食を支えるキッチンの小さな悩みも大きな要望もリフォームで解決できます。 リフォームの前に知っておきたい基本的な情報を手に入れ、予習しておけばプロとの相談に役立ちます。後悔しないリフォームで新しい毎日を手に入れましょう。[出典]『リフォームがわかる本 キッチン・バス・トイレ編』(リフォーム産業新聞社刊)https://www.r-books.jp/products/detail.php?product_id=2287
Q: 工事期間は、何日くらい?
A: キッチンリフォームは 、1〜3週間の工期が目安になります
出典: pixta.jp
キッチンリフォームの工事期間は、傷み具合や改装規模によって大きく異なります。
例えば……
●配置を変えずに、同サイズのシステムキッチンにするだけなら、1週間程度です。
●配置を変える場合や傷みが激しい場合は、壁・床材の撤去や新設、下地の補修、配
管・配線などの工事が加わるため、2〜3週間ほどになります。
工期が長い場合は不便を考慮して、多くは1週間ほどで最小限の調理ができるようにしてくれます。どのような段取りになるのか、事前にしっかり確認しておくことが大事です。
また、不測の事態に備えて1〜2日ほど余裕をみておくと、あわてずにすみます。
Q: 工事費用はどのくらいかかる?
A: 中心価格帯は80〜150万円
出典: pixta.jp
リフォーム費用は、使用する製品や素材、工事内容によって千差万別です。中心価格帯は、商品と工事費込みで80〜150万円程度です。
システムキッチンは、素材、仕様、サイズなどによって大幅に価格が変わります。システムキッチンに交換するだけなら、工事費込みで50万円程度から可能です。高級品になると総額200万円を超える場合もあります。
また、レイアウトを変えて、大きな位置移動があると、配線・配管、内装工事費などで予算が大きくふくらみます。
例えば、キッチンの位置を変えずに取り替えるだけであれば50万円以上はみておいたほうがいいですし、壁向きのキッチンを流行の対面式にすると、少なくとも100万円以上はかかります。
Q: リフォームのタイミングはいつ?
A: 15〜20年が目安です
出典: pixta.jp
キッチンをリフォームすると、幸福感がアップし、 楽しく料理できるようになります。
一般に、キッチンは15〜20年ほどで傷みが目立つようになります。
●引出しや扉がガタついて、開閉しにくい
●汚れがひどくて、掃除では落としきれない
●新しい調理器具や鍋などが多くなり収納しきれない
●家族構成が大きく変わって作業がしにくい
といったことが気になってきたら、リフォームを考える時期かもしれません。
Q: キッチンにはどんなスタイルがあるの?
A: オープン、セミオープン、クローズドスタイルなどがあります
キッチンのスタイルは、大きく分けて3タイプ。最近は、オープン、セミオープンなど、フロアと一体感のあるタイプが人気です。
オープンスタイル
出典: pixta.jp
オープンスタイルは、キッチンとダイニングまたはリビングが一体になったタイプ。開放的ですが、キッチンが丸見えなので、部屋全体が雑然とした雰囲気になりがち。
セミオープンスタイル
出典: pixta.jp
セミオープンスタイルは、対面式キッチンを吊り戸棚やカウンターなどで仕切り、天井や手もとを部分的に隠すタイプです。調理や片付けをしながら会話ができます。
クローズドスタイル
出典: pixta.jp
クローズドスタイルは、キッチンを完全に独立させたタイプ。舞台裏を見せずに調理に専念できる代わりに、ダイニングやリビングとの距離感が開きがちです。
Q: 対面キッチンの吊り戸棚って使いにくい
A: 収納の計画次第で外してもOK!
出典: pixta.jp
一般的なセミオープンスタイルの対面キッチンでは、天井空間を利用した吊り戸棚が設けてありました。しかし最近は、吊り戸棚を設けず、天井部を開放してダイニングとの一体感を強調することが多くなりました。
新タイプのシステムキッチンは、収納をシンクや調理台下のスペースに集中させ、使い勝手を考慮した工夫が施されています。知らない間に増えた不要な台所用品は、リフォームを機会に処分し、収納スペースに収まるように収納計画を立てて使いこなしましょう。
Q: 使いやすいキッチンの配置を教えて!
A: 無駄のない導線を考えてレイアウトしましょう
キッチンのレイアウトとは、通常はシンク、 調理台、コンロの配列をいいます。 I型、L型が最も多く、ほかに U型、II 型、部屋の中央に独立させるアイランド型などがあります。
冷蔵庫、調理家電、食器棚などとの動線を考慮して計画しましょう。また、これらの扉が開く向きも、動線に影響するので注意しましょう。
I型キッチン
出典: pixta.jp
I型は、壁付け式でも対面式でも使いやすいタイプ。全長が長すぎると動線に無理があるので2.2〜2.7mくらいまでにまとめます。
L型キッチン
出典: pixta.jp
L型は、コーナーを調理スペースにすると、小物が置きやすく広く使えます。動線もコンパクトで動きやすいのですが、コーナー下の収納が使いにくくなりがちです。
II型キッチン
出典: pixta.jp
II型は、コンロとシンクが分離したスタイルです。オープンスタイルなので家族とのコミュニケーションは取りやすいのですが、作業中に振り向く回数が多くなるのが難点です。
アイランド型キッチン
出典: pixta.jp
アイランド型キッチンどこも壁に接していないスタイルです。スタイリッシュさが注目され、近年特に人気のスタイルですが、調理中の手元が丸見えになりがちです。
Q: 必要な調理スペースの目安は?
A: 調理場は2、3歩以内が便利です
出典: pixta.jp
キッチンには、シンクとコンロの間に調理スペースがあります。まな板を置くほか、ボウルや食材などが置ける余裕が必要です。
洗ったものを切って、鍋に入れ、火にかけるなど、調理をする人が1人の場合、スペースは60〜90cmが適当とされています。これ以上広がると、シンクとコンロが離れ過ぎて使いにくく、作業効率が落ちます。
また、調理や片付けに関わる配膳台、冷蔵庫、調理家電、食器棚、ゴミ箱などとの距離も軽視できません。狭ければ動きが取れず、広過ぎても効率が悪く疲れてしまいます。
いずれも数歩で移動できる配置にすることがポイントです。広さに余裕がある場合は、買い置きの食料や雑貨の収納スペースにしまし ょう。
[出典]リフォームがわかる本 キッチン・バス・トイレ編
リフォームがわかる本 キッチン・バス・トイレ編
発行: リフォーム産業新聞社
¥1,080 (税込)
A: キッチンリフォームは 、1〜3週間の工期が目安になります
出典: pixta.jp
キッチンリフォームの工事期間は、傷み具合や改装規模によって大きく異なります。
例えば……
●配置を変えずに、同サイズのシステムキッチンにするだけなら、1週間程度です。
●配置を変える場合や傷みが激しい場合は、壁・床材の撤去や新設、下地の補修、配
管・配線などの工事が加わるため、2〜3週間ほどになります。
工期が長い場合は不便を考慮して、多くは1週間ほどで最小限の調理ができるようにしてくれます。どのような段取りになるのか、事前にしっかり確認しておくことが大事です。
また、不測の事態に備えて1〜2日ほど余裕をみておくと、あわてずにすみます。
A: 中心価格帯は80〜150万円
出典: pixta.jp
リフォーム費用は、使用する製品や素材、工事内容によって千差万別です。中心価格帯は、商品と工事費込みで80〜150万円程度です。
システムキッチンは、素材、仕様、サイズなどによって大幅に価格が変わります。システムキッチンに交換するだけなら、工事費込みで50万円程度から可能です。高級品になると総額200万円を超える場合もあります。
また、レイアウトを変えて、大きな位置移動があると、配線・配管、内装工事費などで予算が大きくふくらみます。
例えば、キッチンの位置を変えずに取り替えるだけであれば50万円以上はみておいたほうがいいですし、壁向きのキッチンを流行の対面式にすると、少なくとも100万円以上はかかります。
A: 15〜20年が目安です
出典: pixta.jp
キッチンをリフォームすると、幸福感がアップし、 楽しく料理できるようになります。
一般に、キッチンは15〜20年ほどで傷みが目立つようになります。
●引出しや扉がガタついて、開閉しにくい
●汚れがひどくて、掃除では落としきれない
●新しい調理器具や鍋などが多くなり収納しきれない
●家族構成が大きく変わって作業がしにくい
といったことが気になってきたら、リフォームを考える時期かもしれません。
キッチンのスタイルは、大きく分けて3タイプ。最近は、オープン、セミオープンなど、フロアと一体感のあるタイプが人気です。
オープンスタイル
出典: pixta.jp
オープンスタイルは、キッチンとダイニングまたはリビングが一体になったタイプ。開放的ですが、キッチンが丸見えなので、部屋全体が雑然とした雰囲気になりがち。
セミオープンスタイル
出典: pixta.jp
セミオープンスタイルは、対面式キッチンを吊り戸棚やカウンターなどで仕切り、天井や手もとを部分的に隠すタイプです。調理や片付けをしながら会話ができます。
クローズドスタイル
出典: pixta.jp
クローズドスタイルは、キッチンを完全に独立させたタイプ。舞台裏を見せずに調理に専念できる代わりに、ダイニングやリビングとの距離感が開きがちです。
A: 収納の計画次第で外してもOK!
出典: pixta.jp
一般的なセミオープンスタイルの対面キッチンでは、天井空間を利用した吊り戸棚が設けてありました。しかし最近は、吊り戸棚を設けず、天井部を開放してダイニングとの一体感を強調することが多くなりました。
新タイプのシステムキッチンは、収納をシンクや調理台下のスペースに集中させ、使い勝手を考慮した工夫が施されています。知らない間に増えた不要な台所用品は、リフォームを機会に処分し、収納スペースに収まるように収納計画を立てて使いこなしましょう。
キッチンのレイアウトとは、通常はシンク、 調理台、コンロの配列をいいます。 I型、L型が最も多く、ほかに U型、II 型、部屋の中央に独立させるアイランド型などがあります。
冷蔵庫、調理家電、食器棚などとの動線を考慮して計画しましょう。また、これらの扉が開く向きも、動線に影響するので注意しましょう。
I型キッチン
出典: pixta.jp
I型は、壁付け式でも対面式でも使いやすいタイプ。全長が長すぎると動線に無理があるので2.2〜2.7mくらいまでにまとめます。
L型キッチン
出典: pixta.jp
L型は、コーナーを調理スペースにすると、小物が置きやすく広く使えます。動線もコンパクトで動きやすいのですが、コーナー下の収納が使いにくくなりがちです。
II型キッチン
出典: pixta.jp
II型は、コンロとシンクが分離したスタイルです。オープンスタイルなので家族とのコミュニケーションは取りやすいのですが、作業中に振り向く回数が多くなるのが難点です。
アイランド型キッチン
出典: pixta.jp
アイランド型キッチンどこも壁に接していないスタイルです。スタイリッシュさが注目され、近年特に人気のスタイルですが、調理中の手元が丸見えになりがちです。
A: 調理場は2、3歩以内が便利です
出典: pixta.jp
キッチンには、シンクとコンロの間に調理スペースがあります。まな板を置くほか、ボウルや食材などが置ける余裕が必要です。
洗ったものを切って、鍋に入れ、火にかけるなど、調理をする人が1人の場合、スペースは60〜90cmが適当とされています。これ以上広がると、シンクとコンロが離れ過ぎて使いにくく、作業効率が落ちます。
また、調理や片付けに関わる配膳台、冷蔵庫、調理家電、食器棚、ゴミ箱などとの距離も軽視できません。狭ければ動きが取れず、広過ぎても効率が悪く疲れてしまいます。
いずれも数歩で移動できる配置にすることがポイントです。広さに余裕がある場合は、買い置きの食料や雑貨の収納スペースにしまし ょう。
リフォームがわかる本 キッチン・バス・トイレ編
発行: リフォーム産業新聞社
¥1,080 (税込)
コツ・ポイント
キッチンリフォームの期間、費用、キッチンのスタイルやレイアウトなど、キッチンをリフォームスル際に知っておきたい基本情報をまとめました。次回は、リフォームする際に知っておきたいコンロや食洗機などについてご紹介します。
[出典]『リフォームがわかる本 キッチン・バス・トイレ編』(リフォーム産業新聞社刊)https://www.r-books.jp/products/detail.php?product_id=2287