出典: somewhereiwouldliketolive.blogspot.jp
一言に観葉植物と言っても、日当たりのいい場所を好むものもあれば、逆に日光に当たりすぎるとダメになってしまうものもあります。
特に日当たりのいい室内の場合、夏場はレースカーテン越しでも強い日差しをあびることになるので、注意しましょう。
観葉植物の多くは、夏の直射日光で葉が焼けてしまう場合が多いです。
もちろん、まったく光が当たらないような場所は不向きですが、逆に蛍光灯の光がちょうどいいという品種もあります。
品種によって個性が全く異なるので、気に入ったものを見つけたときに、その品種の個性を確認することも大切です。
また、ひとり暮らしの場合、日中の日差しの向きなどに意識が向かないことがあります。
直射日光を避ける品種の場合、晴れた日の休日に日光の当たらない明るい場所を探すと安心です。
その3:鉢の中と葉っぱに注目
水の量を確認するのに大切なのは、鉢の中の土の状態を見ることです。
土がカサカサになっていたら水が足りない証拠ですし、逆に湿りっぱなしの場合は水のあげすぎです。
土の状態と合わせて、日中部屋をあけている方は葉っぱの状態も見て、日が当たりすぎて焼けてしまっているものはないかチェックしましょう。
植物はすべて直射日光が好きなわけではなく、とりわけ夏の日差しは葉を傷める原因にもなります。
日中お部屋に不在の場合、思いがけず直射日光にあたって焼けてしまうこともあります。
もし焼けてしまった場合、鉢の場所を変えてあげましょう。
土と葉っぱの状態は、人間で言うお肌の状態を見るのと同じ。
いつまでも若々しく元気で育ってもらうためにも、日々のチェックが大切です。
また、水受けのお皿に水が溜まったままですと根腐れの原因にもなりますし、衛生面でもおすすめできないので注意しましょう。
特に夏場は虫の発生源にもなってしまうので、何日も濁った水が溜まっていたら捨てるようにしてください。
3つの注目ポイントをご紹介しましたが、共通して大切なのは、「毎日状態を見てあげること」です。
最初はよくわからなくても、だんだんと変化を感じ取れるようになってくると
「あ、育ってるんだな」と実感できます。
その実感があるだけでどんどん楽しくなってきますよ!
初心者の方にオススメの観葉植物はこちら!
みなさんそろそろ「こんな植物がほしいなぁ」と、イメージが具体的になってきたのではないでしょうか。
さて、いよいよおすすめのご紹介です!
形状、大きさ、特徴をもとに7つのオススメ観葉植物を紹介します。
蔦・茎が美しい品種
蔦や茎が美しい品種は、天井から吊るすなど、目線より高い位置に置くととてもエレガントで綺麗です。
スペースをあまりとりたくない、という方にもオススメです。
まるで緑のネックレス「ワイヤープランツ」
出典: www.yasashi.info
小さな葉が、針金のように細い茎にたくさんついていることから名付けられたワイヤープランツ。
室内でも育てやすく、病気にも強いので観葉植物入門としてはうってつけの品種です。
茎が伸びて鉢から溢れんばかりに茂る様がとっても綺麗で、カゴで吊るすとその美しさが際立ちます。
ガーデニングなどで目にする機会も多いのでは?
必ずしも強い日差しを必要とするわけではないので、室内でも育てやすいです。
室内で育てる場合、直射日光の当たらない明るい場所を選びましょう。
肥料を好むので、液体肥料を切らさないようにすると元気に育ちます。
土に挿しておくタイプがお手軽でオススメです!
また乾燥を嫌うので、鉢にはじょうろで、葉っぱにも霧吹きで水をたっぷりあげてください。
(水が切れてしまうと、本当に「ワイヤー」のようになってしまいます…!)
水分を含んだ葉っぱに日が当たるとキラキラしてとっても綺麗です。
旅行などで長期間水やりができない場合は小さい穴を開けたペットボトルに水を入れて鉢に挿すか、受け皿に水をためておくと安心です。
ハートの葉っぱで恋愛運アップ!「ポトス」
(観葉)ポトス(品種おまかせ) 3号(1ポット)
¥480 (税込)
小型の観葉植物ということばからポトスを思い浮かべる方も多いのでは?
定番中の定番、ポトスはとても育てやすく、おおぶりな艶のある葉っぱが
部屋を一層明るくしてくれます。
最近ではハート型の葉っぱから「恋愛運アップ効果あり!」なんて言われることも。
蔦が美しい品種なので、ワイヤープランツと同じく吊るして飾るととても綺麗です。
わっさわさに茂ってしまった場合は蔦を切って整えてください。
切った蔦は水に差しておけば数日で根が出てくるので株を増やすこともできますので、ゆくゆくは数を増やしたいと考えている方にはピッタリ。
明るい室内で育てるのに向いていて、病気にもなりにくいので初心者でも気負わず育てることができます。
ポトスの独特の葉の柄は日照量が関係しています。
もともと耐陰性がある品種なので、日があまり当たらない場所でも育ちますが、日に当たらないとあの独特の柄が生まれないため、黄緑色一色の葉となるので、好みに応じて日の量を調整してもいいかもしれません。
幹がどっしりしていて、安定感のある品種
いわゆる「観葉植物」の代名詞とも言える、安定感のある品種をご紹介します。
どっしりしている、とは言うものの、鉢を小さくしておけば大きさを調整することは可能なので、狭いお部屋であっても十分育てることは可能です。
お部屋がふわっと明るくなる「ベンジャミン」
観葉植物 ベンジャミン(竹カゴ付き)
¥6,283 (税込)
続いて、大きめサイズの品種をご紹介。
ベンジャミンはインド原産で花言葉は「融通の利く仲間」
その花言葉の通り、日当たりを好みますが耐陰性もあるので明るい日陰でも十分育ちます。
もちろんベランダなどでも問題なく育ちます。
病気にも強いのであまり気を遣わなくていいのも初心者にはピッタリです。
ベンジャミンといえば、会社の受付やオフィスなどで幹を三つ編み仕立てにしたものを見かけたことがある方もいるのでは?
刈り込みなどの細工を施しやすいのもベンジャミンの特徴です。
小さい株で、葉の部分をハート型に刈り込んだものはとってもキュートです。
こんもりと葉が密集する様子は、不思議と部屋を明るく印象づけてくれます。
夏場は土が乾いたらたっぷり水をあげるようにしてください。
葉っぱがたくさんつくため、根だけでなく葉っぱにも霧吹きで水分を与えるとより元気になります。
おおらかな印象のあるベンジャミンですが、環境の変化に敏感で、ストレスを感じやすいです。
特に寒さに弱く、冷たい空気に当たり続けると葉が落ちてしまうこともあります。
夏場は冷房が直接当たらないよう注意が必要です。
また、突然強い日差しに当てることもストレスになるので避けましょう。
幸福の精霊が宿ると言われる「ガジュマル」
ガジュマル陶器鉢植え(ホワイト)
¥2,570 (税込)
日本だと沖縄や奄美大島などに自生しているガジュマル。
元々は20m以上にもなる高木ですが、鉢の大きさに合わせていろいろなサイズが店頭で販売されていますね。
沖縄・奄美地方では、ガジュマルには精霊が宿ると伝えたれ、別名「多幸の樹」とも言われます。
卓上サイズのものもあるので、オフィスのパソコンの横に置いておけば、精霊が仕事中のあなたを優しく見守ってくれるかも…。
湿度を好むので、水をたっぷりあげて、時々霧吹きで葉っぱに水をあげると元気に育ちます。
元気が良すぎるあまり枝が伸び放題になることも…必要に応じて剪定してください。
(大丈夫、剪定しても精霊は逃げていきませんので)
ガジュマルは太陽が大好きな木なので、日差しをたっぷり浴びせると、葉っぱの艶も良くなり、元気に育ちます。
もし卓上で育てるのであれば、出来る限り日光浴をさせてください。
日照時間の少なかった株にいきなり夏の強い日差しを浴びせると葉焼けをしてしまうので注意してください。
大きく育ててみたくなったら、鉢替えをすれば鉢の大きさに合わせて成長していきます。
鉢替えに適した時期は5〜7月。
まずはこの夏、小さめから挑戦して1年後に大きくするかを検討してみてもいいかもしれません。
変わり種・香りや味も楽しむことができる品種
ただ植物を育てるだけじゃつまらない!とお考えのよくばりさんにはぴったりのハーブ類を紹介。
せっかく育てるなら、めいいっぱい楽しみたいですものね♪
独特な香りは虫除け効果も「ゼラニウム(センテッドローズ ゼラニウム)」
出典: item.rakuten.co.jp
いわゆる「観葉植物」のイメージから少し離れますが、夏にオススメの植物をご紹介。
アロマオイルでもよく耳にするゼラニウムは多年草の植物で、独特な香りをもっており、葉をすりつぶしたときに発する香りに虫除け効果があると言われています。
ヨーロッパでは虫除け対策としてたくさんのゼラニウムをプランターに植え、玄関先においてあったりするそうです。
(ただし、植木のままで虫除け効果があるわけではありませんので、あしからず…)
春から夏にかけ、可愛らしい花を咲かせるので、切り花を買う時間はないけど部屋を華やかにしたいな…なんてひとにはオススメ。
ただ、高温多湿が苦手なのでお部屋の中でも涼しい場所を選んであげると長持ちするでしょう。
室内であれば、ヨーロッパ同様、風通しの良い玄関などがオススメです。
多湿が苦手なので、水のあげすぎにも注意です。
葉が増えて蒸れてきたらこまめに剪定を。
切った葉っぱは乾燥させればポプリになります。
また、お茶パックに入れてお湯を張った浴槽に入れれば、入浴剤として利用できます。
香りも楽しんで、味も楽しんじゃう?「ローズマリー」
【6か月枯れ保証】【ハーブ】ローズマリー/立ち性 9.0cmポット
¥300 (税込)
香り系を続けてご紹介。
ハーブの中でも特に香り高いローズマリーは、見て良し香り良し、食べて良しのいいとこずくし!
ものすごく生命力の強い植物なので、地植えより鉢植え向きです。
(地植えすると、他の植物よりも勝ってしまうため…)
品種に酔って立性(上に伸びていくタイプ)と匍匐性(地に這うように伸びていくタイプ)に分かれるので、育てる場所に応じて選んでください。
食材の臭み消しにも使用されるように、強い香りには消臭効果があり、葉っぱをすこし擦るだけで指先に香りが残ります。
ゼラニウムと同様に、乾燥させればポプリや入浴剤として使用できます。
食用として売られていたものであれば、もちろん食べることだってOKです!
(食用も目的とする場合、農薬や肥料に注意しましょう)
ローズマリーティーはすっきりとした味わいで、柑橘類との相性もいいです。
オレンジピールなどとを合わせて煎れて冷やせば、夏にピッタリのアイスハーブティーになりますよ。
また、食材として売られていると目にすることのない花をみることもできます。
うすい紫色で、小ぶりの花を秋以降に咲かせます。
花が咲くのを楽しみにしながら夏を過ごすのもいいかもしれませんね。
レモンよりもレモン、言われる「レモンマートル」
レモンマートル[バックホウシア]直径15cm鉢・受け皿付き[レモンの香りがさわやか ハーブティーに]
¥1,620 (税込)
最後に、あまり馴染みのない品種をご紹介。
(ハーブに詳しい方ならご存知かもしれませんが…)
オーストラリア原産のレモンマートルは、その名の通り、レモンの香りのする木です。
レモンの香り成分をレモン以上に含んでいることから「レモンよりもレモン」と言われることも。
お部屋においておくだけで、ほんのりといい香りが広がります。
レモンマートルはとにかく元気いっぱい!生命力の強い植物です。
日差しが大好きで、多少暑くても全く問題ありません。
なんと気温40度でもへこたれない強さをもっています。
年を追うごとに最高気温記録を更新する日本の夏でも、レモンマートルは元気に過ごせそうです。
室内であれば、風通しのいい、日当たりのいい場所を選んでください。
水もたっぷりあげて、乾燥させないように注意です。
また、生命力が強いがゆえに葉っぱがどんどん伸びてきます。
あまり大きくしたくない、という場合は思い切った剪定が必要です。
頑丈な子なのでちょっとやそっとでは弱りません。
逆に、鉢を大きくすればその分大きく育ちます。
ベランダなどの屋外でのびのびと育ててみたい方は、あえて鉢を大きくしてみては?
梅雨の時期に白い花を咲かせます。コデマリのように小さい花が鞠のように密集してとてもかわいらしく、葉っぱと同様にとてもいい香りがします。
葉っぱも花もハーブティーとして楽しむことができます。
「レモンよりもレモン」なので、もちろん柑橘類との相性もバッチリです。
最後に
ちょっと気難しいことにも触れましたが、植物も人間も同じと考えれば大丈夫です。
人間も水の飲み過ぎで体調を崩すし、日に当たりすぎればこんがり焼けて肌がボロボロに成ってしまいます。
品種によって特徴が違うので、最初はその特徴を覚えるのに必死なってしまうかもしれませんが、その子の個性と考えて、気構えずに接していきましょう。
ここでは、植物を育てたい!と思い立っても、植物なんて小学校の朝顔以来育てたことがないし、枯らしてしまうんじゃないか…と不安になってしまう方、実は昔育ててみたけれど枯らしてしまって、再トライする勇気がないという方に向けて、どうすれば安心して植物をむかえる準備ができるか、そのポイントをご紹介します!
難しいことはなし!まずは気軽に目を通してみてください。
よくある失敗談…
出典: hiromatsu.shop-pro.jp
一言に「観葉植物」と言っても、種類や大きさはさまざまです。
「お店で一目惚れして購入!でも部屋においてみたら大きすぎて邪魔…」
「手軽に小さいサイズのを買ってみたけど、気に留めなさすぎていつの間にか枯れちゃってた…」
なんて失敗談、よく耳にします。
かくいうわたしも、昔失敗したことがありました…。
そう、サボテンを枯らしたことがあるのです。
そんなわたしですが、今ではベランダでいろいろな植物を育てて楽しんでいます!
誰しも植物を購入した時はハッピーな気持ちでいっぱい!のはず。
そのハッピーな気持ちをフル活用するためには、ちょっとした下準備が必要です。
そのために、これから2つの質問をします。
簡単な質問なので、気軽にお考えください。
まずは「どこに置くか?」を決めましょう
出典: hiromatsu.shop-pro.jp
まず1つ目。
「どんなところに置いてみたいですか?」
例えば、
「玄関にちょこんと置きたいな」
「リビングに緑をプラスしたい〜!」
「ベッドルームに置いたら目覚めが良さそう…」
などなど…。
理由は何でもOKです。
「置く」ということばを使っていますが、観葉植物は床に置くだけでなく、棚やテーブルの上に置くことや、天井から吊るすことだって考えられますよね。
この時のポイントは、具体的な大きさを想像してみることです。
「ひとり暮らしで部屋も広くないけど、床置のものがほしい」という場合は、細身のものだったり、高さのないものを選べば、圧迫感もなく楽しめます。
「オフィスのデスク周りに置けるサイズ」となると、マグカップサイズのものであれば十分楽しめます。
「ざっくりと大きい/小さい」と思い浮かべるのではなく「◯◯くらいの大きさ」と捉えると、想像しやすいと思います。
特に、お店で選んでいるときはどうしても大きさを正確に判断できないものです。
大きいサイズが欲しい場合はお部屋の中にある家具と比較してどれくらいの大きさがいいかを実際に計測してみるのもいいと思います。
(当たり前ですが、家具より大きくなければ、お部屋に入りますからね)
なんとなく、ではなく、ここに、この大きさで!という気持ちを持ちましょう。
観葉植物があったらうれしいことって?
さて、場所は決まりましたでしょうか。続いての質問です。
「観葉植物があったらうれしいことって何でしょう?」
これも人によってそれぞれ思いつくことがあると思います。
「緑に癒される」
「リフレッシュできそう」
「いきいきとしてて、元気がもらえる」
などなど。
お部屋に植物があると、それだけで元気になれますよね。
また、お花を咲かせる種類であれば、華やかさや香りも楽しめます。
植物は生き物なので、色合いだけでなく、香りや佇まい、今後の成長を楽しめるかも重要です。
自分なりの「うれしいこと」を想像してみましょう。
ライフスタイルに合わせてチョイス!
出典: www.yoshiminouen.com
2つの質問で、「観葉植物のあるお部屋」が想像できたのではないでしょうか。
いよいよ観葉植物を選んでみましょう!
「…とは言っても、やっぱり種類が多すぎて、決めきれない」
という方は、ライフスタイルに合わせて種類を検討していきましょう。
出張が多くて家をあけることが多い方は、水やりが少なくて済む多肉植物がオススメ。
基本的に家で過ごすことが多くて、季節に変化があるといいという方は、ジャスミンなど花をつける種類もいいのでは?
また、観葉植物の多くが亜熱帯地域を原産としていますので、暑さには強くても寒さには弱い場合があります。その逆もしかりです。
お住まいの地域によっては生育に適さないところもありますので注意しましょう。
時には、プロに相談を!
さぁいよいよ素敵なボタニカルライフのスタートです。
でもちゃんと出来るか不安…という方、強い味方をお忘れでは?
そう、その植物を購入したお店の店員さんです。
店員さんは、いわば一番身近なプロの方です。
街のホームセンターやお花屋さんに相談すれば、優しく丁寧に教えてくださいます。
お店で購入するときライフスタイルを踏まえて相談すれば、ぴったりなものをチョイスしてくれますよ。
もちろん、育てていく過程で疑問がわいてくることもあると思います。
というか、その連続です。植物も生き物。育ててみないとわからないことってたくさんあります。
そのたびに相談して、必要に応じてアイテムを追加すればいいのです。
購入後もいろいろと相談すれば、専属アドバイザー的存在になってくれるかも?
ボタニカルライフを具体的に想像できたところで、次のポイントはお手入れ方法です。
ここでは初心者のかたが陥りやすい間違いや、ここを気をつければOK!という注目ポイントを見ていきましょう。
その1:水やりに注目
出典: blog.besign.jp
観葉植物に限らず、すべての植物にとってとっても重要な「水やり」
植物を長持ちさせるためにも、絶対におさえておくべきポイントです。
一番重要なのは「水をあげすぎないこと」
観葉植物を枯らす理由は「水をあげなかったから」と思っている方が多いのではないでしょうか。
実は、観葉植物が枯れてしまうほとんどの場合が水のやり過ぎによる根腐れが原因とも言われています。
特に湿度の高い梅雨から夏にかけては、過湿になりやすいので注意が必要です。
冒頭でお話した「サボテンを枯らした」ときも、原因は水のあげすぎでした。
サボテンは砂漠で生活する植物。水分のあげすぎは逆に命取りとなってしまうのです。
水やりの道具にもポイントが。
じょうろが一般的ですが、葉っぱが密集しているものや、水を多く必要としない種類には霧吹きもあるといいです。
テーブルヤシなどの小さい鉢植えなら、計量カップでも問題ありません。
ただし、一箇所に固まって水たまりのようならないように注意しましょう。
その2:日当たりに注目
出典: somewhereiwouldliketolive.blogspot.jp
一言に観葉植物と言っても、日当たりのいい場所を好むものもあれば、逆に日光に当たりすぎるとダメになってしまうものもあります。
特に日当たりのいい室内の場合、夏場はレースカーテン越しでも強い日差しをあびることになるので、注意しましょう。
観葉植物の多くは、夏の直射日光で葉が焼けてしまう場合が多いです。
もちろん、まったく光が当たらないような場所は不向きですが、逆に蛍光灯の光がちょうどいいという品種もあります。
品種によって個性が全く異なるので、気に入ったものを見つけたときに、その品種の個性を確認することも大切です。
また、ひとり暮らしの場合、日中の日差しの向きなどに意識が向かないことがあります。
直射日光を避ける品種の場合、晴れた日の休日に日光の当たらない明るい場所を探すと安心です。
その3:鉢の中と葉っぱに注目
水の量を確認するのに大切なのは、鉢の中の土の状態を見ることです。
土がカサカサになっていたら水が足りない証拠ですし、逆に湿りっぱなしの場合は水のあげすぎです。
土の状態と合わせて、日中部屋をあけている方は葉っぱの状態も見て、日が当たりすぎて焼けてしまっているものはないかチェックしましょう。
植物はすべて直射日光が好きなわけではなく、とりわけ夏の日差しは葉を傷める原因にもなります。
日中お部屋に不在の場合、思いがけず直射日光にあたって焼けてしまうこともあります。
もし焼けてしまった場合、鉢の場所を変えてあげましょう。
土と葉っぱの状態は、人間で言うお肌の状態を見るのと同じ。
いつまでも若々しく元気で育ってもらうためにも、日々のチェックが大切です。
また、水受けのお皿に水が溜まったままですと根腐れの原因にもなりますし、衛生面でもおすすめできないので注意しましょう。
特に夏場は虫の発生源にもなってしまうので、何日も濁った水が溜まっていたら捨てるようにしてください。
3つの注目ポイントをご紹介しましたが、共通して大切なのは、「毎日状態を見てあげること」です。
最初はよくわからなくても、だんだんと変化を感じ取れるようになってくると
「あ、育ってるんだな」と実感できます。
その実感があるだけでどんどん楽しくなってきますよ!
みなさんそろそろ「こんな植物がほしいなぁ」と、イメージが具体的になってきたのではないでしょうか。
さて、いよいよおすすめのご紹介です!
形状、大きさ、特徴をもとに7つのオススメ観葉植物を紹介します。
蔦や茎が美しい品種は、天井から吊るすなど、目線より高い位置に置くととてもエレガントで綺麗です。
スペースをあまりとりたくない、という方にもオススメです。
まるで緑のネックレス「ワイヤープランツ」
出典: www.yasashi.info
小さな葉が、針金のように細い茎にたくさんついていることから名付けられたワイヤープランツ。
室内でも育てやすく、病気にも強いので観葉植物入門としてはうってつけの品種です。
茎が伸びて鉢から溢れんばかりに茂る様がとっても綺麗で、カゴで吊るすとその美しさが際立ちます。
ガーデニングなどで目にする機会も多いのでは?
必ずしも強い日差しを必要とするわけではないので、室内でも育てやすいです。
室内で育てる場合、直射日光の当たらない明るい場所を選びましょう。
肥料を好むので、液体肥料を切らさないようにすると元気に育ちます。
土に挿しておくタイプがお手軽でオススメです!
また乾燥を嫌うので、鉢にはじょうろで、葉っぱにも霧吹きで水をたっぷりあげてください。
(水が切れてしまうと、本当に「ワイヤー」のようになってしまいます…!)
水分を含んだ葉っぱに日が当たるとキラキラしてとっても綺麗です。
旅行などで長期間水やりができない場合は小さい穴を開けたペットボトルに水を入れて鉢に挿すか、受け皿に水をためておくと安心です。
(観葉)ポトス(品種おまかせ) 3号(1ポット)
¥480 (税込)
小型の観葉植物ということばからポトスを思い浮かべる方も多いのでは?
定番中の定番、ポトスはとても育てやすく、おおぶりな艶のある葉っぱが
部屋を一層明るくしてくれます。
最近ではハート型の葉っぱから「恋愛運アップ効果あり!」なんて言われることも。
蔦が美しい品種なので、ワイヤープランツと同じく吊るして飾るととても綺麗です。
わっさわさに茂ってしまった場合は蔦を切って整えてください。
切った蔦は水に差しておけば数日で根が出てくるので株を増やすこともできますので、ゆくゆくは数を増やしたいと考えている方にはピッタリ。
明るい室内で育てるのに向いていて、病気にもなりにくいので初心者でも気負わず育てることができます。
ポトスの独特の葉の柄は日照量が関係しています。
もともと耐陰性がある品種なので、日があまり当たらない場所でも育ちますが、日に当たらないとあの独特の柄が生まれないため、黄緑色一色の葉となるので、好みに応じて日の量を調整してもいいかもしれません。
いわゆる「観葉植物」の代名詞とも言える、安定感のある品種をご紹介します。
どっしりしている、とは言うものの、鉢を小さくしておけば大きさを調整することは可能なので、狭いお部屋であっても十分育てることは可能です。
観葉植物 ベンジャミン(竹カゴ付き)
¥6,283 (税込)
続いて、大きめサイズの品種をご紹介。
ベンジャミンはインド原産で花言葉は「融通の利く仲間」
その花言葉の通り、日当たりを好みますが耐陰性もあるので明るい日陰でも十分育ちます。
もちろんベランダなどでも問題なく育ちます。
病気にも強いのであまり気を遣わなくていいのも初心者にはピッタリです。
ベンジャミンといえば、会社の受付やオフィスなどで幹を三つ編み仕立てにしたものを見かけたことがある方もいるのでは?
刈り込みなどの細工を施しやすいのもベンジャミンの特徴です。
小さい株で、葉の部分をハート型に刈り込んだものはとってもキュートです。
こんもりと葉が密集する様子は、不思議と部屋を明るく印象づけてくれます。
夏場は土が乾いたらたっぷり水をあげるようにしてください。
葉っぱがたくさんつくため、根だけでなく葉っぱにも霧吹きで水分を与えるとより元気になります。
おおらかな印象のあるベンジャミンですが、環境の変化に敏感で、ストレスを感じやすいです。
特に寒さに弱く、冷たい空気に当たり続けると葉が落ちてしまうこともあります。
夏場は冷房が直接当たらないよう注意が必要です。
また、突然強い日差しに当てることもストレスになるので避けましょう。
ガジュマル陶器鉢植え(ホワイト)
¥2,570 (税込)
日本だと沖縄や奄美大島などに自生しているガジュマル。
元々は20m以上にもなる高木ですが、鉢の大きさに合わせていろいろなサイズが店頭で販売されていますね。
沖縄・奄美地方では、ガジュマルには精霊が宿ると伝えたれ、別名「多幸の樹」とも言われます。
卓上サイズのものもあるので、オフィスのパソコンの横に置いておけば、精霊が仕事中のあなたを優しく見守ってくれるかも…。
湿度を好むので、水をたっぷりあげて、時々霧吹きで葉っぱに水をあげると元気に育ちます。
元気が良すぎるあまり枝が伸び放題になることも…必要に応じて剪定してください。
(大丈夫、剪定しても精霊は逃げていきませんので)
ガジュマルは太陽が大好きな木なので、日差しをたっぷり浴びせると、葉っぱの艶も良くなり、元気に育ちます。
もし卓上で育てるのであれば、出来る限り日光浴をさせてください。
日照時間の少なかった株にいきなり夏の強い日差しを浴びせると葉焼けをしてしまうので注意してください。
大きく育ててみたくなったら、鉢替えをすれば鉢の大きさに合わせて成長していきます。
鉢替えに適した時期は5〜7月。
まずはこの夏、小さめから挑戦して1年後に大きくするかを検討してみてもいいかもしれません。
ただ植物を育てるだけじゃつまらない!とお考えのよくばりさんにはぴったりのハーブ類を紹介。
せっかく育てるなら、めいいっぱい楽しみたいですものね♪
独特な香りは虫除け効果も「ゼラニウム(センテッドローズ ゼラニウム)」
出典: item.rakuten.co.jp
いわゆる「観葉植物」のイメージから少し離れますが、夏にオススメの植物をご紹介。
アロマオイルでもよく耳にするゼラニウムは多年草の植物で、独特な香りをもっており、葉をすりつぶしたときに発する香りに虫除け効果があると言われています。
ヨーロッパでは虫除け対策としてたくさんのゼラニウムをプランターに植え、玄関先においてあったりするそうです。
(ただし、植木のままで虫除け効果があるわけではありませんので、あしからず…)
春から夏にかけ、可愛らしい花を咲かせるので、切り花を買う時間はないけど部屋を華やかにしたいな…なんてひとにはオススメ。
ただ、高温多湿が苦手なのでお部屋の中でも涼しい場所を選んであげると長持ちするでしょう。
室内であれば、ヨーロッパ同様、風通しの良い玄関などがオススメです。
多湿が苦手なので、水のあげすぎにも注意で