扉は、大きく分けて「開き戸」と「引き戸」の2種類ありますが、襖や障子のある昔ながらの日本家屋をはじめ、自動ドアや窓に使われる「引き戸」に注目してみました。左右にスライドして開閉する構造を活かし、裏面を利用したユニークな引き戸をご紹介します。
「引き戸」の良さ
この食器棚が、手前に引いて開けるドアタイプだったら、ちょっと使い勝手が悪かったかもしれません。スペースを取らず扉が開閉できるのが「引き戸」の良さですよね。
手前にあるものを移動しないと開かないとか、向こう側に何かがあって開かないということもありません。
今まで、なかなかありませんでした!
開き戸や鴨居に取り付けられるハンガーはいろいろありますが、こちらは引き戸に取り付けが可能なハンガーです。木製の引き戸に付属の木ネジで取り付けます。ベルトやバッグなど小物をかけるのにぴったりですね。
引き戸の形状にも制限があるので、対応する規格か確認が必要です
引き戸にしては重そうですが…
こちらはブルックリンのタウンハウスを改装したお宅のベットルームです。予め、可動する本棚として設計されているので上下にレールがあります。背表紙を見せて本が収納できるほどの奥行きがあるので、重量もかなりありそうですが…。
動かすにはちょっとしたコツが必要かもしれませんね。
カウンター?
こちらはバルセロナのワインバーの入り口です。引き戸自体に収納があるわけではありませんが、引き戸を閉めても開けても、ちょっとしたカウンターとして使えますね。引き戸が閉まっていたら、バーへの入り口とは思わないかもしれません。
扉の開け閉めを頻繁にするわけには行かなそうですが、この異色なアイディアは収納のちょっとしたヒントになりそうです。
本棚ですが…
フロリダ州のあるお宅のお部屋です。リビングからベットルームに続く入り口にある本棚はスライド式で、引き戸のようになっています。実はDIYの本棚なので、ベットルームから見ると本棚の裏板がそのまま見えますが、本棚で入り口をふさぐとリビングからベッドルームは見事隠れます。
まるで秘密の部屋への入り口のようですね。
引き戸の穴の仕掛け
こちらはイスラエルのアーティストスタジオです。正面の棚の右のボードが引き戸で、表面は、有孔ボード(ペグボード)のように穴が空いています。そこに丸棒を差し込むと、作品を展示するイーゼルや、プレゼンテーションボードとして使える仕組みです。
実はこの引き戸の背面には折りたたみベットが組み込まれているんですよ。
大きな引き戸が収納しているのは…
こちらはオーストラリアのシドニーのアパートです。実際は狭い空間ですが、いかに空間を有効に使えるか考えられられた結果、1枚の大きな引き戸が使われています。
彼女が立っている先にはベットが収納してあり、左右どちらに引き戸を開閉するかによって、ベットルームに変わったり、リビングに変わったりするユニークな構造です。
コンパクトにたっぷり収納
ペグボードは、散乱しがちな工具などを「見せる収納」で整理するときによく使われる素材です。それを引き戸に加工して使うと、狭い場所でもコンパクトに収納を増やせます。作業中はすぐに手が届く位置にいろいろ置いておきたいものなので、これは便利ですね。
頻繁に使う道具は引き戸にかけて、時々しか使わないものはキャビネットの中にと、広げすぎずスッキリ片付きます。
リビング収納ととるか、クローゼットの一部とするか…
古いマンションをリノベーションされたお宅のリビングです。奥に見えるのはクローゼットですが、その入り口に収納棚を配置し、レールと滑車を付けて引き戸のように動かせるようにしています。
収納棚は棚だけでなく、中央がメモなどをとめておけるボードになっていて便利ですね。
動く壁
引き戸は、手前や奥に押して開ける「ドア」と違って左右に動く扉なので、戸袋のない引き戸の場合は。動く壁とも捉えられます。壁にウォールラックを取り付けるような感覚で取り付て収納を増やす方法もありますね。
こちらは、入り口より高いボードが引き戸になっていて、棚がついています。
引き戸ですっきり!ひろ〜く使えます♪
こちらはシドニーの改装されたアパートです。この小さなアパートの窓と反対側の壁は、実は全て引き戸で、そこに大きな収納が隠れています。引き戸の先の赤い壁のスペースにはベット、その先はエントランス、黄色の壁のスペースは本棚で、その手前はバスルームです。
引き戸で空間はきちんと間仕切られ、広々使える、利便性の高いアパートですね。
1枚2役の引き戸
こちらはリビングの入り口ですが、引き戸は「部屋の扉」であり「キャビネットの扉」でもあります。木製のフレームに半透明のガラスがはめてあるので、キャビネットの中に飾られた小物が、引き戸を開けても閉めても見えるのが素敵ですよね。
また、ガラスの効果で、実際の空間より部屋全体をより広く感じることができそうです。
「引き戸」の良さ
この食器棚が、手前に引いて開けるドアタイプだったら、ちょっと使い勝手が悪かったかもしれません。スペースを取らず扉が開閉できるのが「引き戸」の良さですよね。
手前にあるものを移動しないと開かないとか、向こう側に何かがあって開かないということもありません。
今まで、なかなかありませんでした!
開き戸や鴨居に取り付けられるハンガーはいろいろありますが、こちらは引き戸に取り付けが可能なハンガーです。木製の引き戸に付属の木ネジで取り付けます。ベルトやバッグなど小物をかけるのにぴったりですね。
引き戸の形状にも制限があるので、対応する規格か確認が必要です
引き戸にしては重そうですが…
こちらはブルックリンのタウンハウスを改装したお宅のベットルームです。予め、可動する本棚として設計されているので上下にレールがあります。背表紙を見せて本が収納できるほどの奥行きがあるので、重量もかなりありそうですが…。
動かすにはちょっとしたコツが必要かもしれませんね。
カウンター?
こちらはバルセロナのワインバーの入り口です。引き戸自体に収納があるわけではありませんが、引き戸を閉めても開けても、ちょっとしたカウンターとして使えますね。引き戸が閉まっていたら、バーへの入り口とは思わないかもしれません。
扉の開け閉めを頻繁にするわけには行かなそうですが、この異色なアイディアは収納のちょっとしたヒントになりそうです。
本棚ですが…
フロリダ州のあるお宅のお部屋です。リビングからベットルームに続く入り口にある本棚はスライド式で、引き戸のようになっています。実はDIYの本棚なので、ベットルームから見ると本棚の裏板がそのまま見えますが、本棚で入り口をふさぐとリビングからベッドルームは見事隠れます。
まるで秘密の部屋への入り口のようですね。
引き戸の穴の仕掛け
こちらはイスラエルのアーティストスタジオです。正面の棚の右のボードが引き戸で、表面は、有孔ボード(ペグボード)のように穴が空いています。そこに丸棒を差し込むと、作品を展示するイーゼルや、プレゼンテーションボードとして使える仕組みです。
実はこの引き戸の背面には折りたたみベットが組み込まれているんですよ。
大きな引き戸が収納しているのは…
こちらはオーストラリアのシドニーのアパートです。実際は狭い空間ですが、いかに空間を有効に使えるか考えられられた結果、1枚の大きな引き戸が使われています。
彼女が立っている先にはベットが収納してあり、左右どちらに引き戸を開閉するかによって、ベットルームに変わったり、リビングに変わったりするユニークな構造です。
コンパクトにたっぷり収納
ペグボードは、散乱しがちな工具などを「見せる収納」で整理するときによく使われる素材です。それを引き戸に加工して使うと、狭い場所でもコンパクトに収納を増やせます。作業中はすぐに手が届く位置にいろいろ置いておきたいものなので、これは便利ですね。
頻繁に使う道具は引き戸にかけて、時々しか使わないものはキャビネットの中にと、広げすぎずスッキリ片付きます。
リビング収納ととるか、クローゼットの一部とするか…
古いマンションをリノベーションされたお宅のリビングです。奥に見えるのはクローゼットですが、その入り口に収納棚を配置し、レールと滑車を付けて引き戸のように動かせるようにしています。
収納棚は棚だけでなく、中央がメモなどをとめておけるボードになっていて便利ですね。
動く壁
引き戸は、手前や奥に押して開ける「ドア」と違って左右に動く扉なので、戸袋のない引き戸の場合は。動く壁とも捉えられます。壁にウォールラックを取り付けるような感覚で取り付て収納を増やす方法もありますね。
こちらは、入り口より高いボードが引き戸になっていて、棚がついています。
引き戸ですっきり!ひろ〜く使えます♪
こちらはシドニーの改装されたアパートです。この小さなアパートの窓と反対側の壁は、実は全て引き戸で、そこに大きな収納が隠れています。引き戸の先の赤い壁のスペースにはベット、その先はエントランス、黄色の壁のスペースは本棚で、その手前はバスルームです。
引き戸で空間はきちんと間仕切られ、広々使える、利便性の高いアパートですね。
1枚2役の引き戸
こちらはリビングの入り口ですが、引き戸は「部屋の扉」であり「キャビネットの扉」でもあります。木製のフレームに半透明のガラスがはめてあるので、キャビネットの中に飾られた小物が、引き戸を開けても閉めても見えるのが素敵ですよね。
また、ガラスの効果で、実際の空間より部屋全体をより広く感じることができそうです。
コツ・ポイント
ユニークなアイディアの引き戸をご紹介しましたが、いかがでしたか。引き戸なのか、収納ととるか…壁としか思えないサイズのもありました。引き戸を、単なる間仕切りととらえるか、そうでないかによって随分と違いが出ますね。少しでも皆様の参考になれば幸いです。