北陸新幹線の開通からひと月。富山に金沢、遠かった場所が身近になりましたね。さて、富山には海外からも注目を集める伝統工芸品があること、ご存知でしたか。それは「富岡銅器」と総称される鋳物。中でも伝統に今の感覚をプラスして発信するブランド「FUTAGAM(フタガミ)」から、そのプロダクトの数々をご紹介いたします!
真鍮(しんちゅう)ってどんなもの?
真鍮(しんちゅう)は、銅と亜鉛の合金。その色味から黄銅(おうどう)とも呼ばれています。もっとも身近なところでは5円玉、また耐水性があるため水周りのパイプなどにも使用されます。また、その輝きから時代劇で小道具として小判に使われることも。時代劇を見る機会があったら、ぜひ、チェックしてみてくださいね。
FUTAGAMI(フタガミ)が作る、無垢の真鍮製品
型から出したままの鋳物の表面を[鋳肌(いはだ)]と呼び、FUTAGAMI(フタガミ)の真鍮製品のメインとなっています。
用途や製品のイメージによっては、研磨することで艶をもたせた[ヘアライン]や、漆などを使った[黒ムラ]という鋳物の伝統的な着色法で仕上げられた物もあります。
台所の真鍮製品
銅や銅の合金製品である真鍮(しんちゅう)には「緑青(ろくしょう)」と呼ばれるサビがつきもの。その見た目から長らく「有毒」などと誤解されてきましたが、その無毒性、さらに近年ではそれらが持つ抗菌効果が認められ、さまざまな道具が作られるようになりました。まずは身近な台所用品から見ていきましょう。
キッチンの壁面天体―鍋敷き―
左上から時計回りに「銀河」「太陽」「星」「月」と、形状からイメージした名前がついています。
・・・ちょっと心配なのが、熱やキズといったテーブルへのダメージですが、裏面にはゴムをはめ込んだ脚がついていて、熱を逃がしやすい構造になっているので安心。使わないときは、壁にかけるとすてきかも。
一番コンパクトな大きさの「星」の鍋敷きにポットを置くとこのように。
瓶入り飲料を買いに行きたくなっちゃう?!―栓抜き―
一見して、その用途がわかる人はきっと少ないでしょう。こちらはすべて栓抜き。
手前左は「三日月」、右は「日食」、奥は「枠」と、それぞれ名前がついています。
「三日月」と「日食」は、写真のようにボトルの首に引っ掛けることができます。缶とペットボトル飲料が全盛の世の中ですが、お客さまが来たときにこうやってお出ししたら、形のユニークさや使い方などでひと盛り上がりできそうですね。
お酒の好きな方・・・特にビール党の方へのプレゼントにオススメしたい1品です。
なんとなく使い方に予想ができる「枠」と「日食」ですが、「三日月」は・・・このように使うのですって。ユニークですね♪ ペーパーウェイトとして使ってもよさそうです。
使わないときも絵になる―箸置き―
こちらは「閃光」「四つ月」「瞬き」「結晶」と命名された箸置き。それぞれパズルのように組み合わせることで、ピタッと納まる木箱付きなので、食卓にそのまま出しておいてもサマになります。
木箱と書きましたが、蓋は付いていません。それは、きっと「しまい込まずにどんどん使ってほしい」という作る人たちの願い。“暮らしの道具”なのですから。
こういった小物をひとつそえるだけで、食卓が上品に華やぎます。なんだかお料理もいつもよりチョットだけ、がんばりたくなってしまいますね。
スマートなカトラリー&カトラリーレスト
写真のナイフとフォーク、柄と先端部分とで色が違って見えませんか。実際、銀でコーティングされているんです。“緑青は有毒”と信じられていた時代の名残として「銅や銅の合金素材で食器や調理器具を作る場合、口に入れる部分は、錫(スズ)などでメッキする」という決まりがあるためなのですが、金と銀のコントラストで面白い感じの仕上がりになっています。
メッキについては慣習という部分もあるのですが、「鉛(ナマリ)は0.1%以下でなくてはならない」という規制もあり、こちらは重要(鉛は有毒です)。
FUTAGAMI(フタガミ)がカトラリーに使用する素材は「鉛レス真鍮」。鉛は一切含まれていないので安心して使えます。
写真はバターナイフ&スパイススプーン。朝食はパン派のみなさま、いかがですか?
慌しい時間の強い味方―道具立て―
おたまに菜箸、フライ返し・・・サイズも形も違う物だけに収納には頭を悩ませます。
鋳物の道具立てには適度な重量があるため、ひょいっと投げ込んでも倒れません。中は錫(スズ)でコーティングされていますから、緑青や金属臭が移る心配もナシです。
ペン立てとしてデスクに置いても、カッコよくきまります。ハサミや長めの定規を入れてももちろん大丈夫。
多面にカットされているので、窓辺に置くと光の具合でイイ雰囲気になりますね。
小さくても力持ち―まな板立て―
前に紹介した[道具立て]と同様、[真鍮のまな板立て]は、鋳物の重さが活かされた品。厚手の木のまな板を使っている方にオススメです。
サイズは、幅73×奥行き85×高さ66mm。外側は鋳肌、まな板が触れる内側は錫引きされています。底部にはシリコンが埋め込まれているので、設置場所にキズをつける心配はありません。
スリムでスタイリッシュ、安定感も抜群―包丁立て―
最近、包丁の指定席は、必ずしもシンク下の扉の内側ではなくなってきましたね。おしゃれで存在感がある[包丁立て]をお探しならば、FUTAGAMI(フタガミ)の真鍮製品を候補にぜひ。
真鍮がもつ抗菌作用は、食品に直接触れる物を収納する場所として、また、金属のどっしりとした重量感は、刃物を収納する場所として、安心です。
ランチョンマット代わりに使いたい―鋳肌トレイ―
こちらは幅360×奥行き240×高さ20mmの小ぶりな洋盆。ファストフード店のトレイよりひとまわり小さい感じ、と言えば、サイズがおわかりいただけると思います。
持ち運ぶのに重量があるのが難と言えば難ですが、一人用の配膳トレイとして使えば、[鋳肌]のおかげで食器が滑らず、安定します。ただし、キズつきやすい漆器などは避けてくださいね。
[黒ムラ]で仕上げられた、同シリーズのトレイ。色が入るだけでガラリと雰囲気が変わります。
例えばお銚子とお猪口、酒肴の小鉢をセットして・・・晩酌が楽しくなりそうです。
書斎の真鍮製品
“よく使うアレ”を手の届く場所に―文具トレイ―
使い方は人それぞれですが、文具カテゴリーで発表されているトレイ。書斎のデスクの上に置いてありそうな雰囲気です。中に入れる物は、
大・・・筆記用具入れ
中・・・名刺入れ
小・・・クリップや消しゴムなどの小物
等々、なんとなくは想定されているようですが、中はお部屋でアクセサリー入れに、小は玄関で鍵入れなどお好みで。
独特の高級感と重厚感のある、[黒ムラ]仕上げ。和室、和の小物との相性もよさそうです。・・・さて、何を入れましょうか。
最初にお断りしておくと、写真の品は非売品。FUTAGAMI(フタガミ)の真鍮トレイに木材を合わせて、マネートレイを作られた方の例です。
こんな風に自分仕様にするのも楽しいですね。
小さくても大きい存在感―ペーパーウェイト―
サイズはクルミ大。「三角」「四角」「ひし形」の多面体の小さなペーパーウェイトです。紙とペンの出番が少ない現代、必ずしも必要なモノではありませんが、たとえば職場で大事なメモの上にちょこんと、いかがでしょうか。また、考えごとをしながら手の中でコロコロ・・・そんな風に使ったら、いいアイデアが閃きそうです。
お気に入りの本たちを姿勢よく支える―ブックエンド―
「分銅」と言う名のブックエンド。・・・コンパクトに見えますが、“重り”を意味するそのネーミング通り、重量は1.2kgとずっしり。量販店のスチール製のブックエンドと違って歪むことなく、大判の書籍もしっかり支えます。和室と洋室、どちらにもしっくりと馴染んでくれそうです。
こちらは別のデザインの「駒型」。将棋の駒(コマ)のようですね。
「分銅」と「駒型」、共に[黒ムラ]で仕上げられたものもあります。
使い勝手×見た目のこだわり―テープカッター―
機械の部品、あるいは水車や映写機を彷彿とさせるテープカッター。デザインはすてきだけど使い勝手はイマイチ・・・といった商品が世の中にあふれる中、こちらはかなり優秀です。
見た目は華奢ですが、その重量1.7kg(通常のプラ製品は1kg前後)。片手でテープを引き出してもグラつきません。しかしながら本体の移動は、下に手を入れてサッと。
さらに注目していただきたいのは、テープをカットするためのギザ刃が、本体と一体化しているという点。・・・つまりひとつひとつ、真鍮を削り出して作られています。職人さんたちの丁寧な仕事がはっきりと感じられる逸品です。
空間を彩る真鍮製品
「金属なのに温かい」・・・FUTAGAMI(フタガミ)の真鍮には、全シリーズに共通してそうした雰囲気があります。中でも鋳肌のざらざらとした感触の照明器具は、よりそのぬくもりを感じさせてくれるアイテムです。
やさしい光との相性抜群―鋳肌デスクランプ―
なんだか疲れちゃった日、布団に入る前のちょっとしたひととき、こんな優しい灯りの中で過ごしたいと思いませんか。
落ち着いた雰囲気の真鍮[鋳肌]、そして電球のやわらかな光は好相性。しかし、環境への配慮から、白熱電球は過去の物になりつつあります。LED電球でも白熱電球の良さを持たせた製品が出ているので、ぜひお試しを。
リビングのプラネタリウム―ペンダントランプ「星影」―
山折り・・・谷折り・・・まるで折り紙細工のような、繊細な印象の真鍮製ペンダントライトの名は「星影」。
その「星影」という名前の由来はこちら。ライトの上の部分が開いていて、星のような形になっているんです。
・・・でも、ペンダントライトって上から吊るすものですから、全然見えませんよね?
実はこういう仕掛け。天井いっぱいにお星さまが浮かび上がります。 昼間はもちろん、照明をつけなければわからないというアソビゴコロ、すてきです。
影絵のような趣を楽しむ照明自体は、さほど珍しいものではないのですが、真鍮製品ではちょっと見当たりません。
こんな極上の癒し空間、いかがですか。
真鍮製品のお手入れ
銅と亜鉛の合金である真鍮は、何もしなくても黒ずんだり、緑青が出てきます。表面加工をしてある物もありますが、FUTAGAMI(フタガミ)の真鍮製品は、素のままの[鋳肌]が主流。緑青に毒性はありませんし、真鍮製品は古物のような風情を楽しむものですが、気になるようであれば以下をお試しください。金属製品の一般的なお手入れ方法です。
酢×塩で浸け置きクリーニング
一番お手軽で、オススメなのが酢(レモン汁でもOK)と塩を少量入れた溶液に浸け置くという方法。程度やサイズにもよりますが、5~10分もすれば黒ずみがある程度は解消されているはずです。
表面がキレイになることで、そもそもの金属臭がする場合もありますが、無害ですから安心してお使いくださいね。
金属用の研磨剤を使う
金属用の洗剤・研磨剤を使用すれば、ピカピカの仕上がりに。ただし、専用の洗剤ですから、独特の“使い込んだ感じ”はなくなってしまうかも・・・。
使用するにたえないといった状態でなければ、酢と塩でクリーニングする方法をオススメいたします。
真鍮(しんちゅう)は、銅と亜鉛の合金。その色味から黄銅(おうどう)とも呼ばれています。もっとも身近なところでは5円玉、また耐水性があるため水周りのパイプなどにも使用されます。また、その輝きから時代劇で小道具として小判に使われることも。時代劇を見る機会があったら、ぜひ、チェックしてみてくださいね。
FUTAGAMI(フタガミ)が作る、無垢の真鍮製品
型から出したままの鋳物の表面を[鋳肌(いはだ)]と呼び、FUTAGAMI(フタガミ)の真鍮製品のメインとなっています。
用途や製品のイメージによっては、研磨することで艶をもたせた[ヘアライン]や、漆などを使った[黒ムラ]という鋳物の伝統的な着色法で仕上げられた物もあります。
銅や銅の合金製品である真鍮(しんちゅう)には「緑青(ろくしょう)」と呼ばれるサビがつきもの。その見た目から長らく「有毒」などと誤解されてきましたが、その無毒性、さらに近年ではそれらが持つ抗菌効果が認められ、さまざまな道具が作られるようになりました。まずは身近な台所用品から見ていきましょう。
キッチンの壁面天体―鍋敷き―
左上から時計回りに「銀河」「太陽」「星」「月」と、形状からイメージした名前がついています。
・・・ちょっと心配なのが、熱やキズといったテーブルへのダメージですが、裏面にはゴムをはめ込んだ脚がついていて、熱を逃がしやすい構造になっているので安心。使わないときは、壁にかけるとすてきかも。
一番コンパクトな大きさの「星」の鍋敷きにポットを置くとこのように。
瓶入り飲料を買いに行きたくなっちゃう?!―栓抜き―
一見して、その用途がわかる人はきっと少ないでしょう。こちらはすべて栓抜き。
手前左は「三日月」、右は「日食」、奥は「枠」と、それぞれ名前がついています。
「三日月」と「日食」は、写真のようにボトルの首に引っ掛けることができます。缶とペットボトル飲料が全盛の世の中ですが、お客さまが来たときにこうやってお出ししたら、形のユニークさや使い方などでひと盛り上がりできそうですね。
お酒の好きな方・・・特にビール党の方へのプレゼントにオススメしたい1品です。
なんとなく使い方に予想ができる「枠」と「日食」ですが、「三日月」は・・・このように使うのですって。ユニークですね♪ ペーパーウェイトとして使ってもよさそうです。
使わないときも絵になる―箸置き―
こちらは「閃光」「四つ月」「瞬き」「結晶」と命名された箸置き。それぞれパズルのように組み合わせることで、ピタッと納まる木箱付きなので、食卓にそのまま出しておいてもサマになります。
木箱と書きましたが、蓋は付いていません。それは、きっと「しまい込まずにどんどん使ってほしい」という作る人たちの願い。“暮らしの道具”なのですから。
こういった小物をひとつそえるだけで、食卓が上品に華やぎます。なんだかお料理もいつもよりチョットだけ、がんばりたくなってしまいますね。
スマートなカトラリー&カトラリーレスト
写真のナイフとフォーク、柄と先端部分とで色が違って見えませんか。実際、銀でコーティングされているんです。“緑青は有毒”と信じられていた時代の名残として「銅や銅の合金素材で食器や調理器具を作る場合、口に入れる部分は、錫(スズ)などでメッキする」という決まりがあるためなのですが、金と銀のコントラストで面白い感じの仕上がりになっています。
メッキについては慣習という部分もあるのですが、「鉛(ナマリ)は0.1%以下でなくてはならない」という規制もあり、こちらは重要(鉛は有毒です)。
FUTAGAMI(フタガミ)がカトラリーに使用する素材は「鉛レス真鍮」。鉛は一切含まれていないので安心して使えます。
写真はバターナイフ&スパイススプーン。朝食はパン派のみなさま、いかがですか?
慌しい時間の強い味方―道具立て―
おたまに菜箸、フライ返し・・・サイズも形も違う物だけに収納には頭を悩ませます。
鋳物の道具立てには適度な重量があるため、ひょいっと投げ込んでも倒れません。中は錫(スズ)でコーティングされていますから、緑青や金属臭が移る心配もナシです。
ペン立てとしてデスクに置いても、カッコよくきまります。ハサミや長めの定規を入れてももちろん大丈夫。
多面にカットされているので、窓辺に置くと光の具合でイイ雰囲気になりますね。
小さくても力持ち―まな板立て―
前に紹介した[道具立て]と同様、[真鍮のまな板立て]は、鋳物の重さが活かされた品。厚手の木のまな板を使っている方にオススメです。
サイズは、幅73×奥行き85×高さ66mm。外側は鋳肌、まな板が触れる内側は錫引きされています。底部にはシリコンが埋め込まれているので、設置場所にキズをつける心配はありません。
スリムでスタイリッシュ、安定感も抜群―包丁立て―
最近、包丁の指定席は、必ずしもシンク下の扉の内側ではなくなってきましたね。おしゃれで存在感がある[包丁立て]をお探しならば、FUTAGAMI(フタガミ)の真鍮製品を候補にぜひ。
真鍮がもつ抗菌作用は、食品に直接触れる物を収納する場所として、また、金属のどっしりとした重量感は、刃物を収納する場所として、安心です。
ランチョンマット代わりに使いたい―鋳肌トレイ―
こちらは幅360×奥行き240×高さ20mmの小ぶりな洋盆。ファストフード店のトレイよりひとまわり小さい感じ、と言えば、サイズがおわかりいただけると思います。
持ち運ぶのに重量があるのが難と言えば難ですが、一人用の配膳トレイとして使えば、[鋳肌]のおかげで食器が滑らず、安定します。ただし、キズつきやすい漆器などは避けてくださいね。
[黒ムラ]で仕上げられた、同シリーズのトレイ。色が入るだけでガラリと雰囲気が変わります。
例えばお銚子とお猪口、酒肴の小鉢をセットして・・・晩酌が楽しくなりそうです。
“よく使うアレ”を手の届く場所に―文具トレイ―
使い方は人それぞれですが、文具カテゴリーで発表されているトレイ。書斎のデスクの上に置いてありそうな雰囲気です。中に入れる物は、
大・・・筆記用具入れ
中・・・名刺入れ
小・・・クリップや消しゴムなどの小物
等々、なんとなくは想定されているようですが、中はお部屋でアクセサリー入れに、小は玄関で鍵入れなどお好みで。
独特の高級感と重厚感のある、[黒ムラ]仕上げ。和室、和の小物との相性もよさそうです。・・・さて、何を入れましょうか。
最初にお断りしておくと、写真の品は非売品。FUTAGAMI(フタガミ)の真鍮トレイに木材を合わせて、マネートレイを作られた方の例です。
こんな風に自分仕様にするのも楽しいですね。
小さくても大きい存在感―ペーパーウェイト―
サイズはクルミ大。「三角」「四角」「ひし形」の多面体の小さなペーパーウェイトです。紙とペンの出番が少ない現代、必ずしも必要なモノではありませんが、たとえば職場で大事なメモの上にちょこんと、いかがでしょうか。また、考えごとをしながら手の中でコロコロ・・・そんな風に使ったら、いいアイデアが閃きそうです。
お気に入りの本たちを姿勢よく支える―ブックエンド―
「分銅」と言う名のブックエンド。・・・コンパクトに見えますが、“重り”を意味するそのネーミング通り、重量は1.2kgとずっしり。量販店のスチール製のブックエンドと違って歪むことなく、大判の書籍もしっかり支えます。和室と洋室、どちらにもしっくりと馴染んでくれそうです。
こちらは別のデザインの「駒型」。将棋の駒(コマ)のようですね。
「分銅」と「駒型」、共に[黒ムラ]で仕上げられたものもあります。
使い勝手×見た目のこだわり―テープカッター―
機械の部品、あるいは水車や映写機を彷彿とさせるテープカッター。デザインはすてきだけど使い勝手はイマイチ・・・といった商品が世の中にあふれる中、こちらはかなり優秀です。
見た目は華奢ですが、その重量1.7kg(通常のプラ製品は1kg前後)。片手でテープを引き出してもグラつきません。しかしながら本体の移動は、下に手を入れてサッと。
さらに注目していただきたいのは、テープをカットするためのギザ刃が、本体と一体化しているという点。・・・つまりひとつひとつ、真鍮を削り出して作られています。職人さんたちの丁寧な仕事がはっきりと感じられる逸品です。
「金属なのに温かい」・・・FUTAGAMI(フタガミ)の真鍮には、全シリーズに共通してそうした雰囲気があります。中でも鋳肌のざらざらとした感触の照明器具は、よりそのぬくもりを感じさせてくれるアイテムです。
やさしい光との相性抜群―鋳肌デスクランプ―
なんだか疲れちゃった日、布団に入る前のちょっとしたひととき、こんな優しい灯りの中で過ごしたいと思いませんか。
落ち着いた雰囲気の真鍮[鋳肌]、そして電球のやわらかな光は好相性。しかし、環境への配慮から、白熱電球は過去の物になりつつあります。LED電球でも白熱電球の良さを持たせた製品が出ているので、ぜひお試しを。
リビングのプラネタリウム―ペンダントランプ「星影」―
山折り・・・谷折り・・・まるで折り紙細工のような、繊細な印象の真鍮製ペンダントライトの名は「星影」。
その「星影」という名前の由来はこちら。ライトの上の部分が開いていて、星のような形になっているんです。
・・・でも、ペンダントライトって上から吊るすものですから、全然見えませんよね?