毎朝飲むコーヒーにこだわりはありますか?コーヒーメーカーにお任せしている人も多いかと思いますが、1杯ずつ淹れたてを楽しめるコーヒードリッパーには格別の味わいがあります。心に余裕があるときに、ゆっくりとした気持ちで淹れるドリップコーヒーはその時間も含めて楽しめます。手作りも楽しめるドリッパースタンドもご紹介します♪
ドリッパーとは?
ドリッパーって何?
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ドリッパーまたはコーヒードリッパーとは、レギュラーコーヒーをフィルターで濾(こ)してコーヒーを抽出する際に使用する器具のことを指します。コーヒー粉の層を湯が通って抽出される、「透過法」という種類の抽出方法になります。
プラスチック、陶器、金属製などさまざまな材質があり、各ドリッパーごとに違うそれぞれの形状やリブによって、淹れるコーヒーの時間の長さや濃度が変わっていきます。
電気を使わずコンパクトに収納でき、熱湯とコーヒーフィルターさえあれば手軽にコーヒーを淹れることができるため、便利です。さらに衛生的で後始末が簡単なこともあり、日本で1番普及している抽出方法とも言われています。
ドリッパースタンドとは?
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ドリッパーをコーヒーカップの上に直接置くと、どこまでコーヒーが入ったのかわかりづらいため、ドリッパースタンドにドリッパーを置いてコーヒーを淹れるときに使う道具です。
元々アメリカ西海岸で生まれたサードウェーブコーヒーを支持するカフェで、1度に効率よく複数のドリップコーヒーを淹れるために利用されたのが一般に広まり、最近では、さまざまなおしゃれな形状のドリッパースタンドが手に入るようになりました。非常に簡単な構造なので、自分で手作りすることも可能です。
ドリッパーの材質について
ドリッパーは浸透率が高いため、いろんな種類の材質が普及しています。基本はどの素材でも、あらかじめドリッパーを温めておけば、コーヒーの味に特別な差が出ることはありません。違いを挙げるとすれば、見た目、質感、重厚感、忍耐性、保湿性、熱伝導性、コーヒーの色移りの有無などです。
それぞれの材質の特徴について見ていきましょう。
陶器製のドリッパー
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見た目の重厚感や美しさが際立つのが陶器製のドリッパーです。陶器は熱が逃げにくく保温力が高いため、あらかじめ温めておくと熱いコーヒーが楽しめます。デメリットとしては、ドリッパーに重さがあること、割れるリスクがあるということと、メーカーや作られるラインによってサイズが微妙に違うことなどが挙げられます。
値段設定は安いものから高価なものまでさまざまです。
ステンレス製のドリッパー
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ステンレス製のドリッパーのメリットとして挙げられるのが、割れる心配がないので扱い方が楽でとにかく軽い、ということです。同じ種類のドリッパーでもガラス製は250g程度、ステンレス製は143gと持ち運びにも取り扱いにも便利です。
また熱伝導がいいので、コーヒーを淹れる前にドリッパーをお湯で温める手間が省け、コーヒーの温度を一定にして美味しく淹れることができるのもポイントです。
デメリットとして挙げられるのが、あまり種類がないことと、値段の設定が高めだということです。
プラスチック製のドリッパー
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一般的に広く普及しているのが、プラスチック製のドリッパーです。メリットとして挙げられるのが、軽くて扱いも簡単で使いやすいということと、他の素材に比べて圧倒的に安価だということです。
デメリットとしては、ずっと使っているとプラスチックが劣化してきてひび割れてしまうことです。また、プラスチックに直接熱湯を掛けることに抵抗感がある人もいます。プラスチック製のドリッパーは定期的に買い換える必要があるのでエコではないということや、見た目も陶器やガラス製などと比べると重厚感が少ない、ということも挙げられます。
ガラス製のドリッパー
出典: www.lelong.com.my
ガラス製の一番のメリットはその透明でスタイリッシュな見た目です。コーヒーを淹れる際に、ドリッパーからゆっくりドリップされる香り高いコーヒーを見ながら楽しむことができます。おしゃれな外見なので来客時にも重宝します。
デメリットとしては、プラスチックやステンレス製に比べて重いことと、陶器と同じく割れるリスクがあるため、慎重に扱う必要があることです。
コーヒーフィルターの種類
コーヒードリッパーに欠かせないのが、コーヒー豆を漉すフィルターです。フィルターとの組み合わせによってもコーヒーの味や風味が変わります。どのような種類があるのか見てみましょう。
ペーパー製フィルター
出典: www.hario.co.uk
一般的に1番普及しているのが、紙製のコーヒーフィルターです。ペーパーフィルターは大きく2種類に分かれ、台形の形をしたものと、三角の形をしたものがあります。それぞれのドリッパーの種類に合わせて選ぶ必要があります。
ペーパーフィルターには酸素漂白フィルターという真っ白のタイプと、みさらし(無漂白)フィルターと呼ばれる茶色の無漂白タイプに分かれます。漂白フィルターは、昔は塩素漂白だったため危険性が指摘されていましたが、現在は酸素を使っての漂白なので安全性に問題はありません。無漂白フィルターは、漂白する代わりに長時間水に浸して作られています。
また、このペーパーフィルターのサイズも、淹れる人数とドリッパーのサイズによって変わります。
ペーパーフィルターは、コーヒーの粉をフィルターに入れる前に1度湯通しをすると良いと言われます。これにはいろいろな理由があり、
◎塩素漂白による塩素臭を落とすため
◎紙臭さを落とすため
◎コーヒーの旨み成分をペーパーフィルターが吸い取ってしまわないように、前もって水分を含ませる
などあるようです。
名門KONO(KONO式/河野式/コーノ式)MD-45ドリッパー用無漂白みさらしフィルターペーパー (1~4人用)100枚入り
¥1,080 (税込)
メリタ オリジナルナチュラルホワイト1×4フィルターペーパー PO-148W
¥400 (税込)
メッシュ製のフィルター
出典: blendnew.com
ペーパードリップの代わりに、メッシュを使った金属製のドリッパーもあります。この金属フィルターの特徴として挙げられるのが
◎ フィルターペーパーを使わないのでゴミが少ない
◎ 半永久的に使えるためにエコ
◎ コーヒーオイルを味わえる
という点になります。メッシュの場合は、コーヒーを淹れたあとにしばらく水気を切ってゴミ箱にコーヒー豆のみ捨てることになるため、ペーパーフィルターよりやや手間が掛かりますが、1度購入するとほぼ半永久的に使えるために、ペーパーフィルターを買い足すわずわらしさからは解放されます。
また、ペーパーフィルターでは濾紙が濾しとってしまうコーヒーオイルをそのまま味わえるので、まるでフレンチプレスで淹れたかのようなコクが深いコーヒーが楽しめます。
メッシュ製のフィルターに共通していることは、なるだけ中央部分のみゆっくりとお湯を注いで、メッシュ部分にはお湯を注がない、という点です。メッシュ部分にお湯を注ぐとそのままカップの中に落ちてしまうので、味の薄いコーヒーになってしまいます。
cores (コレス) ゴールドフィルター コーヒー用 1-10カップ用 C280
¥3,780 (税込)
ハリオ カフェオール ドリッパー 02 1~4人用 ブラック CFOD-02B
¥1,109 (税込)
- 中原直子 @yabu_kichi
- 最近コーヒーフィルターをペーパーからステンレスメッシュに変えた。落ちるのがゆっくりで多少時間がかかるが、温度が少し下がって飲み頃になり、旨味を濾し取らないので美味い。
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布製フィルター
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ネルと呼ばれる布製のフィルターで抽出を行う「ネルドリップ」という方法もあります。最も美味しくコーヒーを淹れられる方法と言われることもあり、コーヒー愛飲者に人気です。メリットとしては口当たりと味の柔らかさが引き立つ、濃厚で独特なコーヒーが味わえる、ということです。また、使い捨てではないのでエコであるとも言えますが、メッシュ製のように半永久的に使えるわけではなく、通常2週間から1カ月に1度の割合で取り替える必要があります。
デメリットとしては、ペーパードリップと比べ、毎回使うたびに水洗いや熱湯消毒が必要だということ、酸化防止のために水の中に入れて保管する必要がある、など取り扱いに非常に手間がかかるということです。また、値段もペーパーフィルターに比べて割高です。
ハリオ ろか布 ウッドネック 3~4人用 DFN-3用 3枚入り FD-3
¥723 (税込)
- namin @paopaonamin_o
- コーヒーメーカーを最近使わなくなり手動で(笑)ネルドリップで淹れたコーヒーを楽しむ毎日ですが前々から気になってたコーヒープレスを今度試してみたいと暇さえあればネット検索。でもネルドリップの口当たりの柔らかさからは離れられそうにないかも。
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ドリッパーの種類
メリタ式とカリタ式。違いは何?
出典: totallygassed.com
よく聞く「メリタ式」や「カリタ式」という呼び方ですが、違いが何なのか分かりますか?それは、各ブランドのドリッパーの形状とコーヒーを濾過する穴の数の違いによります。
ドリッパーの底部分をよく見てみると、穴の数がドリッパーの種類やブランドによって違うということがわかります。例えば、カリタのドリッパーの穴は3つ、メリタ、ハリオ、コーノの穴はそれぞれ1つです。
このドリッパーにある穴の数が違うと、コーヒーにどう影響が出るのでしょうか?
まず、おいしくコーヒーを淹れるための抽出方法が異なってきます。この穴の数や大きさは、わずかな違いかもしれませんが、コーヒーの味に大きく影響します。全てのドリッパーに同じようにお湯を注げば、穴が1つなら濾過されたコーヒーがゆっくり一定の速度で落ちるので濃度が濃くなりますし、穴が3つならお湯を注ぎ始めたときには抽出スピードは速くなり、だんだんお湯が少なくなるとゆっくりになるため、薄めのコーヒーに仕上がります。
1つ穴でも、穴のサイズが大きければ、穴が小さいものよりも薄めになります。そこで、ドリッパーによって淹れ方(お湯の注ぎ方)を変えて、それぞれのドリッパーの形を活かしてコーヒーを淹れることができます。
それぞれ、できあがるコーヒーの味わいが違うだけで、どちらがいいとか悪いということはなく、個人の好みになります。濃いコーヒーが好きな人は穴が1つタイプのドリッパー、コーヒーの苦味が苦手という人は、穴の数が多いドリッパーを選んで上手に淹れることができれば、うまみのあるクリアな味が楽しめます。
- かむかむ @kamu_422
- 迷った末ようやく、阪急のコーヒー売り場に着いて ドリッパーあるか聞いたら、あるっていうから期待したらカリタ式じゃん・・ 俺が探してるのメリタ式なんだけど!!
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ドリッパーの形状 その① 台形型と円錐型
出典: seminarbox-note.com
次に、コーヒードリッパーの形状の違いを見ていきましょう。形状は、台形型と円錐(えんすい)型の大きく2つに分かれます。メジャーなブランドの形状の違いを見てみると、
台形型:ハリタ メリタ
円錐型:ハリオ コーノ
と分かれます。
この台形型と円錐型のドリッパーの違いは何でしょうか?
まず第一に、お湯の流れが異なってきます。台形は、広範囲にコーヒーが抽出されるのに比べ、
円錐はななめに一直線にお湯が落ちていきます。これにより、お湯がコーヒー粉とどう触れ合うかが変わってくるため、コーヒーの味も変わってくるのです。
台形型のドリッパーの特徴は、比較的ゆっくりとお湯が流れるため、濃厚なコーヒーになりやすいことと、台形型ドリッパーに使う台形型のペーパードリッパーは普及率が高く安価で手に入りやすい、ということが挙げられます。
円錐型のドリッパーの特徴としては、注がれたお湯が中心に向かって流れるため、コーヒー粉に触れる時間が長くなることにより、珈琲の成分をより多く抽出することができる、ということが挙げられます。円錐型用のペーパードリッパーは、台形型に比べ比較的割高です。
ドリッパーの形状 その② リブの違い
出典: item.rakuten.co.jp
リブというのは、ドリッパーの内側にある溝のことです。このリブの役割は、主にお湯の流れを調節することにあります。リブがあることでドリッパーとペーパーとの間に空気が入り込み、接触面積が小さくなって密着しなくなります。 密着面積が多すぎるとお湯の落下が妨げられ、良くないとされています。 また、あまりにも抽出の時間が長いと、コーヒーに苦味やエグみが多く出てしまいます。
このリブのおかげで、ペーパーとドリッパーのくっついている部分が少なくなるため、お湯が順調に落ちることができるという仕組みなのです。
リブの形状については、各メーカーがコーヒーを美味しく淹れることができるリブの形を研究して開発されているため、各ドリッパーやブランドによって、リブの形状も大きく異なります。
人気のドリッパーをブランドごとに検証♪
kalita(カリタ)
出典: alternativebrewing.com.au
コーヒー器具を日本人向けに使いやすく工夫されて作られたのが、カリタの製品です。カリタのドリッパーは台形型で、内部全体にリブが上から下まで付いており、3つの穴からコーヒー液が抽出されます。この3つ穴が、雑味が出る前に美味しさだけをドリップするとも言われています。
3つ穴のドリッパーは空気抜きが容易なことや、たとえ1つの穴が目詰まりを起こしても、他の穴が補ってくれること、粉のメッシュ(粒度)や焙煎度のバラツキを調整してくれるなどの長所もあり、趣向を凝らしたアイデアが特長となっています。
出典: kalita-usa.com
Kalitaウェーブドリッパーについて:
Kalitaのニューコンセプト及びちょっと変わったドリッパーとして話題になったのが、ウェーブドリッパーです。
こちらも同じ3つ穴ですが、リブの代わりに、波の形をした専用ペーパーがリブの役目となり、ドリッパーの側面とペーパーが密着しません。
Kalita ウェーブシリーズ ウェーブドリッパー 155 【1~2人用】 #04021
¥2,386 (税込)
- あんだー社会人 @breatheher
- はじめてカリタのウェーブ使ったけど、かなり良い
- twitter出典:
- twitter.com
melitta(メリタ)
出典: www.frau-vintage.com
1908年にドイツのドレスデンに住む主婦「メリタ・ベンツ」が、最愛の夫においしいコーヒーを飲ませたい願いから発明したのが、メリタの世界初のペーパードリップです。
Melittaのドリッパーは台形型です。 お湯の流れをコントロールするために計算されたリブと、1つ穴が特徴となっています。このリブはドリッパー内側の中部から下部にかけてあり、1つ穴のドリッパーを使ってコーヒー液をゆっくりと落とし、濃いコーヒーを淹れることができます。 1つ穴は一定の時間でコーヒーの抽出ができ、安定したおいしさが楽しめるため人気のドリッパーです。
Melitta コーヒーフィルター 【2~4杯用】 メジャースプーン付 SF-M 1×2
¥333 (税込)
- 誕生日 @oujiro_coffee
- @sh1r0tak1 なるほど、サーバか。メリタだと基準ラインがドリッパーに記載されていて、そこまで注ぐと3分間きっちりで落ち切るようになってる。
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HARIO(ハリオ)
出典: russoroastscoffee.com
1921年に、東京で理化学用硝子器具の製造から始まったのがHARIOです。今やHARIOのドリッパーは、日本の喫茶店だけでなく、海外のカフェでも広く使われるようになりました。
HARIOの名前を広めた「V60ドリッパー」の名前は、円錐の角度が60度であることからつけられました。また、お湯を注ぐスピードを変えると、コーヒーの味を変えることができるのも特徴となっています。ドリッパーのリブが上の部分までついているので、空気が入る空間ができ、空気の抜け道となります。
円錐型のドリッパーにお湯を入れると、お湯が中心に向かって流れていきます。そのため、コーヒーの粉に触れている時間が長くなります。リブはうずまき状で、お湯がちょっと回りながら落ちます。また抽出穴は1つの大きな穴です。そこからペーパーの先端が出る仕組みになっているので、ネルドリップのようにペーパーから直接落とすことができます。
この有名な「円錐形ドリッパー」を主としたV60シリーズは、実は、KONO(コーノ)式のメーカーより使用許可を得て作られています。お湯が均等に回り、粉の層が深くなる円錐形構造によりコーヒーの旨味をしっかり抽出できるとされ、コアなファンが多いのが特徴です。
ハリオ V60 耐熱ガラス透過ドリッパー 02 ブラック 1~4杯用 VDG-02B
¥1,000 (税込)
- いえんじん @yanjing
- こんな時間なのにコーヒー飲む ハリオ V60ドリッパー、お手軽で美味しいコーヒーが淹れられるので便利 https://t.co/Xi5hZJv0Gt
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- twitter.com
KONO(コーノ)
出典: kurasu.me
大手ブランドではないためにコーヒードリッパーの流通率は低いのですが、コーヒー愛好家なら誰でも知っているのが、KONO(コーノ)ブランドです。
コーノ式ブランドの最大の特徴は、大きな穴がある円錐型ドリッパーです。1つ穴、3つ穴のドリッパーと比較すると、 ドリッパーにお湯が溜まりにくく、注湯のスピードで風味を変化させることが可能とされています。
つまり、「今日は少し苦いコーヒーが飲みたいな」と思ったらゆっくり、「酸味を強く出したいな」と思えば少し早めにお湯を注げば、お好みの風味を楽しめるというわけです。
また、このドリッパーのリブは下部にのみ作られています。これは、こうすることにより上部にペーパーが張り付くため、コーヒー液が中央に集中するように設計されているからとされます。
このドリッパーに使う米ペーパーの簡便さと、コーヒー抽出に理想的な3枚剥ぎのネルの漉し袋のもつ長所を兼ね備えた「名門円錐フィルター」は、5年の歳月を経て昭和48年(1973年)に発売されて以来、今でもコーヒー愛好家の間で広く愛用されています。
コーノ式ドリッパー 1~4人用
¥1,100 (税込)
- とも @taracochann2
- 最近、買ったコーノ式のドリッパーでコーヒーをいれて1日の終わりにボーッとする至福のひと時♫ https://t.co/YFd6CHvom3
- twitter出典:
- twitter.com
インテリアにもなる!おしゃれなドリッパーをご紹介♪
毎日使うコーヒードリッパーは、自分のお部屋をもっとおしゃれに演出できる素敵なデザインを選びたいですよね。デザインに凝ったスタイリッシュなコーヒードリッパーを紹介します。
CHEMEX(ケメックス)
出典: www.ravenbait.com
サーバーとドリッパーが一体になった三角フラスコ型が特徴なのが、ケメックスのコーヒードリッパーです。デザインの美しい製品として良く知られています。
ケメックスのペーパーは、半月形の1枚紙です。 折りたたんでコーヒーフィルターの形状にすると、アイスクリームのコーンのような、細長い円錐形になります。注いだお湯がコーヒー粉にまっすぐ行き渡りやすい構造です。
まるで実験室のフラスコを思い起こさせるようなスタイリッシュなデザインなので、来客の際にも重宝してくれそうです。
**CHEMEX/ケメックス マシンメイド コーヒーメーカー(CM-1C)<3カップ用>
¥4,500 (税込)
- ばどちゃん @sasakama07
- コーヒーメーカーはケメックスを愛用してるけどほんと優秀 ズボラだけどパーツの汚れは気になるからパーツレスでいて表に置いておいても美しいケメックス大好き
- twitter出典:
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iwaki(イワキ)
出典: blog.alku.main.jp
耐熱ガラス食器のメーカー、iwakiのドリッパーです。
ネルドリップに近い抽出を実現するために、花びら型の変わった形をしています。 ドリッパーのサイドに穴が開いているため、コーヒーの抽出をスムーズにし、雑味を抑えてくれます。また、サイドから出たフィルターは、抽出が1カ所に集中するのを防いでくれます。
耐熱ガラス製のフラスコは、抽出したてのコーヒー液を均一にするために回しても高さがあるためこぼれにくく、水やお茶を入れる用途としても多目的に活躍してくれます。
iwaki コーヒーポット・ビカ 600ml K8694-SV
¥2,045 (税込)
Bonmac(ボンマック)
出典: bluebottlecoffee.com
あのサードウェーブコーヒーの先駆者でもあるブルーボトルがコーヒードリッパーとして採用していることで世界的に有名になったのが、ボンマックのコーヒードリッパーです。業務用コーヒーの関連機器を作っているラッキーコーヒーマシーンのブランドになります。
台形型のペーパーフィルターが使え、Melittaのドリッパーより少し穴が大きい抽出口は1つ穴となっています。ベース部分に穴が2つあるデザインのため、透明でないサーバーやコーヒーカップでコーヒーを抽出する際にも便利です。
bonmac ドリッパー ホワイト 【1~2杯用】CD-1W #813003
¥554 (税込)
Zero Japan (ゼロジャパン)
出典: onimaga.jp
プラスチックの質感があまり好きではないという人にぴったりなのが、ゼロジャパンの陶器でできたコーヒードリッパーです。抽出口は珍しい2つ穴で、ベース部分に2つの窓があるため、そこからカップの中を覗いて、量を確認してコーヒー液を抽出できるので便利です。
シンプルな陶器の暖かみが好きな人にぴったりのコーヒードリッパーは、ちょっとユニークな形からプレゼントにも喜ばれそうです。
ZEROJAPAN ドリッパーL ホワイト BKK-15L WH
¥1,416 (税込)
UNIFLAME(ユニフレーム)
出典: www.uniflame.co.jp
アウトドア用品メーカーが作ったドリッパーです。1本の形状記憶ワイヤーが螺旋形に巻かれてあり、フラットになるのでコンパクトに収納できます。
山登りなどやキャンプなどのアウトドア先で、リュックサックの中に厚みをもたせないようにできるため便利です。
ユニフレーム(UNIFLAME) コーヒーバネットシェラ 667767
¥1,500 (税込)
TORCHのドーナツドリッパー
出典: www.kok-design.jp
「しっかり濃いのに、重くない、スッキリした飲み心地のコーヒー」を目指して作られたと言われるのが、このドーナツドリッパーです。今までにない縦長の形が特徴で、これによって、コーヒーの粉の量を変えずにコクのあるコーヒーを抽出することができます。ドリッパーの底には大き目の穴が1つだけあって、この1つ穴が、抽出スピードを自然な状態で保ってくれます。
陶器と木でできたシンプルなドーナツドリッパーはメープルの木枠にはめて、下にコーヒーサーバーやマグカップを置いて使えます。
TORCH ドーナツドリッパー[シロ]
¥3,024 (税込)
ドリッパーを使った基本的なコーヒーの淹れ方
手順1. ペーパーフィルターを用意する
出典: www.dodrip.net
ドリッパーに合わせて、台形型か円錐型のペーパーフィルターを用意します。台形型はまず底辺のミシン目の部分に沿って折り、折った方向とは逆の方向にサイドのミシン目部分を折ることでバランスよくコーヒーの抽出ができます。
ドリッパーにセットしたら、コーヒー豆を入れる前に熱湯を回し掛け、コーヒーフィルターとドリッパーを温めておきましょう。
手順2. コーヒー豆を入れる
出典: www.dodrip.net
折ったペーパーフィルターをドリッパーにセットし、挽き終えたコーヒー豆を入れます。
平らにならして、お湯を注ぎやすくするため、中心部にへこみをつけます。
手順3. コーヒー豆を蒸らす
出典: www.dodrip.net
一旦軽くお湯をコーヒー豆に回し掛け、30秒ほどコーヒー豆を蒸らします。
コーヒーに含まれている油脂分には、水分をはじく性質がありますが、はじめに少量のお湯を注いで蒸らすことで、お湯がコーヒーの粉全体に行きわたります。こうすることによって抽出時にお湯がコーヒーに浸透しやすくなり、おいしい成分を抽出しやすくなります。
出典: www.dodrip.net
写真のように、ぷっくり膨れてきます。香ばしいコーヒーの甘いアロマがしてくるまで(25~35秒ほど)待ちます。
手順4. 飲みたい分量までお湯を注ぐ
出典: www.dodrip.net
後は一定のペースで、お湯をひらがなの「の」の字を描くようにゆっくり回し入れます。後半は少し速く、前半に抽出したコーヒーを薄めていくイメージで回し入れていきます。
手順5. ドリッパーをコーヒーカップから外す
出典: www.dodrip.net
欲しい分量までコーヒーを抽出できたら、あらかじめ用意しておいた耐熱コップや陶磁器カップにドリッパーを移します。ドリッパーに入っているコーヒー豆の一番最後の白っぽい部分はエグみ部分が多いため、中にお湯が少し入っている状態で、ドリッパーをサーバーから外します。
手順6. 熱々のコーヒーを楽しみましょう
出典: www.dodrip.net
コーヒー液は最初の部分が濃いため、カップやサーバーに注いだらコーヒーの濃さを均等にするためにしっかり混ぜます。
淹れたてのおいしいコーヒーを楽しみましょう♪
ドリッパースタンドを自作してみよう!
お家カフェでも活躍できるドリッパースタンドは、細かい設計も要らず比較的簡単にできるので、購入するより自分で作った方が、より自宅のインテリアに合うデザインが選べます。
100均にある材料でも簡単に作れちゃうドリッパースタンドアイデアを紹介します。