花やハーブのガーデニングをはじめてみたいけど、初心者だから失敗しそうで不安…でも大丈夫です。ちょっとした基礎知識があればすぐにはじめられて意外と簡単。庭やベランダを花や緑にあふれた癒やしの空間にアレンジするための基本事項をまとめてみました。
ガーデニングとは
ガーデニングとは、広く造園や園芸のことをいいます。もともとは英国式の家庭での庭つくりが基本となっていましたが、今では広さや規模などはとくに関係なく、より一般的な植物栽培という意味で普及する用語となりました。
花の栽培や家庭菜園といった植物を育てるという要素だけではなく、柵や石畳、棚やプランターなど装飾の部分もすべて含めて楽しむのがガーデニングです。
庭デザイン
出典: natex.jp
ガーデニングはただ単に花や植物を育てるのではなく、積極的にその敷地や空間をデザインして楽しむのがポイントです。まずは理想とする庭をイメージしてみましょう。
花が中心の場合は、特に色味のバランスがポイントとなります。ハーブ類も緑が中心ではありますが、白っぽいものから紅葉のような赤い色までけっこう多彩です。
成長した時の大きさも考えて配置することも大事です、はじめは小さくても成長するとずいぶんと大きくなる植物もあります。
ベランダガーデニング
マンション住まいで庭のない方でも気軽に楽しめるのが、ベランダガーデニングです。アイデアや工夫次第で、限られたスペースでも緑の豊かなガーデニングライフを送ることは可能なんです。
大きくて深めのプランターを用意すれば、野菜の栽培も可能ですし、実際に最近はそのようなかたちで家庭菜園をされてる方もずいぶんと増えてきています。
苗の植え付け
出典: shonan-slowlife.blogspot.jp
花や植物を育てる際には、種から、苗から、球根からといった方法があります。最初はまず苗からと球根からという方法で育ててみるのが簡単なのでおすすめします。
球根の花で代表的なものはチューリップやスイセンなど、その他にもたくさん種類はあります。植え付け方法は簡単そのもので、上下の向きだけ気をつけて、あとは土に埋めるだけです。
苗の植え付けの場合は、花屋さんやホームセンターで苗を買ってきて、あとは穴を掘って埋めて水をやるだけです。混みあわないように適切な間隔を空けることが大事です。土やプランターに関しては後ほど説明します。
花の種類
花の種類は数えきれないほど多くて、紹介できるのはほんの一部となりますが、初心者にも扱いやすい花をいくつか紹介します。
サフィニア
「サフィニア」ナス科ペチュニア属。サフィニアは明るく色鮮やかな花がたくさんつく、つねに人気の高い品種です。成長してたくさんの花をつけるようになったら「花がら摘み」をします。花がら摘みとは、咲き終わってしぼんだ花を切り、取り除くことです。
もともとは多年草のようですが、寒い冬を越すことはまれなので、1年草として考えるとよいです。
ケイトウ
出典: niwafuku.blog.so-net.ne.jp
「ケイトウ」ヒユ科ケイトウ属。なかなか変った形をした色鮮やかな花ですが、名前の由来はニワトリの頭の「鶏頭」から来ています。そういわれると似てるような気もしますね。
ケイトウは暑さに強いので、暑い夏に枯れてしまう心配も少ない育てやすい品種です。さまざまな品種を寄せ植えする場合でも、おもしろい形で色もキレイなので、アクセントとして個性が光る存在となります。
多年草
多年草とは冬を越して2年以上を生き続ける植物をいいます。宿根草も多年草に含まれますが、宿根草は冬に葉や茎が枯れて根だけが地面の中で過ごします。
アジュガ
出典: blog.goo.ne.jp
「アジュガ」シソ科。紫やピンクのやさしい色あいと雰囲気のある花です。特徴としては根本で茎がどんどんと横に広がり根をはっていくことで、まるで周辺の地面を覆うかのごとく育っていくことです。もう一つの特徴として、耐陰性つまり、直射日光がそれほど届かない場所でも比較的よく育つという点があるので、柵や建物などで日かげになる場所や、ベランダなどにも最適です。
エリゲロン
「エリゲロン」キク科ムカシヨモギ(エリゲロン)属。やさしく素朴な印象でなんとなく心穏やかになるようなお花です。花色が白からだんだんとピンクに変っていくので、その色の変化や濃淡のグラデーションなど気長に楽しめます。
とても丈夫で大事に育てれば冬も越して、大株になります。
春~夏に咲く花
特に春夏には、太陽光に映える色鮮やかな花が似合いますね。
ガザニア
「ガザニア」キク科ガザニア属。くっきり鮮やかな色あいで存在感ばつぐん、とても目立ちます。暑さには強いものの多湿には多少弱いので水のやりすぎには注意が必要です。終わった花は栄養をとってしまうので、こまめに取りのぞいてあげると長く元気に育ちます。
明るく力強い印象の花で、なんだか見ているだけで元気を分けてもらえる気がしますね。
秋に楽しめる花
夏から秋にかけて咲く花と、秋に植えてそのまま翌年まで楽しめる花です。
センニチコウ
「センニチコウ」ヒユ科ゴンフレナ属。赤、白、紫、ピンクなど色も豊富。漢字では「千日紅」と書かれるように、ドライフラワーなどにしてもずっと長いあいだ色が抜けないので、よく利用されています。暑さや乾燥に強く、おもに夏から秋にかけて咲きます。
パンジー・ビオラ
出典: www.kikuchi-seed.com
「パンジー」スミレ科スミレ属。街中や公園の花壇で誰もが見かけたことのある定番のお花、色の種類も豊富だし丈夫なので初心者にも育てやすいです。雪の降らない地域だと冬にも花をつけるので、秋に植えると秋冬春と長い期間楽しめます。
パンジーの花を一回り小ぶりにしたのが「ビオラ」となります。ビオラもパンジーと同じように、たいへん多く出回ってますので、気軽に購入して花壇に植えることができます。
育てやすい植物
多肉植物
出典: kurumi-pan.cocolog-nifty.com
多肉植物はとにかく乾燥に強くて生命力が高く、手がかからないのが魅力。種類も豊富なので飽きることもありません。気をつける点として水のやりすぎには注意が必要、もともと乾燥地帯の植物なので、月に数回の水やりで十分です。寄せ植えも比較的かんたんですが、最初は個々の鉢で育ててコツをつかむことをおすすめします。
ハーブ
出典: blogs.yahoo.co.jp
ハーブ類を栽培すると、さらにガーデニングの楽しみはどんどん膨らみます。ハーブはただ鑑賞するだけではなく、さまざまな活用法があります。例えばハーブティーであったり、アロマ、料理への活用など幅広く楽しめます。
バジルやクレソンなどはそのまますぐに料理に使えます。ハーブ類はコンパニオンプランツとしての機能を果たすものも多いので、その特性をよく知ればガーデニングや野菜作りの大きな助けともなります。例えばミントなんかはアブラムシを寄せ付けないという性質があります。
野菜
野菜の中で育てやすいナンバーワンは、ミニトマトでしょう。苗を買ってきて、植えたあとは支柱を立ててあげます。あとはそれほど手間もかかることなく育ってくれます。
その他に家庭菜園で人気の野菜としては、ピーマン、ナス、シシトウ、枝豆などが挙げられます。
適切な肥料の与え方も勉強して身につけると、より美味しい野菜が出来あがりますよ。
ポタジェとは
ポタジェ(potager)とは家庭菜園を意味するフランス語なのですが、おおまかなとらえ方をすると、野菜やハーブ、花などいろいろを一緒に植えて収穫や鑑賞を楽しむというスタイルです。
ポタジェをする場合には、コンパニオンプランツを意識して植物を配置します。コンパニオンプランツとは、かんたんな解釈として相性とか共栄としてとらえていただければよいかと思います。
この植物とあの野菜を並べて育てると、虫がつきにくいし成長もよくなる、そのような組み合わせがあるんです。逆に相性の悪い組み合わせもあります。
ポタジェ やり方
出典: bokupapa.cocolog-nifty.com
ポタジェのやり方ですが、あまり難しく考えずに、自分の好きな植物を好きなように配置して植えるという方法でよいと思います。気をつける点は植物が成長して大きくなった時のイメージをもって、あまり密集させずに適切な間隔を保つということ。
コンパニオンプランツを意識して野菜とハーブを組み合わせるという方法もありますが、初心者でそこまで考慮するのはちょっと難しいです。ある程度ガーデニングの経験を積んでから取り組むほうがよいでしょう。
自由な発想で
出典: plaza.rakuten.co.jp
大きめなプランターを使って、数種類の花やハーブを自由に配置して植えてみましょう。プランターに入れる土は、盛りすぎてはいけません、ウォータースペースを3~5㎝ほど空けます。
創造力を働かせて、自由に楽しんで組み合わせを決めて植えてみると、もしかしたら失敗するかもしれないし、思ってた以上によい出来になるかもしれないし、それはなかなかやってみないとわからないものです。とにかく楽しんでガーデニングすることが長く続けるコツです。
ガーデニング用品と土選び
土の種類
出典: blogs.yahoo.co.jp
植物は根をはって土から栄養や水分を補給します。なのでガーデニングの基本は土にあります。
基本となる土の種類には、黒土、赤玉土、鹿沼土があります。
土壌改良用の土としては、腐葉土(ふようど)、パーライト、バーミキュライトなど。
植物の種類によって適切な土というのは違ってくるので、目的に合わせた土を配合する必要があります。
土の選び方
出典: item.rakuten.co.jp
庭にすでに土がある場合は、客土として土壌改良用の土を足して、ガーデニングに適した土壌を作ってあげます。
プランターや鉢植えの場合は、100%購入した土を使いましょう。上に土の種類をいくつか挙げましたが、実際に土を購入する際には「培養土」というものを選びましょう。培養土とは、園芸用として適した状態にあらかじめ配合されている土です。
培養土はさまざまな商品名で販売されています。花用、野菜用、観葉植物用など目的別に適切な配合がされているので、育てる植物の種類にあわせて選ぶとよいです。
便利なアイテム
出典: www.soulouposeto.gr
ガーデニングをするために、用意しておくと便利なアイテムは
・移植ゴテ(シャベル・スコップの小さなもの)
・ジョウロ (水やりに)
・園芸ハサミ (剪定ハサミよりも小さめのものが使いやすい)
・ガーデングローブ (手のひら部分がコーティングされてるもの)
だいたいこれくらい揃えておくと作業もはかどります。
自慢の庭画像
花壇作例
出典: plaza.rakuten.co.jp
色鮮やかな花やハーブがバランスよく配置されていて、陶器の置物もちょうどよいアクセントになっていたり、とてもかわいらしい花壇に仕上がってます。赤系統の多い花の中に黄色のマリーゴールドがひときわ目立っています、そして白系統の花が全体のバランスを整えるのに一役かってます。
手前に背の低い花、そして後ろに背の高くてふさふさとした緑のハーブ類といった構図は奥行きを感じさせますし、見た目の安定感も出てきます。
ベランダでのポタジェ作例
出典: www.sinsayama-garden.com
広くはないスペースですが、ひじょうにうまくアレンジされています。中央の寄せ植えも見た目がとてもキレイな組み合わせで参考になります。木柵がうまく使われていて、うしろの高い壁の存在を薄くしている効果がありますね。
ベランダガーデニング作例
限られたスペースの中でたくさんの植物を楽しむために、棚を多用することによってたくさんの鉢を置くことができています。おしゃれな雑貨もところどころに配置することで、明るく楽しい雰囲気の空間に仕上がっています。
スペースの有効利用で縦に積み重ねるという方法はひじょうに効果的ではありますが、棚の安定性や安全面には十分に気をつけてください。また、鉢の数が多いと水のやり忘れや調子の悪い植物を見落としたりしがちなので、見落としのないよう満遍なく気にかけてあげてください。
ベランダガーデニング作例2
出典: www.onekindesign.com
日当たりのよい開放的なベランダに、あまりごちゃごちゃと詰め込まずにさっぱりとした緑の空間が作られています。床に鉢を置き過ぎると床面積が狭くなってしまいます。こちらのベランダでは手すり下に設置された網棚が大きな役割を果たしています。
ガーデニングとは、広く造園や園芸のことをいいます。もともとは英国式の家庭での庭つくりが基本となっていましたが、今では広さや規模などはとくに関係なく、より一般的な植物栽培という意味で普及する用語となりました。
花の栽培や家庭菜園といった植物を育てるという要素だけではなく、柵や石畳、棚やプランターなど装飾の部分もすべて含めて楽しむのがガーデニングです。
出典: natex.jp
ガーデニングはただ単に花や植物を育てるのではなく、積極的にその敷地や空間をデザインして楽しむのがポイントです。まずは理想とする庭をイメージしてみましょう。
花が中心の場合は、特に色味のバランスがポイントとなります。ハーブ類も緑が中心ではありますが、白っぽいものから紅葉のような赤い色までけっこう多彩です。
成長した時の大きさも考えて配置することも大事です、はじめは小さくても成長するとずいぶんと大きくなる植物もあります。
マンション住まいで庭のない方でも気軽に楽しめるのが、ベランダガーデニングです。アイデアや工夫次第で、限られたスペースでも緑の豊かなガーデニングライフを送ることは可能なんです。
大きくて深めのプランターを用意すれば、野菜の栽培も可能ですし、実際に最近はそのようなかたちで家庭菜園をされてる方もずいぶんと増えてきています。
出典: shonan-slowlife.blogspot.jp
花や植物を育てる際には、種から、苗から、球根からといった方法があります。最初はまず苗からと球根からという方法で育ててみるのが簡単なのでおすすめします。
球根の花で代表的なものはチューリップやスイセンなど、その他にもたくさん種類はあります。植え付け方法は簡単そのもので、上下の向きだけ気をつけて、あとは土に埋めるだけです。
苗の植え付けの場合は、花屋さんやホームセンターで苗を買ってきて、あとは穴を掘って埋めて水をやるだけです。混みあわないように適切な間隔を空けることが大事です。土やプランターに関しては後ほど説明します。
花の種類は数えきれないほど多くて、紹介できるのはほんの一部となりますが、初心者にも扱いやすい花をいくつか紹介します。
サフィニア
「サフィニア」ナス科ペチュニア属。サフィニアは明るく色鮮やかな花がたくさんつく、つねに人気の高い品種です。成長してたくさんの花をつけるようになったら「花がら摘み」をします。花がら摘みとは、咲き終わってしぼんだ花を切り、取り除くことです。
もともとは多年草のようですが、寒い冬を越すことはまれなので、1年草として考えるとよいです。
ケイトウ
出典: niwafuku.blog.so-net.ne.jp
「ケイトウ」ヒユ科ケイトウ属。なかなか変った形をした色鮮やかな花ですが、名前の由来はニワトリの頭の「鶏頭」から来ています。そういわれると似てるような気もしますね。
ケイトウは暑さに強いので、暑い夏に枯れてしまう心配も少ない育てやすい品種です。さまざまな品種を寄せ植えする場合でも、おもしろい形で色もキレイなので、アクセントとして個性が光る存在となります。
多年草とは冬を越して2年以上を生き続ける植物をいいます。宿根草も多年草に含まれますが、宿根草は冬に葉や茎が枯れて根だけが地面の中で過ごします。
アジュガ
出典: blog.goo.ne.jp
「アジュガ」シソ科。紫やピンクのやさしい色あいと雰囲気のある花です。特徴としては根本で茎がどんどんと横に広がり根をはっていくことで、まるで周辺の地面を覆うかのごとく育っていくことです。もう一つの特徴として、耐陰性つまり、直射日光がそれほど届かない場所でも比較的よく育つという点があるので、柵や建物などで日かげになる場所や、ベランダなどにも最適です。
エリゲロン
「エリゲロン」キク科ムカシヨモギ(エリゲロン)属。やさしく素朴な印象でなんとなく心穏やかになるようなお花です。花色が白からだんだんとピンクに変っていくので、その色の変化や濃淡のグラデーションなど気長に楽しめます。
とても丈夫で大事に育てれば冬も越して、大株になります。
特に春夏には、太陽光に映える色鮮やかな花が似合いますね。
ガザニア
「ガザニア」キク科ガザニア属。くっきり鮮やかな色あいで存在感ばつぐん、とても目立ちます。暑さには強いものの多湿には多少弱いので水のやりすぎには注意が必要です。終わった花は栄養をとってしまうので、こまめに取りのぞいてあげると長く元気に育ちます。
明るく力強い印象の花で、なんだか見ているだけで元気を分けてもらえる気がしますね。
夏から秋にかけて咲く花と、秋に植えてそのまま翌年まで楽しめる花です。
センニチコウ
「センニチコウ」ヒユ科ゴンフレナ属。赤、白、紫、ピンクなど色も豊富。漢字では「千日紅」と書かれるように、ドライフラワーなどにしてもずっと長いあいだ色が抜けないので、よく利用されています。暑さや乾燥に強く、おもに夏から秋にかけて咲きます。
出典: www.kikuchi-seed.com
「パンジー」スミレ科スミレ属。街中や公園の花壇で誰もが見かけたことのある定番のお花、色の種類も豊富だし丈夫なので初心者にも育てやすいです。雪の降らない地域だと冬にも花をつけるので、秋に植えると秋冬春と長い期間楽しめます。
パンジーの花を一回り小ぶりにしたのが「ビオラ」となります。ビオラもパンジーと同じように、たいへん多く出回ってますので、気軽に購入して花壇に植えることができます。
出典: kurumi-pan.cocolog-nifty.com
多肉植物はとにかく乾燥に強くて生命力が高く、手がかからないのが魅力。種類も豊富なので飽きることもありません。気をつける点として水のやりすぎには注意が必要、もともと乾燥地帯の植物なので、月に数回の水やりで十分です。寄せ植えも比較的かんたんですが、最初は個々の鉢で育ててコツをつかむことをおすすめします。
出典: blogs.yahoo.co.jp
ハーブ類を栽培すると、さらにガーデニングの楽しみはどんどん膨らみます。ハーブはただ鑑賞するだけではなく、さまざまな活用法があります。例えばハーブティーであったり、アロマ、料理への活用など幅広く楽しめます。
バジルやクレソンなどはそのまますぐに料理に使えます。ハーブ類はコンパニオンプランツとしての機能を果たすものも多いので、その特性をよく知ればガーデニングや野菜作りの大きな助けともなります。例えばミントなんかはアブラムシを寄せ付けないという性質があります。
野菜の中で育てやすいナンバーワンは、ミニトマトでしょう。苗を買ってきて、植えたあとは支柱を立ててあげます。あとはそれほど手間もかかることなく育ってくれます。
その他に家庭菜園で人気の野菜としては、ピーマン、ナス、シシトウ、枝豆などが挙げられます。
適切な肥料の与え方も勉強して身につけると、より美味しい野菜が出来あがりますよ。
ポタジェ(potager)とは家庭菜園を意味するフランス語なのですが、おおまかなとらえ方をすると、野菜やハーブ、花などいろいろを一緒に植えて収穫や鑑賞を楽しむというスタイルです。
ポタジェをする場合には、コンパニオンプランツを意識して植物を配置します。コンパニオンプランツとは、かんたんな解釈として相性とか共栄としてとらえていただければよいかと思います。
この植物とあの野菜を並べて育てると、虫がつきにくいし成長もよくなる、そのような組み合わせがあるんです。逆に相性の悪い組み合わせもあります。
出典: bokupapa.cocolog-nifty.com
ポタジェのやり方ですが、あまり難しく考えずに、自分の好きな植物を好きなように配置して植えるという方法でよいと思います。気をつける点は植物が成長して大きくなった時のイメージをもって、あまり密集させずに適切な間隔を保つということ。
コンパニオンプランツを意識して野菜とハーブを組み合わせるという方法もありますが、初心者でそこまで考慮するのはちょっと難しいです。ある程度ガーデニングの経験を積んでから取り組むほうがよいでしょう。
出典: plaza.rakuten.co.jp
大きめなプランターを使って、数種類の花やハーブを自由に配置して植えてみましょう。プランターに入れる土は、盛りすぎてはいけません、ウォータースペースを3~5㎝ほど空けます。
創造力を働かせて、自由に楽しんで組み合わせを決めて植えてみると、もしかしたら失敗するかもしれないし、思ってた以上によい出来になるかもしれないし、それはなかなかやってみないとわからないものです。とにかく楽しんでガーデニングすることが長く続けるコツです。
出典: blogs.yahoo.co.jp
植物は根をはって土から栄養や水分を補給します。なのでガーデニングの基本は土にあります。
基本となる土の種類には、黒土、赤玉土、鹿沼土があります。
土壌改良用の土としては、腐葉土(ふようど)、パーライト、バーミキュライトなど。
植物の種類によって適切な土というのは違ってくるので、目的に合わせた土を配合する必要があります。
出典: item.rakuten.co.jp
庭にすでに土がある場合は、客土として土壌改良用の土を足して、ガーデニングに適した土壌を作ってあげます。
プランターや鉢植えの場合は、100%購入した土を使いましょう。上に土の種類をいくつか挙げましたが、実際に土を購入する際には「培養土」というものを選びましょう。培養土とは、園芸用として適した状態にあらかじめ配合されている土です。
培養土はさまざまな商品名で販売されています。花用、野菜用、観葉植物用など目的別に適切な配合がされているので、育てる植物の種類にあわせて選ぶとよいです。
出典: www.soulouposeto.gr
ガーデニングをするために、用意しておくと便利なアイテムは
・移植ゴテ(シャベル・スコップの小さなもの)
・ジョウロ (水やりに)
・園芸ハサミ (剪定ハサミよりも小さめのものが使いやすい)
・ガーデングローブ (手のひら部分がコーティングされてるもの)
だいたいこれくらい揃えておくと作業もはかどります。
出典: plaza.rakuten.co.jp
色鮮やかな花やハーブがバランスよく配置されていて、陶器の置物もちょうどよいアクセントになっていたり、とてもかわいらしい花壇に仕上がってます。赤系統の多い花の中に黄色のマリーゴールドがひときわ目立っています、そして白系統の花が全体のバランスを整えるのに一役かってます。
手前に背の低い花、そして後ろに背の高くてふさふさとした緑のハーブ類といった構図は奥行きを感じさせますし、見た目の安定感も出てきます。
ベランダでのポタジェ作例
出典: www.sinsayama-garden.com
広くはないスペースですが、ひじょうにうまくアレンジされています。中央の寄せ植えも見た目がとてもキレイな組み合わせで参考になります。木柵がうまく使われていて、うしろの高い壁の存在を薄くしている効果がありますね。
ベランダガーデニング作例
限られたスペースの中でたくさんの植物を楽しむために、棚を多用することによってたくさんの鉢を置くことができています。おしゃれな雑貨もところどころに配置することで、明るく楽しい雰囲気の空間に仕上がっています。
スペースの有効利用で縦に積み重ねるという方法はひじょうに効果的ではありますが、棚の安定性や安全面には十分に気をつけてください。また、鉢の数が多いと水のやり忘れや調子の悪い植物を見落としたりしがちなので、見落としのないよう満遍なく気にかけてあげてください。
ベランダガーデニング作例2
出典: www.onekindesign.com
日当たりのよい開放的なベランダに、あまりごちゃごちゃと詰め込まずにさっぱりとした緑の空間が作られています。床に鉢を置き過ぎると床面積が狭くなってしまいます。こちらのベランダでは手すり下に設置された網棚が大きな役割を果たしています。
コツ・ポイント
いかがだったでしょうか。ガーデニングをはじめて身近な生活空間の中に緑が増えると、気持ち的にもずいぶんと落ち着き癒やされるものです。また植物を大事に育てて順調に大きくなっていく姿を見るのは本当に楽しいものですよ。多肉植物などは、初心者でもすぐにでもはじめられますので、ガーデニングのスタートとしておすすめです。