最近日本でもパン屋さんや、輸入菓子コーナーなどで見かけることが多くなったビスコッティ。実は、イタリアの代表的なお菓子なんです。まだ食べたことない方もおいしい食べ方を知れば、一口ほおばりたくなりますよ。今回は、かんたんに作れるレシピやおすすめの食べ方をご紹介していきます。
ビスコッティとは
歴史あるトスカーナ地方のお菓子
出典: sweets.cake100.net
イタリアの代表的な焼き菓子、ビスコッティ。「2度焼いた」という意味のイタリア語で、イタリアの固焼きビスケットのことを言います。
トスカーナ地方の郷土菓子で現地では「カントッチョ」と呼ばれ親しまれている、100年を優に超す歴史のあるお菓子です。
イタリアの代表的な焼き菓子
ビスコッティは中世にトスカーナ地方にて誕生した伝統的なお菓子です。トスカーナ地方では「ワインやコーヒーに少し浸してから食べるもの」という風習が根付いています。
そのまま食べてもおいしいのですが、そのままだと固いままなのでコーヒーやワインに浸して食べるのが一番おいしい食べ方とされています。
長期保存がきく
このビスコッティは、オーブンで焼いたものを1度取り出し荒熱を取った後、一口サイズに切ったものを再度焼いて作られています。
2度焼くと水分がほとんどなくなるため、長期に保存が効くお菓子なんです。1度にたくさん作っておけば、しばらく楽しめますね。
コーヒーやワインに浸して
ビスコッティのおいしい食べ方は、コーヒーや甘口ワイン、ミルクティーなどに浸してからいただくのが一般的です。
そのまま食べてもおいしいのですが、2度焼きして水分がないため非常に硬く歯に危険も。おいしく食べるには、コーヒーや紅茶に浸して柔らかくしてからの方がおいしくいただけます。
イタリア文化のワインに浸していただくように、パーティーに用意しておくのもおしゃれですね。
ビスコッティの作り方
基本のビスコッティレシピ
【材料】2人分
卵1個、グラニュー糖90g、薄力粉80g、アーモンドパウダー40g、ベーキングパウダー小1、アーモンドホール60g、バター10g、強力粉少々
【作り方】
1. 薄力粉、アーモンドパウダー、ベーキングパウダーを合わせてふるいます。アーモンドホールは天板に広げ、200℃に予熱したオーブンで4分ローストしておきます。
2. ボウルに卵、グラニュー糖、常温に戻したバターを入れ、泡立て器で混ぜ合わせます。
3. 1のふるっておいた粉類を加え、ゴムべらで粉っぽさがなくなるまで混ぜ合わせる。アーモンドホールを加えてサッと混ぜ合わせます。
◎卵の大きさによって固さが変わるので、薄力粉で調節してください。又、練ると粘りがでるので注意!サッと混ぜ合わせて、サックリ仕上げるのがコツです。
4. 強力粉の打ち粉をした上でフランスパンのような形に整えます。
5. 180℃に予熱したオーブンに入れ、表面に薄い焼き色がつく位(20~25分)まで焼き、温かいうちにいったん取り出し、1~1.5cm幅に切きます。
6. 天板に切り口を上にして並べ、170℃のオーブンで7~8分乾燥するまで2度焼きしてできあがりです。
塩ビスコッティ
ワインにおすすめの、甘くないビスコッティです。
【材料】約15枚分
卵(Mサイズ)1個、砂糖小さじ1、塩・少々、粗挽き黒こしょう少々、パルメザンチーズ30g、薄力粉80g、ベーキングパウダー小さじ2/1、くるみ30g、セミドライイチジク2個
【作り方】
1. ボールに卵、砂糖、塩、黒こしょう、パルメザンチーズを入れて泡だて器でよく混ぜます。
2. 振るった薄力粉とベーキングパウダーを加え、カード(スケッパー)でさっくり混ぜます。小さく切ったくるみと切ったセミドライイチジクを混ぜます。
3. 打ち粉をした台に生地を出し、上にも粉を振りながら、軽く棒状にまとめます。
4. 天板に乗せ、幅約8cm・厚さ3cmに伸ばします。
5. 180℃のオーブンで20分焼きます。
6. 取り出して8mm幅にカットし、切り口を上にしてさらに15~20分焼きます。
保存する場合は、缶などにシリカゲルとともに入れて、湿気ないようにしてください。
ビスコッティのレシピいろいろ
混ぜるだけビスコッティ
出典: cookpad.com
混ぜるだけでできるシンプルなビスコッティのレシピです。生地は柔らかくなりますが、切る時には崩さないよう、ていねいに切っていきましょう。中に好きなドライフルーツを入れてもおいしいですよ。
ココアビスコッティ
出典: cookpad.com
砂糖無しでもほんのり甘く仕上がるビスコッティです。ホットケーキミックスを使うので誰でも美味しいビスコッティができますよ。ココア風味が子どもに人気です。
チョコチップビスコッティ
出典: cookpad.com
ホームベーカリーで生地はおまかせ、ほんのり甘さ&食感が後を引くビスコッティです。チョコチップを入れると、間違いないおいしさに仕上がります。ブラックコーヒーやストレートティーにぴったりです。
コーヒービスコッティ
出典: cookpad.com
コーヒー風味の生地で大人の味のビスコッティに。少ない材料でもかんたんにオシャレな大人ビスコッティができちゃいます。コーヒーとナッツの相性もばっちりですよ。
チアシード入りマクロビスコッティ
出典: cookpad.com
今話題の”チアシード”と”ココナッツオイル”を使用したビスコッティレシピです。かんたんでヘルシーな材料を使ってカロリーを気にする方にもおすすめのビスコッティです。
おすすめの食べ方
ミルクティに浸す
甘めのミルクティーを用意して、かりっかりのビスコッティを浸して食べる至福のおいしさです。子どもやコーヒーが苦手な方でも、ミルクティーならおいしくいただけるおすすめの食べ方です。軽いので朝食にもぴったりですよ。
ヨーグルトと一緒に
出典: kokoyuta.jugem.jp
朝食やデザートにも相性がいいビスコッティ。朝の定番ヨーグルトにもぴったり合うんです。甘さはお好みで、ヨーグルトにはちみつ、ビスコッティで栄養満点な朝食になりますよ。ビスコッティがグラノーラ替わりになりますね。さっぱりと食べたい時、おすすめの食べ方です。
コーヒーに浸す
定番!伝統のおすすめの食べ方はコーヒーにビスコッティ。コーヒーもブラックにしたり、ふわふわのホイップを入れたコーヒーにしたりバリエーションが楽しめます。
いろいろ試して自分の好みの食べ方を見つけてみましょう。コーヒーの種類だけでも、幾通りの味が楽しめますね。
ヴィン・サントと一緒に
出典: ristorante8ravieu.ti-da.net
ヴィンサントとは、トスカーナ州のパッシート(干しぶどう酒)で、キリスト教の聖体拝領の儀式で何世紀にも渡って使われてきた由緒あるワインです。
ヴィン・サントは、食後酒のことで、食後のお茶菓子として出される同じくトスカーナ州の地方菓子であるビスコッティ(カントゥッチ)と一緒にいただきます。
甘口ワインはビスコッティと一緒に食せば、最後までおいしさを引き立ててくれますよ。
歴史あるトスカーナ地方のお菓子
出典: sweets.cake100.net
イタリアの代表的な焼き菓子、ビスコッティ。「2度焼いた」という意味のイタリア語で、イタリアの固焼きビスケットのことを言います。
トスカーナ地方の郷土菓子で現地では「カントッチョ」と呼ばれ親しまれている、100年を優に超す歴史のあるお菓子です。
イタリアの代表的な焼き菓子
ビスコッティは中世にトスカーナ地方にて誕生した伝統的なお菓子です。トスカーナ地方では「ワインやコーヒーに少し浸してから食べるもの」という風習が根付いています。
そのまま食べてもおいしいのですが、そのままだと固いままなのでコーヒーやワインに浸して食べるのが一番おいしい食べ方とされています。
長期保存がきく
このビスコッティは、オーブンで焼いたものを1度取り出し荒熱を取った後、一口サイズに切ったものを再度焼いて作られています。
2度焼くと水分がほとんどなくなるため、長期に保存が効くお菓子なんです。1度にたくさん作っておけば、しばらく楽しめますね。
コーヒーやワインに浸して
ビスコッティのおいしい食べ方は、コーヒーや甘口ワイン、ミルクティーなどに浸してからいただくのが一般的です。
そのまま食べてもおいしいのですが、2度焼きして水分がないため非常に硬く歯に危険も。おいしく食べるには、コーヒーや紅茶に浸して柔らかくしてからの方がおいしくいただけます。
イタリア文化のワインに浸していただくように、パーティーに用意しておくのもおしゃれですね。
基本のビスコッティレシピ
【材料】2人分
卵1個、グラニュー糖90g、薄力粉80g、アーモンドパウダー40g、ベーキングパウダー小1、アーモンドホール60g、バター10g、強力粉少々
【作り方】
1. 薄力粉、アーモンドパウダー、ベーキングパウダーを合わせてふるいます。アーモンドホールは天板に広げ、200℃に予熱したオーブンで4分ローストしておきます。
2. ボウルに卵、グラニュー糖、常温に戻したバターを入れ、泡立て器で混ぜ合わせます。
3. 1のふるっておいた粉類を加え、ゴムべらで粉っぽさがなくなるまで混ぜ合わせる。アーモンドホールを加えてサッと混ぜ合わせます。
◎卵の大きさによって固さが変わるので、薄力粉で調節してください。又、練ると粘りがでるので注意!サッと混ぜ合わせて、サックリ仕上げるのがコツです。
4. 強力粉の打ち粉をした上でフランスパンのような形に整えます。
5. 180℃に予熱したオーブンに入れ、表面に薄い焼き色がつく位(20~25分)まで焼き、温かいうちにいったん取り出し、1~1.5cm幅に切きます。
6. 天板に切り口を上にして並べ、170℃のオーブンで7~8分乾燥するまで2度焼きしてできあがりです。
塩ビスコッティ
ワインにおすすめの、甘くないビスコッティです。
【材料】約15枚分
卵(Mサイズ)1個、砂糖小さじ1、塩・少々、粗挽き黒こしょう少々、パルメザンチーズ30g、薄力粉80g、ベーキングパウダー小さじ2/1、くるみ30g、セミドライイチジク2個
【作り方】
1. ボールに卵、砂糖、塩、黒こしょう、パルメザンチーズを入れて泡だて器でよく混ぜます。
2. 振るった薄力粉とベーキングパウダーを加え、カード(スケッパー)でさっくり混ぜます。小さく切ったくるみと切ったセミドライイチジクを混ぜます。
3. 打ち粉をした台に生地を出し、上にも粉を振りながら、軽く棒状にまとめます。
4. 天板に乗せ、幅約8cm・厚さ3cmに伸ばします。
5. 180℃のオーブンで20分焼きます。
6. 取り出して8mm幅にカットし、切り口を上にしてさらに15~20分焼きます。
保存する場合は、缶などにシリカゲルとともに入れて、湿気ないようにしてください。
混ぜるだけビスコッティ
出典: cookpad.com
混ぜるだけでできるシンプルなビスコッティのレシピです。生地は柔らかくなりますが、切る時には崩さないよう、ていねいに切っていきましょう。中に好きなドライフルーツを入れてもおいしいですよ。
ココアビスコッティ
出典: cookpad.com
砂糖無しでもほんのり甘く仕上がるビスコッティです。ホットケーキミックスを使うので誰でも美味しいビスコッティができますよ。ココア風味が子どもに人気です。
チョコチップビスコッティ
出典: cookpad.com
ホームベーカリーで生地はおまかせ、ほんのり甘さ&食感が後を引くビスコッティです。チョコチップを入れると、間違いないおいしさに仕上がります。ブラックコーヒーやストレートティーにぴったりです。
コーヒービスコッティ
出典: cookpad.com
コーヒー風味の生地で大人の味のビスコッティに。少ない材料でもかんたんにオシャレな大人ビスコッティができちゃいます。コーヒーとナッツの相性もばっちりですよ。
チアシード入りマクロビスコッティ
出典: cookpad.com
今話題の”チアシード”と”ココナッツオイル”を使用したビスコッティレシピです。かんたんでヘルシーな材料を使ってカロリーを気にする方にもおすすめのビスコッティです。
ミルクティに浸す
甘めのミルクティーを用意して、かりっかりのビスコッティを浸して食べる至福のおいしさです。子どもやコーヒーが苦手な方でも、ミルクティーならおいしくいただけるおすすめの食べ方です。軽いので朝食にもぴったりですよ。
ヨーグルトと一緒に
出典: kokoyuta.jugem.jp
朝食やデザートにも相性がいいビスコッティ。朝の定番ヨーグルトにもぴったり合うんです。甘さはお好みで、ヨーグルトにはちみつ、ビスコッティで栄養満点な朝食になりますよ。ビスコッティがグラノーラ替わりになりますね。さっぱりと食べたい時、おすすめの食べ方です。
コーヒーに浸す
定番!伝統のおすすめの食べ方はコーヒーにビスコッティ。コーヒーもブラックにしたり、ふわふわのホイップを入れたコーヒーにしたりバリエーションが楽しめます。
いろいろ試して自分の好みの食べ方を見つけてみましょう。コーヒーの種類だけでも、幾通りの味が楽しめますね。
ヴィン・サントと一緒に
出典: ristorante8ravieu.ti-da.net
ヴィンサントとは、トスカーナ州のパッシート(干しぶどう酒)で、キリスト教の聖体拝領の儀式で何世紀にも渡って使われてきた由緒あるワインです。
ヴィン・サントは、食後酒のことで、食後のお茶菓子として出される同じくトスカーナ州の地方菓子であるビスコッティ(カントゥッチ)と一緒にいただきます。
甘口ワインはビスコッティと一緒に食せば、最後までおいしさを引き立ててくれますよ。
コツ・ポイント
いかがでしたでしょうか。コーヒーや紅茶などに浸して柔らかくすることで食べやすく、イタリアの伝統を感じながらおいしく楽しめることができます。生地にも味を着けてみたり、中に入れるナッツやドライフルーツにも凝ってみると楽しいですよ。長期保存も可能なので、いろんな食べ方を試してみてください。